2015年5月25日に投稿されたものですね、マイクと来てやってみた感満載なものです。

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白猫歌劇大会

ここは飛行島、様々な人が住民としてここに暮らしている。

そんな飛行島は何時ものように賑わっていたようである。

 

 

 

 

飛行島 -広場-

 

「私の…!」

 

「あちしの…!」

 

「わっ…わたわた…!」

 

「うーん…やっぱりパンちゃん、まだ緊張が抜けきらないかー」

 

今現在の飛行島にはもう少ない空きスペースにてサーカス団出のピレスタとモモがウサギネクロマンサーのパンと何かをしていた。

 

「でもこのあがり癖をどうにかしないと優勝は難しいですよね、モモ先輩?」

 

「あぅ…ごめんなさい……」

 

「んーでもね…他のチームより勝負には勝てるはずだし…とりあえず楽しんでいこうよ?」

 

彼女らは三人で踊ったり歌っていた。

 

『そんな彼女らは近日迎える歌劇大会に向けて猛レッスンをしていた…!』

 

…だが歌劇と言えどもオペラ限定だけではなく歌を歌っていればOKというごちゃ混ぜなジャンルで競い合う。

 

『そして…!その大会の優勝者にはあのアイドル中○しようこの使っていたとされる…真・ギガントマイクが使えるようになるのだ!!』

 

でも状態異常にならないと基本性能がそこそこ良いぐらいしか利点が無いけども。

 

『…だが!参加者は皆やる気満々!一部はそのマイクを使えない人も参加して…!』

 

 

さてさて…日は進んで…

 

 

 

 

 

歌劇大会当日

 

「皆さまお待ちかね!飛行島歌劇大会の開催式を開始いたします!!」

 

飛行島のライブステージ周辺には飛行島の住民のほぼ全員が群がり、ステージ上には長机と錨をモチーフにしたマイクを携えた少女がいた。

 

「司会進行は最近波に乗るカモメが全力で務めさせていただきます!ではでは!今回の歌劇大会における審査員は登場お願いします!」

 

ステージ袖からは四人の人と人らしき人みたいな人も出てきて、それぞれ席に着いたた。

 

「……あれ?聞いた話では審査員は五人だって…?」

 

「何やら『大事な用事が出来ちまった!悪ィ!』とザックが言っておったぞ?」

 

席に着いた四人のうち黒髪で角の生えた男が少しぐったりとしながら答えた。

 

「…大事な用…?…でもこの大会は止められないのでこのまま審査員の紹介に行きます!ではまずは最近フローラルなオーラを発している様に見えるセイクリッド家のお嬢様のアンナさんです!」

 

「ごきげんよう、可愛いものがあればよろしいのですがね?」

 

「ではではー次は私同様に波に乗れたラファエル騎士団…ではなくて!吸血鬼の王様のヴィルフリートさんです!」

 

「我も歌おうと思うが頼まれた上に、シャレをかまそうにもタイムアタックイベントで疲れた…」

 

「んでもって最近覚醒主人公に出番を奪われつつある亡霊海賊のエドガルドさんです!」

 

「カァー!そんな事ァ言うんじゃねえよォ!?ステータス的には小僧よか上なんだよォ!」

 

「はいはい…では本来は双剣職のザックさんですが用事があるとかで欠席で…最後に肉まん大好き雪おん…な?」

 

カモメは手にしているマイクを落としそうになっていた。なぜなら肉まん大好き雪女のロッカの席には赤い鍋を被ったような帽子を被り青色の眼と明るいブラウン色の短髪の男がドッスリと座っていた。

 

「えっと…?お言葉ですが…誰ですか?それとロッカさんは…?」

 

「んん?俺か?フッ…」

 

フッとカッコつけながら審査員の机の上に立った。

 

「俺は刺激を求める激辛料理人…ラーウェイだ!\ドーン!/」

 

ラーウェイと名乗る料理人は自分の机の後ろから火を爆発させた。

 

「あちちっ!?何なんですか貴方は!?それより…ロッカさんは!?」

 

「ん…?そのロッカってのは?」

 

「肉まん大好きな雪女さんです!知ってますか!?」

 

「ロッカって名前は知らんが…確か肌が少し冷えるような少女に、この俺様特製の激赤肉まんをやって……火を吹いていたような…?」

 

ラーウェイは懐から色が真っ赤で薄ら赤い湯気が立っている肉まんを取り出して頭をかいていた。

 

「火を吹いていたって…大丈夫なんですかね…?」

 

「安心しな、俺の料理は人を辛くはさせるが溶かしたりしないさ…!」

 

