俺は引きこもりから魔神になりました! 作:@noro_cat
プレイヤーが次々と燃え、貫かれ、喰われる。
1000対1、プレイヤー対魔物。数だけでは圧勝に思われるが、その1体の魔物は強大過ぎた、10分余りで人数が1000人から100人に減り、逃げる様子を見せるプレイヤーもいた。
が呆気なく貫かれ、とうとうプレイヤーは全滅した。
そして魔物は傷を負うものの全然物足りなそうだった。そしてその光景を見て笑うものがいた。
‹魔神バアル›
その魔物を従え世界でたった一人の魔神だった。
俺はパソコンの電源を切った。
「ふぅー。なんだかんだ今日も俺の所まで来なかったな。正直1000人はビビった。」
<九原·式 (くはら·しき)>ゲーム内では、魔神バアル。
絶賛、引きこもり中である。
「まぁ、”たかが”1000人て言うことだな。ハッハハハ!。おっと、もうこんな時間。」
時計は既に明日になっていた。俺は明日朝からバイトなので寝ることにした。
ほんのりと暖かい、
ツルツルで柔らかい物に触っている。
暖かいというかよりは生き物のような温かさがある。
下に行くと窪みがあり、まるで、
「あ、ふぅ〜」
人のおへその様だった。
・・・え?
「バアルさまぁ〜、くすぐったいです〜」
その声(魅惑)に驚いて目を覚ます。俺はその声の少女に添い寝するように寝ていた、いや逆だ添い寝されていたという方があっている。
その少女は長い黒髪、白い肌 、整った顔立ち、目は若干つり目、大き過ぎず小さ過ぎない胸、そして黒の下着・・この顔何処かで見たことあるような。
「バアルさまぁ〜そういう事は〜夜にしてください〜」
そういいながら彼女は顔を近づけてきた、ほのかにいい匂いがする、ってそういう事じゃなくてだな、
俺は彼女を顔の近くから離した。
「バアルさま?」
キョトンとした顔で俺を見つめてきた、実に可愛いが今そうでなくて、・・・いやまて、俺は自分の部屋のベッドに寝ていたがここはどこだ?
そして、さっきから俺のことを[バアル]って言ってないか?
そこで俺は聞いてみた。
「えーと。き、君は誰?」
「君とは私のことでしょうか?私は、バアル様の忠実なる僕の[シトリー]でございます。」
シトリー、シトリーって、
俺の脳裏に何かを感じた。
まさか、
「え、えーと、僕は誰でしょうか?」
「はい!バアル様です。私の主«魔神バアル»様です。」
その名前、
バアルの心臓の音が大きくなった。
「いやいやよく考えるんだ俺!この状況はおかしい、断じておかしいんだ。シトリー、魔神バアル、この名前は知っている。俺の予想だとこんな事はありえない、」
俺の今考えてる事、それはとあるゲームの世界に居ること。
そのゲーム名は[ディベイク・ワールド2nd]と、言うMMORPG。引きこもりの俺がよくやるゲームで、このゲームは他のMMORPGと違った要素があった。
それは、自分でオリジナルの建造物を作れる事である。そして建造物以外にもオプションとして自分なりのNPCを作ることも可能。目の前にいる彼女、シトリーは俺が作ったNPCだ。バアルこと魔神バアルは俺が操作していたアバター!
そして今、俺はバアル。つまり
「異世界!魔神!これはすごい!」
いや、すごいを通り越しているレベルだ!バアルは無言のガッツポーズした。
・・・そんな興奮気味のバアルを不思議そうに見るシトリーであった、
「バアル様??」
バアルは今心の中で盛り上がっている。うん。実に盛り上がっている。まだ異世界にいると確定した訳ではないが盛り上がっている。
「バアル様?」
「?、なに?」
「先程から様子がおかしいご様子に見えるのですが大丈夫でございますか?」
不思議そうな顔をしている。
あ、一人で盛り上がってたのか。
「大丈夫だよ」
シトリーがまだ不思議そうな顔で見て来る。
「そ、そのような口調は今までにありませんでした!やはり調子が悪いのでは?」
今度は不安そうな表情をしている。
今までの口調?ゲーム設定でそんなのあったか?ディベイクでボイスチャット機能はないはず。ましてやNPC相手にボイスチャットって、、うーんどんなのだ?想像がつかない、···試しに、
「大丈夫だ!問題ない!」
!?
シトリー の顔がより不安そうになった、
あれー違うのか。有名なセリフだと思ったっんだけどな、うーん、じゃ次は
「大丈夫でアルヨ!」
どうだ!
