旧作・規格外の起源   作:獅狼

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第三十一話

 

 

さて、いよいよ十二歳、生前の時代で言えば小学六年生の年齢、体もだいぶ出来上がってきた。

この一年では、武器と鎧(革と鉄の混合)を作って男どもに最低限の自衛(俺基準)ができるように鍛えて、突撃槍(ランス)、大剣、大槌(ハンマー)、片手剣盾付きetc

 

流石に、これらの武器は俺が作ったわけではない。年齢的にまだ一年くらいは包丁や農具より大きなものは作らないつもりでいるからし-。

これらの武器はあの鍵束で大きな倉庫を開けたらそこから出てきた。

 

それを見て漸く爺さんの得た能力が判った。

モンハンの装備作成技術とその素材を手に入れる方法だ。

そして、ハンター並みの身体能力を手に入れるための波紋。

これだけピンポイントということはどこに転生するか知っていたのだろう。

確かに聞いた話だと現在(ここで)の主流の武器は剣と弓、しかし、一部例外的な武器を使う人がいるらしい。

 

まあ、流石に槍は木製の持ち手に鉄製の穂先が主で突撃槍のような重量級の槍は一般的ではないそうだ。

だが、教えた。

 

大槌(ハンマー)は・・・・特定の軍には居るらしい、将軍の武器に合わせるように同じ種類の武器を持つ兵士も結構いるらしく、将が大槌だと三割ほどが影響されたという話を聞いたことがあるらしい。

そして、やっぱり基礎は教えた。

 

しかし・・・・・鉱石が取りやすいとはいえインゴット装備が各10セットあるというのには驚いた。

だけど、残念ながら着てまともに動ける奴はいなかった。そしてこの時、鍛えて使えるようにしてやると決意した。

 

 

 

俺?無理だよ、身長がまず足りない。

今までと同じように成長すれば再来年には使えるくらいの身長、体格になるだろう。

 

しかし、ここ最近、よくこの森に人が入ってきているようなんだ。

ちょっと森の最深部(ここ)から中間地点より外側に山菜採りその他のために出かけた時に森の入口から100m位の地点まで人が入ってきていた。

 

 

だけど猪のボス(まるでドスファンゴ)を見て見つかる前に退散していった。

爺さんの能力のせいか、異常にでかい猪四,五十匹に一頭ドス・・・じゃなくてボスがいる。

と言っても本当に群れのボスと言う訳ではなくただそれくらいの数、デカイ異種が居るという事だ。

完全にファンゴとドスファンゴなんだけどね。

ほかは普通の動物ばかりだから問題ない。

ファンゴ(仮)の個体数はおそらく500頭ほど、つまりドスは10~12頭ほど居ると言う訳になる。しかし、何故だか狩っても数日で増える。

森はかなり広大だが、大猪(ファンゴ)も一箇所に固まっている筈もなく一緒にいるのは二,三頭。

だから、正直な話三十分も歩けば必ず遭遇する。

俺は肉としてよく狩っているが・・・・・兵士十人いれば半分犠牲に一頭・・・否、だいたい二,三頭が固まっているから三十人で頑張ってばらけて狩って・・・・担当外のやつの突進をくらう事も考えると・・・四分の一が生き残って3頭狩れるかな?

表皮が分厚いせいでまともに剣が入らないんだ・・・・

俺は斬刀で狩りを行なっているから関係ないのだが・・・ここの剣は斬るは斬るでも叩き切るだから、ちょっと難しいなダメージは入れられるけど致命傷は与えにくいだろう。

 

と言っても十歳六ヶ月位から一頭だけのところを背後から一刀両断していて、最近漸く正面から狩れるようになった。

何度か死にかけたのはいい思い出だ。

まさか、倒して欲しい分の肉を剥ぎ取ろうとしてところで草叢から出てくるなんてタイミングが悪い。

目的の半分だけとって逃げたよ、その時は。

ドスと?流石にまだ戦おうとは思っていないよ。流石に一発も喰らわずあれを倒すのはきついから、ちゃんとした防具を装備してから狩りに行くよ。

でも、狩る必要性がないから衝突は避けている。

 

 

あの人たちが此処にたどり着いた時の事を考えていろいろ用意しておくか・・・・弩とバリスタのたまを用意して・・・門の開閉装置は・・・あと少しで完成か、真逆、必要な木材が無くなるとは思わなかった。

主軸となる丈夫な太い真直な木がなかなか見つからなくて大変だった。

でもあと少しで完成だ、完成したら男衆連れて猪狩りに行くかな。

 

 

実践は重要だ。まあ、こいつらが使えるようになったらドスも狩りに行ってみるか。

 

 

 

 

 

あと二,三年掛かりそうだけど!!

 

 

 

 

まあ、この話は横に置いておこう。

 

しかし、解体包丁[政宗君]は今日もいい切れ味だ。

粗雑な鎧なら中身ごと三枚おろしにできそうなくらい。

何を解体してるかって?猪に決まってんじゃん。

すぐに解体(バラ)して処理しないと臭みが残るからね、大急ぎで解体中。

 

「零閃!!」

 

今は一機が限界です。

去年から練習を初めて一年でこれだからこの体のスペックはすごい。

戦士じゃなくて侍だったらもっと早かったのだろう。

 

にしても元農民とはいえあの男衆、素振りだけならもうすぐ今年11の自分の子供にもう、並ばれそうってどういう事だ!?

