インフィニット・ストラトス~深緑の狂犬~ 作:疾風海軍陸戦隊
あれから数日、クラス代表を決める試合の日、私はいつものように朝起きて食堂に向かう。
「あら、杉田さん?おはよう」
「ああ、食堂のおばちゃんおはようございます」
食堂につき私は食堂のおばちゃんに挨拶をする
「で、今日は何にするんだい?」
「そうね・・・・・・じゃあ、和食定食の大盛。それと羊羹」
「あいよ。そういえば今日試合みたいだってね。相手はイギリスの代表候補生なんだろ?」
「大丈夫ですよ。大和魂で乗り切ってみますよ」
と、笑って言うと
「あははっ!大和魂ねぇ~まるで戦争で戦った母と同じことを言うねあんたは」
「え?おばさんのお母さん第三次大戦に参加していたのですか?」
「ええ、なんでも陸軍の戦闘機隊に乗っていたらしいわよ。確か・・・・隼だったっけ?まあ、そんなことはどうでもいいわね。ほら出来たわよ」
「ありがとうございます」
「試合頑張んな」
「ええ、一生懸命頑張ります。」
私は定食を受け取りおばちゃんにお礼を言って席について朝食にした。今日は焼き魚か・・・・私の好物だ。私が焼き魚を食べていると・・・・
「あ~キヨキヨだ~」
と誰かに声をかけられ振り向くとそこには〇カチ〇ウ?いやあれはキツネかそう言うパジャマを着た服の少女と他二人の少女がやって来た。
「確かあなたは同じクラスの・・・・・」
「あ、私、谷本癒子」
「私は鏡ナギ。よろしくね」
「布仏本音だよ!隣いい?」
「え?ええ、いいよ」
私がそう言うと三人は私の隣に座る
「ところで本音さん…そのキヨキヨって何?」
「え?だってキヨキヨの名前杉田清美でしょ?だからキヨキヨ♪」
とノリノリに言う本音さん。なんかこの子を見ると道子を思い出すわ・・・・彼女も大体あんなノリだったし・・・・
「そう言えばふっと思い出したんだけどさ。杉田清美って昔いたよね?確か第三次大戦くらいのエースパイロットに・・・」
その言葉に私はわずかながらに反応をする
「あ~そう言えばそうだよね顔写真とか遺品とかあんまり残されていないらしいけど」
そっか・・・あいつら私の遺言書に書かれてたことちゃんとやってくれたのね。それはよかった。
「確か日本の女性戦闘機乗りの中で最多の撃墜数を記録してたんだよね~。」
「ナギちゃん。よっく知ってるよね~」
「え~?そんなの歴史の授業に出てるじゃん」
「ねえ、ねえ、もしかしてキヨキヨはそのエースパイロットの孫?」
孫っていうより本人なんだけどね
「いいえ、赤の他人よ」
「そうなの?じゃあ、同姓同名ってやつね」
「そう言うことよ。」
と、その後私は次第に3人と言葉を交わすうちに仲良くなりしばらく話していると
「お前たちいつまで食べているんだ!食事は迅速に効率よく食え!私は一年の寮長だ。授業に遅刻したらグランド10周だぞ!」
と、そこにジャージ姿の千冬さんがやってきてそう言い、みんな急いで食べ始める。へ~千冬さんってここの寮長だったのか・・・・
「キヨキヨ。急いで食べないとキヨキヨのごはん大盛だから・・・・」
「ご馳走様」
「早っ!」
「え?どうかしたの?」
「いや、だって杉田さんのごはん山盛りだったじゃん!いつの間に完食したの!?」
軍隊ではすぐに行動できるように早く食べることが鉄則になっている。それにあの量、私から見てなんとも思わない。
「ついさっきだけど?。それじゃあ私行ってくるね」
「キヨキヨ。試合頑張ってね~」
「あのくるくる女懲らしめちゃってね!」
「がんばってよ!」
私は三人に応援されながら試合会場である場所へと向かうのであった。
そしてアリーナのピットに到着するとそこにはまだ誰も来ていなく静かだった。外を見ればセシリアがISを展開させて空中待機している。おかしい第一試合は一夏とやるらしいが肝心の一夏がまだ来ていない。するとそこへ山田先生が来た
