カヴァス?いやいや俺は   作:悪事

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第三話

 キャメロットという国は、非常に多くの問題を抱えている。いくら、平和な時勢でも多くの問題が溢れる状況で重要なのは冷静に事を運べる後始末係ではないか。しかして、そういった陰の傑物はただのカリスマよりもずっと少ないのが世の常である。

 

 

 さて、キャメロットに引っ越しして数ヶ月が経った。キャメロットでは、アルトリアちゃんを乗せて狩りに行ったり、夜のキャメロットを爆走したり、城に帰ってアルトリアちゃんともどもケイの兄貴にド突かれたりしたくらいで別に大したことなく日々は流れる。

 

 そんなある日、城下にイノシシが出たという情報が出た。いや、農家の人にとってはイノシシの害は凄いらしいが、それを騎士に頼みに来るとは。そういうのは猟師にでも依頼して追っ払ってもらうべきではないか。なんせ、キャメロットの騎士は戦闘力がおかしい。トップの騎士王からしてビーム出す剣やら光線出す剣を所持しているんだ。オーバーキルにもほどがあるだろう。

 

 まぁ、キャメロットがこんな小さな話題で一喜一憂しているというのはブリテンが平和だということの裏返しなんだろう。さて、俺も平和を謳歌するとしよう。

 

 

 俺は安定の中庭でぼんやりとうたた寝をしながら、丸くなって寝転がろうとしていた。目を閉じようとすると、ガチャガチャと音が聞こえて来る。そこに完全武装したアルトリアちゃんがやって来てイノシシ狩りに協力してくれと駆け込んで来た。うん、今の俺氏の外見について触れておこう。普通の狼を遥かに上回る巨躯、鋼のような牙、犬歯、頑丈な骨肉。正直なところ、俺だってオーバーキル気味ではなかろうか。

 

 下手するとイノシシ、木っ端微塵だぜ。食べられなくなっちゃうよ?

 

 

 しかし、この身は所詮が獣であって意思疎通はどうも上手くいかない。仕方ないと体を起こしてアルトリアちゃんを背に乗せ、キャメロット城から出発するのだった。

 

 

 

 

 

 

 ……オイオイオイ。死ぬわ、これ。

 

 

 イノシシという事は聞いていた。害獣というのも聞いていた。狩りをするというのも聞いていた。しかし、ここまで大きいとは聞いていないよぉ!なるほど、こんな馬鹿でかいイノシシが暴れていれば騎士たちが狩りに引っ張り出されるわけだ。

 

 背中のアルトリアちゃんも剣やら鞘といったトンデモ武装を換装して戦闘準備バッチリだが、俺に関しては特にないぜ?ちょっと待った、なんか無いか鎧とかせめて剣とか。ほら、シフならアルトリウスの剣が……ここ型月世界だった。そりゃないか。まぁ、こちとら牙、毛皮に至る全てを武器とする獣である。

 

 

 

 要するにだ、来いよイノシシ。てめぇブッ殺してヤラァァァッ!!

 

 

 

 イノシシ狩りは無事に終わった。えっ、描写がない?だって、ほぼ戦っていたのアルトリアちゃんで俺は時々、噛んだり引っ掻いたりという程度。正直なところ、描写しようがございません。悪しからず。そうして、ブリテンに戻ってみるとやけに視線を感じることが増えた。視線の先を探ると、めっちゃ怖い騎士の兄さんがいた。そう、アグラヴェインと呼ばれる彼はジッと遠くから俺を見ていた。

 

 アグラヴェイン君、円卓でも若い方なのに苦労性のせいか、あんなにも老けた顔つきになってしまって。感涙を禁じ得ない、というか働きすぎでは?

 

 

 いつ休んでるんだ。というくらいアグラヴェイン君は働いている。おい、どうしたキャメロット。文官の労働基準は何処へ行ったというのだ。そうした働きづめの中、アグラヴェイン君は唐突に俺の前に現れた。

 

 

「カヴァス……貴方が王の猟犬か……」

 

 いや、カヴァスじゃなくてシフな。あと犬じゃなくて狼な。アグラヴェイン君、いやアッ君。無表情に俺の毛並みを撫でてくる姿は、もはやホラー地味ている。せめて、もう少し表情変えてくれるとありがたいのだが。いや、文句は言うまい。アッ君よ、働きづめで大丈夫か。なんか悩みとかあるなら、言ってくれても。

 

 

「……貴方と王が共に猪の王を狩る勇姿、見せてもらった。野心なくただ主人のために大地を駆る、感嘆に値する忠義だ。ああ、願わくば私も……」

 

 おっ、そんなに褒めてくれる?いいぞいいぞ、俺も気分がいい。悩みと言わず何でも言ってくれ。このシフ、今ならどんな言葉でも受け止めてみせよう。

 

 

「王に身を任せて頂ける程の信頼を築きたいものだ……」

 

 

 前言撤回、おい待て、アッ君。いや身を任せるって背中に乗せて走り回るってことかい?それは、動物の俺がやれば和やかというか健全だが、君がやるのは難しいんじゃないかなぁ!?いや、乗る難易度の問題ではなく、倫理的な問題が立ち塞がるのではないか?

