あと今更でこの書き物には自分ルールでガチャで手に入ってないキャラはあまり出せないという縛りがあったりします。
-飛行島内 パーティ会場-
「おっそーい!」
賑やかに盛り上がる飛行島のパーティ会場内にキャトラの大声が鳴り響いた。
それに気付く冒険家達の目線の先には会場の入口の外からこの飛行島の持ち主で別名金銀星たぬきハンターやとりあえず光って場を治める者異名を持つ主人公(次からは最初からRASNと書いときます。)が扉の隙間から顔を出していた。
「全くもう!アンタ以外の出席者は来てるわよ!まぁ本当はまだ何人か来てないけどね!」
「キャトラ…もうその辺りにしといたら?RASNも何か理由とかがあって遅れたかもしれないし…」
そんなキャトラをアイリスはキャトラを抱き抱えた。
「…。」
「ふんふん…まぁ道中何かがあったのは後で聞くとして…とにかく入りなさい、寒いし。」
キャトラはそう言うとアイリスが扉を開いて赤いサンタ服を着ているRASNをパーティ会場へ招いた。
RASNが中に入ると回りには様々なドレスやらスーツ、またはサンタの服やトナカイの格好をしている者が楽しくしていた。
「あら?やっと来たのね?」
「あっ、RASNさんですね。」
RASNが声をかけられた方を見てみるとそこにはドレスではなく凛とした弓道着を着たカスミがおり、その隣には青と白のドレスを着たフローリアがいた。
「…どうせアンタの事だから人助けでもしてたんでしょ?」
「…ふふふ…カスミったらRASNさんが中々来なくてソワソワしていたんですよ?」
「なっ…!?こらっ…フローリア!?」
「だって本当のことじゃないですか…?」
「うぅっ…!」
カスミはRASNのから顔を逸らして顔を赤らめた。
「ふふ…そういえばRASNさん、あの子達も待っていましたよ?」
フローリアが指差す方向をRASNが見てみるとそこにはトタトタと小走りで駆け寄って来る二人と一匹がいた。
「にーに!」
「キャウン!」
「…パパ…!」
駆け寄って来たのはコヨミとタローとヒナであり、二人とも普段着ている服を元に作られたような可愛いドレスを着ていた。
「…!」
RASNは二人を受け止めて二人の頭を撫でて、タローはRASNの回りを回っていた。
「いつまで抱き合っているのだ!?このまままでは話が進展せぬぞ!?」
大きな声が響き渡るとコヨミとヒナは少し驚いてRASNから離れて、声のする方を見た。そこには大悪魔とされる人形のクマロンが可愛らしいリボンが特徴的なリーゼロッテに持たれていた。
「あっ!リーゼねーねだ!」
「コヨミ…ちゃん…………あ………みなさん………こんにちわ…」
リーゼロッテはまだ口をまごつかせながらもカスミ達に挨拶をした。
「ふふ…こんにちはリーゼロッテちゃん。」
「…ピヨ…」
フローリアは笑顔を含んだ挨拶をし、ヒナはRASNの後ろに隠れ少しだけ顔を出していた。
「わははぁい!!サンタさんだぁ!」
「…!?」
すると突然に嬉しそうな大声と共に白と黒を基調としたようなドレスを着たエシリアがRASN目掛けて飛び込んで来た。
「…?!ヒナちゃん危ない!」
「…ピヨ…!?」
とっさに気づいたカスミはRASNの後ろにいたヒナを抱き寄せていた、そしてエシリアはRASNに直撃して押し倒した。
「サンタさーん、プレゼントちょーだい!…って…なーんだにぃちゃんかー…でもプレゼントちょーだい!」
エシリアはぶつかり倒したRASNの上でバスバスと小刻みにジャンプしてプレゼントをねだっていた。
「…!?…!」
「わぁぁ!?にーに!?」
無論ジャンプされて下敷きのRASNは平気ではなくエシリアが飛ぶたびに表情を変えて苦しんでいた。
「ママ…パパを助けて…」
「…ママじゃないけど…仕方ないわね…」
そうして渋々とカスミはRASNからエシリアを引き剥がした。
「プレゼントー!欲しいのぉー!」
「大人しくしなさい…!」
「にーに!大丈夫?」
「パパ…しっかりして…」
