キャラ崩壊注意、メタ発言注意、ネタ注意。
もはや収拾つかなくなった。
相変わらずの稚文です。
それでもいいという方は、最後までゆっくりしていってください。
7月某日。
マスターは姫たちを連れて海に遊びに来ていた。
「はぁ...」
砂浜ではしゃぐ姫たちを見て、エンヴィはため息をついた。
「いいなぁ...私も、もう少し...出て、引っ込んでれば、いいのに...」
「何ぼやいてんの...?」
「...いたんですか、スロウス」
どうやら、独り言をスロウスに聞かれてしまったようだ。
「さっきからいたよ...何?気になるの?」
「...。あなたにはわからないでしょうね......」
「大きくてもめんどくさいだけだよ?肩凝るし、周りからジロジロ見られるし」
「...あてつけですか?」
スロウスことレーヴァティンは、かなりプロポーションのいい姫だ。死語になりつつあるが、ボンキュッボンという言葉に当てはまる。
「別に...」
「持たざる者には持たざる者の悩みが......」
と、ここまで言って、エンヴィは周囲を見渡す。
「誰か探してるの?」
「...グラトニー何処か知りませんか?」
「ああ、あのコならマスターと一緒に海の家でなんか食べてたけど」
...そうか、そうか、つまり君はそういうやつだったんだな。
ヘッセの一文がエンヴィの脳裏に浮かぶ。
「うわぁ...凄いオーラ出てるよ?」
「......」
「...なに?マスターとられて悔しいの?」
...図星だった。
返事するのも嫌になり、ビーチチェアに腰かける。
スロウスも、怠そうにビーチチェアに寝そべる。
「...暑いですね」
「だね...」
暫し、沈黙。
浜辺では相変わらず、姫たちがわっきゃうふふしている。
キャラが統一されているせいで、ブラックキラーズの水着は公式からは配給されなかった。
多分、どこかの粋な絵師様が素敵なデザインをしてくれているに違いない。
なお、スロウスは自前で水着を準備してきた。普段から水着みたいな格好してるくせに...
などとエンヴィが考えていると、
「...何か不穏なこと考えてる?」
「例えば?」
「いや...次元の壁を越えたこと考えてそうで」
このスロウス、なかなか鋭い。
「ま、いいや」
鋭いが、これ以上追及はしないようだ。
「エンヴィ、暇ならオイル塗ってくれない?」
「なにVRみたいなことを言ってるんですか」
「あなたが何を言ってるの...?」
メタ発言は程ほどに、エンヴィはスロウスにオイルを塗る。
肩、背中、腰、太股、と塗ると、VRよろしく水着の紐がとれるなどというイベントは無く。
「ん...ありがと」
自分で塗れるところは自分で塗り、再び寝そべるスロウス。
再び訪れる沈黙。
向こうでは何故かダンスコンテストが開かれており、ダーインスレイヴがキレッキレの動きでDaisukeを踊っている。
海上編はシュールギャグとか言われているが、あの光景の方がよっぽどシュールだ。
というか、ダーインスレイヴを応援するファンがすごい。アスカロンに天沼矛に...メンツも凄いが熱気も凄い。遠目からでもそこだけ熱気が集中しているのが分かる。
「何やってるんだアイツら...」
「あ、マスター。いたんだ」
いつの間にかマスターが近くまで来ていた。
「......」
「あのコはどうしたの?」
「グラトニーならプライド追っかけてる。買ったラムネを持っていかれたらしくてな」
こっちはこっちでシュールなことになっていた。
というか、キャラ崩壊も甚だしい。
夏ということで、頭のネジが飛んでいるのだろうか。
はたまたこれを書いている筆者がそれぞれのキャラを掴みきれてないからか...
「エンヴィ、またおかしなこと考えてる...」
「...何でわかるんですか」
また次元の壁を超越した思考をしていたようだ。
「...マスター」
「ん?どうした、オイルなら塗らんぞ」
「それならさっきエンヴィに塗ってもらった。それより、エンヴィが暑さにやられたみたいだから、涼しいトコ連れてったげて」
この人に、こんな言い方されるのはおかしな気分だが、
「大丈夫?エンヴィ、ちょっと顔赤いし...」
「え、ええ...大丈夫です」
「向こうの日陰で休もうか」
「...では、お言葉に甘えて」
彼女なりに気を遣ってくれたんだろうと思うエンヴィであった。
「...全く、羨ましいのは私の方だっての」
ひとり、ビーチチェアに寝そべるスロウス。
どこからかジュースを取り出し、一口飲む。
「あの二人、お互いに鈍感なんだから...」
ひとりごち、ぼーっと海を眺める。
ゆったりした波の音は、スロウスの意識もゆっくりとさらっていった。