インフィニット・ストラトス~深緑の狂犬~   作:疾風海軍陸戦隊

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何年ぶりの楽しさ

あの試合から数日後私たち一組は校庭に集合した。今日の授業は基本操縦の授業だ。

 

「それではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット、杉田、試しに飛んで見せろ」

 

「わかりましたわ!」

 

そう言い、セシリアがそう言いブルーティアーズを展開させる。そして、一夏も自分のISである白式を展開させようとするが

 

「・・・・あれ?」

 

一夏は必死に展開させようとするがなかなか展開できない。

 

「早くしろ織斑。熟練のIS操縦者は展開まで一秒もかからないぞ」

 

「え、・・・・」

 

千冬さんの言葉に一夏は困惑するがすぐに冷静になりのをつぶる

 

「集中・・・・・・来い!白式!!」

 

一夏は集中し白式を呼び出す。すると一夏の体が光りISを装着した。

 

「よし!次は杉田!!」

 

「了解・・・」

 

そう言い目をつぶる。そして

 

「(行くわよ紫電!)」

 

そう言い彼女の体が光り、そして深緑のISである『紫電』を装着した。それを見た千冬さんは

 

「良し・・・・飛べ!!」

 

千冬さんの言葉に三人は急上昇する。そして先にブルーティアーズが上空500メートルぐらいに到着し二番目に紫電、そして最後には一夏の白式であった。しかも一夏はまだ操縦性能になれていないのかふらふらと飛んでしかも速度があまり出ていなかった。すると

 

『遅い!スペック上では三機の中では白式の方が上だぞ!』

 

と、無線から千冬さんの声がする

 

「そ、そんなこと言われたって・・・・全然全然イメージがつかめねぇ」

 

と、やっと二人に追いついた一夏がそう言う。するとセシリアが一夏に近づき

 

「一夏さん、それはあくまでイメージ...自分がやりやすい方法を見つけた方が建設的ですわ。」

 

と、教えるが一夏はまだ理解できないのか首をかしげる。私は少しため息をつき

 

「一夏、あなた戦闘機のゲームとかそう言うのをしたことがある?」

 

「ああ、小さい頃ゲームセンターでシミレーション戦闘機ゲームをしたことがあるよ。結構本格的でさ操縦桿とかついててさ」

 

「それなら話が早いわね。要は想像力。授業で習ったものはたとえの一つに過ぎないわ。だから一夏、今あなたは戦闘機ゲームに出てくる飛行機を操縦していると考えて飛んでみなさい」

 

「こ、こうか?」

 

そう言い一夏は私のことを言ったことを実行すると先ほどよりはスムーズな動きになった

 

「そう、そう。先よりはいい動きになったわよ」

 

「あ、ありがとう杉田さん。何となくわかって来たぜ」

 

「そうか、それはよかった」

 

と、そう話しているとインカムから

 

「織斑、オルコット、杉田、急降下と完全停止をして見せろ

 

「「「了解!」」」

 

「では一夏さん、清美さんお先に」

 

そう言いまずはセシリアが急降下をしてそして地面から10メートル時点で減速をして着陸した。いい腕だな・・・・これは私も負けていられないね・・・・そう思い私も急降下した。急降下訓練は予科練時代何度もやっていた。その後、戦場では疾風隊長とともに爆撃機相手に急降下戦法を何度もやっていたので慣れている。あの距離なら急降下して10秒くらいで減速すれば行けるわね。

 

「じゃあ、次は私が先に行ってるよ」

 

そう言い私も急降下して無事着地した。それを見た一夏が

 

「上手いもんだな二人とも・・・・・よし俺も!!」

 

そう言い一夏は思いっきり突っ込むのであったのだが、その結果はスピードを制御できずグランドにつっこみ土埃が舞う

 

「一夏!!」

 

「織斑!」

 

それを見て彼の幼馴染身である箒が真っ先に向かう。すると土埃が晴れてそこにあったのは大きなクレーターであった。

 

「織斑君。大丈夫ですか!?」

 

と、山田先生が心配そうに見ると一夏が

 

「いって・・・死ぬかと思った・・・」

 

と、一夏は頭をさすりながら言うどうやら無事なようだ。それを見てみんな安心する

 

「それにしてもこれまた派手にやったわね・・・・」

 

「馬鹿者、グランドにつっこんで大穴を開けるバカがどこにいる?」

 

「す、すみません。」

 

と、一夏が謝ると箒が

 

「まったく!情けないぞ、一夏。昨日私が教えたことをまだ覚えて・・・」

 

と箒が言いかけた時セシリアがすぐさまクレーターを下り

 

「一夏さん!大丈夫ですか!?」

 

と、そう言い心配そうに言う。なんというかこの前の模擬戦で一夏と戦った時なぜか好意を持ったらしい。すると

 

「お前!一夏に何をしている!」

 

と、箒が食って掛かった。

 

「何って篠ノ之さん。相手に気遣うことは大切であり悪いことではありまあせんわ」

 

「お前が言うかこの猫かぶり!」

 

「あら?鬼の皮を被っているよりはましですわ」

 

「なんですって!!」

 

と、二人が言い争う中、私は一夏に近寄り手を差し伸べる

 

「立てるか?一夏?」

 

「ああ、ありがとう杉田さん」

 