 

 

 だって、想像もしてみろ。無表情なアッ君に跨り野原を走り回るアルトリアちゃん。左右上下全方位、どっから見ても通・報・案・件!

 

 

 アッ君、本当どうした!?働きづめで頭をやられたのか。大人しい子ほどハジける時は不味いって、そう言うことだったのか?そんなこんな考えているうちにアッ君はどっか行っちゃうし。ちょっと待った待った。これは危険なのではないだろうか。

 

 かといって意思疎通の出来ない俺に出来ることは少ない。出来るとすれば、彼を見守っていざという時に止めるくらいである。

 

 そういうわけで、翌日から俺はアッ君の執務室へ頻繁に顔を出すようになったんだとさ。

 

 

 

 

 

 

 サー・アグラヴェインことアッ君の部屋には多くの人物が出入りをする。多くは書類を持った騎士から、円卓の騎士まで……兄であるガウェインが特に多いのを見ると兄弟とは片方が、ちゃらんぽらんだともう片方が優秀になるという説を実証している様に見てしまう。

 

 

 ある日、そんなアッ君の部屋から出た時の事だ。エラい美人でボインな姉ちゃんを発見した。頭に三角帽を被り、黒のローブを纏う如何にもな風情。魔女というのが正しかろう。その魔女さんはなんたる事かアルトリアちゃんそっくりだったのだ。今の彼女を更に大人びさせて胸をデカくすればいいだろうか。

 

 

 つーか、本当デケェな。胸。

 

 このアルトリアちゃんに似ている魔女っ娘さん。聞くところによると名をモルガンというらしい。モルガンといえば、アーサー王の伝説でいう悪役ポジ、だがアルトリアちゃん顔のせいか、どうにも気が抜け心を許してしまう。それに幸薄いオーラがするような気がして放置して置けないのだ。

 

 アルトリアちゃんに似ているということもあってか、何度か飛びついたりジャレてみたり、肉球で背中をポンとやってみた。いや、だってこういうフレンドリーな距離感こそ人対人では築けないもの。そう、例え言葉は通じなくともこの眼とモフモフがあればなんとかなるような気がする。そんな、仲良くなろうという意思を込めボディタッチを続けた結果、俺が近づくたびにモルガン姉ちゃんが一瞬で何処かに消えてしまう距離感が構成されることと相成(あいな)った。

 

 

 あれぇ?

 

 

 

 

 

 

 キャメロットに新たな変化が訪れた。騎士王が連れてこられた猛犬、カヴァス。日を追うごとに眼を見張るような巨躯へと成長を遂げる摩訶不思議な動物であった。キャメロットの騎士一同は、王の連れてこられた猟犬ということもあり、平気な調子で頭を撫でる者すら現れた。あの魔術師とサー・ケイが何も言わぬ以上、危険は無いのだろうと、その存在を別段に意識することなく私は日々の責務に没頭していたはずだ。

 

 私ことアグラヴェインは、この円卓において裏切りを望まれて席に座すことになった男だ。忠義を翻すことを前提に円卓に座した私は、信頼に背を向ける自分を含めた……裏切り、不義、叛意持つ全ての人間を嫌悪する様になっていた。いわゆる人間不信とでも言うべきか。

 

 

 ……そんな卑屈な思いは我が王に出会うことで木っ端微塵に砕かれた。

 

 

 我が母、モルガンの策謀により私はキャメロットが円卓の一席を担うことに。だが、高潔にして民を慈しむ王に背を向けるような事をする気概もなく、何時の間にか、このブリテンの繁栄のため力を尽くすことしか興味が無くなっていた。

 

 その王が連れてきたカヴァスは時にキャメロットの中庭で見かける程度で、遠目からながら尋常ならざる気配を感じてはいたが、特別興味を惹かれる様なことは初めのうちは皆無だったのだから。

 

 カヴァスという存在について、私は深く捉えようとはしなかった。だが、そんな姿勢も"あの日"を境にして、変えられたのだ。

 

 雲の立ち込める薄暗い日、王はカヴァスの巨躯へと騎乗し、一騎でキャメロットから出立なされた。かねてより、ブリテン全土を荒らし続け多くの領民の生活を脅かした猪王、トゥルッフ・トゥルウィスが現れたという報せを受けた。王の実力を疑うわけでは無い。されど、王を一騎のみ先立たせるなど言語道断。私含め、ケイ、ガウェイン、ベディヴィエールたちと以下三百の騎士を連れ、王の後を追いかけた。

