神「転生特典は?」俺「ハーレムで!」 作:モテたい男
俺は伊月と修業することにした。今後ああいう奴らが絡んできた時に戦えないときついからな。
やり方は簡単。ひたすら組み手。
ワルプルギスに張ってもらった結界の中でとにかく闘う。本来ワルプルギスには結界で身を隠す必要なんてないらしいけど張れない訳でもないそうだ。そしてワルプルギスの結界はもはや世界と言っても過言ではない広さを持っていた。
「霊気?」
「そ、俺は同居人達のモデルになった存在の近しい者の記録を特典で見ることが出来てね、その力の一つに
いわゆる漫画の気とか霊力。本来は座壇という触媒を用いて仏の奇跡を起こすらしい。北斗ちゃんの敵である者達の力だそうだ。
詳しいことは解らないけど伊月の同居人達はみんな異世界に本物がいて、そのコピー何だとか。みんな強いっての何の。俺達は一度も勝ったことがない。
『なるほど、気か。確かに相棒は覚えた方がいいな』
「……ドライグ」
不意に俺の左手から声が聞こえる。俺の
能力は力の倍化。十秒毎に力を倍化させるそうだ。で、鍛錬し続けたらある日ドライグの意志が話しかけてきた。
ちなみにドライグ曰く北斗ちゃんやコロンビーヌちゃんはともかくワルプルギスや奈阿さんにはどれだけ倍化しても勝てないそうだ。
「で、その霊気はどうやって覚えるんだ?」
「こいつを使う。
何でも体内の霊気を活性化させ身体能力を底上げするドーピング剤何だとか。無理矢理行うわけだから副作用は強いが感覚を覚え自分で行えるようになればそこまで気にする必要がなくなるらしい。
「なあドライグ、俺って弱いか?」
『弱いな』
ハッキリ言いやがるなこいつ。まあでも確かになぁ。この中じゃ最弱って言う伊月にすら傷一つ負わせることができないんだから。
『そうふてくされるな相棒。確かに彼奴は本気を出してないが』
「………マジ?」
『彼奴の手をみたか?ボロボロだったろ?あれは剣を振り続けた者の手だ』
「ふーん。ん?でもうちの剣道部の連中、あんな手の奴いなかったぞ?」
確かに伊月の手はかなりボロボロだ。けど剣ダコと言うなら剣道部の連中にだってあるはずだろう。多少ボロボロだけど彼処までじゃなかった気がする。この前の木場なんて普通に綺麗な手をしていた。
『振ってきた回数が違う。練度が違う。くく、戦国の兵に転移したこともあったが、奴並だぞ彼奴は』
つまり血で血を洗う時代の猛者並みに鍛えてんのね。そりゃ、数日の俺じゃ勝てんわ。まあ、何時か絶対勝ってやるけどな!ん?
『その意気だ相棒…………どうした?』
ふと前を見れば金髪の少女がぶっ倒れていた。道端で。
「お、おい!しっかりしろ!」
「……………」
俺が慌てて駆け寄り抱き起こすと少女はゆっくり翡翠の瞳を開く。すげー美少女だ。
そして、美少女はゆっくり口を開く。
「……い……」
「い?」
「イキダオレタ……」
「………はい?」