神「転生特典は?」俺「ハーレムで!」   作:モテたい男

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襲撃者倒しました!

 時間が止まると同時に俺は周囲を確認する。動けるのは、各トップとゼノヴィア、銀髪、イッセーにライザー、そして俺達か。あ、グレモリーも動けてら。

 

「ライザー君も動けるのか」

「だてに鍛えていませんからね」

 

 サーゼクスの言葉にライザーは誇らしげに言う。確かにな、未だコロンビーヌに勝てないが粘れる時間は日に日に増えている。

 と、不意に外を見ればいつの間にかローブを着込んだ男女が現れ此方に向かって手を向けていた。その手に光がたまる。

 

「ううああああ!」

「北斗、落ち着け。コロンビーヌ」

「はぁい」

 

 北斗がとうとう経文を引きちぎり飛びだそうとしたが銀の鎖が現れ北斗を縛る。そして、コロンビーヌが窓からトン、と飛び降りた。

 着地するとスカートの裾を持ち上げ一礼し微笑む。

 

「おい、あの娘一人で大丈夫なのか?」

「ん?何でだ?」

「何でって………」

 

 確かにコロンビーヌからは魔力を感じないだろう。光力も、神器の気配すらも。それはそうだ。コロンビーヌは人形なのだから。

 

「それより彼奴等は結界の内部に転移してきている。なら、繋がっている者がいるはず。そうだろ?」

「あ、ああ……」

「なら捕らえる。捕らえて尋問する。相手がどの程度の組織かも知りたいしな。殺さず無力化する点において、コロンビーヌの右にでる者は居ない」

 

 北斗も奈阿もワルプルギスも皆加減しても殺しかねないし。

 アザゼルは俺の言葉に窓の外を見て目を見開く。ローブを着込んだ男女が全員喉を押さえ倒れ込んでいた。

 目を見開きゼヒゼヒ荒い呼吸を繰り返すその姿は過呼吸にでもなったようだ。倒れた数を補うように現れた者達も皆直ぐに倒れる。

 

「………おい、何が起きてんだ?」

「あの銀色の煙が見えるか?」

 

 尋ねてきたアザゼルに、俺は校庭に漂う銀の煙を指さす。それはコロンビーヌの周囲から発生していた。

 

「な、何だありゃ………」

「アポリオン。極小サイズの自動人形で、他人の体内に入りゾナハ病を発生させる。呼吸困難や全身の神経に走る激痛つー症状をな。ついでに、それが直接死に繋がることはないぜ。半永久的に呼吸が出来ず生き続けるわけだ。それがいやなら、後で何でも快く教えてくれるだろうさ」

「……アポリオン………アバドンかよ。まあ相応しい名前だな」

 

 ついでに試した結果、これは人外にも効いた。最も魔力で体内を強化したり、元より高い魔力を持つ者には相当な量を入れなきゃ効きにくいが彼奴等は人間。問題ないだろう。

 

「で、さっきの声の主はどこだ?あの中には居ないみたいだけど、逃げたか?」

 

──逃げる?何故私が人間如きがやられただけで逃げなくてはならないのですか──

 

 と、苛立ったような声が聞こえ魔法陣が床に浮かび上がる。

 

「旧レヴィアタンの紋章!?」

「なる程、そう来るわけか……今回の黒幕は!」

 

 旧………()()()()()()だあ?悪魔側のクーデターに巻き込まれたわけかよ。面倒だなぁ。

 そして魔法陣から一人の女が現れた。

 

「はじめまして人間。私は真のレヴィアタンの血を引く者、カテレア・レヴィアタン。人間にしてはそこそこの力を持っているそうですね、我々に力を貸すという名誉を与えても良いですよ?」

「…………ま、俺としては不干渉がちょうど良いんだが」

「ええ、新たな世界作った後、貴方如きに干渉している暇はありませんからその点は安心して良いかと」

「如きとは見下してくれるな。力がないから王位を奪われた悪魔如きが」

「…………!」

 

 ピクリとカテレアと言う悪魔の目元がひきつった。

 

「何より不干渉を望もうが()()が認めない。どのみち関わるように誘導してくる。ならはじめから同盟を組んでた方が良い。ただ、お前には感謝してるぞ?おかげで今後暫く悪魔との交渉は楽しそうだ」

「貴様………!人間風情が!」

「例えば、魔王の妹の眷属の救出とかな……」

 

 ドガン!と旧校舎の一部を破壊して銀色の騎士達が気絶した女装少年を抱えて飛び出してきた。

 

「……な、なんです彼奴等は!?」

「銀の煙は小型の自動人形、集めてああいう風に扱える」

「───!」

 

 俺の言葉にカテレアが煙を操っていたコロンビーヌを睨む。視線に気づいたコロンビーヌはべぇ、と舌をつきだしカテレアが憤怒の形相で飛ぶ。

 

「この、クソガキガァァァァァ!」

「知ってる?私のご馳走は、新鮮な血液なの。串刺しはお好き?」

 

 そして突っ込んでいくカテレアの前に大量の銀色の棘が現れカテレアの身体を貫く。何が起きているのか理解できないと言った顔でゴボリと血を吐き絶命する。

 コロンビーヌは流れ落ちてくる血を全身で浴び一部を舌で受け止める。

 

 

 

 

 

 魔術師達は三大勢力が連れて行った。

 悪魔からは旧魔王派が迷惑をかけた、その排除の礼も後日取りたいと言ってきた。報酬は戦力以外でお願いした。どうせ監視が来るだろうからな。

 

 

 

 

「でも何のつもりなのかしらねぇ?」

「何が?」

「ライザーの事よ、あの魔法使い達、黒幕はオーフィスと言っていたでしょ?」

「……?」

 

 コロンビーヌの言葉にオーフィスは首を傾げる。確かに、ライザーは黙っていてくれた。それを言われればまた面倒なことになっただろうな。

 

「ライザーにも何か思惑はあるんだろうさ。それはまた今度、来た時聞けばいいさ」

 

 

 

 

 

「お兄様、お腹を押さえながら本を読んでどうしたのです?」

「フェニックス家の再生能力も意味をなさない胃痛に効きそうな薬を探しているんだ」

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