!???
シトリーは変わらず不安そうだった、
これも違うだと!後は何だ?中国もダメだなんてパンダも失態だな、
後は、うーんと俺は、俺····俺····俺といったらバアル、バアルは魔神。は!謎は全て解けた!が、これを言うのは少し気が引けるが、
バアルは言った
「心配はいらぬぞシトリーよ、我は正常だ。多少力が疼いただけだ」
こ、こ、これは恥ずかしいー!
さすがにこんな(厨二病風〜魔神のセリフ和え)はさすがにね、
「バアル様‼」
シトリーの顔は赤くなっていた。
なに!?これも違うのか?もう他には、
「申し訳ございません!バアル様をおかしいなどと言ってしまい、このシトリー不覚でございました。」
、、、え?あ、うん、これが正解なのか、
でも、これをこれから言わなければならないのか?。というか俺は厨二病だったのか、
と言いつつもバアルは
「うむ、我は気にしておらん。その代わり今後の励みに用心しろ」
「承知いたしましたバアル様。」
シトリーの顔色が良くなった。一件落着。なんだかんだ言って泣きそうだったし、良かった。
でも、なかなか忠誠心が高いんだな、まぁ俺が作ったNPCだもんな、だけど、
バアルはシトリーの容姿見回した。
シトリーは、なんでしょうか?、という顔をしている。
···なぜ下着?
シトリーは確か魔神バアルの僕の一体でえーと、あ!思い出した色欲の悪魔か。
色欲の悪魔は確か宿屋で寝る際にHPとMPをオール回復してくれるはず。序盤はHPとMPの温存が大事だからよくパーティーに入れてたっけ。
ディベイクの世界ではHPとMPの回復は戦闘後など自動では回復しない。
回復する方法としては、ポーションを使うか、魔法的なにかで誰かに治癒してもらうか、宿屋で寝るかしか補給できない。宿屋で寝る際は1日では完全回復することはできない、どうやっても2日は掛かる。
だが例外としては、シトリーなどから補給の援助を貰うことで1日で完全回復することができる。
しかし、どうやって?ネットでは、あんなことや、こんなことをしているのではないのか?というのが一般的考え、だけど色欲の悪魔以外にも補給してくれる奴も要るから確かではない。まぁそこは置いておこう、置いておこうネ。
バアルはシトリーの容姿をもう一度見回した。
やっぱり、そういうことなのか?
聞くしかないな。
「問おう、シトリーよ、なぜそのような格好をしているのだ?」
「はい、バアル様を癒すためでございます。」
やはり、卑猥的な考えじゃないはず。にしても下着って、
「バアル様!」
な、なに?まさか変態と思われたか!?
シトリーは申し訳なさそうに、
「バアル様はこのような格好はお気に召されませんか?」
き、気に入らないだと?いや、もしろウエルカムです!!
その綺麗な白い肌に似合う黒い下着、
上は布と言っても過言ではない面積で大き過ぎず小さ過ぎずの程よい胸の豊かさを生かしている。
下はヒラヒラが着いた水着のようになっており、少しキツそうに見える事で腰やお尻の周りの肉が強調され、なんとも言えないほど良いバランスにより魅了がある。
つまり最高というわけです!!
・・・俺はなにをこんなに語っているのだろうか、まぁ着ていて欲しいと言うわけです。なので、
「我は魅力的だと思うぞ」
自分で聞いておいて魅力的と言うのはなんだか恥ずかしいな、
「バアル様!その様な言葉は私には勿体なきお言葉です。」
シトリーは顔を赤らめていた。
面と向かって言うのも、ちょっと恥ずかしいな。
そう思いつつ。バアルはふと思い出し思った。
ここは何処かと。
見た感じ[ガムラス城]の魔神の寝室かな?
