神「転生特典は?」俺「ハーレムで!」   作:モテたい男

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説明しました!

 俺達はその後説明を求めるイッセーから逃げ出し家に戻った。

 だって聞かれても俺何も知らんしね。確か天使だの悪魔だの堕天使だのがいるらしいけど詳しく聞く前にだいたい死んでるし。

 

「今回の奴は堕天使であろうな。どうする、伊月?」

「どうするって?」

「奴らの狙いがお主の友人だけとは限らぬ。現に我らは何度も奴らに襲われた」

 

 ああ、そっか。俺も狙われている可能性があるんだ。

 まあ俺の能力も俺だけの特殊な力だし、奈阿もワルプルギスも北斗も滅茶苦茶強いからなぁ。コロンビーヌだって強さは元より疑似体液なんてオーバーテクノロジーを持ってるし。

 

「……仕方ない、ワルプルギス、もっと小さくなってくれ」

「アハハハ」

 

 ちなみにワルプルギスは大きさを変えられるらしい。元からあったかどうかは知らんが今は便利だ。流石に元の大きさじゃ家に入らないからな。

 

「しばらくワルプルギスと一緒にいる。それで良いか?」

「うむ。まあ、ワルプルギスがおれば大抵の者に後れを取ることはなかろう」

 

 まあ普段逆さの状態でさえ制限されてるしな。ひっくり返れば文明を破壊する力を持っているんだ。並の相手じゃまず勝てない。いや、でも悪魔とか天使がいるならこの世界、神とかもいるんだよな?やばくね?

 

 

 

 

「おい伊月!昨日のあれ、何なんだよ!?」

 

 登校したらイッセーがつかみかかって来やがった。やっぱり気になるのか、昨日のこと。まあ当然だよな。

 

「みんな夕麻ちゃんの事覚えてねーし、何がどうなってんだ!?」

 

 覚えてない?

 記憶を消してったのか?まあファンタジーな奴らだしそれぐらいできるか。たぶん、デート終了後にイッセーを殺すつもりだったんだから先に記憶を消して回ってたってとこか。俺は奈阿とデートしてたし、見つけられなかったてとこか?

 

「で、その夕麻ちゃんってだれだ?」

「は?いや、お前、昨日夕麻ちゃんが消えた時いたじゃねーか…」

「すまんが、覚えがない」

 

 いや、本当に悪いなイッセー。この学園、悪魔が住んでるから目立つことは避けたいんだよ。

 

 

 

 

 その後イッセーはしぶしぶ引き下がり放課後になる。なんか悪魔の1人がイッセーを迎えに来た。

 まあイッセーは堕天使に狙われるぐらい何だし……………ん?

 此奴等、何でこのタイミングで来た?何時イッセーに堕天使に狙われるほどの何らかの力があることを知った?

 

 

 

 

 どうなってんだよ、伊月も覚えてねーっていってるし、やっぱり夕麻ちゃんの事は完全に夢だったのか?

 結局結論はでないまま放課後になり、何やら教室や廊下で女子達が騒ぎ始めた。

 学園の王子と呼ばれている木場祐斗だ、相変わらずモテるようで。ケッ!

 

「や、兵藤一誠君はいるかな?」

「………俺?」

「リアス・グレモリー部長の遣いで来たんだ、付いてきてくれるかな?」

 

 リアス・グレモリー!?駒王学園の二大お姉様の一角が何で!?

 く、ここはついて行くべきなのか?グレモリー先輩に会う機会なんてそうそうないぞ……!

 

「おい」

「ん?」

 

 と、不意に俺と木場の間に割り込む影があった。伊月だ。

 

「イッセーに近づくな」

「え?」

「………っ!嫉妬、嫉妬なの!?」

「そんなまさか、葉隠×兵藤、木場×兵藤の三角関係だというの!?」

 

 なんか女子の皆様が不穏な会話をしてらっしゃる!?伊月も聞こえたのかげんなりしていた。うん、腐女子のネタにされるとか最悪だもんな。

 

「ごめんね、部長の命令だからさ」

「ならその部長に伝えとけ、天野夕麻を使ってイッセーを殺して、何をするつもりだった?てな」

「「!?」」

 

 その言葉に俺は目を見開く。天野、夕麻と言ったか?やっぱり覚えてんじゃねーか!

