未来からの手紙   作:スターゲイザー

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予告タイトルから少し変更しました。

あまりの力の激突に地球が悲鳴を上げ、そして……。




第十七話 怒りの戦士

 

 ブウがゴテンクスを吸収してその本領を発揮した時のパワーは、ゴジ―タが超サイヤ人3になった時以上の波動となって界王神界を揺さぶった。

 

「これは……っ!?」

「動くな! もう少し、もう少しなんじゃ」

 

 遠く離れた地にある聖域にいてすらも間近で感じたような身震いするような圧倒的な気に、思わず立ち上がりかけた悟飯を老界王神が制止する。

 明らかにゴジ―タをも超えたブウの気にいてもたってもいられなくなった悟飯だったが、かなりの無理をして脂汗を掻いている老界王神を見て冷静さを取り戻して腰を下ろす。

 

「…………本当に僕達は勝てるんでしょうか?」

 

 手に握るポタラを見下ろして、勝利を掴めるのかと不安になった悟飯が胸を内を明かす。

 

「分からんよ。こればかりは実際に合体してみんことにはな」

「まるで博打みたいですね」

「言い得て妙じゃが、好き好んで世界を賭けた博打などしたいわけではない」

「僕もです。こんなのは物語の中で十分ですよ」

 

 負けたら地球を破壊され、宇宙もどうなるか分かったものではない。

 サイヤ人との戦いから始まり、フリーザ、人造人間、セル、そして今のブウに至るまで何度も脅かされてきたが、これはもう悟空でなくても呪われていると思わないでもない。

 

「すまんが、儂にも何の保証も出来ん」

 

 時間を置けば回復して気を高め続けるブウと、制限時間を迎えれば合体が解除されてしまうゴジ―タ。

 敵が脅威になる前に排除しようと早く目覚めたから万全とは言い難い状態で、制限時間のあるゴジ―タで勝機が見えるという状況だった。

 老界王神にとってもゴテンクスが吸収されるのは完全に想定の範囲を超えている。

 

「いいえ、これだけしてもらいました。後は僕達がやるだけです」

 

 悟飯にとって今まで闘ってきた相手は自分よりも遥かに強い相手ばかりだった。今更、焦ったりはしない。

 

「そう言ってもらえると助かる…………うし、完成じゃい!」

 

 言われて直ぐに立ち上がったが、湧き上がる力を感じるものの特段に強くなった感じはしない。

 

「あ、あの、あまり強くなった感じがしないんですけど」

「スーパー何とかに変身する要領で気合を込めればええ」

 

 拳を握ったり開いたりしてもパワーの解放の方法をイマイチ分からなかったので聞くと、悟飯にしてみれば馴染み深い方法を教えてもらったので実際に試してみる。

 

「はぁっ!!」

 

 超サイヤ人になる要領で内側の気を解放すると、外見的な劇的な変化はないが迸る気の奔流は間近にいた老界王神を軽々と吹き飛ばす。

 

「馬鹿垂れが! 近くに儂がいるのを忘れおって」

「す、凄い……」

 

 軽く気を解放しただけで浅いクレーターを作り出した気の奔流に吹っ飛ばされた老界王神が打った後頭部を擦る横で、封印解放時のブウを遥かに上回る今の悟飯に感嘆する界王神。

 

「なんでもかんでも変身すれば良いというものではない。儂からすればスーパー何とかなんぞ邪道じゃよ」

 

 転がった際に着いた土埃をパッパッと払う老界王神に改めて尊敬の眼差しを向ける悟飯。

 

「あ、どうやって地球に戻ればいいんでしょう?」

 

 潜在能力の解放が終わったのならば今も激戦を続けているゴジ―タの下に向かうべきである。しかし、どうやって界王神界に来たかも知らなかった悟飯に地球に戻る術がない。

 

「私が瞬間移動で地球にお送りしましょう」

「助かります」

「いえ、私が出来るのはこれぐらいですから」

 