「あ、ここにいましたか杉田さん」
「ん?山田先生。どうかしたんですか?それに第一試合で出るはずの織斑一夏がいませんけど?」
「ええ、そのことなんですが実は先ほど織斑君はその「専用機」が今、届きまして……」
「ああ、なるほど分かりました。最適化に時間がかるから試合予定を変更して私が最初にセシリアさんと試合することになったんですか?」
「え、ええ・・・すみませんいきなりこんなこと言って」
「いえ、山田先生の責任じゃないですよ。それに私もちょうど出撃したくてうずうずしていましたからね・・・・・」
そう言い私は自分のIS・・・「紫電」を展開させる。
「織斑先生から聞きましたがそれが杉田さんの専用機ですか」
「ええ、「紫電」これが今の私の愛機よ。ところで山田先生。一つ聞いていいですか?」
「はい。なんですか?」
「この横に書かれている「ブルーティアーズ」とは何ですか?」
「それはセシリアさんが使用しているISで遠距離射撃型のISです」
「そうですか。助かりました。では行ってきます」
「はい頑張ってくださいね杉田さん」
そう言い山田先生は自分の仕事場に戻っていった。
「頼むな・・・・相棒」
私がそう言うと
「杉田。いつでもいいぞ」
と、千冬さんがアナウンスが聞こえる
「そんじゃま行きますか」
そう言い、私はカタパルトのような噴出機に足を乗せる。なんだろうまるでガ〇ダムのあれのような感覚だ。そして
「501杉田二番出撃する!」
そう言い私はカタパルトによる助走で一気に飛び立つのだった。そして上空を飛ぶとそこにはセシリアがいた
「あら、逃げずに来たんですか?」
「ええ、敵前逃亡は士道不覚悟でね。ましては気に入らない奴相手に向ける背中はないわよ」
「そうですか。でも、最後にだけチャンスをあげようと思ったのですが?」
「チャンス?自身の過ちを認める気になったのか?オルコット」
「違いますわ。あなたは専用機を持っているみたいですが見ればそのISは第1世代と第2世代の中間ぐらいのスペックでしょ?それにIS経験の少ないあなたじゃあ、負けは必然。私は一方的な勝利を手にするのはもう決まってますわ。だから今ここで謝るというのなら辞めてもいいのですよ?」
と、セシリアは鼻で笑いながらそう言う。全くどこまでふざけた奴だ・・・
「はっ!言いたいことはそれだけ?言っとくけどあまり相手をなめてかかると痛い目に合うわよオルコット?それにね私はあんたの言ったことが許せない」
「あら?何をですの?」
「あんたが言った第三次大戦で戦死した奴らを侮辱した言葉。絶対に許せないってことよ。だから私はあんたに降参もしないし謝る気もないわ」
「そうですか…それなら・・・・・・」
セシリアがそう言うと私の紫電にあるウィンドウ画面から警告アラームが鳴り『敵IS攻撃態勢に移行』と書かれていた。
「お別れですわね!」
そう言い、セシリアは大きなプラズマライフルで撃ち私はそれをよける。
「よく避けられましたわね」
「あれで避けられなかったら軍人辞めてるわ」
「軍人?」
「いえ、こっちの話よオルコット・・・・それにしても今の状況でもあなた勝った気でいるね?」
「当たり前ですは素人相手に私は負けるつもりなんてありませんもの」
「そうかい?それじゃあ、あんたには本当の
そう言い、杉田はスマホを取り出す
「な、何の真似ですか?」
セシリアの言葉を無視し杉田がスマホをいじると音楽が流れ出すその音楽とは「Ride of the Valkyries」だった。
「さて‥‥黙示録でも始めましょうか?」
と、彼女は狂気的な笑みを見せるのだった。