旧作・規格外の起源   作:獅狼

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第九話

八話の別視点バージョン

 

 

Side ○○

 

「今日はどの歌から始める~?」

 

「ちぃはこれからはじめたい!」

まったく、この二人は

「歌う順番はもう決めてあるわよ、開演まであと半刻しかないのに今から話し合い始めても間に合わないでしょ?」

 

「「え~」」

 

「仕方ないでしょ、二人ともわがままばかり言って譲らないんだから。」

それにしても、外の騒がしさがいつもと違った感じで・・・何だか近い?

「ねえ、二人とも何だか外、変じゃない?何だかいつもと違うと言うか・・・」

 

「ん?そういえば何だか聞こえてくる声が違うね」

 

「これは・・・何だろう、喧嘩にしては何だか変だし・・・」

 

「ちょっと・・・何だか悲鳴が混ざってない?」

 

「・・・確かに、いつもの叫び声と違って何だか必死な感じの声が混ざっているわね。」

 

「・・・ちょっと、外を見てみる。」

そう言ってちぃ姉さんが外に顔を出し様子を伺う・・・

すぐに顔を引っ込めた。

何だか信じれないものを見たような表情でこっちを見る。

「ちょ、ちょっと、急いで逃げる準備して。なんか皆が剣まで取り出してる。」

 

「え?どう言う事?どこかの軍が攻めてきたの?」

 

「ちがう・・・皆黄色い布つけてたし、何でか分からないけど・・・何だか普通じゃなかった。」

 

「普通じゃない?」

 

「だって・・ ‐ドンッ!!‐ !!」

 

‐‐‐rア゛ァァァァaaan!!

 

一人のおかしな雰囲気の男が天幕の中に入ってきた。

「ひっ・・・」

「な、なに!?」

「う、腕が・・・」

その男は片腕が無い。

だがしかし、痛みを感じている様子が無い

そして、足を引きずるようにこちらに近付いて来る。

 

グッ・・・

 

兵士の歩みが止まる。

私は、視線を下に下ろすと、一人の兵士‐‐自衛(こうきん)団の一員だろう‐‐が男の脚2しがみ付いていた。

 

「お逃げ・・・ください・・・陣の中は・・・半数が、・・・こ、この者のように・・・」

 

‐‐‐rア゛アァァァaaaン!!

ザシュッ!!

「グァ!!」

男が兵士に剣を突き刺す。

そして刺したまま横に払い、脚にしがみ付いていた兵士を転がす。

「あ、ああ」

「こ、来ないで・・・」

「だ、誰かーー!!」

 

ズシャ

天幕の入り口がナニカに切り開かれる。

 

其処にいたのは

 

返り血で体を真っ赤にし

 

中には四肢のどれかを無くしている者もいる

 

目の前にいる男と同じ目をした、集団だった。

 

‐‐‐rウゥゥゥゥゥゥゥuuuuu!!!!

 

‐side out

 

 

 

another side 覇王

 

鍛錬は十二分、士気は高く、策も練った。

 

低い損害で終らせれる戦のはずだった。

 

しかし、あれの、あれのせいで、数倍、もしくは十数倍の被害が出てしまった。

 

 

 

 

攻め込み始めて、向こうの動きが無かったため、所詮は賊か、と思っていた。

 

敵陣に攻め入ってはじめに見たものは、

 

黄色い布を赤く染め、異様な雰囲気の集団と、足元に転がる大量の死体

 

それらがこちらに気付き、グリンといわんばかりにこっちを一斉に向く。

 

その異様な雰囲気、不気味さにのまれ、一瞬動きが止まるが、各将の号令とともに攻め始める。

 

やつらはおかしかった、胴体を袈裟に斬りつけても、腕を切り落としても、何も無かったかのように攻撃をしてくる。

 

まるで何かに操られているかのように。

 

一部の兵から妖術だ!!の声も上がり士気が下がりかけたが将達が首を落とせば倒せると鼓舞し、何とか士気を保つ。

 

そして、集団の中心付近に来たとき、より、異様、否、異常な集団がいた。

 

黄色い服、赤と白の縞々、真っ赤な髪、異様な存在、ある一人の異形ともいえそうな男?を中心に、

数十人が踊っている。

 

その集団は、こちらの兵が切りかかっても踊りを止めず、不可思議な動きで避け、ほら、また一人。

 

「乱、乱、流ーー!!」

ドカ、バキ、ドガッ!!

