[DEAR]~貴女と居た季節~   作:金宮 来人

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皆さま、おはこんばんちわ。
作者です。
皆さまはペット飼ってらっしゃいますか?
私は現在、猫を一匹。先代の猫は24で亡くなりました。
元々野良猫で、母親に見捨てられて弱っていたのを拾い、
そいつを育てた結果・・ものすごいはちゃめちゃな性格になりました。
嬉しいとすぐに噛みつき、嫌だと噛みつき、じゃれると噛みつき・・
手がズタズタです。
昔から噛んだら叱って育てたのに、何故か噛み癖が治りませんでした。
自分の兄弟にはまったくと言っても良いくらい、噛んだりとかはしません。
自分と父が主に噛まれて、母が叱る時に被害に遭うようです。
しかし兄弟が叱ると大人しくなりまったく違う反応。
初めに見つけて拾ってやった自分よりも、他の家族が噛まれません。
しかし・・寝る時はいつも私の足元で、寒くなった時には布団に入れろとしてきますので嫌われているわけではありません。
結局はうちの猫は可愛いです。

そんなペット自慢は置いておいて本編へどうぞ。
痛い痛い、噛むな・・。



09 再会と悲壮

試合当日の放課後、アリーナにてすでにお互いに向かい合っていた。

「わたくしは貴方の様な軟弱な男性は認めませんわ!!」

「認められようと認め無かろうと俺はここに居る。ただそれだけだ。」

試合前にそれぞれがお互いの主張をする。

俺にだって譲れない物はある。それがこれだ。

「『俺は俺だ!』誰に何と言われようとこの生き方は変えるつもりもない。そしてあえて言おう。『俺はここに居る』!軟弱な男とかそんなどうでも良い主張などはほっておくぜ。」

そう言って専用機『打鉄白式』の剣を取り出し構える。

「ふふふ、やっぱりお馬鹿さんですね。この中遠距離機体のブルーティアーズに挑むのが剣だなんて・・笑わせてくれますわね!!」

ブザーが鳴ると同時に大型のレーザーを撃ってくるが、

「っふ!」

避ける。銃口を見てISの力で強化してある視界でトリガーを見ればタイミングと狙いは分かるからだ。スナイパーは、見つからないからこその狙撃。見えているならそれは唯の射撃。一度放たれた銃口から体を反らせば辺りはしない。ソレを繰り返しイラつきが見て取れる。

「きぃ!?何故当たらないんですの素人のくせに!!」

「そこぉ!!」

すぐさまライフルを出して頭に向かって撃つ。撃ち返してくるとよけに徹して、隙が有ると撃ち返す。ソレを繰り返しているうちに少しずつ相手のエネルギーを減らしてきた。

「もう、許しませんわ!!本気で相手するのは大人げないと思い使う事はなかったのですが、こうもしてくるなら本気で挑みましょう!ブルー・ティアーズ!!」

四機の腰のビットらしきものが飛んでバラバラな方角から攻撃を受ける。流石にこれには当たってしまい瞬く間に減らした数字が逆転された。

「おほほほ!やはり男など本気を出したらこの程度ですわ!」

「・・もしかして。」

ビットが動いている時には撃ってこない。撃ってきた時にはビットは動かなかった。ならばどっちかのみしか操作が出来ないのかもしれない。そうならと思いビットが動いているうちに撃たれながらも本人に射撃をする。分かりやすく撃つとビットが急停止して代わりにオルコットが避けた。やっぱり、ならば手はある。

気がついた事を気取られないようにしてビットに近づきつつ、本人に射撃を続ける。

「くぅ、此処に来てまた抵抗しますか!?男の癖に姑息な手を!!」

そう言っているうちに剣でビットを真っ二つにした。

「な!?まさかそっちの方が本命!?」

そう気がつかれたなら今度はまたビットに向いて飛びながら、外さないようにライフルを狙い撃つ。ビットを壊されないように操作していたオルコットはそのライフルを何発も喰らう。

「くぅ!?今度はこっちが本命でしたか!?」

そう言っているうちにまた一機のビットを破壊する。

「またブルーティアーズを・・もう許しませんわ!!」

そう言ってビットを撃ちながらライフルを構えてビットが動いているうちには撃ってこないが、それが止まるとすぐに撃ってくる。流石に遠くに配置して壊されないように考えたようだが、代わりに本人が少し前のめりになってきていた。ビットから撃たれた瞬間にビットに向いて射撃して、即座に本体に向き直る。

「狙い撃つ!!」

腰に何か違和感を抱いた俺はその部分を撃つと爆発が起きた。

「きゃぁ!?ミサイルビットが!?」

「実弾ビットもあったか。でもそれなら・・」

驚いているうちにこの機体の第三世代と言わせれる特性の可変型スラスターを使い一気に突っ込む。普通の機体よりもずっと早く動けるのが特性だ。体に負担はかけるけどね。まるで使うごとに寿命を減らす魔剣みたいだ。

突っ込んだ後は懐なら剣術でどうにかなる。昔の勘によって剣を振る。千冬姉の真似をして居合の真似をした事が有るから少しは片手でも剣を扱えるし、剣道よりも狙いは大きくて何処でも良いならめった切りでもかまわない。ただし、剣を振った後は斬心で終わらず、切り返す。ソレを忘れないように切って行く。そして、相手が距離を取ろうとするか、逆に・・

「あぁ、もう・・インターセプター!!」

近距離装備を出したらすぐに下がる。そして、ライフルを顔や生身の部分に当ててSEを大きく削る。

「な!?ぐぅ!?きゃあああぁぁぁ!?」

そして、SEが0になりブザーが鳴った。

『勝者、織斑一夏。』

俺は即座にピットに戻る。軽い発作が起きたのだ。手で口元を隠しピットに戻るとすぐに床を赤く染めた。高加速力は強みだが体の負担が大きい。じりじりと寿命を削られる様だ。

