インフィニット・ストラトス~深緑の狂犬~   作:疾風海軍陸戦隊

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中国から来た転校生

「ふあぁ~」

 

「おい、杉田さん大丈夫か?目に隈ができてるぞ?」

 

翌朝の教室で私は大きなあくびをし目をこすると隣の席にいる一夏が心配そう言う

 

「え?ああ・・・・昨日、ルームメイトと一緒にアニメ鑑賞パーティーをしていたのよ楽しかったわ~でも終わった時は深夜の三時だったけどねハハハ~」

 

と私は乾いた笑いをする。そう昨日私はルームメイトである簪と一緒に彼女のIS制作を手伝った後、アニメ鑑賞会をしたのだ。こう見えて私は大のアニメ好きでしかも今回見たのは私の好きなジャンルのアニメだったので夜遅くまで簪と一緒に視聴しその作品内容を語り合ったんだよな・・本当に楽しかった。

 

「さ、三時って・・・・ちゃんと睡眠取った方がいいぞ体に悪いし」

 

「どうもありがとね一夏。気を使ってくれて・・・・ふあぁ~」

 

と私はまた大きなあくびをする。本当に眠いわね・・・・こんな時目が覚める栄養剤買っとくべきだったわ・・・・・私がそう思っているとナギや布仏たちが

 

「そう言えばさ、もうすぐクラス対抗戦だったわよね?」

 

「そう言えばそうね。あ、そう言えば二組のクラス代表が変更になったって聞いている?」

 

「ああ、なんとかっている転校生に変わったんだよね?」

 

「転校生?今の時期にか?」

 

「うん中国から来た子ですって」

 

と、生徒の一人がそう言うとセシリアが胸を張って

 

「わたくしの存在を今更ながら危ぶんでいる転入でしょうか?」

 

「それはない」

 

「ちょっと、清美さん!?」

 

私の突込みにセシリアがそう言う。それにしてもこの時期の転校生でしかも中国人か・・・・・何かあるのはわかるけど、それにしても中国か第三次大戦でも共に戦ったわね。特に中華義勇軍である「フライングタイガース」なんかは良くコンビを組んで戦ったわね。今思えば懐かしいわ・・・・・でもあの部隊との最初の出会いは最悪だった。あの部隊と出会ったのは隊長や仲間とともにとある店に立ち寄った時のことだ。一人のフライングタイガースの隊員とうちの部隊の仲間が些細なことで喧嘩をし、それをきっかけに店中大げんか、まるでジャッキーチェンの陸と海のケンカのような光景だったわね。まあ、私もその喧嘩に加わって二、三人ボコったんだけど・・・・

はぁ…今思えばなんで、から揚げに何かけるかでもめたんだか・・・・

 

私は頬杖をついてそう思い出にふけっている中、私はだんだん眠くなる。もういいか教師が来るまで寝ていよう。そう思い私は机にうつぶせになり仮眠をとるのであった。

一方、一夏たちは

 

「どんな奴だろう。強いのかな?」

 

「さあ、でも専用機を持っているのって一組と4組だけだから余裕でしょ」

 

と生徒の一人がそう言うと

 

「その情報、古いわよ!」

 

突然声が聞こえ、転寝している清美を除き一夏達は教室の入り口を見る。そこには一人の小柄でツインテールをした少女が立っていた

 

「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから!」

 

と、自信満々に言う。すると

 

「鈴?お前、鈴か!!」

 

一夏はそう言うと席を立ち上がり、少女に話し掛ける。すると鈴と呼ばれた少女はふっと笑い

 

「そうよ!中国の代表候補生、凰 鈴音!今日は宣戦布告に来たってわけ!」

 

「あれが噂の二組の転校生?」

 

「中国の代表候補生の?」

 

と、クラスの生徒たちがひそひそと小声で話す中、一夏は 

 

「どうしたんだ鈴?すっげえ似合わないぞ?」

 

