複数個性の転生者   作:梓希

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高校卒業して専門学生になりました!忙しくてサボってました!!はい!ごめんなさい!
最終投稿からの気づいたら1年か…(遠い目)
1年以上行方を眩ませていたのに、それでも読んでくれる方がいてかなり嬉しい。

今回は、時間が経ちまくってーの小学生編です!


小学生

あの誘拐事件から数年が経ち、私は小学生になった。前世と比べると中々の美少女に育ったのでかなり満足している(( ・´ー・`)どや

流石に小学生2回目ともなると学校の勉強も簡単に思えるので楽しいや!今度は真面目に勉強しようね、私…。勉強はなんとかなっても、精神年齢が高いせいか、友達(小学校低学年)に話を合わせるのも結構大変なものなのだ。なんせ流行とか分からないし、漫画の話もみんなは少女漫画でも、私少年誌派だし…。……もはや合わせる気すらないわ。

 

それにしても、個性という異能力が使えるこの世界でも、子供の遊びってそれほど大差が無くて驚いた。女児ならおままごととかお店やさんごっこ。男子ならロボットやヒーローごっこをして遊んでるのをよく見かける。ただ一つ違うとすれば個性を使って遊んでるということだ。…おいおい、一応公共の場での個性の使用は禁止じゃなかったかなぁ少年たちよ…。

 

 

そういや、もう原作には突入してるのかな〜?確か、主人公の…デク君?だったかな?彼が無個性と診断されたのが始まりみたいな感じでそっから中学生まで飛んで………どうなったんだっけ?

流石に7年も読んでないと忘れちゃうこともあるな、人間の記憶力ってショボいね!そして私の記憶力は更にショボい!

 

…………ふぅ、暇だ。学校の友達と遊ぶっていうのでもいいんだけど、なんせ話が合わないんだよなぁ〜…。みんなは芸能人のあの人がかっこいいだなんだ言ってるけど、ごめんね私二次元派なんだよね。なんせ二次元の漫画作品に転生させてもらっちゃった系腐女子だから!いや別に友達がいないわけじゃないよ??学校では普通に話すし遊ぶし、ただ学校終わってからも気を使って遊ぶのって結構疲れるから一人でいるだけだよ?ホントだよ?嘘じゃないよ?

ボッチじゃないよ!!!!

 

そんな訳で私は一人ちょっと遠めの公園で暇を持て余していた。なぜ近所の公園じゃないかって?出くわすからだよ‼『うわぁ…あの子一人でいるよ。可哀想…』的な哀れな目で見られるからだよ!(被害妄想)と言うわけでわざわざ隣町まで足を運んで暇つぶしというわけだ。

 

幼稚園に入るまでなら私は母に個性の特訓を受けていた訳だが、3年前のあの事件以降、それはパッタリとなくなり、ヒーローの話もしなくなった。

あの日の話は我が家ではタブーとなってる。それもそのはずだ。父の仕事のせいで子供が危険な目にあってしまったのだから。でも、少なくとも私は恨んだりなんかしていない。悪いのは父さんじゃなくてあのヴィラン達だったのだから。そう伝えようとしても、二人はただ「ごめんね」と悲しそうな顔で謝るばかりだった。私は二人にそんな顔をしてほしくなくて、あの事件の話は二度としなくなった。

 

そんな訳で黄昏れながらブランコで一人悲しく遊んでいると、なんか遠くの方で一人のモジャモジャ頭の男子がイジメのような光景が目にはいった。

 

「………ぃょ…。……これ以上は、僕がゆるさゃなへぞ‼」

なんだろ、ケンカかな?遠くてよく聞き取れないや……個性使っちゃお。

私の個性の場合、発動すると尻尾を9本がどうしても出てきてしまう上、全部出すと結構目立ってしまうのでかなり面倒な方法で個性を発動する。簡単に説明しよう。

①個性の通常発動(狐耳+尻尾×9本)

②その後自身に変幻をかけて尻尾のみ周りから見えなくする。

面倒だけど、パトロール中の警察に前に一度見つかってこっぴどく叱られた為こうするしかないのだ。あのときは小一時間叱られたからなぁ…。

あ、そうこうしているうちにもじゃもじゃ君がツンツンヘアーと取り巻き二人に殴られそうになってる。…流石にこれを逃すのはばつが悪いからなぁ…仕方ないか。

 