 実際、界王神が出来たことは殆どない。

 初戦では悟空が奇襲をかけたし、四ヶ月後のバビディの宣戦布告から本拠地を割り出して襲撃したが魔人ブウの復活を防ぐことは出来なかった。

 復活したブウには手も足も出ず、キビトも失って悟空に仙豆を貰わなければ死んでいたことだろう。界王神がやったことといえば、悟飯に仙豆を食べさせてゼットソードを引き抜かせたことぐらい。

 

「儂は疲れたから一休みするが若い方のよ、絶対にブウと闘おうするではないぞ」

「え? まあ、私が戦える領域ではありませんし」

 

 これは分かっていないのだなと察した老界王神は念を押す意味でも顔を近づける。

 

「そういうことではない。お主が死ねば本当の意味で、この宇宙は終わりじゃ。いいか、こ奴らを見捨てることになっても、お前さんだけは生き残らなければならん」

 

 ブウがどれだけ強くなろうとも、まだまだ破壊神の域には遠く及ばない。

 この調子で吸収していくとまずいかもしれないが、そうなる前に天使のウィスが確実に気付くだろうから宇宙の安全という一点において心配はしていなかった。

 ただ、界王神と破壊神は表裏一体。片方が命を落とせば、もう片方も死ぬことになる関係がある。

 この界王神は若さから来るのか無鉄砲さが見られるので、そこだけは心配していた。

 

「は、はぁ……」

「坊主を地球に送り届けたら直ぐに戻って来い。まだお前さんには教えなければならんことが山ほどあるからの」

 

 界王神と破壊神の関係や、界王神のことについても老界王神の寿命が切れるまでに教えなければならないことは山ほどあるのだから。

 

「お前さんも気を付けろい」

「はい」

 

 そして老界王神に見送られ、悟飯と界王神は地球へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうした? 前の威勢の良さはどこにいった?」

 

 その声がかけられるまでゴジ―タは意識を失っていたようだった。

 体を動かすと、ガラリと崩れ落ちる瓦礫に埋まりながら顔を上げると、腕を組んだブウが上空に浮かんで不敵に笑っている。

 

「「く、くそがっ……」」

 

 今いるのは人里から遠く離れた平原で、そのど真ん中に遥か上空から叩き落とされて地面に埋まっていた。

 ゴジ―タは体の上に乗っている瓦礫を押し退けて立ち上がろうとする。

 

「「はぁっ!!」」

 

 抜け出すよりも気を放出して周りを吹き飛ばした方が速かった。

 

「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」」

 

 息が乱れる。吹き飛ばしたことで生まれたクレータの底でゴジ―タは震えていた、怒りに。

 

「息子が取り込まれてしまっては貴様も思うように戦えんようだな」

 

 ゆっくりと地上に降りて来たブウが上に立つ余裕を隠しもせずにゴジ―タを身長差もあって見下ろす。

 

「「節操もなく取り込んでおいてよく言うぜ」」

「言っただろう。負けるよりかは良いと」

 

 こうしていう間にもゴジ―タの制限時間が迫り、反対にブウはそのパワーをどんどん増していく。

 今しか勝機は見えないというのに、倒し切るだけのパワーがゴジ―タにはない。

 

「息子達を返してほしいというのならば、合体が解けた後でなら返してやってもいいぞ。一人一人では大した力にもなりそうにないからな」

 

 ゴテンクスの合体が解除されるのは十分以上の先の話だ。その時にはゴジ―タでもなくなっていて、敵ではないと分かっているからそのような提案が出来る。

 両者から発せられる力は目の前の存在を許さぬばかりに苛烈に荒れ狂っている。放散される殺気は心臓の弱い者なら止まりかねないほど。空間が軋みかねない威圧の余波か、ゴジ―タが立っている地面がピシピシと亀裂が入る

 

「休憩はもういいのか?」

 

 分かっていたのか、と静かに乱れていた息を整えていたゴジ―タは問わずに舐められていると憤る。

 

「「ぶっ潰す」」

「出来るのか、その程度の力で」

 

