ロビーのターミナルを操作していると、アリサちゃんが少し回復したらしいことを聞いた。うーん、このあたり、どうなってたかあまり覚えてないんだよな…。
まあ何にせよ、僕は僕の出来ることをするだけだ。
「…っと。出来た」
そう。
ついに!
おめでとう!20型ガット真は、28型ガットに進化した!(ポケモン感)
ちなみにステータスはこんな感じ。
20型ガット真
破:×2.3
貫:×1.3
火:×0.5
氷:×1.7
雷:×1.9
神:×0.5
スキル
スタミナ↓小
ノックバック距離↓小
↓↓
28型ガット
破:×3.0
貫:×1.3
火:×0.5
氷:×2.5
雷:×2.5
神:×0.5
スキル
スタミナ↓小
ノックバック距離↓小
ついに。ついに、氷と雷が2倍を越えた!
いやぁ、無印基準の難易度4~6を、盾による防御なしの低耐久紙装甲で、武器がランク3とかいう地獄を乗り越え、ようやくランク4の武器まで来ました!つらかった…。
むしろこれまでの二年間、20型ガットのままでよくエリック死ななかったな…。というレベルである。腐っても、極東の神機使いか…。化け物だらけだな、極東。
「ん?」
ターミナルの操作を終了するつもりでいたが、ふと新しくメールが来ていることに気付いた。はて。ブレンからの成果報告については確認したはずだが。
そう思ってメールボックスを開くと、父さんからだった。ついに倒産したか…。父さんだけに。
や、まだメール見てませんけど。
「ああ、そうか…」
内容は、リンドウが死んだ(という扱いに極東ではなっている)ため、父さんがこちらに一度来る、というものだった。その時に顔を見せてほしい、とか。
…リンドウの存在は、おそらく父さん達フェンリル傘下の企業にとっても大きな存在だったのだろう。
物資の輸送の護衛、取れるアラガミ由来の素材、卓越した戦闘技術とそのノウハウ…。
特に父さんは僕やエリナの事があるから、向こうの人達の中でも極東とは繋がりがある。それも含めての人選だろう。まあ、父さんは選ばれたというよりむしろ選ぶ側なのだが。
…そういえば、リンドウが居なくなってから、もう一週間以上経つ。普通に考えれば、生存は絶望的だ。
だが、実は僕はあまり心配していない。だってリンドウだし。
それに、ぶっちゃけリンドウが死んでいたとしても、それは無印ならある意味正史とも言える。仕方ないね。
むしろ自分が明日生きているかどうかの方が心配なまである。この前みたいに自分以外が新人とかだと普通に全滅しかねないし…。
さて、オラクル自動回復量の上がる強化パーツ、
『上田オリジナル1』も新たな相棒に装備した。回復錠も回復錠改もありったけ持ってる。回復球も回復柱も持てるだけ持ったし、スタングレネードも同様だ。
さあ、今日も張り切って逝きましょう!