「な、なんて事言うのよ、あんたわ!!」

 

と、一夏にからかわれ顔を赤くし大声でそう言うと

 

「ちょっと、あなた・・・・・・朝からうるさいわよ・・・・もう少し静かに話し合ってくれない?」

 

と、さっきまで机で転寝していた清美が少し不機嫌そうに髪をボリボリとかきながら起き上がり彼女の前に行きそう言う

 

「あんた誰よ?」

 

「誰ってここのクラスの生徒よ。あんたと一夏の関係がどうなのかは知らないけどもう少し声を落としてくれ頭に響くから・・・・・え・・・と・・・・誰だっけ?」

 

「二組の鳳鈴音よ。クラス代表候補生である中国代表候補生の専用機持ちよ」

 

「ああ、そう私は一組の杉田清美。・・・・・・请多关照。鈴音(よろしく、鈴音さん)」

 

「え?あなた中国語喋れるの?」

 

「日常会話ぐらいなら少しね」

 

「そう・・・・私のことは鈴でいいからよろしくね清美。それと寝ている最中起こしちゃって悪かったわね」

 

「いや、いいさ。こちらこそよろしく」

 

と。互いに自己紹介する。すると

 

「コホン。二人とも仲良く話しているところすまないが・・・・・」

 

ゴツン、ゴツン!!

 

「あいた!」

 

「うにゃ!!」

 

いきなり拳骨が私の頭に炸裂するこの拳骨は・・・・

 

「もうショートホームルームの時間だぞ。」

 

「ち、千冬さん・・・・」

 

「織斑先生と呼べ。さっさと元のクラスに戻れ邪魔だ」

 

「す、すみません……また後で来るからね!逃げないでよ、一夏!」

 

と、そう言い彼女は風のように去って行った。すると千冬さんは私を見て

 

「それと杉田、お前もだ。さっさと席に就け。」

 

「はい、は~い」

 

と、そう言い私は席に戻るのであった。そしてその後授業が始まるのであった

 

 

 

 

 

 

 

そして数時間後の昼休み、私はクラスメイトである仏布さんやほかに名とともに食堂に並んでいた。

 

「いてて・・・・千冬さんも何も殴ることないじゃないの」

 

「それはキヨキヨが授業中に居眠りするからだよ」

 

「そうだよ。しかも涎で教科書汚れてたしね~」

 

「ほっとけ。眠気には逆らわないほうがいいのよ」

 

と仏布たちが苦笑して言う。そう、実は数時間前のISの授業で私は居眠りをして千冬さんにどつかれた。理由はやっぱり昨日のアニメパーティーもそうだがISについてはもう頭の中に入っているためあまり聞く必要がなく退屈だったからだ。

 

「でも清美さ。あんただけだよ織斑先生の目の前で居眠りする子ってあんたって命知らずだっていうかなんというか・・・・」

 

「いや~それほどでも」

 

「「「褒めてない」」」

 

とまあ、こんな話をしていると食堂のおばさんが

 

「あら、杉田さん。またいつものかい?」

 

「ええおばさん。いつもの多めで」

 

「あいよ。スギちゃんスペシャルね少し待っててね」

 

そう言いおばさんは厨房の奥へと行き、そして私は頼んだ料理を受け取りそしてみんなと一緒に席に座る。因みにおばさんが言ってたスギちゃんスペシャルとは私専用の料理みたいなもので簡単に言えばメガ盛りの料理定食である。並みに今日はカレーメガ盛りとラーメンギガ盛りに炒飯大盛である。そして私の頼んだ料理を見た三人は

 

「ねえ、清美さ。またギガ盛りなの?よく食べれるよね?」

 

「そんな量どこに入るのよ・・・・?」

 

と、少し引き気味な顔でそう言う。それを聞いた私は

 

「え?どこって胃袋よ。私食べても太らない体質だからな。正直言ってはなんだがこんなに食べる機会滅多になかったし」

 

