神「転生特典は?」俺「ハーレムで!」   作:モテたい男

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不死鳥と話しました!

 魔法陣から距離を取り銀の蓋を消させる。すると再び炎が溢れ出してきた。やり直すのかよ、暇なのか?

 そして炎を片手でなぎ吹き飛ばす。炎を出した意味は?

 

「ふう、人間界は久しぶりだ」

「すごいな、彼奴……」

「ああ、凄いな」

「そうねえ」

「ん?くく……」

 

 俺とイッセー、コロンビーヌの発言に髪をかき上げどや顔をする男。

 

「さっきのことを完全になかったことにしてるぞ」

「思い切っりぶつけてたのにな」

「喜劇役者に向いてそうね」

「貴様等ぁ!馬鹿にするのも大概にしろ、いやそもそも何でこの場に人間がいる!」

「私の──」

「そこの女悪魔の寝言につき合わされたんだよ」

 

 もう帰って良いかと言外にグレモリーを見るのだが睨まれた。ふざけんなよ、俺等関係ないだろ。

 

「?まあ良い、俺はライザー・フェニックス、本来なら人間界の空気など耐えられないのだがわざわざ出向いてやり、こうしてお目通りかなえたことを末代までの誉れにすると良い」

「そうか、帰って良いか?」

「ふ。幸運をとことん理解できない奴だな。ああ、いい。いけいけ……」

 

 シッシッと手を振るライザー。ムカつくがちょうど良い、出て行こうとする俺達だが、グレモリーが声をかけてきた。

 

「ちょっと、勝手にどこに行くつもり?有事の際は協力する契約を破る気?」

「…………………」

 

 どこが有事なんだ?まあ此奴にとってはそうかもしれないが俺等にとってはそうじゃない。あれか?組織として抗議できない俺等をパシリか何かと勘違いしてんのか?

 

「お嬢様、今回の件はお嬢様にとっての有事ではあるんでしょうが、個人的な有事も契約内なのですか?」

「この町に関してだけだ」

「では、関係ないのにお呼びだてしてしまい申し訳ありませんでした」

 

 許可もでたしさあ帰ろ。と、したのに今度は別の奴が呼び止めてきた。

 

「まあ待て、そんなに急ぐこともないだろ?」

 

 ライザーだ。何のようだ畜生め。

 

「話によるとリアスの眷属候補らしいが、何、強いの?」

「イッセーは俺より弱くて俺はコロンビーヌより弱い。で、コロンビーヌは北斗より弱くて北斗は奈阿より、奈阿はワルプルギスより弱いな」

「はは!女より弱いとかマジでか?あ、いやうん。そうだな、人間なら仕方ないか。強い女ってのはたくさんいるからな、俺の眷属達みたいな……」

 

 ライザーが指をパチンと鳴らすと十数名の美人美少女達が現れた。どいつもこいつも平均並以上には整った容姿、なるほど見た目で集めてるのか。

 隣でイッセーが大号泣してる。そういや此奴、ハーレムに憧れてたんだっけ?

 

「良いかイッセー、良く聞け」

「………伊月?」

「確かに俺も、昔はお前のようにハーレムに憧れた。神に願いもした。けどな、女一人一人に人格があり、性格があり、個性がある。女は決して俺達男の価値を高める道具じゃないんだ。そこを履き違えて女を物にするな………彼奴等の目を見て見ろ、全員………金髪ドリルを除いた全員が心の底からライザーって奴を慕ってる。一人一人、ちゃんと女として、1人の存在として扱っている証拠だ。つまりだ、ただやりたいがためにハーレム作りたがってる今のお前には睨む権利なんてない」

「…ぬぐ………っ!」

 

 イッセーが言葉を詰まらせライザーのハーレム要員達が解っているじゃないかと頷き金髪ドリルがふん、と鼻を鳴らし何故かグレモリーが詐欺師を見る目で睨んできた。

 

「確かにねぇ。たくさんの女に囲まれたいなんて、傲慢よ。でも、たくさんの女の1人でも良いと女に思わせる男ならハーレムを作っていいんじゃないかしら?そこに「愛」があるならね♪」

 

 ケラケラ楽しそうに笑うコロンビーヌ。

 

「………まあ、彼奴も三分の一ぐらいは道具としてみている節があるが」

 

 なにせイッセーがハーレムを作りたがってるの聞いて明らかに勝ち誇った笑み浮かべてたもん。

 まあちゃんと慕われるぐらいには優しくしているみたいだけど。つーか此奴、権力と容姿をモテただけのイッセーと同じスケベな気がするんだよな。

 

「ははは!面白い奴らだなお前等、名前は?」

「名無しの権兵衛」

「なる程名無しの………おいお前伊月とか呼ばれてたろ!?」

「ああ、葉隠伊月だ」

「よし伊月、未だ女より弱いとは言えリアスに勝手であろうと眷属候補扱いされるのだ、才能はあるのだろう。妹の眷属にならないか?」

「今のところ悪魔になる気はねーよ」

「そう言うな、まずはお互い良く知ってから……」

「お兄さま!何を勝手に!?」

「まあ待てレイヴェル、彼奴も俺の次ぐらいにはいい男だし、お前のこともキチンと1人の悪魔としてみてくれるぞ?貴族だのフェニックス家だのという事を気にしない者が欲しいと言ってたではないか」

「それとこれとは!」

 

 と、その時メイドがコホンと咳をする。

 

「申し訳ありません。今回はレイヴェル様の眷属探しではなくお嬢様とライザー様の婚約について話をしたいので、その件はまた後日にでも」

「だとよ。じゃ、俺はもう行くな。話はきちんと玄関から菓子折り持ってやってきた場合に限って聞いてやるよ」

 

 

 

 

 10日後。ライザーが冥界の菓子折りを持ってやってきた。律儀な奴。

 

「…………魔王様に婚約破棄を言い渡されたんだが、どうすればいいと思う?」

「………取り敢えず抗議でもしてみたら?」

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