旧作・規格外の起源   作:獅狼

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第三十四話

 

さて、この村には力、技、速の三人衆がいる。(一週間前に決めた。)

 

力は阿吞、そして今回は・・・

 

技の『防人(サキモリ)』

 

役職から取られた真名の通り、大切な物の為に戦う20歳

 

大きな盾で敵の攻撃を防ぎ、一瞬の隙を突く、そんな戦闘体型(スタイル)。

 

その鋭い動きが、人より理解できる程度早いだけの彼を『極技の』と呼ぶ所以である。

その鋭く無駄のない突きは、極めた証しというほどで、狙った場所に寸分たがわず当たる。

状況、槍の軌跡、狙っている場所など、生半可な動きでは避けることは出来ないそんな攻撃を得意とする。

・・・直撃避けて生身で流す人外は居たけど・・・普通、抉られるはずなのに・・・・

 

とは言うが実は苦行好きの廃人?というべきか、難しい武器ほど使いたがり、極めるまでただひたすら練習、実習を繰り返す。

ランスも、突きと言う点のみの攻撃さらに槍の大きさなどから、ほかより難しいと考え、突きを極めるためにこれを選んだとも言える。

 

性格は、至って冷静、物静かで動ぜず。

身長は180cm前後、体重は約90kg。

無駄な筋肉は付けず自分の動きに適した筋肉しか持たない。

戦闘に至っては静から動へ急速であり予備動作は見えない。

故に静動。

 

彼との会話なども記したかったが、普段から寡黙故、会話も途切れやすい。

そのためこのような形式になった。

 

彼の愛用の武器は突撃槍、と言っても馬を使うためのものではなく、本人が地に足を付け使うと言う異端なもの。

 

 

ぶっちゃけ、モ○ハンのランスだ。

 

今更伏字も意味がない気がするがなんとなくなので気にしないで欲しい。

しかし、その中でも場合によって槍を使い分け、得物の射程の違いにもすぐ馴染む。

 

此処にいるものはなぜか姓名を捨て、真名で互いを呼び合っている。

おそらく、外から来たものには偽名を用いるのだろう。平均的な知識は持っているものの知恵の足りない阿吞はどうか知らないが・・・

 

 

「よう、どうしたんだこんなところで?」

武器庫の奥の方、正直、時代に対し異端で、使うものも居ないだろうと思っていたガンランスが置いてある場所(エリア)に防人がいることに驚き話しかけた。

「・・・・之、らんす?」

発音がなんとも・・・突然話しかけられて少し驚いたのか?

「まあ、確かにランスの仲間だな。ガンランスと言って、火薬爆薬を使って爆発的な攻撃力を手に入れようとしたものだが・・・」

「・・・・?」

「ただ、ランス以上に使い辛くて切れ味が落ちやすいんだ。」

「・・・・!!」

「いや、玄人向けだからって、目を輝かさないでくれよ。ランスが大体極めたから次はこれにに手を出したいのか?」

「・・・・」コクコクッ!!

「・・・わかった、まず使い方を教える。・・・・っと、これでいいか。弾は・・・四つでいいか。」

「了解、私も持っていく。」

「・・・・はぁ、これ、対人だと思いっきり過剰殺傷(オーバーキル)なんだけどな・・・・」

防人が一番軽い物を持ち急ぎ足で外へ向かう・・・それをを確認して小声でつぶやく。

 

対大型獣、対竜装備だからな。

 

「…!!」ブンブンブン…

入口で大きく腕を振り早く来いと催促してきた。

「わかった、わかったそんなに急くな。」

大の大人がそれをやっても可愛くないからな。

 

っとまあ、普段無表情な奴が目を見開いて気分高揚していたからな・・・

 

ゲームと違って、弾は自分で装填しなくてはいけないし、数を持つ必要もある。

でも一発で人がパーンってなるから使う機会ないと思うけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はじめに、大体の使い方はランスと同じ、ただ、この引き金を引くと極短距離の弾が発射される。」

そして、実践する。

「・・・これか・・・」ガキッドンッ!!