と、答える。実際私はあの戦争で戦っていた時は食事制限が多く自由にに食べることが出来なかった。特に飛行士は炭水化物とか芋とかそう言うのはNGだったからな。理由としては体重もそうだが、飛行機内は基本風防を閉じて密閉状態になるため、その・・・・・何だ?その後については想像に任せる。

と三人ははぁ~とため息をつき自分のお腹を見て

 

「羨ましい・・・・」

 

とそう呟くのが聞こえた。何がうらやましいのかはわからず私が首をかしげていると

 

「あ~あれ、おりむーだ」

 

「あ、本当だ」

 

と、仏布さんがそう言い私がその方向へ見るとそこには一夏と今朝ほどあった中国の転校生が楽しそうに席に座って話していたのが見える。そしてその隣では数名の生徒と箒とセシリアがのぞき見していた。すると一夏は私に気付いたのか

 

「あ、お~い!杉田」

 

と手を振って私にそう言うのであったがその瞬間、なぜか箒や鈴音に怪訝な目で睨まれるが、そんなことを気にせず私は彼の所へ来る

 

「何?織斑?私に何か用?」

 

「いやさ、杉田がその大盛ご飯を持っているのに気が付いてさ。そんなに食べて大丈夫なのか?」

 

「全然平気さ・・・・あら、また会ったわね鈴」

 

「え、ええ・・・」

 

「織斑ちょっとその席座っていい?さすがに立ちっぱなしはつらいから」

 

「ああ、いいぞ」

 

と、一夏そう言い、私は鈴音の隣に座ると鈴音が

 

「あのさ、あんたと一夏どういう関係なの?やけに親しいみたいだけど」

 

「ん?ただのクラスメイトよ。それ以上でもそれ以下の関係でもないわ。逆に訊くけどさっきからあなた達もやけに親しいみたいだけどもしかして恋人かしら?」

 

と、私が食事をしながらそう言うと

 

「本当なのか一夏!?」

 

「本当なんですの!?まさかその人と、つつつ、付き合っているんじゃあ///!?」

 

と、セシリアの言葉に鈴音は顔を赤くし

 

「ち、違うわよ///!?」

 

「そうだぞ。こいつはただの幼馴染だ」

 

と、一夏がそう言うと鈴音は何やらいきなり複雑そうな顔をする。・・・・もしかしてこの子一夏のことを?

 

「幼なじみ?」

 

「そうか、丁度お前と入れ違いに転校してきたんだっけな。篠ノ之箒、前に話しただろ?箒はファースト幼なじみで、お前はセカンド幼なじみってとこだ」

 

「ファースト・・・・」

 

ファーストと言われ箒は少し嬉しそうな顔をする。というより幼馴染にファーストもセカンドもないだろう・・・・一夏に悪気はないのかもしれないが少し失礼な言い方だな。

 

「ふ~ん、そうなんだ……初めまして、これからよろしくね?」

 

「ああ、こちらこそよろしく頼むぞ」

 

と、二人は不敵の笑みであいさつする。するとセシリアはコホント咳払いして

 

「ちょっとちょっと、わたくしの存在を忘れてしまっては困りますわ。わたくしはセシリア・オルコットイギリスの代表候補生で・・・・・・」 

 

と、セシリアがそう自分のことを話している中、鈴はそれを無視して

 

「それよりもあんそれよりもあんたた 一組の代表になったんだってね」

 

「ああ、成り行きでな」

 

「良かったら、私が練習見てあげようか?ISの」

 

「それは助かる」

 

と一夏がそう言うとセシリアが机をバンッと叩き

 

「ちょっと聞いていらっしゃいますの!?」

 

「え?ああ、ごめんごめん。わたしそう言うの興味ないから」

 

「あなたいってくれるじゃないの!」

 

鈴音の言葉に眉間に青筋を入れるセシリア。そしてそれに続き箒も

 

「一夏にISの操縦を教えるのは私の役目だ!!お前は二組だろう!!」

 