 

 

 マーリンを連行をしようと試みたが、無念にも失敗に終わる。しかし、その際に花の魔法使いは、不可思議な事を告げていた。

 

『カヴァスと共に駆けていったのだろう?ならば、大丈夫さ。彼の背に身を預けているのならば、王に危機は訪れまいよ』

 

 

 その言葉には考えにくい事だが、信頼……らしいものの片鱗が見え隠れしていた気がする。あの偏屈な秘密主義者にそこまで言わせるカヴァスという存在。彼の言葉は確証と言うに値するもの、だが私はあくまで自分の目でそれを確かめたいという思いが強くあった。

 

 

 王を追い、遅ればせながら私たちは王たちの元へ追いついた。かの猪王と騎士王、そして灰の巨狼カヴァスの戦場を見て騎士たちは一人を除いて絶句させられた。トゥルッフ・トゥルウィスを相手に一歩も引かぬ攻防を行う王の姿も感嘆するに相応しい。けれど、我々が最も瞠目したのは、王を背にその爪牙と顎門を持って猪王を嵐のごとく引き裂くカヴァスの武勇である。

 

 その爪牙と顎門は、キャメロットの中庭に番犬のように佇んでいたイメージを塗り替えて余るほどだ。灰の巨狼、この名には一切の誇張もなく、騎士王を背に乗せ戦場を駆ける光景は、人が想像し得るおとぎ話を容易く越える。鋭く、体内にまで反響するような狼の咆哮が、戦場に轟く度にトゥルッフ・トゥルウィスが斬獲されていく。斬り裂かれた肉、骨片は蒸発するがごとく刹那に消え去る。山のごとき威容を持っていた猪王も、体に風穴を開けられ、刻一刻と削られていく。

 

 大気は撹拌され、その場に留まることすら困難になり始めた。背の騎士王が聖剣を振るい、騎狼たるカヴァスが敵の防御の隙を喰らう。その姿、正しく異体同心。トゥルッフ・トゥルウィスは激怒の咆哮を放つが、カヴァスのそれを上回る負けるものかと言わんばかりの勇壮な遠吠えに掻き消されて、たじろぐように身を屈める。それが決着の一因、勝負の分かれ目となった。

 

 

 その一瞬に、王を背に乗せたカヴァスが、トゥルッフ・トゥルウィスを認識さえできぬ速度域で通過する。勝負は決まった。頭部を喪って崩れ落ちていくトゥルッフ・トゥルウィス、そして、それを当然のごとくと見つめるカヴァス。王は高らかに聖剣を挙げ、騎士たちの喝采が地を揺らした。

 

 この結果に驚きもせず事態を静観するサー・ケイに不安の色は見えなかった。私や、ガウェイン、ベディヴィエールは、かの王とカヴァスの勇姿に言葉もない。ただ、かの巨狼は王と並ぶ武を身に宿しているということが理解させられた。

 

 あれほどの武勇を持ちながらも王を背に乗せて、その意のままに在る姿。それこそ、私が人に渇望するものであるということをこの瞬間、私は悟ったのだ。私が余人に欲していたのは、対価を求めぬ真の献身。そんな真実の忠誠、それを人ではない巨狼が体現したという事実に皮肉を感じ取る。

 

 ああ、その忠誠、人でないことがつくづく惜しい。

 

 結局のところ、私たちは騎士王たちの勇姿を目に焼き付けただけで、猪王との対決は終了した。

 

 

 

「カヴァス……貴方が王の猟犬か……」

 

 

 猪王の討伐を終え、雑務に追われる日々の中で私は偶然にもカヴァスと遭遇することが出来た。いきなり、話しかけてしまったために、警戒されないかと思案するが彼には真摯に想いを投げ掛けるだけで理解すると確信を持っていた。

 

 かの巨狼の眼を正面から見ると、人が持ち得ない純真と忠義に輝いているようにさえ感じる。

 

 

「……貴方と王が共に猪の王を狩る勇姿、見せてもらった。野心なくただ主人のために大地を駆る、感嘆に値する忠義だ。ああ、願わくば私も……」

 

 彼は私の口にする言葉を聞いて、その四足で大地を踏みしめる。この巨大な体躯と、本物の忠こそ私の理想に他ならない。ええ、カヴァス。貴方こそ我が道標にして目的地なのだ。そう、叶うならば私も貴方(カヴァス)のように……

 

 

「王に身を任せて頂ける程の信頼を築きたいものだ……」

 

 

 そうだ、この先に如何なる困難が待ち受けようと、我が忠義に迷いはない。私は答えを得たのだから。人間を信じることのできない自分が、カヴァスの姿から得た忠誠という存在の解答。ああ、この出会いは何度生まれ変わろうと忘却し得まい。

 