癖で切りおろしが鍬を振るように大振りになりすぎるのが良くない。と言うか此処の鍬なら軽くで十分使えるのだからそろそろなんとかして欲しい。

朝昼晩の食前食後の素振りを200から400に増やすか?

ちゃんと体型にあった重さの木剣とか使わせているんだけどなあ。

夕方の模擬戦の密度も上げるか?

毎日ちゃんと波紋の呼吸もどきもさせているのだが・・・やっぱり、全員に武将と一対一で戦えるようにってのは厳しいか?

もう体も農業用にできていたのから作り直さなければいけないから・・・・

子供たちは一から作れるから良い出来なんだよなァ~

でも成人男性四人男の子三人と俺だけだと広さの割に戦力が不足していて護りにくいんだよ・・・

流石に女性にも護身として弩と短刀を簡単に教えてはいるけど・・・・女の子二人が弩の一番軽いのでダーツのように遊ぶのから下の上の弩でまるで弓やアーチェリーのような競技レベルで遊ぶようになっていたのは驚いたが・・・・時々ママさん方も参加しているところを見るが・・・絶対やり込んでいるよ、あの人たち、静止的になら照準合わせるの一瞬だから。

 

もしかしたら男より女の方が強いかもしれない・・・否、強い?

 

投げナイフでダーツみたいなことやっていたしさ・・・この調子なら後衛任せても問題ないかも・・・・

 

 

 

ああ、そうだ、難民の皆さん全員此処に定住する事になった。

 

 

まあ、去年聞いたら何を今更って感じで言われたんだけど。

 

 

さて、さばいた猪肉もすぐ使うもの、燻製にするもの、塩漬けにするものなどに分け燻製以外の処理は終わった。

 

昼食の下ごしらえも終わったことだ、燻製は・・・まあ、時間まで放置しておけばいいか。燃やす物なら立体渦巻き蚊取り線香のようにして、時間で燃え尽きるようにしたから問題ない、多分。

 

 

 

さて、一人目片手剣

 

「167、168,169,170・・・・」

 

お、そろそろ終わりそうか・・・・でもやっぱり少しブレがあるな。

 

二人目大剣、あの唯一独り身の人だ。

 

「フンッ!!( ゜д゜)ハッ!エイヤァァァ!!」

 

踏み込みながらの三段切りの練習、ノルマの200回素振りはもう終わって、自主練習のようだ。

 

途中におふざけが入っていたのは見逃してやろう。

 

三人目突撃槍(ランス)、

 

「シッ、シッ、シッ!!ハァァァッ!!」

中段下段上段突きからのなぎ払い、突きは小さな動きで鋭く、なぎ払いは奇を狙って唐突に大きく、突きにちょっとのブレがあるがおおよそできている。

扱いの難しいこれをなかなかの練度だ。

ただ攻撃からの防御への切り返しが少し遅い。

彼は一日に最低二時間の重装備での走り込みをさせている。突撃槍が突撃できなかったら意味がないからだ。

塀に十等分に壱、弍、参と線を引いて書いてあり、一日にどれだけ走ったかをメモするように言っておいた。

成果は出ているみたいで、最初は弍、参で倒れていたのが今では一周半くらい行けるようになったそうだ。

外周およそ20kmつまり30kmを約80kgの装備を着て走れると言う凄いのが出来てしまった。

しかし、最高速度は5秒だけ36km/hつまり、50mを五秒で走り抜ける。

その後著しく動きが鈍るが・・・

 

 

さて四人目、大槌(ハンマー)使い、

 

「150、151,152,153・・・」

 

なぜか横振りの練習ばかりしていて、振り下ろしはあまりやらない奴だ。

 

しかし振り回しが加速してそこからのカチ上げが怖い、そんなやつでもある。

本人曰く、「こっちのほうが当たりやすいし、相手が吹っ飛ぶのって・・・・なんかスッキリする。」

だそうだ。

右からでも左からでも殴れるスイッチハンマーを目指しているらしい。

 

次は女性陣・・・・何処だ?

 

 

少し歩いて、女性特有の姦しい声が聞こえてきた、何かで盛り上がっている。

 

どうやら壁の上から・・・

 

離れたところに五つの的、壁から三つは80m、二つは60m、それぞれの命中率は順に六割七割五割、八割七割。外れたモノも周辺に刺さっていることから、中心を狙えば、相手の大きさによるがだいたい当たるだろう・・・

 

 

つ、次だ!!

男の子達は・・・

 

居た、一人が審判をして模擬戦のようだ。

チャンバラとも言う。

木剣を使って斬り合い、利き手の反対には木製の盾、片手剣での模擬戦のようだ。

 

良く動く、攻め続けさせないように守ってすぐ攻撃、相手の攻撃の出に盾をぶつけて潰したり、とてもじゃないが子供の遊びではない。

 

 

 

 

 

 

あれ?十分逸般的じゃね?

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