そう言って一夏は私の手を取り立ち上がる

 

「それにしても、派手に衝突したわね。まるで500キロ爆弾が降ったような感じのクレータね一夏?」

 

「うっ…別にぶつかる気はなかったんだけどなかなか止まんなくてよ」

 

「急降下の最中、減速はしたの?」

 

「したんだけどその時はもう地面が目の前だったんだよ」

 

「それはタイミングが遅すぎるのよ。今のあんたの速度はかなり早い、一秒間に160メートルの速さね」

 

「じゃあ、どのタイミングで減速すればよかったんだよ杉田?」

 

「さあね。そればっかりは答えられない。これは教本やマニュアルじゃ書いていないことよ。それは自分の経験で掴むのが大切よ。書くいう私自身も何度も地面にぶつけてはタイミングを学んだものだわ」

 

「そうなのか・・・・・」

 

実際私も急降下訓練や実戦で何度も飛行機を壊したからね・・・・疾風隊長ほどじゃないけど。だけどその教訓が後の戦場での命綱になったんだっけね・・・・その後、一夏はグランドの穴埋めを命じられて穴埋め作業をした。

そして私はというと・・・・

 

 

「・・・はあぁ~穴だらけね・・・あ、ここのリベット取れている。機銃もプロペラも曲がっているわね。まあ、派手に無茶な着陸したからね・・・・・これはいろいろとやることが多いわね・・・・」

 

と、私は今格納庫の中にある紫電改の整備をしていた。幸いにもエンジンは死んではいなかったが周りは穴だらけで計器もボロボロでプロペラが曲がっている。

 

「どうだ?治りそうか杉田?」

 

そこへ千冬さんがやってくる

 

「ああ、千冬さん。幸いエンジンや、照準眼鏡も無事だけど機体がガタガタの穴だらけ、正直言って飛ぶことはできるが空中分解を起こす可能性があるね。どこか修理できるところがあればいいんだけど」

 

「そうか・・・・では修理に出す必要があるな・・・・どうだろう杉田。この紫電改、私に任せてはくれないか?知り合いに飛行機工学を学んでいる奴がいてな」

 

「・・・・信頼できる相手ですか?」

 

「安心しろ彼女は信頼できる」

 

「・・・・・そうですか。ではお願いします」

 

私は紫電改のことを千冬さんに任せて部屋に戻った。そして戻るとそこには・・・・

 

「あ、お帰り杉田さん」

 

と、ルームメイトである簪さんがいた。しかも相変わらずパソコンを使って何かの作業をしている。まあ、彼女のプライバシー覗くつもりはないが気になる…おっと、その前に汗とエンジンオイルを流さないとそう思い、私はシャワーを浴びるのであった。杉田がシャワーを浴びている中、簪はパソコン画面とにらめっこをしていた

 

「だめ・・・・このままじゃ…どうすればもっとエネルギー伝達効率をあげれるのかしら・・・・それに機動性も・・・・クラス対抗戦にまにあうかしら・・・」

 

簪は困った顔をしていた。すると・・・・

 

「これってISの設計図か?」

 

「あ、え!?す、杉田さん!?」

 

いきなり背後から声がし簪が振り向くとそこにはタオル一枚姿の杉田が彼女のパソコンを覗き込んでいた

 

「あ…あの・・その・・・これは」

 

「自分でISを作るなんて感心ね。それにこのデザインもなかなか・・・・・あ、簪、ここはこうした方が機動力をあげれるし、エネルギーの消耗も節約できる。それにその配線はこうしたほうが伝達率も上がるわよ」

 

「あ、それは盲点だったわ。・・・・・すごいす、杉田さん。詳しいんですね・・・・」

 

「知り合いにこういう系の天才がいたからいろいろ教わったのよ。それに私の将来の夢、技師とかそう言うのだったから・・・・」

 

そう、戦争にならなければ私はやくざや軍人の道を選ばず道子とともに技師になることを夢見ていた。

 

「そうなんだ・・・・」

 

「ねえ、簪さん。私も手伝っていいかしら?」

 

「え・・・でも。いいの?」

 

「ええ、ぜひ手伝わせて・・・・」

 

「杉田さん・・・・・わかった。ありがとう」

 

と、こうして私は簪のISをを手伝うことにした。その後私たちは、二人力を合わせてISの設計図をどんどん作る。そしてしばらく二人でISについて話し合い夢中になっていると簪が時計を見て

 

「あ、そろそろアニメが始まる」

 

「アニメ?」

 

「うん。ちょうど今の時間好きなアニメが始まるの。杉田さん。今日はここまでにしよう」

 

「そうね・・・・今日はここまでに相手残りは明日にしよっか。私もそのアニメのこと気にになるし一緒に見てもいい?」

 

「うん♪」

 

そう言い、私たちはその簪の進めるアニメを見たがこれがなんとも面白かった。そして私と簪は楽しく笑いながらアニメを見終わった後の感想を互いに話してた。・・・・・・何年ぐらいだろうかこんなに心の底から楽しい気持ちを感じながら笑うのを・・・・私はそう感じたのであった。

 

 

 

 

一方、私たちが楽しくアニメ鑑賞をしている中、IS学園の門の前で誰かが立っていた。そして

 

「・・・・・ここがIS学園ね・・・」

 

と、微笑んでいたのであった。

 

 

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