山吹色の夜   作:サバの缶ずめ

8 / 10
本当に申し訳ございませんんん!!!
約2年近く新作を投稿しないとかいうあれでしたので、かなり僕も悩んでました。(正直ネタが思い浮かばないとこはあった)



8話 久々の再会

「へー。お前も大変なんだな。俺も新生活で心細かったってのはあったしお前の元気な顔見られて安心した」

「そっくり右に流す」

「俺は友達がようやく出来たとこだよ。ほんとに友達が居ないと生活が出来ないってのを肌で感じた気がする」

 

こんな天才でもコミュニュケーション能力は一般に近いのか。少しの安心感を覚えてしまった自分が情けない気もしてしまった。

 

それから少しして色々な日常の事。近辺であった事。面白いと思うような話を再度繰り返した。他人から見てしまえば面白くも中身も無い話。でもその1つ1つに意味があり普段の不安や普段の気遣しさを紛らわすような言葉があり話が次から次へと弾むように流れていく。

 

(バンドが好きな彼の為に一応話しておくか)

 

「そいやあさ。poppinpartyってバンド知ってる?」

「あー。ごめん分からんわ」

「そうか。いや実はな」

 

それからpoppinpartyについて軽く説明した。がやはり分からないと言う意思は変わらず断念した。智也が普段行ってるcircleではココ最近は主に2つのバンドを推している。

 

¨Roselia¨ ¨afterglow¨

 

Roseliaは本格的なバンドでプロの世界でも肩を並べれるんじゃないかと囁かれているレベルらしく、afterglowは多少の荒削りさはあるものの幼馴染や友達の仲で結成されたバンドが短期間でここまで出来るのは天才の域と評されていた。

 

智也が熱弁している姿を見て彼は何も変わっていないなと心から思えた。たった1年ではあるが中学生から高校生になり色々な悩み事も増えた。中身を見てしまえば1年では足りない程の容量だろう。だが昔話した事・癖・趣味は変わっていない。そして心から安堵できた。

 

 

「そいやあ今日poppinpartyの練習風景を見に行こうって誘われたんだけど智也来る?」

 

「ごめん。今日はちょっと学校の奴らと集まる約束してるんだ。せっかく誘ってくれたのに悪いな」

 

「いやこっちこそ。また機会があれば見に来てよ。必ず満足させるからさ」

 

「おっ!言ったな?」

 

「もちろん!次また会える時連絡くれよ」

 

「じゃあそろそろ行くから。また今度!」

 

そう言い智也は腰をかけていたベンチから立ち上がり歩き出した。

 

 

 

完全に姿が見えなくなるのを確認してポケットに入れていた携帯を取り出した。待ち受け画面と共に表示されていた時刻は7時58分。動き出すのにはちょうどいい時間帯だ。

 

「ここから歩いて行けば8時15分~20分辺りにつけるはず」

 

再びポケットに携帯を仕舞い30分ほど居た公園を後にした。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「いらっしゃいませ~。って橋本くん来た~」

 

「お世話になります。よろしくお願いします」

軽く会釈をして山吹ベーカリーの店内に入る。

 

「結構早めに来たね~。まだ誰も来てないから中入ってていいよ~」

 

「大丈夫ですよ。外で待っておきますね」

 

「ええー。まあまあそう言わずに中入りなよ」

 

「それならお言葉に甘えてそうさせてもらいます」

 

半ば押し切りのような形だが関係者以外立ち入り禁止ラインへと入ってきた。

と言っても自宅兼パン屋なので中は何の変哲もない自宅である。

 

その後5分ぐらい経たずにお店の入口で声が聞こえた。「さーや!おはよう!」と言う声が。噂に聞いていたバンドメンバーの方であろう。と同時に山吹さんが「来たよ~」と言う声を発した。

 

「そうだそうだ。紹介しておくね。私の友達の橋本くん。今日はバンドの練習を見たいということで誘ったけど良いよね?」

 

一通り山吹さんが話をつけてくれたお陰で軽い自己紹介のみで内容をある程度理解してくれた。それ以上にメンバーの方はとても良さそうな人達でそっと肩を撫で下ろした。詰め詰めでのスケジュールの中

 

本来ならここでパンをご馳走してくれるはずだったが客様に自慢の演奏を見て欲しいと言う戸山さんの発言により無くなりスタジオへと足を運ぶ事にした。

 

 

道中は10分~15分程で途中信号を挟んでも20分はかからないほど。その間にも詰め込んで考えている人、一方でリラックスして談話を取っている人もいた。一定の距離を詰めることも大事だと思うが初対面という事実に変わりはない。「優しい」「コミニュケーションが取れる」 この様なタグがあってもそう簡単には踏み出せないのが現状なのであると共に隔離されている感じがして少し背徳感を感じたのに間違いはなかった。

 




いかがだったでしょうか?
この系列は何も思い浮かばなかったに近いので今後是非期待していただけたらなあと思います。
ではまた
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