IS学園で非日常   作:和希

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41話 ある日の休日

「ふわぁっ」

 昨日、結局俺の誤解は解けた。弾に電話をかけて、シャルの写真を送って確認して、勘違いだったことが分かると安心とともに変な空気が流れた。流れ解散になったが、その時に全員が全員俺の事信じてた、とか言うのがとってつけたようでイラッときた。ともかく、精神的に疲れたけども今日も訓練を真面目にやってさらに疲れてる最中だ。そして食堂に移動している最中。

 何かおかしい。

 帰省で人が少ないとはいえ、そこそこ人はいる。そして、その人たちの視線が俺に向いてる気がする。そして食堂に入ると同時、ざわめくが広がった。

(この感覚……なんだ?)

 警戒するように進み、席に着く。と同時にのほほんさんがやって来た。

「おはよー」

「おはよう。えっと、何か今日、変な……」

「それはねー、しみずーが男の人が好きって噂が流れてるからだよー」

「ファッ!?」

 な、なんでだ!? 誤解は解け……クソガッ!! 選択肢をミスった! 昨日周りに聞かれたらまずいと思って部屋に入れたのが間違いだった。一番最初から部屋の中でしてたならまだしも、廊下で叫んだんだ。そして解決した部分の会話は他に聞かれてない。つまり、やばい。

「ご、誤解だって。一夏たちに聞いてきてくれ。事の顛末全部分かるから」

「そうなのー」

 フワフワしながら誘導されていった。既に昨日の四人は着席していたのでゾロゾロ人が流れていった。まあ、何とかなるだろ。俺は一夏みたいに雪だるま式に誤解を増やして大爆発させる阿呆ではない。このまま収まれば問題な__

「おはよう、希」

「うわっ!?」

「ちょっと、そんなに驚かないでほしいの。私も驚いちゃう」

 後ろからいきなり抱きついてきた。シャルが。でも、何かおかしい。何だこの感覚、別に怒って……怒ってる? 薄氷の上に立たされてその下は地獄みたいな感覚。それにいつもそばに立っているけれど、抱きついてくることはしない。しかも真昼間ならぬ真朝から。って言うか私なんて言わない。先生の前でしか私って言わない。

「きょ、今日は食堂だよな?」

「うん。ちょっと準備が出来なかったの」

 二人で席に付いていただきますをする。横をちらっと見ると、髪留めがかわいらしいものになってる事に気付いた。言おうと思ったけど、後からにしようと思ってさあ食べようとしたら

「はい、アーン」

「えっと、その。俺、何かしちゃった?」

 考えられる可能性はほぼひとつ。昨日の噂が伝わったということ。でもその場合シャルは俺にISで襲ってくるか分かりやすいアクションをするはずだ。

「……違うんだよ。僕が駄目なんだよ」

 そして立ち上がって走り去って……えっ、ちょっ、マッ!? 俺も立ち上がってひざいてええ!? テーブルと椅子で足を挟んだ! 周りを見渡すと何してんのお前? みたいな視線が貫いた。あいつらももれなくダブリなく。

「さっさと追えよ!希!」

 あ、一夏だけ口に出してきた。お前に言われると本当にムカつくから止めろ。

「速く行くのだ! しっかり追いかけろ!」

 意外と少女趣味な箒も悪乗りしてきた。

「神士たるものレディーに恥をかかすべきではありませんわ」

 お前もかセシリア。

「ガッツ見せなさい、ガッツ!」

 グッと腕を出してきた鈴。お前ら本当にそろいもそろって。

「分かった」

 グッと親指を握って走り出す。食堂から出たとたん、ラウラと出会った。不思議な顔をしていたが

「兄よ、シャルロットが……ああ、なるほど。良く分からないが、兄なら大丈夫だ。なぜなら私のお兄ちゃんなのだからな!」

「ラウラマジ天使!」

 両腕を腰に当て、胸を張ってそう言ってくれるラウラ。叫んだあと、シャルを追った。

 

 

 背後の視線がさらに厳しくなったのはご愛敬。

 

 

 

「ふう、追いついた」

「……ゴメンね」

 屋上で手すりにもたれかかって黄昏れていたシャル。朝から黄昏れなくてもいいのに。っていうか黄昏れるって言うのか? 朝からでも。

「それで、どうしたの?私とか言って」

「……昨日の噂を聞いたよ。希がゲイだとかホモだとか」

「誤解です」

「うん。最初は頭に血が上って、怖くなって、僕の事嫌いになっちゃったのかなとか、色々考えたんだよ? そしてどこかで無理をさせてたのかなって思うと、ぐちゃぐちゃで。でもその後さらに聞いてたら、ゲイじゃなくて女装した男子と今日歩いているのを見た人がいるって聞いてね。おかしいなって思った。今日はずっと一緒だったのにって」

