旧作・規格外の起源   作:獅狼

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第二十九話

 

「おはよう、良く眠れたか?」

一晩経ち翌朝、俺は独身男性(仮)のもとを訪れた。

彼は独り身、故に部屋に入る前に最低限の合図をしてなかに入って起こす。

「ん、・・・・・・・ん?ここは・・・・・・ああ、そうか、そうだったな。・・・・・・・・おはよう良く眠れたよ。」

自分のいるところが少しだけ分からなかったようだ。

「昨日、食事した場所は覚えているか?」

「あ~・・・・・確か・・・・・・この家を出て右に行って大通りを左に行って少しで左側だったか?」

「惜しい、大通りを左に行ってあと三階建て・・・・・・・他より少し大きい建物で右側だ。だけどそこまで分かっているなら良い、今から朝食の最後の仕上げをするから、他の人、起こしてから来てくれ。」

 

「了解、何から何まですまない・・・」

 

「なに、元気になったらしっかり働いてもらうさ、その事についての話も食事が終わって落ち着いたらするから、どうしたいのか話し合いながら来るといい、井戸はそっちの扉から出たところにある。じゃあそういうことで、あまり遅くなるなよ、料理が冷めかねないからね。」

そう言い彼に割り当てられた家から出て、まだ寝ている難民家族×3の家の前を通り食堂へ向かう。

 

家・・・・というより部屋の方がしっくり来るかな?まあ、そんなことは同でも良いか。

 

これで労働力確保が出来たと見て間違いはないだろう。

同じ面積でもしっかり手入れをして良い物が作れるようになる。

いや、作付け面積を広げてもいいかもしれない。

 

大体五反+野菜等まで広げて空き地(もう既に何かが在る場所以外)の大体5%・・・・え?

確か・・・最初が大体一反と少し、爺さんは外に山菜取りに言ったり狩りをしていたようで水田以外は割と狭かった。

こう考えると一人分で1%になるということは・・・・全部を農作地化すると100人分になる?

 

城壁内部に何故これだけの空き地が?

 

建物とかも良く考えれば100人以上が住める広さと数が在る。

 

あの爺さんはこの森に隠居したみたいな事を言っていた、他人を寄せ付けないような森の奥深くに。

 

一応は、人が二、三人並んで歩ける程度の幅の道はあったそうだが・・・・爺さんが死んでからは誰も使っていなかったので雑草だらけだろう・・・・どっち道年に一回使っているかどうかだったので正直獣道と変わらないだろう。

 

 

ということは・・・・あの人、一人で此処を作ったのか!?

 

 

・・・・・・・

・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題(深く考えるのはよそう)

 

 

 

 

 

それよりも彼らの今後をどうするかだ。

 

まずは・・・・此処でしばらく農業か何かをしてはたらいてもらう。

農民だって言っていたし、まあ農業だろうな。

次に外に出て行くのか行かないのか、これは彼らが出て行きたがっても暫くは待ってもらわなければならない。

なぜなら・・・・・門を開く機械は壊れたからだ!!

 

 

 

うん、前回見事に主軸がへし折れて使い物にならなくなった。

やっぱり、一人で動かせるように―――――この時代、ベアリング以前にそのようなものを作る技術すらないようで、木同士などの擦り合う摩擦、少なくなるよう間に石を挟んでも限界が在る。

一人で出来るようにするには、装置の重さを抑える必要があった。

故に強度が足りず・・・・・ボッキリ逝っちゃったんだ。

 

あの爺さんも何で、も○○け姫の門を再現したんだか・・・

 

 

っとこんな事を考えているうちに仕上げも終わってあとは並べるだけ。彼らも、もうじき来るだろう。

 

 

俺の作った作物は栄養価が高い、それにマナも豊富だから魔力切れの時にも食べると回復が早い。

今はマナは別にいらないが栄養価が高く吸収消化もなかなかに早い。

 

 

明日、遅くても明後日には元気に・・・・むしろ、逃げ出す前よりも良くなるかもしれない。

 

しかし、育ち盛りな子供も居るわけだし、動物の肉(性たんぱく質)も要るよな~・・・・

 

 

って、俺も育ち盛りの子供か!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、全員そろったかな?・・・良しそれでは頂きましょう。」

 

「はい、頂きます。」

「頂きます。」

「おいしー」

「これうめー」

「だめでしょ、ちゃんとお礼を言ってから食べなさい!!」

 

「はは、別に良いですよ。さ、冷める前に頂きましょう。」

何故か敬語で話す俺、何でだろう・・・

 

 

 

 

 

食事中・・・・・・

 

 

 

 

「さて食事が終わった事ですし、今後のことを話しましょう。

 

初めに言っておきます。

 

 

 

 

 

暫く、この中からは出れません。

 

 

 

さて、このことをふまえて話し合いを始めましょう。」

 

 

「ちょっと待て、ここから出られないとは如何言う事だ?」

一人身の男性が言う。

「ああ、それはですね。あの門を開けるための装置が昨日大破しまして、確か言いましたよね?主軸が折れてしまったと。そういうことで新しい装置を作るのに時間が掛かるという事です。」

うん確か迎え入れたときに言った筈だ。

「何とか外に出る方法は無いんですか?」

一人の女性が言う、よくみるとなかなか綺麗な人ばかりだ、中の上?

「在るには在りますが何か急ぎの用でも?ちょっと危険な方法なので・・・」

 

「いや・・・・急ぎの用なんてないよ、良く考えたら此処はかなり安全な場所だ。

外に出て可能性は低いが、まだ私たちを探している兵士に見つかったら今度は助からないだろう。

だから暫く此処に置いて貰いたい。

と言うのが私の意見だ。」

今まで話していなかった既婚の男性が言う、どうやらこんな状況で現状について考える事の出来る人らしい。

「ふむ、どうやらそのご家族は同じ意見みたいですね。他の人は何か意見はありますか?」

在るわけがないだろう。確か当てはないがいい噂を聞く国へ行ってそこで何か職を探してって言っていたしな。

「私たちもその案でお願いしたい。」

既婚者の男性Bがそう言う。

「同じく私たちも頼む。」

既婚者Cも同意する。

「私もお願いする。」

独身男性も言う。

 

「何か、私に対して酷いことを言っていないか?」

・・・勘の良いヤツめ・・・・

 

 

 

 

「と、いうことは皆さん暫く此処に滞在ということですね。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

 

「まあ、無論働いて貰いますよ。私一人で手が足りなくて困っていたんですよ。

ということでこちらこそよろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

と、まあ、こんな感じで労働力を入手した。

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