東方独団記   作:十六夜凜

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そういえば琴羽のスペルなんですけど説明足りないですよね?あれは琴羽の能力でホログラムを投影したとゆうよりは自分に自分のホログラムを投影することでその場所に自分の分身のようなものを作っているので、道具の力を自分に付与する能力の応用になります。死角に入るために使っているのはメタギアのステルススーツとでも考えて下さい。他二つのスペルは琴羽のもう一つの能力を使ったものと両方を使ったものの二つを考えてます。スペカの設定はwiki参照です。長々とすみませんでした。ではでは~


第ニ章 狂気と怨念
第十九話 嵐の前


「世話になったな。次来るときは遊びに来るよ。」

「仕事に来てくれると嬉しいわね。」

「冗談だよ。とりあえずじゃあな。」

「ええ。霊夢たちには先に帰ったって言っとくから、後でお礼言いなさいよ?」

「言われなくてもそうする。」

起きた後、体が治ってることを確認してから、永琳に挨拶しに行った。

霊夢と魔理沙は寝ていたから置いて帰ることにした(美鈴は泊まらずレミリアと帰ったらしい)。

永琳と別れて、竹林を適当に歩いていたのだが……

(ここどこだ?)

出て少し歩いただけで、道が全く分からなくなった。

永遠亭に戻って道を聞こうとも思ったが、その道も分からなくなっていた。

仕方がないから、以前試そうとした能力を使ってみることにした。

「この能力の使い方出来るのか?……いいや。やるだけやろう。」

俺はその能力を使ってみた。

「やっぱ見たことなきゃ駄目か。せめて意識がある状態で運ばれりゃなぁ。」

と一人で愚痴る結果になってしまった。

その能力は対価はないが、脳への負担がある系統のもので、地図を能力で使うものだった。

それはつまり、自分の覚えている景色を地図にして記憶に新しく覚えさせるものだった。

しかし見たことのない場所では地図の元になる記憶すらない。

仕方がないからコンパスを能力で使って方角の確認だけ行った。

これも初めてやったが上手くいった。

「延々と真っ直ぐ行きゃ林は抜けられるか。」

と決めて歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~十分後~

さすがに幻想郷に来てから、運動ばかりしていることもあり、十分歩く程度なら疲れはなかった。

(向こうに居た時より足速くなったな。)

十分歩いて出た感想は、本当にしょうがないことだった。

「お!出れたっぽい。」

林が無くなって空けた場所に出た。

だが奥にまだ林があるから抜けたわけではなさそうだ。

「不死『火の鳥-鳳翼天翔-』!」

「…は?」

急にスペルが聞こえた。

すると不死鳥のようなものが出現、俺の真上に飛んでいった。

「そんなもの聞かないわよ!」

真上に飛んでいった不死鳥は、(俺に向かって)落ちて来た。

「ちょ、ちょっと待……」

ボオオオ

『あ…』

俺の叫びは炎の音でかき消された。

「か、輝夜……」

「も、妹紅……」

二人は顔を見合って、同時に、しかも同方向に逃げ出した。

俺は逃げ出した二人を、素の腕力で殴りつけた。

「ふざけんな!殺す気か!」

ぼろぼろになった服は直せなかったが、炎で上がった体温は能力で下げられた。

その原因を作った二人に対し怒りが止まらず、殴ってしまったことを謝罪した。

「あ…悪い。」

勢いが強かっただけに二人共ノックアウトしてしまったようだ。

起こそうとしたが、起きる気配がない。

両方傷だらけだし、病み上がりの体ではきついが永遠亭に連れて行くことにした。

「良かった…地図が使えなきゃ永遠亭にも戻れなかった。…どうせ戻るなら最初使って戻りゃよかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…ん?…!?」

「ん?やっと起きたか。なら自分で歩いてくれ。」

完全に持ち物になっていた二人のうち、白髪の方が目を覚ました。

「え…あ、お前誰だ?」

「てめ、まず謝ったらどうだよ。…まあいいか、結局こっちも殴ったし。宮代琴羽、とりあえず名前くらいは言っとく。」

「なら私も名前くらいは言っとこう。藤原妹紅だ。それで、何で私らは担がれて運ばれてたんだ?しかもそっちは服ぼろぼろだし…」

俺は少し前にあったことを話した。

「…まあそれで永遠亭に向かってたとこだ。そろそろ…お、丁度見えてきたな。」

青ざめた顔で何度も謝罪の言葉を繰り返す妹紅に「とりあえずもういいからやめろ。」と言ってやめさせた。

「永琳~いるか~。」

数分で永琳が出て来た。

「何してるんですか姫様。それと随分早い帰還ね琴羽?そんなに早く働きたいのかしら?」

「永琳、お前の言葉だと冗談に聞こえん。知り合いならこの二人の治療とっととしてやれ。」

「必要ないわよ。二人共不老不死ですもの。それより琴羽の治療ちゃちゃっとやっちゃうから早く来なさい。」

「………この世界は何でもありなのか。二人運んで来た俺の苦労はなんだったんだ。」

落胆しながら永琳に言われるまま付いていった。

 

 

 

 

 

 

 

「状況は何となく理解しているから、どうせ道に迷って二人の喧嘩に巻き込まれたんでしょう?優曇華に案内させるから、次からはもっと気を付けて来なさい。あと服ここにはないから人里で買いなさい。」

「すまん…けど姫ならお前が止めろよ。もう燃やされんのはごめんだ。」

「いつ始めるか分からないから無理。」

(だろうな。)

「まあとにかく治療は終わったから、帰るなら帰りなさい。帰らないなら働いてもら…」

「いや帰るから。案内頼む。」

「分かったわよ。優曇……」

『オオアアアアアアァァァァ!!!』

突然聞こえた雄叫びに、俺と永琳は固まった。

「何今の!?」

「声の大きさ的に幻想郷ほとんどの場所に聞こえただろうな。向こうの方角には何がある?」

「ここは幻想郷の南西の端の方よ。ほとんどのものが向こうの方角にあるわよ。」

「永琳!?居る!?」

突然現れた紫が抱えていたのは、意識がなく、ぼろぼろの姿の霊夢だった。

その後に続いて隙間から何人か同じ状態の人達が出て来た。

「!?紫、いったい何が…」

「そんなことより早く治療を…う…」

「紫!?優曇華!すぐに怪我人を連れていきなさい!琴羽も手伝って!」

「わ、分かった。」

「琴羽…」

紫が名前を読んだのを聞き、動きを止めた。

「紫喋らないで!伝えたいことがあるなら後に…」

「いいえ永琳…今じゃなきゃ…駄目なの。琴羽…隙間から…早く妖怪の山へ…藍がまだ…押さえてる。早く…」

その言葉を最後まで聞かないうちに、俺は隙間に飛び込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ゴールデンウィーク中にいくつでますかね?そうそう設定のほとんどはwiki参照なんで何も言わないで下さい。次回戦闘回です。相手はなんとなく分かりますかね?
では。
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