ホモ盛りの君達へ 作:サンカス
僕は、謎の神を名乗る存在に殺され、転生させられた存在だ。生まれ変わった先で僕はハーレムを形成する事が出来るような様々な特典を貰っている。
奴に殺される際、正直「転性特典ってなんだ?」とか思っていたけれど、要はここで死ぬ代わりに来世で優れた能力が貰えるという話だったらしい。
僕が貰えた能力は、4つ。「異性に対し魅力的に見られやすくなる」、「強靭な肉体」、「金銭運が良くなり、金に困らなくなる」、「時間を止める事が出来る」である。
正直時間を止める能力だけ明らかに浮いている。他の3つはともかく、4つ目のこれはガチの異能力じゃないか。
他の特典は基本的に社会的・肉体的なアドバンテージを得るに過ぎなかったのに、時間停止はおかしいだろう。あまり多用すると気味が悪いと疎まれてしまう。
・・・そう考えていたが、この時間停止は結論から言うと大して強くなかった。時間停止中はピクリとも動けなかったのだ。ああ、そういう仕様なのか。
ただ、とっさの状況でも十分に思考時間を確保できるし、ジャンケンの時でも相手の手の動きを見てからこちらの手を変えられたりと割と便利ではある。
さて。そんなこんなで僕は転生し、幼い頃から神童と呼ばれ無双していた。知識は前世で中学卒業レベルを持っているし、何より金銭・魅力・運動全てにおいてチートを貰っているのだ。
問題は高校生以降だな・・・。知識チートが無くなり一気にアホになってしまう。予習と化しておいて方が良いのだろうか。このモテモテの状況を何としてでも維持したい。
ああ、異性にモテても仕方が無いだろうって? 今は別に構わないんだ、何せ・・・。
「百合咲さん! 付き合ってください!」
「ふふ、だったら僕のいう事を何でも聞いてね?」
「はい、何でもします!」
「ん? 今何でもするって言ったよね?」
今世は女性なのだ。出来れば男同士でハッテンしたいという僕の希望は打ち砕かれたものの、前世と違い男が入れ食い状態なのは素晴らしい。ペ●バンを使えば掘る事も出来る。ビバ・今世。
今もホラ。こんなにスポーツマンなイケメンが僕に跪いてケツを出している。女性の僕が「良い事しましょ・・・?」と迫るだけで大抵の男はケツを差し出すのだ。
いつもの様にペニバンを装着し、さぁガン掘りだと腰を振り始めた、その瞬間である。
『私は神様だ。お前、転生に興味は無いか?』
「今何か言いましたか?」
「言ってませんよ百合咲さん。アーーーーッ、イきますよ・・・」
「あら、そうですか。ホラホラホラ、ここからが本番ですよ・・・♂」
『おい、無視すんな。』
むぅ。いつかの様に、僕の頭に謎の声が響いてきた。せっかく楽しんでいる最中なのに、何なのだろう。
『動じないのだな、いきなり変な声が頭に鳴り響いたというのに』
「まぁ、二回目ですしね」
「まだ一回目ですよ、百合咲さん!」
「お前じゃない、黙ってて。今謎の声が聞こえて来てて、それと交信中なの」
「・・・百合咲さん・・・」
取り合えず腰を振り続けながら、僕はその声と話を続けた。
『二回目? ・・・うお、お前もうスッゴイ特典貰いまくってるな』
「よく分からんけどいっぱい貰えた。結構充実してるぞ、今世」
『でも、更に転生特典欲しくないか?』
「要らないです」
『せやろな』
謎の声が悩ましそうに唸りを上げた。
『どうしよう、お前の命が欲しいんだが。ノルマ的に』
「ノルマ?」
『ああ、まぁ死神業界にも色々難しい事があってな。』
「大変ですね。」
「さっきから百合咲さん何言ってるんです?」
死神業界が厳しいらしいけど、私には関係ない。とっとと諦めて貰おう。
「悪いけど今世は充実してるので、転生は結構です」
『ううん、そうか。実は今の私が渡せる特典は、今の君の持つ特典に加えて”同性愛者に好かれる””ノンケだって落とせる””確実に男に生まれ変われる”くらいしか無いのだ。あまり魅力的な特典ではないよな、おとなしく他の人をあたってみるよ』
「転生します。残りの特典全てよこせ」
『えっ?』
「えっ?」
その日。ペニ●ンを男子生徒に挿入してガン掘りしていたアイドル級に可愛い超絶美少女がテクノブレイクで死んだというニュースが全国紙に載ったとか。お相手の男子生徒によると、性行為中に謎の声と交信を始めたらしく、きっと頭に重篤な疾患を抱えていたのではないかと推測されたのだとか。
投稿した後冷静になって後悔した