 カヴァスよ、貴公にとって何ら特別なことではないのだろう。けれど、それこそ私がこの世界で最も求めた真実、"本当に信じられる宝物"だったのだ。……ありがとう、この一言に全ての感謝を。

 

 そして、それ以降、カヴァスは時たま私の執務室に顔を出すようになる。自分の気難しい気質ゆえ、歓待出来たかと言えば自信は持てない。カヴァスの頭を軽く撫でるくらいしか出来なかった気がする。それでも、カヴァスと共にある時間、その時間は騎士王と共に過ごした時間と並ぶ私にとっての輝かしい刹那だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、いや私こそがブリテンを救うはずだった。

 

 父であるウーサー、王の後見たるマーリン、彼らは何たることか私をブリテンの王とすることを認めず、赤き竜の模造に過ぎないアルトリアに王位を継がせた。彼らは分かっているのか?このブリテンを渦巻く危機と災厄に。このブリテンは滅びの運命にある。

 

 例え、足掻いたところでどうにもなるまい。そんな末期の国に必要なのは理想に囚われたお優しい騎士王では無い。冷徹に事を終わらせ、全てを己の策謀のままに片付けられる謀略の王だ。ああ、確かに彼女の目指す理想とは甘美なものだろう。しかし、それではブリテンは救えない。

 

 効率よく、民を動かし整理し間引く。そうする事で……いやそうする事でしかブリテンは救えない。国を守るために、消え逝く神秘と大地を守るためにはそれしか出来ない。私はアグラヴェインを円卓に座らせ、内部よりキャメロットを瓦解せしめんと画策した。

 

 

 けれども我が子は、アーサー王と名乗り出した妹の理想に熱を浮かし私の元を去っていく。

 

 

 なんと、愚かな。騎士よ、お前たちは国を守る正義の剣ではないのか?

 

 もはや、全てに見切りをつけた私は、円卓を崩壊させるためだけの騎士を"生み出す"ことに決めた。その騎士が裏切ろうと裏切らずとも、王が騎士を受け入れようと突き放そうと、どうあっても何があっても結果として円卓を崩壊させる"叛逆の騎士"。

 

 その騎士を生み出すためには騎士王の体の一部が必要だ。髪でも血でも、何でもいい。魔女と呼ばれる誹りも受け入れましょう。そう、私を認めなかったブリテンを、この私の意思で滅ぼす。

 

 

 騎士王の体の一部を手に入れようとキャメロットを訪れた時、見慣れない獣がキャメロット城の中庭に鎮座していた。何でも騎士王が連れてきたカヴァスという猟犬ということだったが、私はカヴァスを見た瞬間に身が(すく)んだ。

 

 

 神秘と異なる法則に基づいた巨躯、大気から空間、虫や霊、あらゆるモノの存在を捕食し自己を高みへと引き上げる極大の理不尽。あれが猟犬だと?耄碌(もうろく)でもしたのか、花の魔術師。あれは、あれだけで世界を塗り替えられる怪物に違いない。

 

 あれは望めば、世界から死を奪い不死者をこの世に溢れさせることも可能だろう。

 

 あの怪物の実体に気がついていない愚かな騎士は、何たることか普通の獣のごとく毛並みや頭を撫で回し愛玩さえしている様だ。

 

 私はカヴァスに関わらないと決めて、王の体の一部を手にすることに専念しようとした。だが、あの猟犬は主人の害になる事を察したのか私を監視する様に行く先々に現れる。そして、恐ろしい事に私の胸元、心臓付近をその両眼で捉えていた。

 

 下手な行動をすれば、カヴァスと呼ばれる灰の巨狼は我が心臓を抉り取るだろう。

 

 いつか来るであろう、機を伺うのだ。

 

 

 騎士王の体の一部を採取することは至難を極めた。いざ、騎士王に近づこうとすると、カヴァスは私へと飛びかかり威圧してきた。ある時には私のローブの裾を踏んで私を転ばせたりもした。別の場合には魔術で完璧に姿を消した私の背後から気配もなく柔らかな感触の前足を当てて来る始末。まるで、いつであろうと貴様を殺せるのだぞ、と言わんばかりの接触は大いに私を苦しめた。

 

 やがて、私はカヴァスの出現と同時に姿を消す事にした。そして、数ヶ月の試行錯誤の末に私は、アーサー王の身辺より体の一部を手に入れる事に成功する。

 

 円卓の崩壊は確定された。栄華に輝くキャメロット、滅びの時を待つがいい。

 

 待っていろ、騎士王アルトリア。そして、覚えていろ、灰の巨狼カヴァス。

 

 

 このモルガンの子である騎士が円卓へと座す時、怨嗟と嘆き、悲鳴が響きキャメロットは終焉を迎える。騎士たちの座す円卓の席は崩れ堕ちる。

 

 

 "騎士たちに席は無し"

 

 


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