 黙って聞き続ける。

「そしてね、分かったの。それ、僕だって……ショックだよ! 確かに僕僕言ってるけどね! 女の子なのに女装した男と間違われるってどんななのさ! ショックもショックだよ! ……それで、女の子らしくしてみようと思ってまた私とか使ってみたけれど、どうだった? 女の子っぽかった?」

「いつもと同じ」

 そう答えるとシャルははぁとため息をついて、

「そ、そんなに男の子ぽかったのかな、いつも」

「違う違う。僕僕言ってても、あの最初に打ち明けてくれた時からいつも女の子だなって思ってたよ。だから、大丈夫」

 頭の上に手を乗せてなでる。すると一言、ありがとうと言ってくれた。五分ほどそうした後、

「さ、戻ろう。食事はきっちり食べないと。残したら失礼だ」

「……うん」

「あ、あとさ。そんなに気になるなら、女の子っぽいのを観察してみたら?」

「例えば?」

「んー、やっぱり、ラウラかな」

 

 

 

 

「なあ、シャルロット。なぜ私は連れ出されようとしているのだ?」

「ゴメン! 僕を助けると思って! お願い!」

「まあ、シャルロットの頼みなら仕方ないが……何をすればいいのだ?」

「普段通りでいいよ。あっ、でもパジャマもこの際調達しないといけないね。他にも日用品をいくつか調達しておこうかな」

「分かった。では出発しよう」

そう言ってラウラは軍服に着替え……軍服?

「えっとラウラ、その軍服はなに?」

「うむ、これは正式には公用の服だが、いかんせん私には私服がない」

(そ、そんな馬鹿な!? ってそうだった! 思い返してみると私服を着てる姿を見た事がないよ!? 私服すらないラウラに女の子力で負けてるって僕って何なの!?)

 私服すらないラウラ>>私服をけっこう持ってるシャルロット なのに女の子力に負けていると思いこみ愕然とするが持ち直す。

「ラウラ、制服でいいよ。ちょっと物騒だからね。日本は平和だから」

「そう言われればそうだな。わかった、制服に着替えよう」

 

 

 

 バスに揺られ、途中女子高生グループに褒められながら到着した。

「じゃあ行こうか」

「ん? 案内図などは見ないでいいのか?」

「希とそこそこ来てるから覚えてる」

 なるほどとラウラは頷きながら

「ふむ、ラブラブと言う奴か」

「べっ、べつにそんなんじゃ……」

「本当に?」

「えっと、まあ、ラブラブってほどじゃないけど……手を繋いだりはするよ?」

「うらやましい限りだ。私も嫁とそうしてみたいものだ」

「頑張ってね。それで、最初は服、途中でランチ。そのあとに生活雑貨とか小物を見に行くって方針でいいかな?」

「よくわからん。任せる」

(本当に興味無い……ってわけじゃないと思うけれど。本当に知らないだけで。あっ、そっか! 希の言ってた通りラウラは本当に女の子力が高いのか! 女子だとか女子力じゃなくて、本当に女の子なんだ!)

「そうだ、気になった事があった。どうして兄を誘わなかったのだ?」

「呼ぼうと思ったけれどちょっと友達と用事があるみたいで。それに、女子二人ってのもたまにはいいかなって思い直して」

「なるほど、では行こう」

 服屋に入ると、シャルロットがラウラに色々と解説をしたり、何か撮影会まですることになり、ラウラを着せ替え人形になったり、その最中にラウラの女の子力の圧倒的高さを確認したりしながら昼食の時間になった。

「つ、疲れた……おしゃれというものがここまで大変だとは思わなかったぞ」

「僕は楽しかったけど。それに、いい買い物出来たし。……そのまま着て来なかったのはお披露目は一夏にとっておきたかったとか?」

「なっ!? ち、違う!」

 それを見てかわいいなあとか思いながらラウラを観察し続けていた。

 

 

 

 「というわけでね、いきなりふたり辞めちゃったのよ。辞めたっていうか、駆け落ちしたんだけどね。はは……」

 あれれ、おかしいなぁ、困ってる人に声かけたらアルバイトすることになりそう……とか思いながらも、別に何か用事がある訳ではない。ならいいかと思い、受けることにした。そしたら執事の服を着せられ、ラウラがメイド服を着せられ似合ってる点で精神ダメージを受け、さらに執事服似合ってると言われさらに追撃で精神ダメージを受けることとなった。

 何せラウラが男装すれば『カッコイイ女の子』、自分が男装すれば『可愛い顔立ちの男の子』、理不尽である。

「よしよし、じゃあこのお店、@クルーズで一日お願いね。あっ、でも一日じゃなくてもいいわよ」

 

 

 