[ガムラス城]とは魔神ことバアルが造った拠点かつダンジョン。
外見は困惑の魔王城を参考にしており、城の外壁と塔を合わせたデザイン。高さは天に登れそうなほど高いが階数は14階しかない。4階、8階、10階、11階、12階、13階には階層主がいる。
ゲーム上では他プレイヤーに10階まで登られた事がある。だが11階から上はかなり強いモンスターが出るため11階以上は知られておらず他プレイヤーはラスボスが居るであろう部屋を合わせて最上階は12階だと思われている。
魔神の寝室があるのは最上階の魔神の間の奥に位置する。魔神の寝室はプライベートゾーンつまり所有者に許された人以外の他のプレイヤーは入る事ができない、いわば安全地帯だが、ダンジョンに含まれないため魔神の間が攻略された場合制圧対象に入ってしまうため入られてしまう。
うーん、 よし。部屋の外に出て確かめるか。
と、その前に服着ないとな、上半身裸の魔神は困る。
バアルは今パジャマ風のズボンしか着ていなかった。
部屋の周りをみわたして見た。が服らしい物がなかった。
しょうがないシトリーに聞くか、
「シトリーよ、我が装備は何処だ?」
「はい、装備は寝られる際にバアル様がそちらの指輪に収納されました。」
指輪?あー、なるほど。[トータルリング]か。
[トータルリング]は装備品を収納することができる特殊なリングそれ以外の効果は全くない。最大12個収納可能。
さっそくバアルは使ってみようと思ったが、
これ、どうやって使うんだ?
ゲームでは出す際に多少のMPを使うはずだが、今の俺にMPはあるのか?
「どうされましたかバアル様?」
「うむ、なんでもない」
不思議に思われてる。また不安がられてもこまるしなー。
うーん、ゲーム説明では念じて出すのだっけな?いつも着ている装備は確か、
(困惑の鎧、漆黒のマント、月蝕の腕輪、)
そう念じると多少の光が指輪から放たれた。そしてバアルには困惑の鎧、漆黒のマント、を着ていた。あと月蝕の腕輪も。
おぉーこれまた感激!自分では全体像は見れないけど。あと、俺にMPはあったのだな。
「バアル様お似合いでございます。」
「うむ。悪くない」
「ところでバアル様。」
「なんだ?」
「今日はどうなされますか?」
ああ、をそういえば何をするか考えないとな、帰り方とか。
その前に確認して置かなければならない事があるな。シトリー以外のNPCにも会いたいし。
そう思いバアルは、
「シトリーよ」
「はい」
「各階の階層主を魔神の間に集結させよ。」
「承知いたしました。」
そう言うとシトリーはさっそうと各階層主をを呼びに行った。
バアルは疑問に思った。
「服、どうするんだろう」
その後バアルも部屋を出た。
~魔神の間~
大規模の空間。天井にはシャンデリアが吊るされている。
入り口の扉は赤く、あのマ○オのク○パの扉を連想させる。扉から中央を沿ってレットカーペッド敷かれていて、その先に金と赤が目立つ刺々の威厳ある椅子がある。そして、その頭上には旗が吊るされており頭蓋骨(ドクロ)が燃えている模様が描かれている。部屋全体が、暗く独特な雰囲気がある。
これらのオブジェを見て確信した。
{ここはディベイクの世界だ!}
紛れもなく自分の作ったオブジェだからだ。
そう思いながらバアルは威厳ある椅子に座った。
椅子から改めて部屋全体を見るとラスボス感が出ていていい雰囲気だ。
「まぁ今までにここに来たプレイヤーはいないけどな、でも楽しみだな~この先なにしようかな~」
他のダンジョンに行くのもありだな、あるかどうかは知らんけど。
そんなこんなで盛り上がっていると。
コンコン、
ドアをノックする音が聞こえた。
「バアル様、各階層主が到着しました。」
おぉー来たか!
「うむ。入れ。」
鈍い音を立てて扉が開く。
各階層主五人が横並びにバアルの前に整列する。
うーんと、同じ口調でいいのか?