 臨界は近い。ゴジ―タの体力も十全とまではいかなくても戦闘可能なまでには回復しており、再度の戦いの気運は高まり続けている。

 

「「せいっ!」」

 

 馬鹿にされると分かっているから、超スピードでブウに迫ってその腹に拳を叩き込む。防御されたがそのまま弾き飛ばす。

 再び戦場を上空に移し、どこまでも駆け上がる二つの光。

 数秒の間に地上は遥か遠く、激突は際限なく高度を増していく。

 一瞬の内に幾度となく衝突する。その様を見れるものがいればピンボールを連想しただろう。尤も、ぶつかり合う両者は肉眼で捉えられるものではない。

 達人の目では遥か遠くならば辛うじて衝突が判る程度の、人の身では不可視な化け物達が織りなす遊戯。縦横無尽、上下左右から闘う両者に重力の縛りはない。瞬間移動するように最大推力をもって、互いに向かって一直線に突進する。

 

「「うおおおっっっっっ!」」

「はあああっっっっっ!」

 

 傍から見れば彗星と彗星が正面からぶつかりあうような光景であった。

 互いに道を譲らずに激突した二つの彗星は、一度離れあったものの、旋回し、螺旋を描き、縺れ合うようにして移動していく。飛燕の如き動きで距離を縮めながら中距離攻撃を放ち合い、螺旋軌道でそれを回避する。二条の光跡が交差する度、己の生命エネルギーを燃焼するような閃光が散った。

 やがて二つの彗星は、回転しながら一つの恒星となり、凄まじい量の光を放散する。

 戦意を力へと変え、その中心で二人の力が激突しているかのように。

 

「「おおおっ!」」

 

 進行方向に先回りして、自らを奮い立たせるように吠えてゴジ―タは両手を頭上で組むと、ブウの後頭部を目掛け腕を振り下ろした。しかしその一撃は空しく空を切り、逆に閃光のような速さで下顎を掌で跳ね上げられてしまった。

 一瞬、意識が弾けた。ゴジ―タの身体が寸瞬の間、呆然と宙に浮く。

 続けて剛腕から放たれた拳が真正面からゴジ―タに襲い掛かった。

 避けることは出来ず、辛うじて両腕を交差させて守りの姿勢を取ったが、爆風のような衝撃に体ごと吹っ飛ばされてしまった。

 垂直に跳んでいたゴジ―タの軌跡が直角に変化する。

 

「貴様との戦いにも、もう飽きた」

 

 上空へと上がったブウの手に集められた気が周囲の風景を捻じ曲げる。

 

「「ま、待て……っ!?」」

「この星と共に消え去れ」

 

 ゴジ―タが見上げる先で地球を破壊して余りある気弾が収束し、地面に向かって放たれた。

 

「「――波ぁっ!」」

 

 溜めをする暇もなかったので、威力が不十分と分かっていてもかめはめ波で迎撃するしかない。

 突き進んだかめはめ波と小さな気弾がぶつかった瞬間、地球が激震する。もしも人がいれば立っていられないほどの衝撃だったが、直ぐに収まる。

 

「馬鹿め」

 

 威力を弱めた気弾をわざと迎撃させたブウは嗜虐の笑みを浮かべて第二、第三の、そして数えることすら出来ないほどの数の気弾を次々に放つ。

 ブウにとっては弱かろうが、十分に地球を破壊しかねない気弾の嵐。

 先程のとそう変わらない気が感じられ、ゴジ―タではその全てを迎撃することは叶わない。

 

「「うぉおおおおおおおおおおおおっ!!」」

 

 かめはめ波を止めずに全ての気弾を迎撃していたが、ブウは最後にゴジ―タの身長を遥かに超える大きな気弾を作り上げていた。

 

「死ね、カカロット」

 

 ブウはそう言って巨大な気弾を落としてくる。

 かめはめ波を巨大な気弾に向けるが足止めにもならない。ゴジ―タにも分かっていた。もう無理だと。

 