「悪かったな」

「わーってる、仕方ないとしか言えないし。まあ貸し一ってのは当然だけどな」

「だからお勧めの店教えるって言っただろ?」

 俺は弾と歩いていた。誤解が連鎖したため、それで迷惑かけた侘びとしてお勧めの店に行こうぜってことになった。

「それで、どんな店なの?」

「@クルーズって言ってな、メイド&執事喫茶だ」

「……あのさ、俺シャルロットがいてな」

「付き合ってねえんだろ。って言うかどうして付き合ってないのか不思議だけどな。いつでもOKじゃねえかよ?」

「色々事情があるんですー」

「まあとにかく、たまにはそういうのもいいだろ。あと店長の腕が良くてな、菓子自体が美味いってのもポイントだ。アレはいいもんだ」

「そっか、お前料理屋の息子だもんな、気にするか」

「店ってのは接客だけでも駄目、腕も良くなくちゃいけねえ。両方兼ね備えて一流店だ」

 でもメイド&執事喫茶のアルバイトにそんな接客術あるのか? とか思うけど。一流の接客ってやっぱウェイター? みたいなのでアルバイトじゃ無理だと思うけどなぁ。まあいっか。それに、ちょっと興味があるし、世に有名なメイド喫茶、実際には行った事無いんだよな。

「あ、そこだそこ」

「ん……なかなかいい雰囲気だな。結構にぎわってるなぁ」

「いつもよりちょい……けっこう多めだな。まあいいだろ」

ドアを開けるとメイドの子がいらっしゃいませしてきた。それで席に付く……あれ? 聞き覚えのある声が響くけれど……あれれー、おかしいなー。ちょい、オイ。でももう戻れない。見慣れた銀髪の女の子が

「注文を受けてやる……って兄ではないか!?」

「や、やあ奇遇だね」

「オイ、希。銀髪美少女の妹がいるなんて知らなかったぞ。オイ」

「当然だけど本当の妹じゃないよ。兄って呼ばせている同級生だ」

 小声で説明する。

「うらやましね」

 ですよね。

「と、とにかく、兄よ。注文は何がいい?何でも受け付けるぞ。それに普段お世話になってる。なんなら私のバイト代から差し引いてもいい」

 俺、すげえいい妹をもったよ。

「お前の妹くれ」

「しね……ラウラ、今日のバイト代は一生懸命考えて使いなさい。お前のオシャレに使ってもいいし、一夏にプレゼントしてもいい。本国でもらってる金とはまた別の価値……ってわけじゃないけど、まあとにかく記念みたいなもんだ。よく考えて使うべきだ」

「うむ、それでこそ兄だ! お兄ちゃんだ! では改めて注文を言ってくれ」

 満面の笑顔でメイド服でお兄ちゃん、正直言ってもうこれだけでお腹いっぱいです。

「じゃあ」

 二人分の注文をした後、ラウラは機嫌よく向かって行った。直後に

「お兄さん、妹さんを僕にください」

「いえ、ここは僕に」

「いやいや、俺に」

 と軽く騒ぎになって店員さんたちがくるまで一悶着あった。その後は嫉妬の視線が突き刺さるが、正直心地よいぐらいだった。最高の妹を持った誇りだ。

「正直お前今気持ち悪い」

 聞こえないふりをした。

 

 

 

 「ご注文ありがとうございます。旦那様、それで、どうしてここにおられるのですか? なぜ、メイド喫茶におられるのですか? お菓子を食べるだけならここでなくても良いと思われますが、よりによってメイド喫茶であるここを選んだ理由をお答えしてくれると僕とっても嬉しいなって」

 未来から目を必死にそむけてた。でも、未来は絶対にやってくる。そして今、それが来ていた。シャルロットが今、目の前にいる。

「えっと、そのだな。えーっと」

 隣の奴のせいですって言えばいいのに、なぜか言い淀んでしまう。何かミスッたらそれで終わりそうな、そんな感覚。周りに目を泳がせると何となくこの席から逃げようとしているように見える。