「(でもロッカさんは雪女だから…大丈夫なのかな…?)えっと…ともかく!審査方法は多数決ではなく点数制なので四人だろうが五人だろうが大丈夫なので!このまま進行いたします!ではこれより開催です!」

 

カモメは顔に不安を抱えつつも、歌劇大会は始まった。

 

 

 

 

 

「まずはエントリーNo.1は私とフォースターで同期の歌うエルフと同居している二人で、チーム名はろけんろーエルフズです!」

 

舞台の袖からはそさくさとクライヴとデューイとアマーリエが出てきて三人とも普段着る姿ではなく、革ジャンを身に付けクライヴはルーンギターを持ちデューイはルーンドラムを持っていた。

 

「皆さん!ろけんろーエルフズです!私達のろけんろーを聞いて下さい!!」

 

「さーてと、ん?どうしたクライヴ?」

 

アマーリエがステージを見に来ている皆に挨拶をしている最中、デューイは驚いた顔をしているクライヴを見た。

 

「…アマーリエのろけんろーに協力したが…ここまでになるとはな…」

 

「まぁ…俺も予想外というか…ここまで来たらやるきっきゃ無いでしょ?」

 

「そうだな…行くぞ!」

 

「「「ろけんろー!!」」」

 

格好や楽器こそ激しくロックであったが、流れた歌はエルフの麗しい美声とロックが調和された音楽であった。耳をすます者もいれば何故かヘトバンをする兵士が多発し首を痛めたらしいが、誰もそんな事は気にしてない。

 

「さて、素晴らしい演奏でした!それでは審査員の人に一言頂戴しようかと思います、まずは…アンナさんいかがでしょうか?」

 

「…そうですわね…まぁ可愛いとは言い難くも魅力的な音でしたわ…!」

 

「そうですか、それではラーウェイさんはどうでしたか?」

 

「まぁ…俺に言わせりゃもっと辛口でも構わんかったな?」

 

「そうでしたか、では点数の発表です!なお点は5点制となっております!」

 

カモメがそう言うと審査員らは点が書かれた看板を掲げた。

 

「…3点だな…」

 

「…えぇ、4点ですわ。」

 

「まぁ2点だな、辛さが足りん。」

 

「まァ…3点でよくね?」

 

「其々3・3・4・2と合計点数は13点でした!滑り出しには良い点数だと思います!ではこの点数は如何でしょうか!?」

 

「13/20だからそれでいいんじゃないか?」

 

「私は皆に私のろけんろーを聞かせて良かったと思うから、点数は気にしてないの~♪」

 

「それにしてもカモメちゃん…随分逞しく…」

 

「セクハラ発言はガン無視して次いきましょうー!」

 

「…。」

 

「デューイ…」

 

「らららる~♪」

 

 

 

 

 

 

 

「さぁーて!エントリーNo.2は…しみったれ組…?」

 

カモメは次の奏者のチーム名を読み上げ先程と同様に舞台袖から三人組が現れた。その三人組はエレサールとダンテとハオが現れ、エレサールとダンテがマイクを持ってハオはルーンラジカセを持ってきた。

 

「皆の衆我らはしみったれ組!使われずに編成の中の最下層にいる者だ!」

 

「そして同時に主人公(RASN)達と一戦交えた者達だ!」

 

「…僕は敵対すらしてないけど…」

 

「えっと…ではよろしくお願いいたしますね?」

 

「やるぞ!エレサール!」

 

「あぁ!聞け!これぞ男たちの悲しき讃歌だぁ!」

 

「(メイリン…妹よ今はこの惨めな兄を見ていてくれ…いずれ神気覚醒したら…!)」

 

そして流れる曲は悲壮感溢れそうな演歌みたいな音楽が流れた、ステージを見ているオーディエンスらは半数は沈黙しているが半数より少ない人数は涙を流していた。なおデューイは呪われた拳を装備して沈黙している。

 

「えーと…さてと採点に…ってもう挙げている!?」

 

先程の採点では各々様々な顔をしていたが、この時は皆一様に冷めた眼をしていた。

 

「えーと…2で3で1と2…つまり…8点ですか…では次いきましょう!」

 

「待てぇ!納得いかんぞ!」

 

「そうだ!10にも満たないとはおかしいぞ!?」

 

「…僕は別に構いませんがね…」

 

採点の結果に納得がいかないのかエレサールとダンテはハオを引き連れてやって来た。

 

「では次は…!」

 

「「無視か!?」」

 

「…神気覚醒…まだかな…?」

 