やはり、反動で大きく跳ね上げられた。

「やってみて解ったと思うが反動が大きいからな。次のはちょっと大変だぞ、高速装填、一発射ってその勢いで回しながら空になった薬莢を落とし、そこに新しい弾をすべり込ませる。

重心とか、考えてあるから、うまい軌道で動かせればちゃんとできる。最大充填数で軌道を変える必要があるからな、要練習だ。」実践する。

「・・・・承知。」流石にこれをすぐ試そうとはしない。

「次はいよいよ、最大攻撃力のトンデモ攻撃、竜撃砲だ。これは腰を落してしっかりと脇を締めて踏ん張って使う必要がある。隙が多いから注意しろ。この姿勢もそうだが、溜めがいるからその分さらに無防備になる。さらに、一回の使用で高熱になり、排熱のためにこの板、排熱板が開く。これが閉まるまで竜撃砲は使えないから注意しろ、通常弾は使える。」

「・・・うむ。」

「そしてここを押して溜め、ここの目盛が10…此処を超えたら引き金を引くんだ。試しにやってみな。」

 

「了解ッ!!」

 

 

 

 

 

 

・・・

・・・・・

・・・・・・・

 

「ふぅ、さて、防人はどれくらいでガンランスを使いこなすようになるかな?」

防人と別れ、そろそろ鍛冶をしようと思い、とりあえず素材を見に行くことにした。

なぜか武器庫と鍛冶場が離れている。正直、作った武器を持っていくのが面倒くさい。

阿吞を使うか。

 

さて、素材庫はここだったな。

えーっと?鉄鉱石はたくさん、マカライトもあって、シーブライト、ベアライト、アイシス、ドラグライトまあ、大体は揃っているんだな。

 

 

阿吞が嬉々としてピッケル持って採掘に行っていたからな。

 

 

いろいろ作れそうだが、

まずはピッケルの補充、それから・・・日本刀、いや、絶刀を作るか。前にはない材料もあるから本当(・・)に壊れず曲がらず刃こぼれしないものが作れるかもしれない。

しかし、まだレベルが20に達しいていないのでSP(使用可能魔力)に不安があるが・・・

まあ感を取り戻すための期間と思おう。

・・・・奴らが先に猪を狩るもんだから俺がまともに戦えない・・・だからレベルも上がらない。

 

 

 

 

さて、今回はどんな方向から不懐を目指すか・・・・

 

 

 

 

 

ん?

あれは・・・

「ッ!!」

 

思考しながら城壁の上を散歩していた俺は急ぎ近くの小屋に入り、望遠レンズ付きのライトボウガンを構え確認をする。

 

「ッチ!!」

 

「そこの!!皆で大人たちに装備を持ち、ここに来るように頼んでくれ!!」

 

振り向き、壁の下で遊んでいる子供達を呼び、大人に対し緊急招集だというように頼む。

 

そして、その間に俺はバリスタに弦を張り、その他の砲台も使えるように準備をする。

 

 

 

数分後・・・

 

 

 

「おーい、みんな集まったぞ!!」

 

「分かった、今行く。」

 

壁から飛び降りる。

 

ズンッ!!

 

「さて、迅速な集合、感謝する。」

 

「・・・そんな事より何が?」

 

「一昨日狩りに行った三人は知っているだろうが、この森に賊が侵入していた。

 

動物(ファンゴ)にやられてすぐに居なくなるかと思っていたら・・・・

 

我々の使っている通路が見つかったようだ。しっかりと獣道に偽装していたのだが残念なことにな。」

 

「何ィ?あそこの道がぁ見つかったのかぁ?だが確かに荷台を運ぶときは極力ぅ注意したのだがぁ?」

「私たちもちゃんと偽装しましたよ?」

確かにしていた。俺も行なっていたんだ。それは分かっている。

 

「それはな、一番高倍率の弩の望遠鏡で確認したのだが・・・

 

唯の阿呆のようだ。

 

上司が獣道を知らないらしく、ただ人が通った道だと思っているようでな、嬉々として騒ぎながら歩いていた。

後ろにいる奴の数名がハラハラしながら歩いていたからな・・・・知っているのは一部のようだ。

もし、本当にファンゴの獣道だったら全滅だ。疾うの昔にな。

しかし、残念ながら我らの作った通路で獣も全く寄り付かないため此処から約5里(2.5km)

偽装通路の方にも行っていたのでここに来るのはもう少ししてからだ。

 

 

なので、戦闘員、各員は直ちに城壁の上にて遠距離攻撃体勢で待機、俺は一応、立ち去るよう呼び掛けはするが恐く、戦闘になる。その場合、火を放たれては面倒なので早急に殲滅する。想定人数は30人前後―――以上。」

 

《《御意!!》》

訓練していないんだけどなんでこんなに息がピッタリなんだか・・・

 

女性陣も混ざっているが・・・・大丈夫なのか?

まあ、戦いたいものを止めたりはしないんだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、初の軍団戦、否、正確には殲滅戦か?

 

阿吞を突撃させても終わりそうなんだがな・・・

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