「よおデク」
デクが初めてオールマイトとあった日、俺は朝早くからデクの家に来ていた。
「え!?かっちゃん!?まだ朝の4時半だよ!どうしたの!?」
「オールマイトのとこに行くんだろ?さっさと行くぞ。」
「な、なんでかっちゃんがそのことを!?」
俺はニヤリとデクのほうへ向く。
「昨日おれがあの後すぐ帰ると思ったか?全部聞いてるよオールマイトの個性もな。」
そういってデクは青ざめた顔をするが俺が「行こうぜ」というと海岸へとぼとぼとあるきだした。
「か、かっちゃん、オールマイトのことはだれにもっ」
「いわねえよ、ダチが個性を授けてもらえるのにうれしくねえわけがないだろうが、それに俺も…」
つづきを言おうとした瞬間、後ろから大きな声がきこえた。
「おはよう!!!!緑谷少年!!!!」
オールマイトの大声を聞き、俺とデクはびびった。
「あさからでけえよオールマイト!」
おれがとっさに突っ込むとオールマイトはこっちを見る。
「む?君は昨日緑谷少年と一緒にいた…」
「爆豪勝己、個性は爆発。」
「昨日は災難だったな!!それで今日は2人でどうしたんだい?すまないが私は少し緑谷少年と話すことがあるのだが・・・」
「個性の話だろ?デクを後継者にするってきいたから、それを見に来た。」
オールマイトは青ざめてデクをみる。
「みどりやしょうねんんんん…しゃべっちゃったの…?」
「あ!いえ!ちちち違うんです!!!」
デクがあわてて答弁するが
「全部丸聞こえだったぜ、俺があのあとすぐかえるわけないだろ?まあ大丈夫さ、別に言いふらしたりとかするつもりもねえし」
俺がいいおわるとオールマイトは真剣な表情になり、俺をみて、「ありがとう、爆豪少年。」といってかたを叩いた。
「じゃあ本題に入ろう。緑谷少年!君にはまず体作りから始めてもらおう!ちょっと上脱いで見て?」
「は、はい!」
デクが服を脱ぐときれいなシックスパックに、がっしりとした腕がムキッと効果音が出るくらいに筋肉がついていた。
「ほお…緑谷少年、柔道とかやってた?」
「いえ、かっちゃんと幼稚園のころから鍛えてました。」
「爆豪少年と?なぜ無個性のきみが・・・」
おっとそれはもう事情がわかってたからな、転生してあんたの未来がわかるなんていったらいろいろとめんどうだしごまかしとくか。
「デクは無個性だからよ、いろいろいじめられてた時期があったんだ。いつもは俺が守ったけど、雑魚っつーのはどんどん湧き出てくるからよ、俺がいなくても自分で守れるくらい強くなれってことで鍛え始めたんだ。おかげで1年くらい経ったときにはいじめるやつもいなくなったわけさ」
ここまで言えば大丈夫だろ、
「よし!なら緑谷少年のこれからのカリキュラムは変更だ!まずは体作りからと思っていたが、必要なさそうだ!早速ワン・フォー・オールを授与しよう!」
そういってオールマイトは髪の毛一本を自分から抜いてデクに渡す。
「あ、あの、オールマイト…これは?」
「私のDNAだ。さあ…」
あ、これあんときのだ。
『食え』
その瞬間、デクは固まった。