そしてその後も歌劇大会は続きダビィとミィニャとクリストファーの南の探検隊はメンバーのクリストファーがいないせいで失格になったり、クローとコジロウとハオの和風歌劇組ではハオは先程のよりも輝いていて点数は12点だったり、アイリスとキャトラとハーティの仲良しコンビは14点と現在はアイリス達が暫定一位となっていた。

 

「さて!この歌劇大会もあと二組となりましたが、最後まで全速前進です!エントリーNo.6はコヨミちゃん率いるケモノミミコーズです!」

 

「はーい!」

 

「キャウ!キャウ!」

 

「少しやってやりますか!」

 

舞台袖からは巫女服のコリンとコヨミの二人とタローが一匹が元気よく飛び出したが。そしてその背後から一回りでかい影も出てきた。

 

\ポキュ…ポキュ…/

 

観客と審査員とカモメは驚愕していた。そのでかい影がポキュポキュと聞こえる謎の足音をしているのも驚き出てきたのがかの○ン太君のような動物じみた着ぐるみを着た者であり、ボディーは黒紫で染まり所々に呪文のような文字があり、眼が真っ赤に染まりまたあちらそちらに黒紫の塗り残しの茶色い部分があるような着ぐるみをしていたことである。

 

「もっぶ!」

 

声は可愛いとは思えるが…その外見ではちっちゃい子供も寄り付かない感じてある。

 

「もっぶ!もっぶ!」

 

「うん!にー…」

 

「おおっと!?それ以上は言ってはいけないって!?」

 

「んぐぐ…!」

 

「キャン!キャン!」

 

「んも!もっぶもっぶ!もぶぶー!」

 

「えっと…何て言っているのかな…?」

 

「んー?俺の歌を聞けー!!…とか?」

 

「分からんのですか!?」

 

「いやー私には理解は難しいかと…」

 

「てか誰ですか!?この人(?)は!?」

 

「それは秘密事項なんで…」

 

「……ともかくケモノミミコーズです!どうぞ!」

 

「がんばります!」

 

「キャゥン!!」

 

「綺麗に化かすよー」

 

「もぶー!」

 

コヨミとタローは元気よくそして可愛く踊り歌い、コリンは様々な物や者に化けて舞い踊り、着ぐるみはトライアングルとかタンバリンとか様々な楽器を持ち替えて演奏していた。そして演奏が終わり審査員の評価の時間となり、審査員らは看板を挙げていた。

 

「ムッ…着ぐるみ君のデンジャラス感とケモノミミっ子の可愛さのマッチングはベリーナイスだ!4点だ!」

 

「あの着ぐるみさんは少し怖いですが…コヨミちゃんとタローちゃんで可愛さ成分補給できたら…4点ですわ。」

 

「…3点…」

 

「…ふゥん…なァるほどな…まァいいだろ…4点だなァ…」

 

「合計は…15点!アイリス達の14点を抑えました!」

 

「やったね!コヨミにRASN!」

 

そして会場内は静寂に包まれた。

 

「……キャウ!?」

 

「あ…」

 

「えっ…」

 

「…もぶ…!(…ヤバ…!)」

 

「RASN…って事は主人公…」

 

「あー…」

 

「キャン!!」

 

「もぶぶぃー!!(逃げろぃー!!)」

 

RASNはコヨミを抱えて三人と一人は舞台袖へと逃げ込んだ。

 

「きゃうん!?にーに…もう少し優しくしてよ…」

 

「もぶん…(ごめん…)」

 

 

「えっと…トラブル…?なのかよく分かりませんが現在はケモノミミコーズが一位で残りはあと一組となりました!それでは最後はパンちゃん率いるウサギサーカスです!」

 

「「レッツ!ショータイム!」」

 

「よろしくお願いいたします…」

 

舞台袖からは玉に乗ってやって来たピレスタとモモが元気よく出てきて、その後ろからはパンが顔を真っ赤に染めながらやって来た。

 

「おや?パンちゃんは少し緊張してるのかな?」

 

「あうう…」

 

「なんにせよ!泣いても笑ってもこれが最後なので張り切っていきましょ…」

 

「待たんかー!!」

 

突然ステージ中に激しくも母親のような声が響き渡った。

 

「え…?」

 

そしてステージ上空には世界に幅を効かせる、連邦のマークが付いた飛行船が飛んでいた。

 

「ふぇ…!」

 

「妾の出番無しにこの舞台を終わらせてたまるものか!」

 

そしてその船頭には銀髪でオレンジ色の瞳でアレがデカイ女性が立っていた。

 

「何…!?」

 

「ふっ…今行くぞ!…チュウ!」

 

