こんな僕に彼女は必要なのだろうか?   作:ミズヤ

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 はい!どうもみなさん!ミズヤです



 それでは前回のあらすじ

 優也視点では結羽に優也が奴隷扱いされ、結羽視点では優也が真依に取られると考えた。



 それではどうぞ!


第100話 馴れ初め語り

side優也

 

 とりあえず何とか俺は結羽の事を本気で愛しているってことを証明しなければならない。

 

 このまま結羽に一生奴隷扱いされて、さらに捨てられた日にはもう立ち直れなくなってしまうだろう。

 その為にもここで頑張らなくては。

 

「そ、それよりも!」

 俺と結羽が心理戦を繰り広げていると、白波さんはこの空気を感じ取ったみたいで、空気を変える為に話題転換をする。

「お二人はデート?」

「はい!」

 白波さんの質問に結羽は秒で答える。

 

 その光景を見て俺はホッとする。デートだと言ってくれるってことは、まだ捨てられないかもしれない。

 と言うか今ナチュラルに答えたが白波さんに限らないけど、露木ちゃんとあつし以外、俺達の交際を知らないんじゃなかったっけ?

 そんな事を思いながら白波さんを見ると、

「…………」

 絶句していた。持っていた扇子を地面に落として白目を剥いていた。

 ってあれ気絶してね?

 

 あまりの衝撃的事実に白波さんは気を失ってしまった。

「はぁ、結羽。あんまり年上の人を驚かせるなよ。ショック死したらどうするんだ」

 言い終わった直後、俺にハリセンが落ちてきた。

 若干痛い。

「あたしゃ年寄りかい!」

 久しぶりに白波さんが突っ込んだな。

 でも今の白波さんは本当にショック死しかねないくらいに驚いていたぞ。

 

「それにしても驚いたよ〜。まさか二人が知らないうちに付き合っていたなんて」

「はい。まさか私も本当に優也と付き合えるなんて夢にも思いませんでした。今でも夢のようで……えへへ……え、へへ」

 最初はえへへと嬉しそうに笑うも、だんだんと元気が無くなっていく結羽。

 数秒前まで嬉しそうだったのに急に落ち込むなんて心配になるくらいの速度だ。

 今、結羽の心の中で何があったんだろうか?

 

白波さんと仲良さげです。やっぱり優也は胸の大きい人が良いんですか。そうですか。やっぱりそっちに気持ちが傾いちゃうんですね。そうなんですね。でも私、信じていますから。優也が私のような体型に目覚めることを

 なんか結羽からとても圧を感じる。

 何やら負のオーラを纏っている。そしてなんか見える。結羽の後ろに黒いモヤモヤが浮かび上がってるのが見えるよ!

 結羽さん怖い。俺、なんかした? 睨まれるようなこと何かした?

 

「うぅ、眩しいわ。これがカップルの輝きなのね!?」

 いや、一切の光もありませんからね!? 俺に見えるのは一寸先も見えない闇一色ですから。

 しかし以前にも結羽が負のオーラを出すことはあったけど、ここまでの威圧感は初めてかもしれない。

 お、押しつぶされそうだ。

 

 俺が結羽の圧に押し潰されそうになっている横で白波さんはケラケラと……。能天気でありたい人生だった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 俺達はとりあえず適当に町をぶらぶらして観光することになった。

 まぁ、デートになって欲しかったものの、隣に白波さんが居るのでこれはデートとは呼べないだろう。

 そして今横並びに歩いてるんだが、左に結羽、右に白波さんと言うポジションな為、結羽からのもう少し離れろやとでも言いたげな視線がとても刺さる。

 やめろ、その試験は俺に効く。

 

「それにしてもあの二人がねぇ。どっちから告白したの?」

「はい。結羽からですかね。以前、白波さんの別荘に大人数で泊まりに行ったじゃないですか。その終わりがけに」

 すると本日二回目の絶句モードに入る白波さん。

 そりゃ驚きだろうな。まさかあの時だなんて思ってもみなかっただろうな。

 

「どんな言葉で彼をオトしたのかしら?」

「えーっと……普通に優也が好きって……でも酷いんですよ!? 優也ってばまたlikeで捉えたんですよ!」

 ごめんね!? 鈍くてごめんね!?

 でもでもさ? 急に好きって言われても直ぐに脳の処理が追いつくわけないでしょう。

 ならlikeで捉えても仕方が――

「ギルティ!」

 俺に白波裁判長から有罪が言い渡された。

 それを聞いて結羽も「私もそう思うよ」と言いたげに何回も首を縦に振る。

 

「でもさ、それならどうやって気づかせたの?」

「え、えーっと……そのぉ」

 モジモジとして言い淀む結羽。

 その姿を見て白波さんは「あらまぁ」とニヤニヤして楽しんでいるご様子

 今でも結羽が告白してくれた時のことは鮮明に覚えている。

 バルコニーで告白されて、俺を気づかせるために、

「確かキスしてきたよな。頬に軽く」

 俺が言うと結羽の顔は耳まで真っ赤になり、顔を手で覆って隠してしまった。

「へぇ、結羽ちゃんだいたーん。その後……したの?」

「何をですか……。何もしてませんよ。第一、その時すぐには答え出せませんでしたから」

 俺がそう答えるとバチィィンッ。さっきよりも強めにハリセンで頭を叩かれてしまった。

 

「あなたって人は……」

 本気で呆れている様子。

 だけどこういうことって軽々しく決めていいものでは無いと思う。

 しっかりと考えを纏めてからだなぁ。

「でもその後、露木ちゃんに告白されて嬉しそうだったよね」

「嬉しそうになんてしてないわ! ってなんでお前がその事を知ってる!」

「ギクッ」

 確かあの時、結羽と入れ替わりに露木ちゃんが来たはずだから知らないはずだ。

 なのに知っていたということは……。

 

「お前、見てた……って逃げんな!」

 俺は逃げるように走り去った結羽を追いかけた。

 その光景は傍から見たら、

 

「リア充爆発しろ」

 普段温厚な白波さんのブラックな部分が出た珍しい瞬間だった。




 はい!第100話終了

 今回は無理やり書きなぐった感半端ないですね。記念すべき100話なのに。

 ですが、これからも頑張っていきますよ!

 それから、僕の他の小説も読んでいただけると幸いです。

 それでは!

 さようなら
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