エシリアはカスミによって羽交い締めにされており、ヒナとコヨミは解放されたRASNをゆすった。
「…なんだかすごく賑やかになってきたなー…」
賑やかなパーティ会場で一人で佇んでいるのはインキュバスのゼロキスであり、その手には空のグラスを握っていた。
「…それにしてまだ一人も声をかけられないのはおかしい…つけてる香水もそんなにしつこくもないし…それに今日の運勢で恋愛運は抜群なのに…!」
そういうとテーブルに向かって抱え込み雑誌を開きぶつくさと呟いていた。
「…まさかまた偽物…?!いやいや…!ちゃんと現地で買って確かなんだからそんなことは…」
するとゼロキスの被る帽子はフワッと頭から離れていった。
「えっ…?って!?ドラゴン!?」
ゼロキスが振り返るとそこには白いドラゴンのラピュセルがゼロキスの帽子をくわえていた。
「なっ…!?何すんだよぉ!?返せ!」
ゼロキスは帽子を取り返そうとするが首を上手く振って取られないようにしていた。
「あー!もう!誰のドラゴンだが知らないけど…!実力行使で…!」
「ラピュセルゥー!」
ゼロキスが懐から稲穂がモチーフの拳用の武器を取り出そうとしたが、ラピュセルのライダーであるエクセリアがやって来たためもう片手の武器を落としてしまった。ちなみにエクセリアもちゃんとドレスを着ている。
「ここにいたのラピュセル!探したんだから…!…あら?」
エクセリアはやって来てからラピュセルの首に抱きつきご満悦であった、だがラピュセルのくわえる帽子を見てそれを取った。
「どうしたのラピュセル?帽子なんかくわえて…帽子はくわえるんじゃなくて被る物よ?」
そして取った帽子をラピュセルの頭にのせて、それを見るゼロキスはすっ転んだ。
「なっ…?!ちっ…ちょっと!?」
「えっ?」
エクセリアは振り返ると真っ赤になっているゼロキスを見て、ハッとなった。
「もっ…申し訳ありません!?貴方のでしたか!?」
そうすると帽子を取ってエクセリアは急いでゼロキスの元に駆け寄った。
「…ふぇ!?」
「すみません!ラピュセルが大変失礼な事を…!?」
エクセリアは謝りながらもゼロキスに帽子を被らさして、そうされているゼロキスは赤い顔を更に赤く紅潮させていた。
「あっ…!?あぁぁ!?…あぅぅ…」
「えっと…これでよろしいでしょうか…?えっと…あの?」
返事がないゼロキスを気にしてエクセリアは声をかけるがゼロキスは白目を剥いていた。
「あう…あう…」
「あのー…?」
「きょ…」
「きょ?」
「今日はもうダメだー!」
そう叫びゼロキスは呆けるエクセリアを他所にその場を逃げたした。
「…どうしたんだろうねラピュセル?」
「グルル…?」
エクセリアから逃げおおせてゼロキスは肩で息をしていた。
「はぁ…はぁ……はぁー…やっぱ駄目だ…絶好なシチュエーションだったのに…」
それと同時に項垂れていた。
「あそこはキリッとキメて落とせられるのに…!まぁドラゴンも付属で付いてくるけど…」
「でも今日もダメなのか…!?あぁ…!今夜はモテられる絶好な機会なのにー…!」
そしてとうとう座り込んで頭を沈めてしまったのであった。
「ぁあ…今夜の聖夜はぼっちで終わるのか…あははは…」
「ん…そこにいたのかゼロキス?」
ゼロキスに声をかけたのは黒と紫が特徴なアンドロイドのシャナオウであり、その手には鮪茶漬けと箸が握られていた。
「こんなところで寝るな、風邪も引くし他の者に迷惑になるぞ?」
「あぁ…ダメダメだ…激ダサだなぁ…」
「…一喝ウェイクアップ!!」
「ひぎゃ!?痛いって!?」
シャナオウは自らが持つ剣に黒紫のオーラを纏わせて項垂れているゼロキスの背中を峰打ちでバシィッとしばいた。
「誰だよーもー!?って…シャナオウさん!?」
「そうだ、ところでどうして倒れ込んでいたりしていたんだ?」
「あー…それはちょっと…!?」
「…遠慮はするな、従者の不満を解消するのも上に立つ者の努めだ。俺はそう考えているぞ?」
