旧作・規格外の起源   作:獅狼

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第四十二話

 

召喚状も無かったので黄巾の乱は不参加で終わらせたのだが・・・

 

困った事になった・・・

 

曹操との貿易はまあ、結構上手く行っている・・・しかしこれも関係ない。

 

如何やって情報を得たのか知らないが何故か董卓の所に居たトリッパー?転生者?が今、目の前で土下座を披露している。

 

「何卒、何卒!!私に力をお貸しくださいィィィ!!!」

「ちょっと待て、話が見えない。どういった理由でだ、先ずはそれを話せ。ほら、頭を上げよ・・・」

しかし、その男は頭を上げずに説明を始める。

「月・・・董卓は健気で優しい娘なんです。なのに悪政の限りを尽くす奴だなどと根拠の欠片も無い理由でもうすぐ反董卓連合なんてものを作って攻めて来ようとしているんだ!!・・・万歩譲って其処はいいとして原作のままだとあの変態の要るところに行く事になっちまう!!それだけは・・・それだけは避けたいんだ!!

そんな所に行かせるくらいなら北郷一刀の居る魏の方がかなり良い!!」

・・・如何やら・・・ショック(誤字に非ず)では無く魏の方に董卓その他を入れたいらしい。

まあ・・・あの色情魔の所に行けばその日のうちに食われるだろう・・・洗脳されて。

前、傍観者と言ったがあれはまるで本を読んでいるかのように人を見て、国を見て・・・・そう、まるで自分は一つ上の存在、本を読む人である・・・そんな考えを持っているのだろう。

そして、どこぞの下級管理人(カミサマ)に能力で特定条件で惚れさせる見たいな能力を貰って楽しんでいる・・・まあ、そんな感じかな?

「それで?お前は如何して欲しいんだ?そしてその対価は?」

「ッ!!・・・ぐぅ・・・・俺の集めた情報だと金のある強者より意志の強い弱者に付いたりする事から金では動かない・・・」

「よく分かっているな」

「しかし、時には弱者より強者に付く事もある・・・そしてその実、乱世が納まる・・・より大きな繋がり、絆を持っている者達に付いている更には、更に大きく繋がる可能性を持つものには優先的に・・・しかし、我々の滅亡はほぼ避けられない・・・之ではそちらの望むモノが提示出来ませぬ・・・ッ!!」

「・・・・はぁ~その土下座に対する此方からの譲歩としてヒントを出そう。

 

国が滅びてしまったら貴様の縁(えにし)は其処までだとでも言うのか?

再構築は?生き残った者達との絆は?全ては無くなるとでも?」

「ッ・・・・有り難い、私は・・・私達は曹操軍へ・・・亡命を望みます。生き残ったもの私を含む七人の武将、軍師、大将及び我々についてくることを望む兵の魏への亡命の手助けを・・・

 

対価として、我らは大陸統一の手伝いを行い一日でも早い乱世の終結に尽力を・・・」

 

「宜しい、統一後は我が里にて警備員として働いてもらう事に成るかも知れないとだけ言っておこう。

なに、お前の大切な人たちも迎えてやろう。」

「然る後、隠居する時になったらお願いします。」

「クハハハ、良い答えだな。

 

草!!全軍に通達しろ、我らは董卓軍と契約を結んだ、数日後、雇い主と共に出発する・・・必要なものの用意をする様に!!」

正そう声を上げると

「御意」

何処からともなく了解の意が伝えられる。

「しっかし、良く此処に辿り着けたなぁおい、ドスファンゴは如何した?」

「流して叩きつけました。それしか能がないので。」

「そうか」

「おっと・・・自己紹介がまだでしたね、私の名前は円(まどか) 一真(いっしん)、『かずま』じゃなくて『いっしん』です。」

「ほう、なるほどな鎧は中量型だが戦闘スタイルは?」

「さっき言った通り、受け流しそのまま叩きつける柔術だ!!」

己の力に地震があるのか敬語がとぶ。

「つまり、守りに強いが攻めに弱いと?」

「ぐ・・・・確かに相手が動かないとどうしようもない・・・」

「で、使う武器は?」

「この体が武器で・・・時々長物を使うと言った形ですね。」

ちょっとは冷静になったようだ。

「なら動きを疎外しない程度の軽手甲でいいね。」

「え?」

「いや、こっちで新しく装備を作ってやろうと思ってな・・・お、良い事思いついた関所十二箇所使って十二軍配置するか、即席だが変体刀を作って持たせて・・・」

「え?今なんて・・・」

「なんでもない、(すると、コイツには炎刀で最後を任せるか・・・連射性と速射性だったか・・・ボウガン渡せば良いんじゃね?)ん?お前、防御が最も得意だったか?」

「はい、廻し受けが得意です。」

「組みなおすか・・・(だめだ、良く考えたら問題のある物しかない・・・微刀とか如何しよう・・・)」

「あ、そうだ・・・守りの要である二つの関なんですが、現在強化中です。投石台や鼠返しの様な物をつけたりしています。」

「へぇ、中々・・・そうだ投石機用の石のほかに砂利も集めておいてくれ」

「砂利?」

「ああ、その間に我らも武器を組もうと思ってな」

「武器ですか・・・」

「あとこれ位の石も欲しいな」

「分かりました、向うに着き次第集めさせます」

「おう、じゃあ、部屋を用意するそこでゆっくりしてくれ。

 

そうだ、もう敬語をやめてもいいぞ、雇い主なんだ、堂々としろ」

 

「・・・分かった」

 

「そうだ、お前の武具を作らせるから明日になったらえ~っと・・・迎えを出すからそれに従って寸法等を測るように、多分その翌日には出来上がる。

ああ、そうだちゃんと如何いう装備が良いか言えよ、言わないと奴ら調子乗ってふざけた大きさになる可能性も有るからな。実際、ちょっと前に一人の新人の装備が超重装備になった。」

「わ、解った」「良し、じゃあ……誰か彼を阿の15に案内しろ」

 

「了解」

鼻から上が隠れる仮面を被った男が現れる。

「あれ?確かお前は……」

「はい、草様の内弟子、序列一位の根でございます。」

「試験は終わったのか?」

「いえ、彼の回りに大きな勢力が出来ると感じたため着いてきたまでです。

ええ、そう言う訳で、決して、試験をサボって帰ってきたわけでは有りません、草様」

すると突然隣に草が出てくる。

「まあ、良いでしょう。嘘じゃあ無さそうなので許しましょう」

 

「じゃあ、次会うのは出発日だな、草、こいつを防人のところに連れていって防人にこいつの得意技を昇華させてやれとでも言っといてくれ」

「了解♪さあ、根も手伝いなさい」

 

「御意に……」

 

 

 

 

 

 

その後、ひたすら円の軸狙いをされて一真君は大抵の状況に対応可能になった。

 

更に阿呑が乱入して何度か死にかけながらも強度(レベル)は上がったと思われる。

 

 

ぴろり~ん

 

一真は死の恐怖を克服した。

一真の廻し受けの質が上がった。

一真の特典(スキル)が何故か増えた。

一真は理不尽を知った。

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