プラマイ!〜世界はプラスとマイナスから〜   作:梨味

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熟成させても文才のほうはなに一つ成長していなようだ。ということで、少しずつ見ていただけたら幸いです。


プラマイゼロの日常-1
プラマイ・001「中坊とアホ教師」


ー世界は、絶対値0-ゼロ-から始まったーその後、世界という針は、正の方向にも、負の方向にも振れたらしい。世界46億年の歴史では、正の方向に振れていた時代の方が長いだろう。しかし、再び世界という針は、負の方向に振れ出していくそうだ。ある少年と、その取り巻きと共に…

 

 

 

 

 

「じゃあ、始めますか」淡々と原稿を読み上げる主人公、男・前山。

「ほれほれ、初回なんだからちゃんとやれこのゴミムシアライゾウリムシが」

どこかのゆっくり実況者のネタで毒を吐く女、青村 文。

「うわぁ…収拾付かなそうっすねこれ」

嫌な予感しかしてない結構フツーな女、園枝 玲。

「落ち着き落ち着き。とりあえず始めようや」

関西弁を使いこなすはんなり男、室生 啓。

 

 

 

「あれ、ここは…」

「はて、気を失っていたのか」

「らしいね」

「そのようやな」

4人が目を覚ますと、そこには見慣れた、何ら変哲のない、自分たちの教室があった。

「さっきまで何をしていたっけ」

「「「玲さん、それ以上はダメ(アカン)」」」

「は、はぁ」

玲以外の3人が息を合わせるかのように警告する。まるで鉄のように。

「まぁ、そんなことはいっか」「だな」「せやな」「そうだね」

「あなたたち、誰が喋ってるか分かりませんよ?」

「「「「そ、その声は…疫病神!」」」」

「とりあえず、テスト点、全員20点減で」

「「「「誠に申し訳ございませんでした」」」」

 

 

「古佐和先生?その、真紅に染められたファイルは?」

「前山、お前の好きなRedの話はしてねぇ。まぁ、とりあえず見ろって渡されたもんだから中身はまだ知らん」

先生が脇で抱えている赤いファイル。なぜか鍵が取り付けられているという厳重仕様。人というのは、見るなと言われると見たくなるという性である。

「じゃあ、鍵を開けましょうよ」

「だが、鍵が無いんだよ」

「「「「じゃあ、ぶち壊しましょう」」」」

「狂気的だなオイ!」

平和な昼下がりの教室で、4人揃って『ぶち壊す』発言。いかに現代人がすぐに強硬策に出るかが、よく分るであろう。

「壊すのもあれだ。ここにキーピックがあるじゃろ?」

「先生それはそれでめっさ恐ろしいで」

なぜ普通の中学校で働く一教員が大体秘密工作でしか使わなそうなキーピックを持ち扱えるのか強い疑問を抱くが先に進もう。

「ん、なんかこの鍵開きづらいな」

「いや開けようとしている時点ですごいと思うのは青村文、私1人だけか!?」

「Don't worry Aya.私もそう思ってる」

4人はそんなことを思いつつ、古佐和先生は手慣れた手つきで鍵を解錠していく。この人、前世は鍵開け師かC.I.Aかなんかの工作員か?

「お、開いた」

「「「「おぉー」」」」

見事に開き、感嘆する中坊4人。

「それで、中身は何や?」

「何だろうね〜?」

「待て待て、まず確認するから」

そう言うと、先生は4人に見えないように内容をチェックする。すると…

「ブフッ」

中身を見るなり、噴き出した。どうやら、生徒が見ても良い書類であることは確からしい。しかし、内容がさらに気になってくるのである。

「見ていいんですよね?」

「いいが…まぁ、後悔したくないなら、見ないことを勧めるがな」

「「「「?」」」」

意味深な言葉を残し、閉じたファイルを置いて先生は教室から去っていった。いや、逃げるように去っていった。

「じゃあ、見てみよか?」

「いやぁ、別に生徒が見る必要なんて1ミリもないわけだし、見なくたって…」

「「見るぞ」」

「えぇ…」

何かを察知したような玲。少し間隔を他の3人と開けている。

「「どれどれ………ブチ◯す」」

「なに物騒なこと言うとんねん」

ファイルの中身を見るなりいきなり罵倒!前山、青村、2人のオーラが怒りに変わっている。

「なぁ啓」

「な、なんや(声にドス効いてるなぁ)」

「うすい塩酸じゃなく、塩酸原液を用意してくれ」

「こわっ!というかできへんわ!!」

目から光が見受けられなくなった怒りだけに浸食された前山。今にも全人類を手にかけそうな表情をしている。

「ねぇ玲さん?」

「何でございましょう?」

「人を1人殺めても、いいよね?」

「ダメですよ?」

急に狂気的殺人鬼に変貌する青村さん。普段は割と男勝りな喋りだが、柔らかい口調になった。しかし、言っていることが凶悪犯罪者のそれなのでアウト。

「なら、今から授業なんだ?」「なになに?」

「「(これを言ったら、本格的に行動に移しそう(やな)…)」」

すでに知っているくせにわざわざ確認するあたり、悪さが頂点に達している。

「はいこんにちはー理科やるよー」

「「あ」」

彼女が入ってきた瞬間に、終わりを察する園枝、室生。半径5mから離れる防御体制を取る2人である。この女理科教師こそ、前山、青村の憎き…

「「そろそろ退職しましょうか?井間先生?」」

「まぁまぁ落ち着きたまへチミたち。あのファイルの中身は真実じゃろ?」

「やはりテメェか…」

「今日という今日こそは教育委員会に通報し、ひき肉レベルで粉々にしてやる…」

「どうぞどうぞ♪ま、無駄な足掻きだろうけどね♪」

「「くっ」」

 

 

「いやぁ、どちらもくだらないねぇ」

「そうやなぁ」

「まぁ、完全に井間先生が戦犯だけどねぇ」

「ところで、ファイルの中身って何や?」

「『男女中学生に下ネタを言い続けるとどうなるか』という実に発想が男子中学生チックなものでございます。いやぁ、教採試験通った人とは思えませんね!」

「実は免許あらへんとかか?」

「さすがにそれはねぇ」

「どうしてあんなトムとジェリーみたいな感じなんや?」

「さぁねー。ま、そんなことより理科を出そうか」

「そやな」

 

 




たかが2250字程度で疲れる引きこもりです。面白いでしょうか?
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