「フッハハハハハハハハハハハハハハハハ――――――――ッッ!!」

「「くそったれがぁっ!!」」

 

 勝利を確信して高笑いするブウが放った巨大な気弾は止められないと分かっていても、最後まで決して諦めぬとかめはめ波を撃ち続けるゴジ―タ。

 

「お父さん!」

 

 何もないかのように堕ちて来る巨大な気弾を押し留めることすら出来ず、後少しで接触というところで瞬間移動で背後に現れた悟飯がゴジ―タの背に触れる。

 

「え!? あ」

 

 眼の前に破滅的な力が迫るこの突発的事態に老界王神に直ぐに戻るように厳命されていた界王神は瞬間移動を発動させた。

 手を繋いだままの悟飯と、悟飯が背中に触れていたゴジ―タを連れて。

 

「!?」

 

 状況を認識できないゴジ―タが界王神界に瞬間移動させられても体勢を崩さなかった。

 

「「こ、ここは?」」

 

 今、行われたのが瞬間移動だというのは悟空も使えるので理解していたゴジ―タは警戒を解かずに膝を付いていた悟飯に問いかける。

 

「界王様の世界、界王神界です。僕はさっきまでここにいたんです」

「「そうか……」」

 

 悟飯からの返答の後に盛大に転倒している界王神の姿を認め、超サイヤ人3を解いて通常の状態に戻る。

 

「「くそっ、地球を、何も誰も守れなかったっ……!!」」

「うひゃぁっ!?」

 

 ゴジ―タが怒りのままに地面を叩くと、頑丈なはずの界王神界の地面が割れて隆起して立ち上がろうとしていた界王神がまた転倒する。

 

「お父さん……」

 

 取りあえずゴジ―タを父と呼ぶことにした悟飯は悔しがるその背にそれ以上の声をかけられなかった。

 

「お母さん、ビーデルさん、みんな……」

 

 儀式中だった悟飯には母や恋人未満だったビーデルの死の実感はなかったが、顔を上げないゴジ―タの姿とあの気弾が落ちれば地球など持たないという認識が遅まきながら実感を与えて来る。

 

「あのお二人とも、ブウがどうなかったかを見て見ましょう」

 

 地球が無くなったことに心に穴が開いた気持ちを感じている二人の気持ちを慮りながらも、ブウの生死を確認しなければならない立場の界王神が水晶を指差す。

 ゴジ―タと悟飯が水晶を見ると、今正に再生を続けているブウの姿が映った。

 

「孫悟飯、あれを」

「はい、老界王神様。お父さん、これを」

 

 界王神と同じ服装をした老人に指示された悟飯が、ゴジ―タに界王神が付けているのと同じ耳飾りの片方を差し出してくる。

 

「「なんだ、それは?」」

「これがあればブウにも勝てるらし」

「あ!?」

 

 いです、と既に覚悟を決めていた悟飯がポタラの説明をしようとしていたところで、水晶を見ていた界王神が声を上げた。

 その声に悟飯が説明を止め、ゴジ―タが突如として背後に感じた気配に振り返った。

 

「ぶ、ブウ……!?」

 

 振り返った先には何故かブウが立っている。

 

「「あれだけで瞬間移動を覚えたってのか?!」」

 

 セルの時に二度見て、セルを吸収したブウが一度感じ、そして界王神の瞬間移動を見た。

 技を覚えるのにそれだけあればブウには十分。

 

「カカロット」

 

 決して逃がさぬと、ブウが気弾を手に込めて間近のゴジ―タに叩きつけようとした。

 

「いけません!」

 

 界王神が動けたのは奇跡だった。

 最後の希望であるゴジ―タを殺させはしないと、瞬間移動で手に込めた気弾をゴジ―タに叩きつけようとしている間に割り込む。

 

「馬鹿者!!」

 

 自分の命が自分だけの物ではないことを知らない界王神の行動を非難しながらも老体では動けず、老界王神に出来たことは能力で自身と位置を入れ替えることだけ。

 

