インフィニット・ストラトス~深緑の狂犬~ 作:疾風海軍陸戦隊
「・・・・・ここはどこだ?」
確か私は欧州で敵と交戦中被弾して、墜落したはずだ。だが今みる景色は欧州の山や、町並みとは違う。見たこともないところだが何か懐かしい感じがした。
バルッ!バルルル・・・・
すると急にエンジンが止まり墜落しそうになっていた。
「おいっ!誰が止まれって言った!!動きやがれぇ!!!」
ガツンッ!ガツンッ!!
そういうと清美は力一杯、計器を殴りつける。すると・・・・
バババ・・・・・・ブオォォォー!!
停止した筈のエンジンが動き出して機体を持ち直した。どうやら建物にぶつかることはさけることはできたようだ。清美は改めて眼下を見渡す
「な、何よこれ・・・・まるで未来都市ね・・・・」
彼女が目にしたのは、まるでSFに出てきそうな建物や、町並みだった。最初清美は夢を見ているかと思っていたが、その街の道を歩く人たちは空を飛ぶ紫電改を見て驚いていた。その様子を見て清美は夢ではないと悟った。
「夢ではない・・・・じゃあ、ここはどこだ?確か私は欧州にいたはず・・・」
清美は懐からスマホを出し現在位置を調べる。どうやら衛星は機能しているみたいね。ちなみに使用武器は1945年8月15日までだが日常生活品はそれに入らないのでそれは大丈夫だ。私はスマホに取り付けてあったGPSで現代位置を見た。そのGPSが示した場所は・・・
「日本!?それに東京っ!?うそでしょ!!」
そう、GPSが示した場所は紛れもなく東京であった。確かに周りを見るとスカイツリーや東京タワーが見える。ただその町並みは少し変わっていた。一部のビルや建物には自分がいた東京の面影が少しある。だが今見てみると。近未来的な建物が多いのだ。
それに自分がいた場所は欧州。なぜ自分がこんなところにいるんだろうと不思議に思う清美。すると・・・・
バルル・・・・
またエンジンが止まりそうになる。清美はの機体の燃料を確認するともうあとほんの少ししかない。もってあと30分だろう。
「まずいわね・・・どこかに着陸できるところはないか?」
清美はあたりを見渡しどこかに着陸できそうな場所を探す。すると東京湾に小さな島が見える。そこにいは見たこともない建物があった。島を見る限り明らかに人口でできた島だった。
「何よあれは?東京湾にいつの間にあんなのできたんだ?」
(私が欧州に行く前はあんなのなかったはずなのに・・・・)
清美は不思議にそう思っていた。だが燃料は残り僅か、四の五の言っている場合ではない。幸いその島にある施設みたいな場所には滑走路みたいなのがある。清美は意を決してその島へと向かうのだった。
IS学園それはIS操縦者を育成する学園である。その学園の廊下に二人の女性が歩いていた。
「お疲れ様です織斑先生」
「ああ、やっと入学試験が終わったな」
今日は入学試験だったのか、二人の教師は少し疲れ気味に言う。
「そういえば、今回の試験で初の男性操縦者が現れたのはびっくりでしたね。それも織斑先生の弟さんっでたしか・・・」
「一夏だ。織斑一夏。まったくあのバカ者は、まさか受験会場を間違えるとはな・・・」
織斑千冬は呆れて頭を抱えて言う。そう、今回の受験で女性でしか操縦できないはずのISに突如男性操縦者が現れたのだ。その人物の名は織斑一夏。今ここにいる織斑千冬の弟だ。実は彼は別の学園に入学受験を受けるつもりだったのだが、受験会場を間違えて同じ受験会場である、IS学園の試験会場に迷い込んでしまいそこで試験用のISを起動させてしまったことにより、「世界で唯一ISを扱える男子」としてIS学園に入学することになったのだった。
そんなことを話している二人は、廊下の窓側で、在校生である女子生徒たちが窓の外を見てみていて騒いでいるのだった。
「どうしたんだ?お前たち」
「何を見ているんですか?」
「あ、織斑先生。山田先生。あれ見てください」
女子生徒の一人がそういい、とある方向へと指をさす。千冬が女子生徒の指をさした場所を見ると、そこには1機の飛行機が飛んでいた。しかも戦闘機だ。だが、その戦闘機はジェット戦闘機ではない。第2次世界大戦で使われた戦闘機が上空を飛んでいたのだ。
「あれは・・・・戦闘機か?」
「しかも翼から煙が出ています」
山田先生が言う通り、その飛行機の左の翼から煙が出ていた。しかもその飛行機は降下して、今にも墜落しそうだ。その戦闘機はIS学園の輸送機の滑走路へと向かっていった。
「あの方角は・・・・滑走路の方か!」
「あっ!織斑先生!!」
千冬はそういうと滑走路へと向かうのだった。
一方清美は滑走路へと着陸態勢に入ろうとしていた。すると・・・
バルゥン!!ヒュルルル~
燃料が尽きたのかエンジンが止まり始めていた。
「くそっ!まだ止まるんじゃねえ!!バカヤロー!!」
彼女はそう叫びながら清美は紫電改の脚を出す。するとエンジンが完全に停止し、紫電改は滑空する形で落ちてゆく
「落ちるんじゃねえよ!バカヤロー!!」
そう叫びながら彼女の機体を上にあげて紫電改は滑走路に滑り込むように着陸しするがその際、清美は頭を照準器にぶつけるのだった。
「いてて・・・・いってーな!このやろ」
そう悪態を言いながら、彼女は風防をを開けてコックピットから身を乗り出す。
「何とか着陸ができたが、本当にここはどこなのよ・・・・」
清美はあたりを見渡す。すると二人の女性が近づいてきた。一人は緑髪でおっとりとした目に眼鏡をかけた女性ともう一人は源田静司令官のような雰囲気を漂わせた女性だった。
そして黒髪の女性が俺のほうへと近づき
「・・・・お前はいったい何者だ」
そう、私に訊くのだった
滑走路にあったのは胴体着陸をかました傷だらけの戦闘機
「これは・・・・・紫電改か?」
機体を確認する、胴体に赤い一本線があり、尾翼に白いラインがあり、黄色い文字でA343-11と書かれていた。千冬はその機体番号に見覚えがあった。
「この機体番号は・・・・・」
そういい千冬は一枚の写真を取り出す。その写真は知り合いのおばあさんに渡されたものだ。その写真には若き日のおばあさんと真ん中に若い少年、そしてその隣には目つきが鋭い少女がいてその後ろには目の前にある紫電改が写っていて、写真の裏には「501戦闘隊『抜刀隊』と書かれ、左から、中澤、疾風、杉田っと書かれていた。
「もしかして・・・・・」
「織斑先生。どうしたんですか?」
「あ、いや、なんでもない」
そう話していると、コックピットの風防が開く。そのコックピットから鋭い目つきをした少女が出てきた。その眼は相手を刺し殺すとばかりに強力な修羅の目だった。
「・・・・・・」
山田先生はあまりの威圧感に声が出ないでいる。千冬は紫電改のパイロットに近づき、
「・・・・・おまえはいったい何者だ?」
と、千冬は紫電改のパイロットに訊く。すると少女は紫電改から降り、腕を組んでこう叫んだ。
「私は、日本国海軍曹長。343空501戦闘隊『抜刀隊』副長の杉田清美だ!」
そう名乗るのだった。