東方迷旅行記   作:言峰 綺麗

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旅行に行く前にせめてもう一話書いとこうと思いまして、KFCを喰いつつ書いております。言峰です。
暑いです。ほんとに毎日暑いです。
でもめげずに書きます。お気に入り登録してくれた人のため、そして感想書いてくれた人のため、ひいては読んでくださる人のため!
原因不明のタブが閉じる現象が起き、3000文字と2時間近くの時間が虚空に消えました。
めちゃムカついたのと、またやるのかという思いでいっぱいです。
でも愚痴っていてもはじまらないので、書かせていただきます。
ただかなり短くなってます。
国語40点の全力を持って!では……どうぞ!


第7話

俺は旅に出る!

え?俺が諏訪子の婿?え?聞いてないよ?ちょっ!おわああああーーーー!!!

 

 

 

 

 

神奈子視点

 

 

アマテラスでさえ敗れたか………つくづく恐ろしい男だ。

狂矢の力は、アマテラスと互角。いやアマテラスがろくに抵抗できず私の剣を使ったのだから、狂矢のほうが数段上手だ。

彼が手に入れば、私の全国統一への夢が一歩進む、いや…一気に現実となる!

私は彼の支配権こそ放棄したが、私がこの戦に勝てば彼を戦力として使役できるのは大きい。

なぜなら、兵士の補給は敗残国の使命なのだから。

彼を使い全国を統一し、私は孤独の牢獄から解放される。

今まで何物も寄せ付けぬほど強い持って生まれた神力を恨んだこともあった。

しかしついに私は、私のことを畏怖の感情を通して見ず、ただひとりの確固たる存在として見てくれる存在と出会ったのだ。

もはや彼を逃す手はない。彼は生涯私の伴侶として生きるのだ!!

 

 

 

 

諏訪子視点

 

 

やはり狂矢の血で強化された私でも破れない力だ。

アマテラスでさえ内部破壊しかできなかった。しかもできたのは骨を外すことだけ。

しかし、アマテラスが八坂神の剣を持っていたのは想定外だった。

どんな防御ですら立ち切り、致命傷を与える剣。だがそれも狂矢の前では意味を成さなくなってしまった。

彼の吸収能力によって、その力も飲まれてしまったのだ。

ほぼ全快してはいるだろうが、これ以上狂矢を戦わせる気は毛頭ない。

八坂神は私が倒し、狂矢は私のそばに……いや彼はおそらくこの戦争が終われば、この国を見たいと言うだろう。

私は…願わくば行ってほしくはない。しかしそれは彼が決めることだ。

返答で決めよう、私の伴侶となるか否かで!

 

 

 

狂矢視点

 

 

 

諏訪子と神奈子の実力はほぼ同等。

どちらの力が早く切れるか、そしてどちらが先に隙を見せるかで勝負が決まるだろう。

諏訪子「狂矢、私が勝ったらご褒美もらうからね!」

神奈子「狂矢、勝ったら私の悲願のために働いてもらうぞ!」

二人とも訳が分からない。なぜおれがご褒美あげたり、働かなくてはならないのか。

ただここは、こう返す。

狂矢「はい。」

何とも情けない声だったが、それでも彼女たちのやる気を出させるには十分だった。

明らかに威圧感が増している。

アマテラスも顔が真っ青だ。

戦いが始まった。とはいっても速すぎて身体能力強化の施された俺の動体視力でも全く追いつけない。音は聞こえるが、聞こえるのは「バキッ!」「ドガッ!」などまずい音しか聞こえない。

アマテラス「ぐっ!…がはっ…うぐが……」

まずい。アマテラスが血を流しすぎて神力が明らかに減っている。

ここは…諏訪子用にあらかじめ取っておいた俺の血の入った小瓶を渡す。

狂矢「飲め」

色で何なのかわかったのだろう。

アマテラス「君のか?」

狂矢「ああ。何でも俺の血はかなりの力に変換できるらしいからな。一気にいっとけ。」

アマテラス「すまない」

アマテラスはぐびっと一気に飲む。

するとあら不思議、真っ青だった顔は血の気が戻り前の男前に戻った。

狂矢「大丈夫か?」

アマテラス「ああ。傷を治して余りある力だ。魂も感じられないのにこれほどとはな。恐れ入るよ、私が勝てないわけだ。」

そりゃほめてんのかけなしてんのか?