「そうですわ!敵の施しは受けませんわ!!」

 

「今私は一夏と話しているのよ関係ない人たちは黙てってよ」

 

「「なんですって!!」」

 

と二人が鈴音に言いよると一夏は何かを思い出したのか杉田の顔を見て

 

「・・・・・あ、そうだ練習といえば杉田さん。昨日は練習付き合ってくれてありがとな」

 

「いいえ、別にいいわよ。私にとってもいい経験になったしな」

 

と、杉田はいつの間にか完食しナプキンで口を拭いてそう言う

 

「「「え!?」」」

 

その言葉に三人は目を丸くし

 

「それどう意味!?」

 

「一夏!どうことだ!?いつのまにこんな女と!?」

 

「そうですわ!それに杉田さん!あなたいつの間に!?抜け駆けなんて反則ですわよ!!」

 

ものすごい形相で私や一夏に言うと一夏が

 

「ああ、昨日の授業の急降下の時、失敗しただろ?だから、あの後の放課後に杉田さんに頼んで急降下の練習と飛行技術を教わってたんだよ」

 

「あの時、お願いされたときは驚いたわね。ご馳走様。それじゃあ、私そろそろ行くから。一夏また何かあれば気軽に声をかけてねできる限りの協力はするつもりだから。まあ、しばらくは私の指導は必要なさそうだしね」

 

そう言い私はセシリアたちの顔を見て不適の笑みで笑いその場を去る。なんかこれ以上ここにいると面倒くさいことになりそうだったからだ。私は喧嘩とかは好きだが無意味な喧嘩はしないし恋関係の面倒ごとはあまり首を突っ込まない。そう言うのはどちらかというと疾風隊長か中澤の十八番だ。それにしても・・・・・

 

「一夏ってやっぱりうちの隊長と似ている・・・時に変なフラグ立てるところが特に」

 

そう呟き私は廊下を歩く。そうあの一夏は少し平和ボケしている感じだがどこかうちの隊長に似ているところがある。人を引き付ける感じとか特に・・・・

 

「・・・・・・ん?」

 

しばらく廊下を歩いていると誰もいないはずなのに誰かの視線を感じる。ほかの生徒や先生とは違う何か私と似た感じの気配が・・・・・・私は腰のホルスターにしまってあるルガーの安全装置を外し警戒態勢に入り気配の出所をばれないように探る。するとあの廊下の角の所にその気配がする。きっとあそこだな。私は拳銃をそこに向け

 

「こそこそしてないで出てきたらどうだ?出てこないなら発砲するぞ」

 

と、そう言うと

 

「あれ?気が付いてたの?これでも気配は消したはずなのにね」

 

と、そこから水色の髪をした少女だ出てきた。そしてその手には扇子がありその扇子には「神出鬼没」と書かれていた。

 

「あんたは誰よ?」

 

「そんなに警戒しなくてもいいわよ。私は更識楯無。この学園で生徒会長をしているわ」

 

「その生徒会長がこそこそと付け回して、私に何の用だ?」

 

私は口調が戻り殺気を込めた目でそういうと

 

「そんなに怖い目で睨まないでくれる?あなた確か簪ちゃんと同じ部屋なんだよね?」

 

「それがどうしたんだよ?」

 

「いえ、ただそれが聞きたかっただけだから。ただ、あの子のこと頼むわね」

 

「・・・・どういう意味だ?」

 

「言葉通りの意味よ。お願いできる?」

 

「お願いされなくってもあいつとはアニメ友達よ。言われなくてもそうするわ・・・・・簪のお姉さん」

 

そう言い私はその場を後にする。それを見た楯無は

 

「バレていたのね・・・・・・でも、彼女が最近学園で噂されてマッドドッグ(狂犬)の杉田ね。あの殺気といい普通の生徒が出せるものじゃないわね。彼女は一体何者かしら?」

 

そう言い彼女もその場を後にするのだった。

 

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