「…いや別にシャナオウさんに話すような大層な事じゃ…?」
「……。」
シャナオウはしかめ面でゼロキスを睨み付けた。
「いや…そんな目で見つめられても…」
「…そうか…話せられる程俺は信頼されていないのか…」
だがしかめ面を止めるとシャナオウは鮪茶漬けを机上に置いてから意気消沈してしまった。
「えっ?いや…そんな訳じゃ…!」
「…いいんだ…どうせ俺は只の戦闘マシーンさ…人の心なんて…」
「いやさ…?!僕一応インキュバスだし!人間じゃないし…?!」
「…その慰めだけでも嬉しいさ…俺なんか…くっ!」
「…あっーもう!シャナオウさんは信頼してますよ!心の底から!それにまたヘマしておめおめと逃げて落ち込んでいただけですから!?」
「……ふむ…そうか。」
「えっ…?」
するとさっきまで落ち込んでいたシャナオウはけろりと立ち直り、ゼロキスは呆気に取られていた。
「フッ…またなのか、まぁ失敗はサクセストゥロード!ともいうからな。」
「えぇ…だから何で…?」
「んん?あぁ哀顔の計といったかなタイカンの島の若軍師殿から教えてもらった。」
「…作戦だったんですか…?」
「そうだ、上に立つ者としてはこういうのも使いようだからな。」
「えぇ……。」
ゼロキスはへなへなと萎れ座り込んだ。
「そうへたれ込むな。男女の仲というものも良いものだが、男同士の友情というのも良いものだろ?」
「あー…はい…そっすね…」
「ベンケイも待っているしな、いざ推進プロモーション!」
「…おー…はぁ…もう何にでもなれー…やっぱり今日はもうダメだった…」
ゼロキスは苦笑いしながら意気揚々と歩くシャナオウの後に渋々と付いていった。
そして時間は進み会場の壇上では余興などが行われていた。
「ケハハハッ!さァ!まだまだ余裕だぜェ!?」
「そぉれ!」
「グサグサッ!」
「はいっ!」
「ケッハァー!?」
大きな樽の中にエドガルドが入って次々と剣を刺していく余興もあった。
そして夜も更けてきてヒナやコヨミなどの子供達には眠気が襲ってきてつらい時間になってきた。
「ふぁー…眠いよぉ…」
「…ピョ…zzz…」
「オーララ…大丈夫でござるか?」
「無理もないわね…もう良い子は寝ている時間だから…」
そうしてコヨミとヒナはフランとメアに連れられて会場から出て飛行島に備えられているベッドに寝かした。なお二人ともドレス姿であった。
「…スャ…zzz…」
そしてフランもベッドに倒れかかるように寝ていた。
「貴女も眠るの!?」
「オララ?!済まないでござる!この時間だとスリーピィなのでござる…!」
「…はぁ…でもそろそろ最後のイベントらしいから早くいきましょう?」
そしてメアは眠気顔のフランを引き連れて会場に戻った。そしてそれを迎えたのはアイリスであった。
「ヒナちゃんとコヨミちゃんは大丈夫でしたか?」
「大丈夫でござる、寝顔がとてもアドラーブルでござっよ!」
「…まぁ…フランも寝かけていたけどね。」
「オララ…そういえばシショーはどこにいるでござるか?」
「そういえばさっきから見かけないわね?」
「そういえば…オズマさんやバイパーさんはどうしたんですか?」
「えっと…オズマさんは三日前ぐらいからお仕事で、バイパーさんもそれに付き合って行ってきているみたい。」
「そうなの…」
「でも二人ともパーティを楽しんでいけっていっていたしね。最後まで楽しまなきゃ!」
「そうでござる!…オララ?そこにあったディナー達が消えているでごさる?」
会場内の食べ物が消えていた、なお並べられていた食べ物には七面鳥は無い。
「どうやら最後のイベントでお開きみたいだから片付けられちゃったみたい。」
「そうなの…まだ食べていないスイーツあったのに…」
「そんなトリストせずにこれをボナペティでござる!」
するとフランはどこからともなく洋梨のケーキを取り出すとメアに差し出した。
「ん…ありがと。」
「メルシーでござる!」
すると会場内はフッと暗くなったのであった。