「我のためによくぞ来てくれた。」
そう言うと五人は跪づき、
「主の申し出、とあらばすぐに駆けつけますとも。」
一番左の薄紫色の骸骨騎手の「漆黒の騎手エリゴス」
「主ノ申シ出シッカリキク」
左から二番目の容姿が少女で手がカマキリの鎌の虫人「蟲使いファルル」
「私は主に忠誠を誓った身、ですので主の申し出とならば駆けつけるのは当然のことであります。」
真ん中の鱗や尻尾が生えている「悪魔ベリトルス」
「主の申し出は絶対ですので。」
右から二番目の「色欲の悪魔のシトリー」て、いつ着替えたし。
シトリーは暗殺者を連想させる服。"横"が開いているため、ある意味防御が低いと思う。
「・・・」
一番右のフード付きローブの真っ黒い子供体型の「呪術士ケシャーナ」
「良き忠誠心だ。エリゴス、ファルル、ベリトルス、シトリー、ケシャーナよ。」
「は!(ハ!)」
五人の階層主。
一人一人がプレイヤー何百あるいは何千に等しい強さを持つ。今の俺はHPやMPレベルがどれくらいか分からないから下手しなくとも五人の方が強いかもしれない。
そう言えば階層主もう一人居たような、
「バアル様、」
[なんだシトリーよ。]
「階層主のブネは見つかりませんでした。」
あーブネか、なんか足りないなと思ってたんだよなー。
「まぁ良い、そこまで急用では無いからな。」
単に会いたいだけだったしね、
「申し訳ございません、」
「問題ない」
「ですが!それでは主のご命令に反してしまいます。どうか、処罰を。」
うーん、なんかシトリーって扱いが難しい感じかな?、
別に俺はそんなに気にしてないんだけどな。
シトリーはしょんぼりとしていた。
しょんぼりするとかえって心配になってくるんだよな。
するとベリトルスが、
「シトリー、そんなに主は気にしてないと思いますよ。」
「そ、そうでしょうか、」
「ええ、勿論ですとも。ですともそれにあなたが落ち込むとかえって主を困らせてしまう。主が問題無いと、おっしゃるのならばそうに違いありません。それとも主の言葉は信用なりませんか?」
ベリトルスは少し強めの口調で言った。
ナイスだベリトルス!俺が言いたい事をそのまま言ってくれたぞ。これは感激。
「ですよね我が主。」
「そ、そうだな。」
俺はあんまり声かけるの得意じゃないからな、ベリトルスは頭脳派かな?
「承知しました。以後、バアル様に心配を掛けないように用心します。」
「うむ」
シトリーは変わらずしょぼんとしていた。
あんまり変わってない気もするけどいいか。その内治るでしょう、たぶん。
あ、そうそう話をしないとな、でも単に会いたかっただけだと笑われるかも。それは無いな、忠誠心高いから変に捉えられそう。
「此処に呼んだのはある理由がある。」
どしようか、何か良い案は。
「主殿、理由とは詳細不明の大軍が迫っていることなのでは?」
エリゴスがそう言った。
エリゴスは4階の階層主で主に1~4階の管理とガムラス城の外の管理をしている。
「エリゴス、それは誠の話ですか?」
「もちろんだとも、ベリトルス。」
「それに気づいておきながら黙っていたと言うのですか?」
「そのつもりは無い。無論話すつもりだったが主殿がそれに気づかれていたからお呼びになったのかと、」
「なるほどそういう事だったのですか我が主。」
え?大軍?知らんけど、
だがこれは使える。
「その通りだエリゴス、ベリトルスよ」
にしてもエリゴス凄いな、自分が作っておいてなんだけど、
「流石、主殿。」
「なるほど、流石は我が主。」
何とかそれなりになったな。しかし大軍か。
今の自分はどのくらいの力を引き継いでいるか分からなかった。
ゲームでは最高レベルの250レベル、ステータスは上限突破していた。
ゲーム上では敵無しだが、今に現状では不安だな、いや逆にチャンスかも知れない、自分の力がどれくらいかを知ることの。
「詳細が分かり次第すぐに攻撃を仕掛けようと思っている。」
「タタカイスル?ファルル出番?」
「いや今回は我が直々に相手に成ろうと思う。」
ゲームでは戦闘は任せっきりだったからな。久々に腕がなるな!自分がレベル250だろうが1だろうが勝ってみせる。じっちゃんの名に懸けて!(ちょっと古いな)
まぁ一応、
「ファルルよ、背中を頼みたいのだが良いか?。」
「背中マモル、ファルル、ゴエイ?楽シミ!」
ファルルは楽しみにしているそうだ。
「エリゴスよ、詳細が分かり次第報告を頼む」
「承知!、私にお任せください、主殿。」
「詳細が分かり次第また通達を送る。では持ち場に戻れ。」
「は!(ハ!)」
そう言うと各階層主は自分に階層に戻っていった。
シトリーは残らせた、色々な場所知りたいし。
さて、装備どうするか。
単騎戦の練習も良いが相手は集団だから範囲系の魔法も使ってみるかな。てか相手が人だったら殺さずに撃退しないとな、それとこの世界は死んだら生き返るのか?そこら辺の検証もしなくては、
そう思うバアルであった。
~王都~
読んで頂きありがとうございます!今作品はゲームの世界に行った設定になっていまして、ゲーム好きの自分がゲームの世界に行ってみたいなぁーと思い実際書いてみたのですが、文法が全く分からなかったので、自分が思うとうりに書いてみました。楽しんで頂けたら幸いです。そして次回、大軍の正体とバトルシーンです!不定期になりますがよろしくお願いしまーす!では、また!
@noro_cat