「盟友?何の事だ?」
この河童と会ったのは初めてのはずだ。
(とゆうか本当に河童なのか?)
俺の中の河童のイメージは、頭に皿を乗せていて、手には水掻きがある姿だ。
だが目の前に居る少女には、水掻きが無ければ皿も無い。
とても河童には思えない。
だがそれ以上に気になるところがある。
一体後ろにある鞄には何が入っているのだろう?
その鞄の大きさはその少女の数倍の大きさだ。
(どうやって持ってるんだ?)
そんな自分のイメージと全く違う河童の事を考えていると、最初の俺の疑問に答えるかのように、河童は口を開いた。
「君が人間だからさ。」
「どうゆう…そうゆうことか。」
一瞬疑問に思ったが、要は同志と言いたいらしい。
「君が琴羽だね。私は河城ニトリ。外来人であるあんたのイメージとは違うかもしれないが立派な河童だよ。」
「それで?お前が俺に用があるって文から聞いて妖怪の山に来たんだが、何で急に寝かせられなきゃいけないんだ?」
俺は怒気を含めた声でニトリに問いかけた。
「そんなに怒らないでくれよ。私としては作った機械をなるべく早く試してみたかったんだから。それにこの機械が使えれば確実にあんたの役にたつはずだ。」
「役にたつと何故言い切れる?悪いが俺の世界にはこの世界に存在しない道具や機械はいくらでもある。俺の世界にもないものをお前が作るのは不可能に近い。それでも役にたつと?」
今言った通り、この世界に存在しない物は基本向こうの世界にはある。
そしてこの世界には向こうの世界から流れてくる物以外、新しく作られるのは永琳の薬や魔法に関係するもののみ。
つまりニトリが作る物で役にたつ物は、、魔法に関係するものしかない。
「君の世界にあったところでこの世界では使えないだろ?ならどんなものでも基本役にたつ物しかないじゃないか。」
多分こいつは俺の能力を知らない。
知らないなら仕方ないとは思うが…
(説明が面倒だから能力位知っておいてほしかった。)
俺は面倒だとは思ったが能力のことを説明した。
説明していくとニトリの顔が少しずつ青ざめていった。
理由は分かる。
睡眠弾で寝かした上無理矢理連れてきて、挙げ句作った物が一切役にたたないとなれば、普通なら激しい怒号と正当な暴力を受けることだろう。
もしくは役にたたない道具を作ったという資材の消費に青ざめていたのかもしれない。
何にしても魔法関係の物を作った訳ではないということだ。
「ああしまった…能力のことをちゃんと調べておくべきだった……これじゃ全く意味がないよー…」
この反応から見る限り後者のようだ。
「なあ、大丈夫か?」
一人でぶつぶつ言い始めたニトリを見て、さすがにまずいと思ったので、とりあえず落ち着かせることにした。
―五分後
「悪かったね。取り乱して。いやーまさかそんな能力を持ってるなんて思ってなくてね。」
「いや、そんなに気にしてないからいい。あとお前も気にすんなよ。魔法関係なら俺の知らない道具はいくらでも作れるんだから。」
「そうだね。今回は魔法に全く関係なかったけど、次からは気を付けるよ。」
「なんか悪いな。」
「いや君は何も悪くないし、実際調査不足だった私の落ち度だよ。まあ次からは能力に関係あるもの作るから買いに来てくれよー。」
「分かったよ。次から買いに来るよ。でもしばらくは無理だな。仕事見つけたばっかだし。買える位稼いだら来るな。」
「ならそれまでにいろいろと作っておくよ。」
「ああ。それと霊夢達知らないか?多分一度来てるとは思うが…」
「ああ彼女らなら確かに一度来てるよ。用が済んだら人里に連れてくってことで人里に向かったよ。まあ霊夢がすごい怒ってたけどね。」
「そうか。じゃあとりあえず人里に向かうことにするよ。」
「送るかい?」
「いやいい。人里なら一人で行けるからな。」
「そうかい。じゃあ次来る時は客として来てくれよー。」
「分かった。じゃあな。」
「じゃあね。」
ニトリと別れ、能力を使って人里へ向かった。
ありがとうございました。毎日更新は出来なかったけど更新ペースはなるべく早くします。しかし東方キャラの口調とか一人称全くわかんないです。では。