船頭の女性は某反戦映画の帰還兵よろしくの飛び込みで、飛行船から飛び出した。そしてそれを目撃していた飛行島の住民と飛行船の乗り組み員は驚愕していた。

 

「い…いくら何でもあの高さだと…危ないですよ!?」

 

「大丈夫だぁ…」

 

「何ですか!?この赤い獣は!?」

 

マイク片手に心配するカモメの隣に木の弓を持ち、悟りきったような眼をした獣人がやって来た。

 

「何度も飛んでいる僕には分かる…あの程度の高さで簡単にはいけないさ…」

 

「あっ…あの…?」

 

そう言い残すと獣人はその場を去った。

 

「何なんですか…?…ってそんな事より!誰かクッションになりそうなASを持ってる人はいませんかー!?」

 

そういうやり取りの最中落ちてくる女性はもうすぐでステージに到達しそうであった。

 

「俺の中華鍋は…駄目そうだな…!」

 

「うーん…コヨミちゃんなら雪だるまで…ってそれもそれで駄目か…」

 

「あちしのボールだと反動で弾んじゃうねー」

 

「優しくソフトキャッチしてくれるスキルがないー!?」

 

もしこの場にネムとかフローリアとかしゃーおらーの人がいれば解決できたものを…!

 

「ぶっ…ぶつかるー!?」

 

「…ふぎぃ…!」

 

案の定鳥にもなれずステージに大の字にうつ伏せで沈んだ。

 

「大丈夫…じゃありませんよね…?」

 

「うぐぐ…あの獣人共め…聞いた話とは違うではないか…」

 

「あの…大丈夫ですか?」

 

カモメが恐る恐る女性に近づきその様子を伺うが、女性はキッとカモメを一瞥しパッパッと服につく埃を払い空を見上げた。

 

「イシュプール!ガブリー!お前たちも降りてこんか!」

 

「はいはいインヘルミナさん…にょろりとやって来ますよー。」

 

「じゅるる…」

 

女性の怒声と共に船内から白く長髪で腹と蛇二匹を出している青年と、金髪で少し子供っぽい服装をして口からは少し涎を垂らして青年のにょろにょろとしている蛇を凝視していた。

 

「が…我慢できない…ガッ…ガブリンチョ!」

 

声と一緒の効果音で蛇に噛みつき、ガブリーはイシュプールの蛇をハムハムとガブガブとしていた。

 

「おっと…ガブリーちゃん…あまり蛇を噛まないでくれるかな…?意外とね…うん…あれだ…」

 

「ガブガブ…!ふっ…ぐきき…まっ…前掛けがぁ…」

 

蛇の頭が口の中に入り込むとガブリーのかけている前掛けが喉を締め付けてきて、ガブリーは苦しみ始めた。

 

「それでも離さないか…まぁ…そのままでいいか…」

 

イシュプールはガブリーを噛みつかせながらもう一つの蛇を利用して、ライブステージに降りてインヘルミナの側に立った。

 

「よし、この歌劇大会は三人以上が出場条件でよいな!?」

 

「え…えぇそうですけど…」

 

「なら…条件はクリア…、妾も歌うぞ!」

 

「…すみませんが…エントリーされてない方の参加は少し…」

 

「誰か!マイクをここに持たぬか!?ん…?そのマイクでよい!」

 

「きゃあ!?わっ…私のモチーフマイクがぁ…」

 

カモメは何とかインヘルミナを説得しようとしたが、インヘルミナは聞く耳持たずにカモメのマイクを奪い取った。

 

「…ふむ…使えるな…」

 

「あの…ウサギサーカスの出番なので…」

 

「そうだァ!さっさとステージから降りなァ!」

 

審査員席からエドガルドが飛び出し、インヘルミナに睨みをきかせた。

 

「何だ?身なりから見るに…海賊か…まぁなんというかベターな亡霊海賊…どこぞやの不思議な木の実に出てきそうだな。」

 

「ケッ…ケェハハハァ!!随分腰の座ったお嬢さんだなァ…!海賊相手にそこまで言うとはよォー!」

 

「(…でも、エドっぴーとか前回コヨミちゃんにおじさん呼ばわりされてるけどね…)」

 

少し離れてそれを静閑しているカモメはそう思ったが、声には出さなかった。

 

「ふむ…だがその豪快さは中々…どうだ?妾の下に入らぬか?」

 

「ケェッ!そんなのは願い下げだなァ!」

 

インヘルミナはエドガルドを勧誘しようとしたが、エドガルドはそっぽを向いた。

 

「ふむ…ならば、お前を征服してやろう!」

 

「んだとォ!?そっちが征服ならこっちは略奪してやんよォ!」

 

