東方独団記   作:十六夜凜

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こんにちは凜です。これからは章分けしようと思います。零は琴羽の幻想入り、一は幻想郷の琴羽を書きます。ではでは~


第六話 少年の里入り

霊夢ー人里ってこっからどんぐらいなんだ?」

俺は気になって霊夢に聞いた。

俺が居たのが幻想郷唯一の病院(永遠亭)らしい。

つまりここから人里はある程度は近いところにあるはずだ。

霊夢は少し考えてから「神社からアリスの家位だと思うわ。」と言った。

「遠いなぁ。」

「仕方ないじゃない。この世界、飛べる人多いもの。」

「なぁ霊夢、一つ聞きたいんだが…」

「何?」

「いや…俺の能力は、俺の世界にあった物にも使えるのか?」

何度か考えていた。

あの時、俺が体に付加したのは、この世界に存在しない弾丸の力。

きっと他の道具も、使おうと思えば使えるはずだ。

あの世界の道具なら、便利なものは大量にある。

その力が付加できれば、戦いにも日常生活にも役立つはずだ。

俺はそう思って霊夢に聞いた。

「可能、ではあるでしょうね。ただ…」

そこで一度、霊夢は言葉を区切った。

「貴方の体が持つとは思えない。軽い物なら出来るけど、大きい物は、多分出来ない。」

「そうか。」

やっぱりそうか。

俺の体の傷は、狼に裂かれた傷と、能力によって破裂しかけた右腕。

つまり弾丸程度なら使うことが出来るということだ。

「サンキュ。そんだけわかりゃ充分だ。試したいことが出来た。」

言って俺は、空想上の道具である、イーカロスの羽の力を自分の体に付加した。

ふわっ。

少し浮いた。

やはり予想通りだ。

存在したかどうかも分からない空想上の道具でさえ、俺の知る道具なら使えるということだ。

「霊夢、どうやら俺も飛べるそうだ。」

笑いながら霊夢にそう言った。

「貴方ならもっと能力を上手く使えそうね。この世界だけじゃない、自分の世界の道具も使えるんだから。」

「…そうだな。」

「とりあえず飛べるなら飛んで、とっとと行きましょ。正直歩いていくことあんまなかったから疲れてんのよ。楽だし、飛べるならそっちの方が良いわ。」

「じゃあ競争でもするか?」

嗤いながら言った。

俺が嗤った理由は、疲れてるのに競争しようと言ったからだ。

「冗談、そんなつもりねえよ。さすがの俺もそこまで鬼畜じゃねえよ。」

「本気で言ってたら殴ってたわよ。」

「ひゃー怖い。ま、とりあえずとっとと行こうぜ。」

「ええ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと着いた。」

俺は疲れて倒れこんだ。

「そんなことで、仕事なんて出来るの?今日は決めに来ただけだけど、決めるだけでも時間は掛かるわよ?」

「大丈夫だろ。別にそんな難しいことじゃないし。」

俺はわりと空気を読むことや理解力は高い方だ。

大抵の仕事は出来る。

嫌われさえしなければ。

「掲示板はこっちよ。」

そう言って霊夢は、倒れてる俺を置いて歩き始めた。

「ちょ、待てよー」

急いで追っかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

掲示板にはそこまで多い訳ではないが、いくつもの仕事の募集があった。

「わりとあるな。」

「まあ、幻想郷はそこまで仕事が多い訳じゃないし、ちゃっちゃか決めちゃって。」

最初見た時に目に止まった仕事が合っていると思った俺は、既にそれに決めていた。

「霊夢、もう決まった。」

少し霊夢は驚いていた。

「早いわね。それで?どの仕事にするの?」

「これにする。」

「これは!?駄目よこの仕事は!貴方は死なないって決めたんでしょ!」

俺が霊夢に出した紙にはこう書いてあった。

[里の巡回、並びに里の護衛]

つまり霊夢が言いたいのは、危険があるということだ。

だけど、俺は死なないこと以外にも決めたことがあった。

誰も死なせないこと。

だから俺は、霊夢にこう言った。

「霊夢、俺が決めたことはそれだけじゃない。皆を守る。そうも決めたんだ。だから俺は、この仕事に決めた。」

「……そう。やっぱり貴方は自分が苦しむ道を選ぶのね。」

「死ぬかもしれない。守れないかもしれない。でもそれでも、何もしないよりはましだ。」

「……ふふ、そうね。でもそれだけじゃ生活費も稼げないわよ?」

「安心しろ。永遠亭の手伝いをすれば、その分の報酬はだすと言っていた。」

「いつの間にそんなことを…」

「仕事で悩んでるときにな。まあ、それだけじゃ生活費稼げなくてもそれが二つなら充分だろ。」

「貴方がそれで良いなら良いけど、掛け持ちは辛いわよ?」

「向こうの世界でバイト位したさ。そんぐらいは大丈夫だ。」

「じゃあ次は家を探さないとね。」

「分かってるさ。永琳の話だと番人が居るんだろ?確か、上白沢…だっけか?」

「上白沢慧音。里の番人と呼ばれる人よ。普段は寺子屋に居るわ。まずはそこに向かいましょう。」

「分かった。」

(まずは家を見つけないとな。)

と思いながら霊夢に付いていった。

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。これから更新どうなるか分かりません。以外と学校終わりに書くの時間ないです。でも毎日更新は続けたいです。では。
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