「逃げ――」

 

 たった二文字を残して、界王神と位置を入れ替えた老界王神はブウの気弾に焼かれて塵一つ残さず消え去る。

 

「老界王神様!?」

「行って下さい、界王神様! 父さんこれを右耳に!!」

 

 自らの行動によって消滅した老界王神にショックを受けている界王神にこの場から離れるように言い、超サイヤ人3になってブウに一撃を入れようとしてやり返されて距離が開いたゴジ―タに向かってポタラを投げる。

 

「「ち、ちくしょう、右耳だな」」

 

 今はブウを倒せるならなんだって利用する。その心づもりで着地しながらポタラを受け取るゴジ―タ。

 

「かめはめ波っ!!」

 

 変なことをされないようにを先に界王神を始末しようとしていたブウに向かって、範囲を絞った全力のかめはめ波を放つ悟飯。射程外にいて界王神はその隙に瞬間移動で界王神界からいなくなる。

 

「また雑魚が」

 

 悟飯の力が増していようがブウにとっては羽虫が増えた程度の認識でしかない。

 ブウ基準では大した威力もないかめはめ波の中を逆走していると、何故か途中でかめはめ波が途絶えた。

 

「逃げた、がっ!?」

 

 いきなり強い力で頬を殴られてブウの体が吹っ飛んだ。

 

「ぬ、ぐっ」

 

 今のブウですら踏鞴を踏むほどの威力。

 口の端から垂れた血を拭ったブウが顔を上げると、先程までブウがいた場所に一人の男が立っていた。

 

「…………何者だ、貴様?」

 

 ブウは知らないがゴジ―タと同じメタモル星人の衣装に紺色のインナーシャツを着た男は静かに語る。

 

「名前に意味などない。これからお前は死ぬのだから」

 

 周りには悟飯とゴジ―タの姿がない。

 悠然と立つ姿に一切の隙は見当たらず、ただその厳しい視線がブウを捉えていた。

 

「はっ、この俺を殺すだと? 冗談も甚だしい。屑が幾ら群れようが」

「屑、だと?」

 

 少し離れた場所にいた男が一瞬でブウの懐に入り、その首を掴む。

 

「く」

 

 直ぐに振り解き拳を放つが、その手首を簡単に掴まれる。

 

「チチをブルマを殺し、地球を破壊しやがって。貴様こそが屑野郎だろうが」

 

 ギリギリと掴まれている手首に力が込められて、ブウが振り解こうとするも果たせない。

 

「き、貴様……何故、貴様にそんな力が」

 

 遂に手首を握り潰されてポトリと地面に落としながらブウは急いで距離を取る。

 

「―――――――俺は怒ったぞ、ブウッッ!!!!」

 

 ゴハンとベジータがカカロットが合体した怒りの戦士ゴジットが、今のブウを遥かに上回る桁違いの極大のオーラを発して咆哮を上げた。

 

 

 




 感想で当てられてしまいましたが、セル・ブロリー・ゴテンクス吸収のブウに勝てるのではないかと老界王神が期待した戦士がゴジット(「ゴ」ハン+ベ「ジ」ータ+カカロ「ット」)です。

 フュージョンで悟空とベジータが合体してゴジ―タ、潜在能力を解放した悟飯。
 フュージョンが出来るのは同じ気の量が必要なので潜在能力を解放した悟飯では悟空とベジータとは釣り合わない。
 ポタラにはそのような制限はない。
 ならば、悟空とベジータとフュージョンさせて悟飯をポタラで合体させれば、原作勢優遇にならずとも強い戦士が誕生すると考えた次第です。

 ゴジ―タと悟飯が合体して、なんで名前がゴジットかと思われるかもしれませんが、ゴジハンとか、ゴハータとか、変な名前になってしまいますのでご容赦ください。

 さて、ベジータの冷静な戦闘理論と悟空の純粋な格闘センス、そしてそこに悟飯の爆発力が加わったゴジットの活躍は次回にて。

次回、『最強のゴジット』

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