神「転生特典は?」俺「ハーレムで!」 作:モテたい男
転生小説という言葉がある。大半が神の手違いで死んでしまった者にお詫びとしてチート能力を与え異世界に送る小説だ。
俺こと葉隠伊月も神様の手違いで死んじゃってさぁ、転生特典の一つはハーレムでお願いしてんだよ。で、結果が………
「うう~………」
「おい北斗、これは妾の林檎じゃ」
「だめよ北斗ちゃん、奈阿の専用の林檎は猛毒リンゴだもの」
「キャハハハ!」
で、ハーレム要員としてもらったのは四人の女なのですが、キャラがやばい。
まず七星北斗。この子はやばい、この子にとっての遊びでも俺は死ぬ自信があるね。
次に奈阿姫。触れたら溶け崩れる。まあ転生特典で、ハーレム要員に触れることはできますが長い時間は無理。つまりモニョモニョはできない。
コロンビーヌ。人形。そもそも出来ない。
ワルプルギスの夜。どうしろと?
つまりは俺はせっかくのハーレム要員を抱けていないのだ。うん、くそ神め。死ね。
まあいくら呪っても仕方ないことですよ。相手は神だもん。今はこの世の中を楽しみますか。
女の子と仲良くできるだけ役得だし。
「と、言うわけでデートしようぜ奈阿」
「いきなりなんじゃ?」
俺の発言に訝しむ奈阿。ムシブギョーという漫画のキャラらしいがその辺の記憶はない。
全身から常に猛毒の瘴気を放っており、毒を操りあらゆるモノを溶かす。毒を遮断する特殊な布で出来た着物を着ていたが特典の一つである複製で布を複製し頑張って現代の服装にした。
「いやー、モテない同盟の一人、イッセーが裏切って彼女作ってさ、見栄張りたいんだよ」
「下らぬ同盟だな。ふむ、しかしどうせすることもない……構わぬ」
「サンキュー!」
ふはは!今に見てろイッセーめ、確かにお前の彼女の天野ほど胸はないが顔は明らかに此方が上!目にモノを見せてくれる!あ、でも彼奴巨乳好きだから奈阿に胸がないとか言ってくるか───
「もぁ!?」
瞬間弱めの酸性の毒が目にはいる。染みる染みる染みる!
目が完全に溶けたらどうする!?
「失礼なことを考えたろ?その罰じゃ。第一、複製すれば問題なかろう」
「そーいう問題じゃねーんだよ!」
全く昨日はグチグチとしつこかったのう。
いや、妾も流石にやりすぎたか。
「…………」
「よし、次はあそこ行こうぜ!」
「む……」
全く、結局お主が一番楽しんでおるではないか。妾は手袋越しに伝わる伊月の温もりを感じながら、物足りなさを覚える。
妾は気が付けばそこにいた。それまでの記憶はない。何時だったか妾は、堀を越えやってきた三毛猫の頭を撫でたことがあった。手袋を外し、感触を知ろうとして、その猫は溶けて死んだ。
呆然とする妾に、その場にやってきた伊月はただ謝った。
妾は、妾達は伊月の願いで生まれた存在。力までは伊月も知らぬことであったが、妾がこのような力を持ってしまい、温もりを知れぬ身となってしまったのは自分の責任だと、そう泣きながら謝った。
確かに怨みもした。だが直ぐに忘れた。妾を励まそうと妾の服と同じ布で人形を作り、服を作り、耐性があるとは言え長く触れれば溶ける身で妾に触れてくれる奴を見て、その気も失せた。
まあしかし、我ながら容易い性格だ。ねっとではちょろいん?などと呼ばれる類なのだろうか?まあ、悪い気はせんがな。
いや~、楽しめた楽しめた。しかし何か忘れているような?
あ、そうだ。確かイッセーに自慢したかったんだ。でも彼奴今何処にいるか解らんしな~。
「あ、いた…」
と、そんな時彼女と歩くイッセーを見つけた。
…………ま、いっか。別に女を比べる必要もないだろ。イッセーも楽しそうだし、邪魔しちゃ悪い。帰ろ帰ろ……。
「伊月…」
「ん、どうした、奈阿?」
「あの娘、人間ではない」
「…………ちょっと後をつけるか」
おっす!俺の名前は兵藤一誠!友達にはイッセーと呼ばれている。
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ、俺は彼女の夕麻ちゃんとデートして、夕方公園で良い雰囲気になったと思ったらお願いがきてこれはキスか、キスなのかー!?と期待していたのだが夕麻ちゃんからきた言葉は死んでくれないかな?だった。しかもその後、光の槍を出した夕麻ちゃんが紫の霧に包まれ消えた。
「よおイッセー、無事か?」
「え?あ、うん……」
そこにやってきたのは俺の友人の1人、葉隠伊月だった。その隣には見覚えのない白髪の美少女が立っていた。