 

「おいイツ──!」

「イッセー、少し黙ってろ」

「あ、はい」

 

 恐!何だの今の重圧、殺されるかと思った。って、良く見りゃ木場も目を見開いてるじゃねーか。此奴も夕麻ちゃんと何かあったのか?

 が、不意に木場の目に敵意が宿る。

 

「……何者だ、君は」

「ちょっと絡まれやすい一般人だ。お見知りおきは結構だ」

「そうは行かない、ここは部長が治める地だからね」

「治める?ソイツは妙だな、俺はこの町で堕天使、天使を名乗る連中に狙われたことが数度あるんだぜ?てっきり、お前等も無断で侵入してお互い不干渉なのかと思ってた」

「……僕らが教会や堕天使と組んでいるとでも?」

「ああ、言うね」

 

 ───!?

 2人の間に見えない亀裂が走った気がした。空気がビリビリ震え、教室を見れば何人か気絶している奴までいる。

 

「……よそう、ここで争うのは得策じゃない。とはいえ、この町は僕らの主の領地、無断で侵入した件は、きちんと報告させてもらう」

「侵入も何も俺はこの町で人生を始めたんだが?それに、人間の世界に侵入して来てんのはてめーらだろ」

 

 

 

 

 木場と伊月は数秒睨み合い、やがて木場が去っていった。そして俺達はファミレスに移動していた。

 

「で、どういうことだよ、朝は知らないって……」

「悪いな、本当なら目を付けられたくなかったから何だが、そうも言ってられないみたいだからな」

 

 そして伊月が語るのは、この世界には天使、堕天使、悪魔という存在がいること。伊月自身、何度か襲われその度に少しずつ情報を手に入れたこと。

 

「だから俺はイッセーが狙われる理由は知らない。ただ、奴らはその異能、セイなんちゃらだな、と良くほざいてたからなぁ。多分イッセーにも宿ってんだよ」

 

 マジか。俺にも何か力が宿ってんの?

 

「ちなみに俺はこれ……」

 

 と、伊月が言うと掌にグラスが現れる。ドリンクバー用のグラスだ。しかも、伊月が持っていたグラスに付いている僅かな傷まで同じだ。

 

「これが俺の第一の異能『複製』。細かい構造の理解は必要ない。一度見たもの、触れたもの、感じたものを完全に生み出せる。以前背骨が折れて内臓がグチャグチャになった時もこれで助かった。重ねるように複製すると古い方が消えるみたいでね」

 

 そういって伊月はグラスの一部を取り出したコンパスの針で傷を付け、手を翳す。途端に、グラスの傷が消えた。いや、傷がない状態で複製されたグラスが傷ついたグラスを消したのだろう。

 

「それ、俺も使えんのか?」

「力の種類は違うだろうけどな。ちなみに使い方なんて知らん」

「はぁ!?」

 

 知らん!?教えてもらおうと思ったのに!

 俺が若干責めるような目で見ると落ち着け落ち着けと肩をすくめる。

 

「じゃあイッセー、お前に鳥の羽があったとする」

「………おう」

「で、尻尾はやした俺が尻尾の使い方教えてくれっていったら、できる?」

「…………ああ~」

 

 そうだよな、能力が違う可能性もあるんだ。その能力の使い方で俺が使えるようになるとは限らない。

 

「まあイッセーが力を手に入れる方法は二つあるがな」

「おお!」

「一つは地道に鍛錬」

 

 いや、それは面倒くさいなぁ。

 

「もう一つは?」

「次が、どっかの組織に所属する事だ」

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