インフィニット・ストラトス~深緑の狂犬~ 作:疾風海軍陸戦隊
チャイムがなりセシリアは一夏や清美の所から自分の席に戻り、織斑先生が教室に入ってきた。
「では、これから授業を始める。とその前にクラス代表を決めないといけないな。」
と織斑先生が言い、一人の生徒が質問をする。
「織斑先生、クラス代表って何ですか?」
「そうだな……クラス代表って言うのは、クラス委員みたいなものだな。クラスの代表として対抗戦だけではなく、生徒会の開く会議や委員会への出席をしてもらう。ちなみに一回決まると、一年間は変更する事は出来ないのでそのつもりで。」
「お~!!」
織斑先生の説明に生徒達は納得した。それを聞いた杉田は・・・
「(なるほど、私風に合わせるなら戦闘隊指揮官になるということか。でもそれやったたら結構めんどくさいんだよな・・・)」
実際杉田は自分の上官であり隊長でもあった疾風が戦闘で負傷し本土で療養している時に代理で戦闘隊隊長になったことがあるが、これが本当に面倒だった。部下の書類整理の手伝いに上層部に頭を下げに行ったり、新兵の訓練指導したりと本当に大変な目にあった。杉田はそのことを思い出し、名乗り出ないようにした。
「自薦他薦でも構わない。誰かいないか?」
千冬はそう言うが誰一人名乗り出ない。まあ、そんな忙しくて責任重大な事なりそうなこと誰もやりたがらないのは目に見えていた。すると・・・・
「はいっ!私織斑くんを推薦したいです!」
「えっ!?」
「あ、はいはい!私も織斑君が良いで~す!!」
と、二人の女子生徒が手を挙げてそう言い肝心の織斑は驚いた顔をしていた。
「よし、他にいないか?いないなら、クラス代表は織斑になるぞ」
「ちょっと待ってくれ!千冬姉っ!!」
そう言い一夏は立ち上がるが・・・・・
「織斑先生だ。二度は言わん。ちゃんと覚えろ」
「うっ・・・・織斑先生。あ、あの…これって拒否権とかは?」
「あるわけないだろ?お前も男なら腹をくくれ」
そう言われ一夏は黙って座る。
「誰もいないようなら、これで・・・・」
千冬さんがそう言いかけた時だった
「納得いきませんわっ!!」
セシリアは机をバンッっとたたき立ち上がる
「納得いきませんわ!なぜ私が選ばれないのですか!このイギリス代表候補生のセシリア・オルコットがっ!」
と、大きな声で怒鳴る。それを聞いた杉田は
「(だったらなぜ自分で名乗り出なかったのよ。さっき千冬さんは自推でも構わないって言ってたのによ」)
と、内心イライラしながら黙って彼女の言葉を聞いた。
「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんて良い恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえといおっしゃるのですか!?」
‥…何言ってるんだこいつは?なんで男だとだめなんだ?それだけの理由でこんなに子供みたいに喚いているのか?
「それにですわ!文化も後進したこんな極東の島国に暮らすこと自体私には耐えがたい苦痛で・・・・」
セシリアはさらにヒートアップしさらにこう言う
「それに日本なんてちっぽけな国、イギリスの助力なしだったら40年前の第三次大戦でとっくにナチスに滅亡されていましたわ!その感謝を忘れているんじゃないですの?」
・・・・・・今、なんていった?イギリスの助力なしでは日本は滅亡しただと・・・・・ふざけるな。確かに私たちは太平洋、欧州でイギリスと共闘してナチスと戦ってきた。それは認めるが、しかしイギリスもあともう少しでナチスによって陥落されそうになったのを日本・アメリカなどの連合軍と協力し合ってこれを回避することができた。無論逆もしかりだ。だがあいつらは決してそれを鼻に掛けようとせず、むしろ持ちつ持たれつの仲で一緒に戦ってきたんだ。そんなことを知らず勝手なことを言う彼女に私はだんだん腹が立ってきた。すると・・・・
「イギリスも日本と同じ島国だろう。それに世界一まずい料理で何年覇者だよ」
織斑も言い返す
「あ、あ、あなたねえ!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
セシリアがさらに怒るが・・・・・
「その言葉そっくり返しましょかオルコットさん」
すると今まで黙っていた清美が立ち上がる。
「な、なんですのあなたは!」
「オルコットさん。一つ聞く。あなた日本が嫌いなんですよね?後進国だから耐えられないんですよね?」
「え、ええ…そうですわ」
「なら、なんでお前は今この国にいるんですか?」
「・・・・え?」