 

器用な三連激で吹飛ばされる。

 

隣にいる一刀が信じられないものを見るような顔で中心の激しく踊っている男を見ている。

さて問いただすとしよう。

 

「一刀?あの男に関して何か知っているわね、言いなさい。」

 

「あ、ああ、言うがちょっと待ってくれ、確証がほしい、何かを言っているのか聞こえそうなんだ。」

「仕方ないわね、少しだけ待ってあげる。」

 

 

「らんら、らんら、らんらららんら、らんらららんららんらんらんららららんらんるーーーーらんらんるーーー

これかこれかこれかこれかこれかこれかこれか

あっらーあっらーあっらーあっらーー

あらーーーー

らんらんるーーーーー

・・・・・・」

 

 

 

「うそだろ、嘘だと言ってくれ!!」

「ちょっとどうしたの一刀!!」

「なんであいつがいるんだ!!」

「一刀!!、落ち着きなさい!!そしてあれはいったい何なの?」

「ハァハァ・・・ふう、ごめん、取り乱した。

でアイツに関してだったな、ある場所では教祖とか狂気のピエロ・・・道化師だとか言われている。」

「宗教家?」

「そんなものじゃない。場合によっては撤退も考えたほうがいい。」

「どういうこと?撤退だなんてそんな「兵の大半を失う事になるかもしれない」っ!!」

「黄巾のやつらを見ただろ?あれは、おそらく洗脳とかされた結果だと思う。」

「・・・」

「なるべくアイツを見ないように待機だ。もしかしたら帰ってくれるかもしれない。」

「おそらく、周りにいる奴の数倍は強いだろうと思う。」

「弱点とかは無いの?」

「分からない。あいつにはいくつか種類がある。そのどれなのかも分からない。でも長期戦だけはだめだ。あの踊りに感性が合うと間違えなくあっちに行ってしまう。」

「それで、どうする?戦うか、後退して、待機か。」

 

・・・

・・・・

・・・・・

そして、私は可能性の薄い待機より、戦う方を選び全軍を投入し、周辺のやつらを先に片付け、大群でアイツを押しつぶそうとした。

所詮は一人、数には勝てまい、そう思っていた。

 

しかし、奴はそれをあざ笑うかのように素手で渡り合い

時には、何か食べ物のような物を投げて攻撃してきたり

空に跳んだと思ったら巨大な食べ物や、お盆にのった定食?を落としたりもしてきた。

 

そのたびに一刀が何かを叫んでいたけど、煩かったので少し黙らせた。

 

正直、春蘭たちが巻き込まれていない事が幸運だったとしかいえない

 

 

そして、少ししたら、奴は初めからいなかったかのように消えた。

 

消えて少ししてからあれが去ったと実感して不覚にも座り込んでしまった。

周りを見てみると戦っていたものたちは互いに抱き合い生をかみ締めていた。

一刀だけが他とは違う反応をしていたけど・・・どうでも良いわね、それは。

 

壁は大きいほど燃えるみたいなことを言ったけど、

あんな天災はもうカンベンしてほしいわ。

 

 

 

************************************************

とりあえずオリ主の元のレベル

     17

戦闘による経験値でのレベル

     24

ボーナス経験値による現在のレベル

     60

1週間後のレベル

     68

45000人から力を短時間で集めた為吸収効率が跳ね上がり

生2.03% 死5.46%

 

 

 

 

 

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