旧作・規格外の起源   作:獅狼

38 / 56
第三十五話

 

 

 

 

 

さて、皆、戦闘準備が整ったようだ。

配置は、

バリスタに射手と弾の補充で一人ついて二人一組が四組

6人はヘビーボウガンを持ってすぐにしゃがみ撃ちの構えが取れる・・・外から見えないよう、壁に背を預けるような姿、素晴らしいカバーの体勢で待機している。

女性陣は・・・十七人全員がライトボウガンを持って待機している。

 

 

 

賊が来るまでおそらく残り十から廿分。

 

 

 

実は、残り男性が三名残っている。

一人は剛力の(きんにく)阿吞

一人は極技の(はいじん)防人

そして、最後は・・・

 

轟速の草(ソウ)

 

轟速の由来は彼が不忍(しのばず)の忍者(間者)と言われるのと共通する。

 

彼は、普段は飄々としているがその気になれば小国の王ぐらいなら暗殺できる隠密能力と速さを持っている。(村全員で試して、誰も見つける事がなかった。)

 

 

 

 

 

だがしかし!!

 

奴は、忍者(間者)のくせに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

派手好きなんだ・・・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前に草の隠密技能はどれほどか試すための実験を行なったのだが……

 

その時、誰も自力で奴を見つけることは出来なかったッ!!

 

確かに出来なかったんだが…‥

 

野郎!!隠れているのに堪えれなかったのか、ちょくちょく自分の存在を曝け出しやがった!!

 

爆薬(かんしゃく玉)を使って面白おかしく驚かせながらな!!

 

 

忍べよ!!自分で間者志望って言ったんだから忍べよ!!

 

 

 

フゥ・・・・(´Д`)ハァ…

 

 

ッチ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題!!

 

 

 

 

 

やつの主要武器は片手剣、双剣など自慢の速さを活かせる武器なら基本なんでもってスタイルだ。

無論、暗器、投擲武器も仕込んだ。

 

今度一本匕首でも作ってやろうかと思っている。

 

 

しかし何故だか妙に使い方が巧みでコイツを技に認定するのもいいかもしれないと思ったくらいだ。

 

 

・・・・・あとなぜか小さな火薬玉など、爆発物も良く多用する。

 

工作のために色々と教えたのだが・・・火と爆発に何らかの魅力を感じハマってしまったようだ。

 

故に轟音神速、略して轟速と皮肉と恨みと尊敬を込めてそう呼ばれている。

 

 

しかし、だ。

 

阿吞はボウガンなどを使うのに向いていないのは分かっている、そして大量の石を用意しているから・・・何をするのかはなんとなく想像がつく。

 

防人は苦行廃人でガンナー系も現在進行形でやり込んでいて、俺からの指示を受けるために外が見える位置に陣取り、弓を装備している。拡散型曲射の弓だ。

 

此処までは解るが草はそういった武器は持っていない。暗器の投擲武器を使うのか、火薬を使うのか・・・・

 

 

まあ良い、どうせ後で分かる。

 

 

俺は奴さん等が来たら取り敢えずの呼び掛けをすることに専念しよう。

 

そしてそのあと退避するか、下で戦うか・・・・その場で考えるか。

 

 

 

バネを使った昇降機、降りるときには誰かの力を借りる必要があるが、登るときは一気に登れる不完成品。

 

それで、下に降りて門の前で暫く、十から五分待つ。

 

 

 

 

すると、奴らが此処に気がついたのか速度を上げてこちらへ向かってきた。

 

そこですぐに話しかける、

 

「このような秘境の地に何のようだ?」

 

「なんだぁ、ガキ・・・か?」

 

「何なんですかねぇ?その微妙に疑問の点がズレた質問は?」

 

「なんでもねえよ!黙ってろ!!

しかし、いい服着てんじゃねえか、どうやら結構金持ちの村(当たり)のようだな、

どうだ?金目のものを全部出せば命だけは助けてやるよ。」

 

 

「……今一度だけ問う、今すぐ此処から去る気はないか?今去り二度とここに近づかないならば追わないと約束しよう。」

 

「ア゛ァン、テメェ、状況解ってんのか?テメェは独りこっちは三十は居る、勝ち目なんてねえんだぜ?」

 

「交渉決裂か…で、後ろにいるアンタ等はどうなんだ?……残念ながら周りが許してくれないか・・・・」

 

「なぁに、ブツブツ言ってんだぁ?どうせテメェはここで死ぬんだ!!」

 

そこまで言ったところで攻撃許可を出す(手を挙げる)

 

すると煙を吹きながら玉が落ちてきて地面に当たると同時に煙幕が発生する。

 

その煙に隠れ昇降機を動かし城壁の上に退避する。

 

上りながら見たものは大量の矢が一点に向かい飛んで行く光景だった。

 

 

 

 

城壁の上に着いて見ると、今まさに阿吞が一般人の頭の大きさほどの石をを過剰投擲(オーヴァースロゥ)で投げるところだった。

 

 

戦況を見ると・・・怯て腰を抜かしている奴に、バリスタの弾で上半身吹き飛んだ奴、そして、ボウガンの矢で針山になったボス(さっき話していた奴)、近くの木に吊るされている奴・・・

 

 

何と言うか・・・・・地獄絵図?

 

そして今飛んでいった石がボスとその後ろに隠れていた者をまとめて四散させた・・・・

 

分足らずで終了。

 

残心・・・生き残りがいないかを確かめるが・・・

 

針鼠が約十人、木に吊るされたのが三人?赤い塊が・・・・恐く七人くらい、斬死体が一人・・・血で絵が書かれている・・・残りは四散していたり、穴だらけだったり・・・‥‥‥

 

周りの木々も一緒に被害を受けているので逃げられた者はいないのだろう。

 

なにこのマップ兵器・・・門の正面から十メートル向こうの25m四方で誰一人逃さず殲滅している。

 

しかも、無駄玉は一割もない・・・

 

 

ん?草が何していたかって?

 

吊るしていたんだよ、煙玉を投げ込んだあと、俺と変わって下に降りて木の上とかで暗器の鋼線で吊るしていた。三人が疑問形がついていたのは一人、首が落ちていたからだ、多分使う糸の細さを間違えたのだろう・・・さらにその合間、一人を惨殺、暗器の短刀で切りつけその飛ぶ血で簡単な花を描いていた。

 

とことん愉快に全力を尽くすやつだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………あれ?俺何もしてない?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。