アマテラス「おそらく、神奈子殿と君とでは君の圧勝だろうな。」

うん。ほめてたな。さっきのは確実にほめてたな。うむ。

不意に音がやむ。

上を見るとボロボロになった諏訪子を蔓で磔にして、今まさにとどめを刺さんと御柱を向ける神奈子の姿があった。

考える前に体が動いた。

狂矢「やめろおおおおーーー!!!やめやがれえええええ!!!!!!!」

神奈子は、ハっとして止めようとしたが遅かった。

巨木の槍は俺の腹を貫いた。痛みはない。ただ痛みがないという不思議さと死ぬのかという考えが頭を支配する。

後ろを見ると槍は諏訪子の眼前で止まっているようだ。

諏訪子は槍から飛び散った俺の血を浴び口をパクパクさせている。

狂矢「よかっ…た…助けられた……」

神奈子のほうを見ると、その目には驚愕と…絶望だろうか?その二つが浮かんでいた。

そして俺は気を失い、意識と体は闇に落ちていった。

遠のく意識で最後に耳にしたのは、俺の名を叫ぶ諏訪子の声だった。

諏訪子「きょうやああああーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

 

 

二週間後

 

 

体が重い。ただ<ヨルムンガンド>は発動していないようだが、動けないほどでもないようだ。

あとひどく喉が渇いている。もうずっと飲み物を飲んでいないようだ。体中が水分を求めている。

あとは、左手を誰かがつかんでいる。小さく温かい手。諏訪子だ。

諏訪子「ぐっ…えぐっ…きょう…やぁ…ぐすっ…」

泣いているようだが…?なにかあったのか?

諏訪子「死んじゃ……やぁだぁ……きょうやぁ……ぐすっ…」

どうやらひどい勘違いをしているようだ。

そこで俺は諏訪子が泣きながら顔を下に向けていることをいいことに、掴まれていない右手で諏訪子の頭をなでてやる。

諏訪子「神奈子…もういいよぉ…慰めたって狂矢は帰ってこないんだよ…?」

どうやら神奈子と思われているようだ。

俺はひどくしわがれているが、教えてやった。

狂矢「諏訪子、神奈子じゃない。俺だ。」

諏訪子は急に顔を上げる。

ずっと泣いていたのだろう。目が真っ赤になっている。

そして飛びついてきた。

諏訪子「きょうやあああーーーーーーー!!!幽霊じゃないよね?幻でもないよね?本物だよね?」

失礼な。幻が触れるもんかい。

狂矢「本物だよ。」

さらに強く抱きついてくる。

諏訪子「きょうやあああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

うん、諏訪子さん?しまってるしまってる。

そして声を聞きつけたのか、BBAミシャグジとアマテラスや神奈子まではいってくる。

BBA「おや!目が覚めたのかい!てっきり逝っちまったかと思ってたよ!」

アマテラス「神奈子殿の槍で貫かれて気を失った後、君は二週間寝ていたんだ。私ももうだめかと思ったよ。」

まったくどいつもこいつもそんなに俺に死んでほしいのか?

神奈子「あの後神社にあんたを運び入れた後の諏訪子の動揺っぷりったらもう、ミシャグジさんに狂矢を助けろとか狂矢を死なせるなとか狂矢は私の夫になるんだとか……あ」

??最後のところに気になる言葉があったのは気のせいだろうか?

諏訪子「もういいよ神奈子。隠さなくて、いい加減聞こうとも思ってたし。」

あー。まじでしたか。

諏訪子「狂矢、正直に聞かせて?貴方は私を生涯の伴侶として受け入れてくれるかしら?」

狂矢「つまりー・・・それは……俺に結婚する気があるかってことか?」

諏訪子は顔を真っ赤にしながら、うなずいた。

狂矢「それはなんとも言えないな。」

諏訪子「答えになってないよ。」

マズイ。ちょいキレ気味だな。

狂矢「つまりだな?家族としては当然ながら大切に思ってるけど、結婚の話は受けられない。」

これが最善の、だが最悪の答えだった。なぜ打って線引きこそ明確だが、当たり障りのない最も質問において答えにならないものだからだ。

諏訪子「なんで結婚できないかあててあげましょうか?外の世界を見てきたいんでしょう?」

ばれてた。

狂矢「何でもお見通しだな。諏訪子には。」

諏訪子「200年一緒にいたのよ?当然でしょう?」

狂矢「そりゃそうだ。で?旅に出ていいのか悪いのかそこんとこの返答をしてくれねえとな。」

ひどい選択をさせているのは分かっているが、やはりこの国と東方の世界がつながっているのかを見てみたいのは事実だ。

諏訪子「いいけど、一つだけ約束して……」

 

 

 

 

三日後俺は守矢神社を後にした。

結局戦争は引き分け。諏訪と大和は合併する話で落ち着いたそうだ。母体は大和、諏訪は吸収される形にこそなったが、神奈子が全国統一を断念。守矢神社に転がり込むことになったがまあいいんだろう。あの後神奈子からも求婚されたが、諏訪子が許さなかった。

結局洩矢は守屋へ改名。大和も解体され、この国は平穏を取り戻し守屋神社に集まっていた神も皆それぞれの国へ帰って行った。

結局約束させられたのは、定期的にここに顔を見せる事、最低三日はここにとどまることなどを約束させられた。

さて、次はどこに行こうかな?




途中で急にタブ閉じる事件なんかなかったら、もっと長く速く投稿できたのになあと思う言峰でございます。
ついに諏訪大戦(一日目で終了)が終結し、狂矢は旅立った!
旅行中に適当に話まとめて、旅行明けに一気に書こうかなと思っております。
では今後もよろしくお願いします!
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