「おり・・一夏!!」

千冬姉が褒めようとしたのから即座に一転して焦りになる。すぐさま宏樹先生を呼んで処置。その際には誰も入れてはいない。どうしてかというと俺が病気なのは広めたくないからだ。箒などはすぐに態度に出るし・・しょうがない。後から聞かれた際には、初めての戦闘で気分を悪くした。とか、機体の性能に振りまわされたとかそういう事を言っておいた。

 

 

打鉄白式を受け取る際にひと悶着が有った事をここで紹介しておこう。

「コレが君の専用機、倉持の第三世代機の試作品・・と第二世代を組み合わせた専用機、【打鉄白式】だ。」

「ちょっと待て、聞いた話は第三世代だったはずだ。」

「それがうまく第三世代兵器が発動しなかったのとフレームが間に合わなかった事、そして今ウチに研究中の第三世代機が二つもあった事だ。コレがその一つで、もう一つは日本代表候補生の機体。そちら優先でこちらを研究がてらという形だったのを急いで形にしたからこういうことになった。」

「そんな急ごしらえの機体を一夏に渡すとはどういう事か分かっているんだろうな!?」

「それこそ私達も良く分かっていません。聞くなの一点張りで、とりあえず専用機を渡してデータを取れの返答のみ。こちらも聞きたいくらいですが・・下手に研究者が足を踏み込み過ぎると痛い目に会うのは分かっています。何も聞かないのでこちらからも言える事はここまでです。」

「なるほど・・それではこれからは一夏の機体を優先させるんだな?」

「いいえ。優先は代表候補生の機体です。」

「な!?いいか!?一夏はな・・」

「良いから黙って千冬姉。」

「な!?一夏!?」

俺は会話を静かに聞いていたが、千冬姉は頭に血が上ったか熱くなっているようなので黙らせる事にした。

「代表候補生の機体は第三世代、俺の機体は2.5世代と言った所。そうですね?」

「そうだね。今全部の兵装がついてないから速度のある第二世代と言ったぐらいだけど。」

「そうですか。なら、各国が量産型の第三世代を作ろうと考えている中、日本が出遅れるわけにはいかない。第二世代の打鉄が有る以上、ソレを上回る機体を作る事を求められている。そして、それは俺じゃなく代表候補生の機体を元にしたデータを改良して作るからこそ、俺の機体はこの程度でデータを取れれば十分。そう理解したんですね。」

「・・君はすごいな。今の会話からそこまで読み取れるとは・・。まったくもってその通りだ。君の機体は男性のデータ取り程度で、第三世代兵器の機体としての参考にはならない。まったくもって言い訳の仕様もないが、君自身は納得してるのかい?」

「はい。それで十分ですよ。兵装は?」

「ライフル焔火に、大型ブレード葵、専用ブレード『雪桜』とグレネードが今はあるだけだね。一応、これから改修していって第三世代兵装の可変型スラスター『冬桜』(ふゆさくら)は完成までは持って行くつもりだけど、それもあえて言うなら参考まででデータいかんで採用するかは決める。兵器制作部と私達は違う所属だからね。今は通常より加速力の高いスラスターでしかない。しかも、負荷も大きい。後にスラスターに剣の刃がつくようになって、切り刻めるようになったり、楯に変わって防ぐ機能もつくが、それはまだ先の話だ。それでも、君はその機体で満足するのかい?納得できるのかい?」

「逆に聞きましょう。それで俺のデータは取れるのですか?」

「どうせ参考程度のデータだ。これから出てくるなら良いが、コアその物がどうにもできないんじゃただの参考データにすぎない。ブラックボックスのコア自体に手を出せない以上、男性が機体を起動することなどあり得ないからね。」

「なら、俺はこれで良いです。相棒として選びましょう。」

そう言って装甲をなでる。何故かちょっと懐かしいような感じがした。

「本当に良いのか?」

「まぁね。ちょっと装甲が白騎士に似ててかっこいいし、千冬姉の暮桜にも似てる所が合って、俺としては嬉しいよ。それに・・」

機体をなでながら俺は眼を細める。

「コイツなら俺の命を預けるにふさわしい気がしたからね。」

そう言って俺は乗り込んで初期移行を始める。周りの研究者もなんとなく真剣に取り組んでいる事は分かる。なんだかんだ言っても研究者だからデータ取りにはかなり真剣のようだ。

そして、色が変わったソレは白と黒の混ざった機体に桜色と白のスラスターがついた不思議な機体だった。

 

白い俺の覚悟と黒い死への恐怖、桜色の淡い思いへの後悔を表されているようでちょっと恥ずかしかったのは内緒だ。

 




最近全国放送の番組でH県の名前をよく目にします。
水揚げも始まったので、全国のファミリーレストランにて、
カキフライ等が食べられます。
しかし、港近くにあるカキ小屋に来て食べると格安で、
大ぶりの殻付きカキを自分で焼いてアツアツで食べられます。
もしよろしければ、そう言う情報も見て・・もう誤魔化すのは良いや。
広島県に来てください。私の地元の県です。
紅葉シーズンになれば宮島も見ごろですし、カキも美味しくなっている頃です。焼きガキ、カキフライ、土手鍋、酢ガキなど、色々とありますし、オイスターバーというカキ専門の専門店もあります。
後はまぁ、・・コレない方は近くのアンテナショップへ。面白い物も多いですからね。

では、また次回。ほんじゃぁ、またのう。
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