「はぁ…」
勝手にこの体(エリック)が受け答えをしてしまったせいで、博士からのお使いで堕王油を3つあつめることになってしまった。
いや、まあアラガミ化の進行を押さえる薬の制作を頼んだのは俺なので、ある意味自業自得といえばそれまでなんだが。
…しかし、堕王油か。
堕王油。
クアドリガの堕天種から落ちる。部位破壊しなきゃダメなんだったかな?もう覚えてねえよ…。
つか、難易度どれくらいまで現状受けれるんだろう。ヒバリちゃんに聞いてみよう。
「ヒバリ嬢」
「はいーーーあ、エリックさん!どうされました?」
「今受けられる任務を教えて欲しいんだが…」
「はい、ええと…。今は危険度6までの任務を受けられます!危険度6の任務を表示しますか?」
…危険度?なんぞそれ。
と思ったので、とりあえず見せてもらう。ふむふむ。
・ヴァジュラ2体の討伐
・ウロヴォロスの討伐
・ヴァジュラ1体、シユウ1体、荷電性シユウ1体の討伐
・堕天種クアドリガの討伐
・極地適応型のコンゴウ2体、およびグボロ・グボロ1体の討伐
etc...
わかった。危険度6ってゲームでいう難易度6だ。
その証拠に、報酬部位に獣神雷毛とか混沌爪、混沌苔、堕王鎧や堕王砲がある。
けど、たしか難易度6はプリティヴィマータさんとかもあったはずなのだが…。マータさんの名前が見当たらない。まだ未発見…ってことか?シナリオの時期的に考えて。
オーケーわかった。とりあえず、バレットの編集をしてから誰か一緒に行ってくれる人を探そう。
「…ありがとう。また後で来るよ」
「かしこまりました」
ヒバリちゃんにお礼を言って戻ることにする。
向かうは…ターミナルだ。
面どっちいので出撃用ゲートの隣で。ていうか、ゲーム内でわざわざ自室のターミナルを使うのはシナリオの時くらいしかなかったし。
さて、まずは弾は編集。お金がけっこう吹っ飛んでいくけど、炎、氷、雷、神の4属性を作る。内臓破壊弾も脳天直撃弾も、ゲームではスナイパー一筋だったからオラクルポイントが少し少なくすんでた(はずだ)けど、ブラストとか無印とかバーストの時代では初めてだぞ…。そもそもこれ、撃てるのか?
かすれかけているうろ覚えな記憶を頼りに、なんとかそれっぽい弾は完成。内臓破壊弾、脳天直撃弾、プリティガン。内臓破壊弾は4種、脳天直撃弾も4種、プリティガンは炎と氷の2種。プリティガンは炎だけだと、破壊前に死んじゃったりするから念のため。ゲーム時代まんまとも言う。しかし値段たっかい…。ゲームでもお金かかったっけ?覚えてないな…。
あ、ブラストでも全部撃てた。ただ、内臓破壊弾は確かスナイパーだと3発撃てたはずなんだけど、ブラストだと2発しか撃てない。…銃オンリーって、どうやってオラクルポイント回復するのん…?あれか?アイテムだけ?
…え?正気?