「ふふ…食らえ!」

 

\ふに…/

 

「んほぉ!?」

 

インヘルミナはおもむろにエドガルドを手を掴むと、インヘルミナの挟める所に挟んだ。

 

「なっ…何しやがる…!?」

 

「ふふふ…征服だよ海賊…どうした…もう屈するか?」

 

「くっ…屈しねェ…屈しねぇぞ!!」

 

「ならばもう少しハードに行こうか…!」

 

「んな…んほぉー!?」

 

 

 

 

 

 

…暫くして…

 

「あがが…」

 

「ふむ…この程度で倒れるとは…情けない…」

 

ステージにはエドガルドが赤面で体をあらぬ方向にねじ曲げて倒れて、インヘルミナはその上に自信満々に立っていた。

 

「蛇おじさんー、まだー?」

 

「にーに?何が起きたの?」

 

そして観客席のほうはガヤガヤとしており、コヨミはRASNとコリンにガブリーはイシュプールに目隠しをされいた。

 

「さてと…そろそろ本題に移るか…さぁ!皆のもの!妾の美声に酔いしれるが良い!」

 

「…はぁ…もう好きにしやがれですよ…」

 

カモメは落胆しノタノタとステージを降りた、そしてインヘルミナの隣にいるイシュプールは踊っていた。

 

「イラケッチラケッチ、イラケッチラケッチ…」

 

「蛇おじさん…何踊ってるの…?」

 

そしてその様子を隣で見ているガブリーは興味深く見ていた。

 

「クェーーーッ!!」

 

「みゃぁ!?何なの!?」

 

イシュプールが雄叫ぶとイシュプールが二人となった!

 

「な…まさかニンポーブンシンジツ!?」

 

「違うよ~ん、脱皮だよ~ん」

 

二人のイシュプールのうち色の濃い方のイシュプールが喋ると薄い方のイシュプールはへなへなと膝をついて倒れた。

 

「さ、これを被って?」

 

「何で?」

 

「いやね…まぁそれは…ね?」

 

「ガブれるの?」

 

「一応食べれると思うけど…まぁ暫く被っていられたらいいよ?」

 

「……うん、ガブリーガブ…じゃなくて被るよ。」

 

ガブリーはイシュプールから抜け皮を貰うと頭からその皮を被った、勿論その顔はよだれが垂れていた。

 

「よし…これでよしかな?まぁ…ステージの人達はお気の毒ってことで…」

 

被るのを見たイシュプールはそう言うとあぐらをかいて眼を閉じた。

 

「さぁ!妾の歌を届けるために音量は最大!フルフルマックス!」

 

「さぁ…!妾の歌を聞けー!!」

 

 

 

 

 

 

 

「あれれ?ここ…飛行島だよね?」

 

飛行島ライブステージの何もない所から突如ドアが現れその中からはエシリアが姿を現した。そしてキョロキョロと観客席の死屍累々っぷりとステージで倒れている三人と辛うじて踏みとどまるラーウェイと皮を被るガブリーと瞑想をしているイシュプールや歌うインヘルミナを見た。

 

「えー、エシリア抜きで何か楽しいことをやってたのー!?ぶぅー…いいもん!もう一回飛んでいくから。」

 

エシリアは可愛らしく頬を膨らませて怒ると入って来たドアからその場を後にした。

 

そして…音楽も止んでインヘルミナも歌う事を止めた。

 

「ハァ…ハァ…妾の持ち歌を一周させたが…流石に疲れた…」

 

そう呟くとインヘルミナはその場で前のめりで倒れた。

 

「ん…?そろそろかな…?」

 

そしてそれを見たイシュプールは瞑想を止めてガブリーに被せた皮を取った。

 

「もう…ガブっていい…?」

 

そして皮のなかでよだれだらけで待っていたガブリーは今か今かと期待で眼を光らせていた。

 

「えっと…まぁ、約束だからね。いいよ。」

 

「わぁい!いただきガブリンチョ!」

 

そう言うとイシュプールの手にしてるイシュプールの脱け殻をハグハグと喉を痛めながら食べていた。

 

「うーん…何だか自分自身を喰われているようで…見ていて気持ちの良いものではないね…」

 

そして暫くしてから皆が目覚め、ウサギサーカスの歌を聴いて歌劇大会は終わった。

 

結果は実質的にトップであったコヨミ率いるケモノミミコーズであるが、何故かラーウェイが審査のルールを無視してインヘルミナのチームが優勝した。そして賞品でもある真・ギガントマイクはインヘルミナが装備する事となったそうな。

 

 


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