「日本が嫌いなら、なんでここにいるんですか?いやなら帰ればいいじゃないですか。それにですねそのISの開発者が誰だか知ってますか?あなたの嫌う日本人だぞ。それにお前はイギリスの代表候補生なんだろ?代表候補っというのはその国の代表だ。今お前の言っていることはイギリスの声なのか?」
私はだんだんと口調が昔に戻っているがそんなことは気にせず発言する
「あ・・・・・いえ・・・」
セシリアも少しは事の重大さに気付いたのか少しばつの悪い顔をするのだがそれと同時に私のことを睨んでいるように思えた。
「だったら、そんなことを言うのは控えろ。下手をすると戦争に発展するほどの発言だぞ・・・・・・・それと織斑。お前も馬鹿にされたとはいえその国を馬鹿にしていい理由にはならないよ。それにお前はイギリスの料理はまずいと言ってたな」
「あ・・・ああ」
「お前はイギリスの料理食べたことがあるのか?」
「え、いやそれはないけど」
「食べたこともないのにそう言う発言は感心しないよ。それになイギリスにお結構美味い食べ物や料理とかあるんだぞ。例えばスコーンやスティッキートッフィープティング。特に紅茶が一番美味い。香りもよく味もよくちょうどいいくらいの熱さなのよ。」
実際私には元の時代イギリス兵の戦友がいた。そいつとは暇なときはよくお茶会をしたもんだ。
「うっ・・・・すまない」
織斑もさすがに悪いと思って謝罪する。しかし・・・・・・
「決めましたわっ!」
するとさっきまで私のことを睨んでいたセシリアが立ち上がりそしてどこからか出したか知らないが白い手袋を私や織斑の顔目掛けて投げ私はそれをキャッチした。織斑はわけがわからんという顔をしていたが、当然私はこの意味を知っていた。
「‥…セシリアさん。この意味は本気ですか?」
「ええ、本気ですわ!あなたと織斑さんに決闘を申し付けますわっ!」
私と織斑に指をさしてそう言う彼女
「おう、いいぜ。四の五の言うよりもわかりやすい」
織斑はやる気のようだけどなめんどくさいことになってしまったな。まあ、その原因を作ったのは私なんだけどね、やれやれ・・・・
「言っとくけど、私はするつもりはないわよ。戦う理由もないし」
私は喧嘩は好きだが無意味な喧嘩はしない主義。だけどこの後セシリアはとんでもないことを言った・・・・
「あら、逃げるんですの?やっぱり日本人は昔から臆病なのですね40年前の大戦もISがあれば
なんだと・・・・・・今なんて言ったこいつは・・・・
「お、おいオルコット!」
織斑先生は私が怒りで震えていること気付きセシリアを止めようとした。だが既に遅し・・・・・
バキッ!!
「「「「っ!!?」」」」
すさまじい音に生徒と教師全員がその音のがしたところに目を向けるするとそこには机素手で真っ二つにし怒り心頭の杉田清美の姿だった。髪は逆立ちその目はギラギラと光っている。そして机を殴った手は血で赤く染まっていて血がぽたぽたと垂れていた。
「き~さ~まぁ~~!!!!!もう一変言ってみろっ!!この野郎がぁ!!!」
口調も元の口調に戻ってしまい、彼女はすさまじい殺気を放つ。
その殺気が教室中に蔓延し、生徒たちは震え一部の女子はその殺気に耐えられず気絶する者もいた。杉田は怒った。自分のことを馬鹿にされるのはまだ耐えられる。だがしかし、あの大戦。祖国や平和のために命懸けで戦い死んでいった仲間たちのことを馬鹿にされたのが絶対に許せなかったのだ。
「喧嘩上等だこらぁ小娘!いいぜ、その決闘受けてやる。首洗って待ってろセシリア・オルコット。お前にはな生き地獄っていうのを見せてやる」
そう言い、杉田は教室を出ようとする。それを見て山田先生は声をかける
「どこに行くんですか杉田さん?」
「…この手見ればわかるでしょ?保健室ですよ。それと私もクラス代表の決定戦に出させてもらいます」
そう言い杉田は教室を出て行った。そしてその後しばらくまるで台風が去ったかのように教室は静まりかえっていた。
「やれやれ・・・・・とんでもないことになってしまったな。では来週の月曜日の放課後にクラス代表を賭けた勝負を行う。場所は第三アリーナで行う。それまで織斑とオルコットは準備するように決闘の順番は当日に説明する。」
織斑先生は話すがみんなさっき杉田が放ったさっきのせいで固まっていたのだった
「(な、なんですの。あの殺気は?)」
殺気をぶつけられたセシリアはただわけもわからず震えているのだった。
一方、杉田は保健室で手当てを受けてベットに座っていた。そして保健室にあったパソコンでとあるものを調べていた。
「・・・・・・やっぱりセシリア・オルコットはあいつの・・・・・・・くそったれ!」
そう、小声で悪態をつくのだった。