「突然暗くなったでござる!?」
「なっ…何が起こるの!?」
「真っ暗ー!」
いきなり暗くなった会場内ではガヤガヤと騒ぎだしたのであった。
「ラッキープレゼントー!!」
そして騒ぎが収まった頃に壁が壊れる轟音の後マール達が飼っている霊鳥のぽっぽがマールとガレアとRASNを乗せたソリを引いてやって来た。
「やっほー!みんなラッキーしてるー?」
「…!」
ちなみにRASNは変わらずサンタ服でガレアもサンタ服だがどこかバイク乗りを思わせる感じを漂わせていた、そしてマールも可愛らしいサンタの格好をしていた。
「今日は皆にサンタとしてラッキー配りに来たよー!ラッキープレゼント!」
そうマールが大声を出すと三人は白い袋を背負って皆にプレゼントを配り始めた。
「よぉ。」
ガレアはアイリス達の前に来ていた。
「ガレアさん…これは?」
「ブロウからの頼みでな、マールもノリノリでやりたいって言うからな。」
「それにしても…壁を壊してやって来るのはどうかと…」
「そんな事は言うな、それにこの登場方法はお前の同僚が思い付いたことなんだかな…」
「同僚って…オズマさん!?」
「そうだ、あいつらも今ここにいないもの達にプレゼントを配り回っているはずだ。」
「それは驚きでござる…!シショーはやっぱりヴァルトネチュラルな方でござる!」
「…言ってることはまるで分からんが…まぁ貰っとけ。」
そうしてガレアは三人にプレゼントを渡して歩き去った。
「何でござろうか…?」
「開けてみようかしら?」
そうして三人が開封するとメアには音声が記録できるレターセットが入っており、フランは洋梨と巻物の模様のタンブラーであった。
「これは…中々いいわね!」
「これはいいものでござる!…アイリス殿はどうでござるか?」
「私は着物かしら?」
アイリスが広げたのは言葉通り着物であり白く、そしてアイリスの着けているリボンの青が巻き付けられている様な模様であった。
「おぉ!それは晴れ着でござるな!?セッシャも花の都で着たことがあるでござる!」
「ふふ…着たら似合うわね。」
「やっほーラッキーしてるー?」
マールはエシリアとカスミとフローリアの元にやって来た。
「プレゼントー!早くちょーだい!」
「こらエシリア、急かしてもプレゼントは飛んでこないわよ?」
エシリアはマールが来ると飛びかかるようにやって来た。
「ふふ…カスミったらすっかり保護者ですね?」
「…!?ばっ…馬鹿なこと言わないでよ!?そんな事よりプレゼントよ!プレゼント!」
カスミはすっかり赤面しており、フローリアはそれを見て笑っていた。
「ふっふー♪ラッキーしてるねー。それじゃプレゼントだよー」
そうしてマールは三人にプレゼントを手渡した。
「何だろ何だろー?!」
「まぁ…あまり期待しないけど…」
「ふふ…楽しみです。」
三人が貰ったプレゼントを開けると、フローリアは如雨露でカスミは赤い杯でエシリアはバケツプリンであった。
「可愛らしい如雨露です、コレクションが増えました。」
「へぇー…中々良いものじゃない…?」
「わぁーい!プリンだぁ!」
「あとね、今皆に配ってるプレゼントは全部RASNが選んだんだよー。」
「へぇ…まぁあいつにしちゃ…良いもの選んだんじゃない?」
「そうして内心はとても喜んでいるカスミであった…と。」
カスミはフローリアを無言で睨み付けたがフローリアはニコニコと笑っていた。
「んー…?本当はもっと面白いものが良かったけど、でもにぃちゃん約束守ってくれたからいいやー!」
そうしてエシリアは目の前のプリンの山を食べ始めた。
そしてRASNはシャナオウとエクセリア達の前にやって来ていた。
「…!」
「うむ!済まないな!」
「なーにかっなっと!」
シャナオウとゼロキスがプレゼントを受け取り、ゼロキスは早速プレゼントを開けたのであった。
「…え?ナニコレ…?」
「ん…?どうした?」
シャナオウがゼロキスの方を覗き込むと箱の中には物々しく、呪われているような眼が付いた拳であった。
