まだ、番外編やエピソード集を読み込んでないので話は進められませんが、こんなかんじで何も進まない日常回なら時間を見つけて投稿できそうです。………これ、休止って言えんのかな?
「エネミアちゃん、二番テーブルにこれお願い」
「ん」
クルシュさんから手渡されたオムライスを言われた通りのテーブルに置く。
「えっ、あの?注文したものと違いませんか…?」
「クルシュさん、次」
「エネミア、待ちなさい」
手早く注文の品を届け、クルシュさんの所に行くといきなりアミカに呼び止められた。
何?まだ喧嘩はできないよ?
「ちょっと注文表を見せなさい?」
「…ん」
アミカがいきなりよくわからない事を言い出した。
だがまぁ、アミカの奇行は今に始まったことでもないので言う通りにする。
私は姉を尊重するいい妹なのだ。
「なんか変な誤解を現在進行形で受けてる気がするけど、今はいいわ。それよりも、二番テーブルの注文オムライスじゃなくて、パフェなんだけど?」
「でも、クルシュさんはOKくれた」
流石のアミカでもクルシュさんの決定には従うしかあるまい。これは、正当なものなのだ。決して私が間違えたとかでは無い。
「厨房は直接注文してるとこ見れないでしょ!私ちゃんと店全体の注文把握してるんだからね!?」
「無駄に凄いスキル…」
「感心してないで、早く取り替えて差し上げろ!!お客さん困ってるでしょうがー!!」
「ごめん…間違えた」
「いや、いいよ。にしても、仲良いね」
仲良い?誰が?よくわからないが、許してくれたなら良かった。
後で聞いた話だと、私とアミカの口論が店の名物になってると聞いた。解せぬ。お前ら、私が怒られるのが一種のショーとでも思っておるのか。
「う〜ん、困ったわね〜」
「クルシュさん、何かあった?」
厨房に戻ると食料保管庫を見て悩ましげに唸るクルシュさんの姿が。取り敢えず声をかけてみる。
私、役立ちますよ!
「実は、発注してた材料が届かなくて…。エネミアちゃんが毎回間違えるから無駄に消費するし、そろそろ買い出しに行かなきゃまずいんだけど」
「はぅ…」
私、役立ちますよ!と言った矢先に余計な事してる的な事言われるとイタイ。
かと言っても、ここで終わらないのが私。そもそも原因の一翼を私が担っている以上解決に乗り出すのは当たり前だろう。そう思い
「私が行「ママ、エネミアには任せられないから私が行くよ」
「あら、助かるわ。お願いね、アミカ」
アミカよ。ここでも私の邪魔をするか。
いや、そもそも張り合った事はあっても邪魔された事は無いのだけど、雰囲気的に。
って、ええい!何を呆けておるか!クルシュさんが認めた以上アミカが付いてくるのは確実だろうが、それでも私が原因の一つなのだから!
「私も行く!」
そうだ!言えた!言ってやったぞ!
「いや、私が行くからいいよ」
「エネミアちゃんが居なくなると注文任せられる子がいなくなるから却下よ?」
儚い勇気だった………。
「エネミアちゃんが燃え尽きてる…」
「何にそんな体力使ったのよ……」
「勇気を振り絞ったんです…」
結局、その後はアミカが滞りなく買い物を済ませて帰ってきた。クルシュさんも嬉しそうだった。
注文もできるとは言い難く、買い出しも満足にできない私の存在意味とは……?
「そういえば、結局発注した材料来なかったわね〜」
「あぁ、それ。なんでも事故があったらしいよ?」
「……事故?」
何か役立てるかな?と自分の存在理由に悩んでいた私はここぞとばかりに話題に食いつく。
「そ。なんでも、車が空から降ってきたとか」
「それは、不思議な事もあったものね〜」
「………」
不思議な事すぎるわ!!
こんなの私の出番があるわけ無いじゃない!!いや、まぁ……こんな事で役立てる人物とか居たら逆に驚きだが。
そんな感じで、私たちのうぇいとれす修行は今日も穏やかに過ぎていった。