「それで、希、どうしてなのかな?」

「じっ、実はこの隣の奴がここに連れてくるまで秘密にしておりまして。昨日の騒ぎの原因で、その詫びにらしい」

「ふーん……なら、まあいいかな」

「そうか、昨日の。誤解しててすまん。俺は希のダチの五反田弾です。初めまして、よろしく」

「あっ、どうも。僕は希の……友達? のシャルロット・デュノアです。初めまして、よろしく」

「お、僕って似合ってるな」

「俺よりよっぽど様になってるな」

 あっ、それ地雷……って言葉につい反応しちゃった。今朝男っぽいのが原因で悩んでたのに追い打ちかけちゃったよ、やべえ。

「ありがとうございます。では、お楽しみください」

 あ、あれ……大丈夫……? セーフか。と思ったら店の奥で何か声が聞こえてきた。と思ったら

「水が残り少しのようでしたので、お持ちしました」

 メイド服のシャルロットがいた。そして水は明らかに足りている。

「どうでしょうか? この服」

 お水を抱えたまま、くるっと一回転し、スカートがふわっと浮かぶ。視線が釘付けになって、返答が遅れた。

「あっ、えっと、似合ってる。俺としては執事服より、こっちの方がずっと似合ってる」

「ありがとうございます、ご主人様。ではごゆるりと」

 去り際にしてやったみたいな顔をしてきた。でも、耳たぶも首筋も赤かった。

「あのよ、お前うらやましね」

「今はその言葉が気持ちい」

「本当にうらやましね」

 周りからもそのような視線が突き刺さって来た。視線を感じながらケーキを食べる。すると外から何か声が聞こえてきた。声が聞こえてきた方、つまり窓の方を見ると……ドアの外から三人の男が雪崩れ込もうとしているのが見えた。

 直後に走った。もったいないと思いながらケーキが乗ってる皿を握って。

 ドアまで走れば約十歩。落ち着け、この席はドア側にある席の一番離れた隅っこ。こちらからは窓で雪崩れ込もうとしてるのが見えたけど、向こうからは俺に気付いてはいない。

 一歩、二歩、三歩。この時点で敵が三人雪崩れ込んできた。「全員」から続く言葉を叫ぼうとする。

 四歩目、ケーキが乗った皿を一番体格のいい男に投げる。ケーキは落ちてしまった。

五歩、更に加速。敵が足音に気付いたのかこちらを振り向く。が、一番体格がいい男……リーダー格っぽい奴の顔面に直撃。

 六歩七歩、他二人と視線があう。八歩九歩、銃を手に取ろうとしてミスって敵は殴りの態勢に入る。

 十歩。最高速度で敵の一人の顔面、特に顎あたりを殴る。すでにISを使って武装とかは確認済み。最初はショットガン持ちを吹っ飛ばして、次に皿が直撃して混乱してるリーダー格っぽい奴のハンドガンをひったくり……考える。最も手っ取り早いのはこれをぶっ放してこいつらの腕を撃ちぬく事。有罪になるかは分からないけど、ニュースになってもほめたたえられるだろうとは思う。9割の人は俺を擁護してくれるだろう。でも、そういうのは関係ない。この店にはシャルロット達がいる。爆弾を腹に巻いてるのは確認済み。……いや、大丈夫。ISを使えばいい。最終手段がある。思い直してハンドガンを暴発の恐れがあるのでトイレに続く通路に投げ捨て、サブマシンガンを構えようとした男を足をひっかけ、胸を押して転ばせた。リーダー格に対しては腕をつかみ、ひねりつつ背後に回ってから首を絞める。リーダーは爆弾を巻いてる。一番注意しないといけない。絞めつつサブマシンガンの男に勢いよく倒れこむ。ショットガンの奴はまだ起きあがれていない。サブマシンガンの奴もこの状況で使用は不可。警官が突っ込んでくるのが横から見えた。

 

 

 

「もう、馬鹿!」

「兄よ、無謀だ!」

 事情聴取に行ったあと、君が噂のISに乗れる男か! と歓迎され、この一件でさらに歓迎され、事情聴取と言う名の歓迎会みたいな事された後にマスコミに取材を受けて祭り上げられたあと二人に怒られた。散々である。

「ごめんごめん、二人の休日だったから面倒事にならないように」

 事情聴取の時二人とも着いてこようとしたので終わったら連絡すると伝え、今合流している。

「僕たちの方が争い事は得意なんだよ?」

「だからと言って任せたくないって。ラウラの方が女の子っぽいからってラウラだけを着せ替え人形にして満足?」

「うっ……」

「そう言う事。まあ、心配掛けたのは謝る。今回はどうにか出来そうだからしただけ。もし無理だったら協力してもらうことにするよ」

「無論だ」

「もちろんだよ」

 ああ、ほほえましい日々だ。

「あ、ラウラ。今日はどんなことをしてきた?」

「そうだな、まず最初に__」

一日が更けていく。

 

 

 

「そうだった、思い出した。ちょっと聞いてこないと」

 ラウラに今日の俺の制圧時の評価を聞き忘れてた。電話より対面のが分かりやすいだろう。コンコンっとノックをする。

「はーい、どうぞ~」

 その日、俺は白猫と黒猫を目撃した事を一生忘れない。そして白猫が胡坐の上でごろにゃーんしてくれた事は死んでも忘れないだろう。

 

 

 

「どうしたのだ?」

「少し泊めてくれ」

その日、箒は家から逃げ出した黒猫を保護した(二時間ほど)。


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