「…何だろ?強そうだけど…何か柔らかくなりそう…」
「着けてみたらどうだ?」
「…考えときます…」
そしてエクセリアとラピュセルにもプレゼントが贈られた。
「RASNさんありがとうございます、何が入っているんだろうねラピュセル?」
「クルル…?」
エクセリアがラピュセルに贈られたプレゼントの封を切るとその中には新しいドラゴン用の鞍が入っていた。
「わぁー…よかったわねラピュセル新しい鞍よー!とっても似合いそう!」
そう言うとエクセリアは早速その鞍を付け替えた。
「グルル♪」
新しい鞍になってラピュセルは喜んでいる様に見えていた、そしてエクセリアも貰ったプレゼントの封を切った。
「…!?こっ…これは…!?世界中のドラゴンや古えの竜までもがざっくり載ってる古文書!?」
入っていたのは少しボロボロで厚めの本であったがエクセリア本人はとても喜んでいた。
「あっ…ありがとうございますRASNさん!これ大事にしますから!!」
エクセリア喜びのあまりにRASNに抱きついていた。そしてその後ろでゼロキスがとても羨ましい目で見ていた。
「…?」
エクセリアが離れるとマールとガレアがやって来てその後ろからぽっぽがソリをソリを引いてやってきた。
「RASNー!私の方は配り終えたよー 。」
「こっちも終わった、ブロウはどうだ?」
「…!」
白い袋の中から二つのプレゼントの箱を取り出してRASNは辺りを見渡していた。
「えっと、コヨミちゃんにヒナちゃんですか…?暗くなる少し前まではいたような…?」
「うむ…今日の映像記録にはチラチラと見えていたとあるが…今何処にいるのかは不明インポッシブル!」
「いや…普通に分からないって言えば良いんじゃ…?」
「……!」
RASNが困った顔をしているとフランがやって来た。
「シショー!ここにいたでござるか!オラ…?何やら穏やかではなさそうでござる?」
「ふむ…くの一ガール!すまないがコヨミとヒナを見なかったか?」
「二人でござるか?二人ならもうアリューリィでござるよ?」
「アリューリィ?」
「ふむ…どうやら寝ているらしいな、まぁ…無理もないな。」
「そうか…ならサンタらしく行ってこいブロウ、俺達は外で待ってるぞ。」
「できる限り早く来てねー?」
そう言うと二人とぽっぽは空けた穴から出ていった。
「…!」
「分かってござるよシショー、早速エスコートするでござる!」
そうしてRASNはフランに連れられてヒナとコヨミの所へと着いた。
「…すぅ…すぅ…」
「くぅ…くぅ…」
そっと二人が煙突から忍び込むとRASNはそっとコヨミの枕元にプレゼントの箱を置き、フランはヒナの枕元にプレゼントの箱を置いた。
「…とてもアドラーでござるな…(小声)」
「…!(小声)」
そうして帰りはちゃんとドアから出ていった。
「…シショー…折り入ってお願いがあるのでござるが…(小声)」
「…?(小声)」
「セッシャもシショーと一緒にプレゼントを配りに行っても良いでござるか?(小声)」
「…!(コクッ!)(小声)」
「メルシーでござる!早速着替えるでござる!」
するとフランは煙玉で煙を立てた。
「…変装完了でござる!」
そして煙が晴れるとそこにはサンタの格好をしたフランが姿を現した。
「ではシショー!行くでござる!」
「…!」
そうしてフランとRASNはぽっぽ達のもとに辿り着いた。
「来たか…っとそいつはどうした?」
「…!」
「…そうか、まぁ人手が増えるのはありがたいからな。」
「よろしくでござる!あとこれをどうぞでござる!」
フランはいつものようにどこからともなく洋梨を取り出してマールとガレアにプレゼントした。
「ふむ…サンキュー。」
「ありがとー!それじゃ早速レッツゴー!ハイヨーぽっぽー!」
そうしてソリにフランを乗せて四人は飛行島から飛び出して各地にプレゼントを配り回った。
そしてその翌朝目を覚ましたコヨミとヒナは枕元のプレゼントを見て大層に喜んだとか。