東方独団記   作:十六夜凜

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めっちゃ久しぶりの投稿ども凛です。そろそろ多分紹介文編集します。完璧に挨拶ですしね!久しぶりの投稿直後に紹介文変わったらこの数ヶ月ずっと考えてたみたいに思いますね?多分間開けて変えるけど紹介文に関しては今これ書いてる時に思いついたものです。言ってる意味分かりますね?つまり何も考えてません!とゆうことで唐突ですがではでは~


第五十八話 忘却への道

現実に戻った瞬間、俺は妖怪を燃やした。

さらに直後に、鵺に襲われている生徒の前に行き、鵺の顎を蹴り上げた。

さらに完全に霊力で能力を発動し、身体能力を底上げした。

その状態で大剣を造り、鵺を薙いだ。

「な!?鵺!?なにをして……」

「『雷槍乱舞』」

雷の槍が鵺につき刺さる。

「!琴羽……?何で…妖怪達は何を……!?」

女は妖怪達の方を見る。

俺により燃え散った残骸を。

「妖怪達が……!」

「お前が誰か、今更だが思い出した。考えればすぐに分かることだった。なぁ?堺(かい)。」

「…………」

「あの時、お前は家に居なかった。だから俺は、お前を殺さずに済んだ。俺は今、それが何よりも嬉しい。」

「……まれ…」

「父さんも母さんも、俺達の……いや、俺のために死んだ。」

「…だまれ……!」

「弁明する気もない。皆、俺が殺した。」

「黙れ!分かりきったことを今更何だ!お前が殺した!お前だ!何もかもお前が悪い!だからお前を殺すんだ!お前の友人を殺すんだ!分かりきったことを言って、時間を稼ぐのもいい加減にしろ!」

「時間稼ぎ……ふふ…確かにそうかもな。」

「何を……!?」

「お前が俺を殺すために、周りの人達を傷つけるなら、俺はお前を許さない。それが……俺の誓いだ。」

魔力と神力が、俺の体から溢れ出る。

それと同時に俺の体は、元の大きさまで変化する。

おそらく力が抑えられた分、力の総量、器自体がその大きさまで縮小したことにより、体が子供の姿まで退化したのだろう。

獄羅の魔力まで解放したことにより、器がそれに合わせて拡大したのだろう。

「俺の能力には、いくつかのルールがある。使える能力は二つまで。三つ以上の力を使えば、対価を支払わなければならない。そして力を使う時の俺の姿は、使う力によって変化する。」

「……何が言いたいの。」

「……今回は、三つの力を使ってやる。後学のためにでも覚えとけ。お前は俺には勝てない。」

「………」

堺はすぐさま鵺と入れ替わるように飛び退いた。

「勝てないなら、勝てるまで戦えばいい。今は退く。それが最善の行動だから。だけど琴羽、必ずまた殺しに行く。それだけは覚えておくといい。」

(鵺は置いて行くのかよ……)

俺は魔力を抑え、使い慣れた神力を雷に変化させた。

『ガアァァァ!』

「……『雷狡狩牙』(らいこうしゅが)」

雷を竜首にして鵺に放った。

竜首は鵺に噛み付き、鵺は瀕死の状態となった。

「解放『付与術消去』」

すかさず堺のスペルを解けるであろうスペルを発動した。

そして死体となった友人達を見た。

死んだ悲しみや、誓いを破ったことに対して、懺悔の言葉も出なかった。

ただそこに立ち尽くした。

今回の騒ぎの原因である俺に、罵倒や非難の声はなかった。

その場にいるほとんどが、悲しみや喪失観に打たれ、怒りの感情など、持つ余裕がなかったからだ。

辺りが泣き声に包まれた。

その雰囲気を壊すように、そいつは現れた。

「お疲れ様。」

 

 

 

 

 

 

 

(?誰だ?お疲れ様だと……?)

突然の乱入者に対して、罵倒の言葉ばかりが浮かんだ。

だがすぐにその考えは改まることになる。

「それと……ごめんなさい。」

「………」

その声は俺の知る人物で、なにより俺をこの世界から連れ出し、そして戻した。

八雲紫その人であった。

「こちらの世界に私達が干渉するわけにはいかなかった……忘れられた存在である私達が、それも能力を持つ者が、この世界で力を使うことは許されない。」

「能力を持つ者の霊力や魔力は、この世界においては力と成さない。世界自体に、大気中に存在する力の量が能力者達の持つ力の総量に届かないから。大気中に存在しないものを集めることは出来ない。故に能力者は自分の体内に残存する力を使うしかない。力が弱く、回復も出来ない状況下で、危険なことをすることもされることも、幻想郷を護るためには出来ない。」

「……まさにその通りよ。貴方のように、使える力がいくらでも在るわけじゃない。どう力をセーブして使っても、能力を使えば回復までに時間が掛かる。その間に幻想郷を襲われれば、霊夢達だけでは危険過ぎる。」

全て分かっていた。

幻想郷から助けが何故来ないのか?

能力を持ち、戦える者は一人もいないのか?

その答えはとうに出ていた。

忘れられていたのだ。

能力という概念そのものが。

存在していなかった。

この世界には。

「俺は……どっちの世界でも厄介者だな。」

「………」

「…くくっ……ははは……」

「………」

「なぁ紫?幻想郷に連れてってくれるか?」

「…え?」

「繰り返さなきゃ駄目か?幻想郷に連れてってくれよ。」

「……この世界を捨てるの?」

「そうだな。捨てるのかもな。……俺は弱い。何も護れない。だから強く成りたい。その為に、俺はここにいちゃいけない。だから紫……」

「………」

「幻想郷に『棄てて』くれ。」

「……!」

紫は涙を溢した。

あの紫がだ。

 

 

 

俺はその日から、自身のいた元の世界を去り、幻想郷へと戻った。

霊夢達には知らされず、紫のみが知る中で、俺は幻想郷へと戻った。

その日から、俺の存在は幻想郷からも、勿論元の世界からも、忘れられた存在になった。

 

 




先に書いときます。次の回この回の数日後の話になります。その後霊夢、魔理沙側のこと書きます。もしくは順番逆で。……あ、何で投稿遅れたかは聞かないで下さい。説明しきれないので。強いて言うなら、病気とカービィです。部屋中カービィのぬいぐるみ!皆もぜひカービィのゲームやってね!……ガチですがむしろカービィのアニメ全話見たのが原因です。それだけではないですが。……では。
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