「ちょぉっっっと待ちたまえそこのボンバー君‼」

「あぁん?」

おっと小学生にして大分ガラが悪い。

「一人に対して三人でなんてかっこ悪いと思わないの?ねぇ思おうよぉ、幼稚園生じゃないんだからさぁ?しかもその子は個性使わないで君らに向かってるじゃん。それっなのに君らは個性なんて使って、情けないと思わないの??(煽り」

「はぁッ⁉つかそもそもお前誰だよ。部外者は黙ってろよ!」

ありま、ここで引かないとは。少し計算外。…。だが煽る‼

「いやいやそういうわけにもいかないのよ、こんな場面に出くわしちゃぁね?しかし君らが引かないと言うのならこちらにも考えはあるのだよ…。」

そう言って私がポケットから取り出したもの、それは……携帯だ!

「警察さ‼そこに君らが個性を使っていじめをしていることをバラしてやる!そうなったら親にも連絡行って怒られるんだろうなぁ〜、うっわぁ〜恥ずかしいね??ねぇねぇどうする??私としてはこのままポリスと楽しい一時を過ごすっていうのでもいいんだけどぉ??」

自分で言っててなんだけど、こんなやついたら大分ムカつくね!でも、この作戦は大分効果があるみたいだ!後ろの二人がどうしようってツンツンヘアーの袖口引っ張ってるし。これで引き下がってくれれば…

「卑怯だぞ!警察にチクるなんて!正々堂々勝負しろよ!」

「あっはっは!私は、大人なので!そんな小さい子供みたいに癇癪を起こすのではなく、頭を使って(警察に)解決してもらうのです。これが大人のやり方だぁっ!!!!」

「ハァっ!?どこが大人だよ!俺達と歳変わらねぇじゃねぇかよ!」

「馬鹿だねぇ少年。今時の人間なんて、個性のせいで見た目通りの年齢な訳ないじゃないか?」

肉体年齢は見た目通りだけど、精神年齢は成人済みなので嘘は言ってない。

すると大人と聞いて焦ったのか少年達はさらにオロオロしだした。さぁどうする!とさらに畳み掛けてみるが、この脅しに屈しない奴が一人だけいた。

「…だったら、お前ごと(携帯含め)ぶっ飛ばしてやる!!!!」

まさかの破壊(物理)!?諦めないでも逃げるでもなく第三の選択肢選びやがったコイツ!!?そして迷わず顔面狙ってくるあたり殺意がヤバイ。

爆発の威力もそこそこだった為、手足ならまだしも顔面はヤバイ(切実)。幸いにも私はまだ個性発動中だった為、なんとか一発目は避けられた。ブリッチしたせいで腰からしてはいけない音が聞こえた気はするけど、聞かなかったことにしよう…。

少しでも距離を取るため、地面を蹴り空中に逃げた。ボンバー君はこの一瞬の出来事に空いた口が塞がらないといった顔をしている。

そしてあとは私が華麗に着地すればキマったのだけど、現実はそううまくいかない。

着地地点に拳半分くらいの石が置いてあり、右足で思い切り踏み抜いた上足首から鳴ってはいけない音が聞こえた。

「ッいっったぐぉぉぉあああ!!!!」

大分野太い声を出し、そしてそのまま足首を抑え蹲る私に憐れみと冷ややかな目を向け慣れたのは言うまでもない。

 

それでも私の携帯を狙ってくるボンバー君は鬼かな??念には念を入れるんだって。流石だね。

いや、でも、だからって足首抱えて蹲ってる女子(?)に対してその対応は無くない?普通「大丈夫?」くらいの声かけるよね?なのにこのボンバー君ときたら携帯の破壊が最優先事項だなんて酷ない??

痛みと怒りでメッチャ半ギレの私は、とにかく叫んだ。

「いやいやいや、普通大丈夫か?の声掛けぐらいするよね!?君には人の心がないのかい!?しかも怪我している美少女に対して男子三人がかりでですかぁっ!!!そんなに一人でくるのが怖いんですかっ??うっわぁ情けない!!もう一度言うね、情けない!!」

もう自分でも途中から何言ってんだろって思い始めたあたりで冷静になると、これ逆上されるんじゃね?とか思ったけど、そんなこととは裏腹にボンバー君たちは呆れてどっかに行ってしまった。なら最初っからどっか行けよ(半ギレ)!!!!

 

はぁっとため息をつき、そのまま地面に寝転がる。

というかさっきのボンバー君、なんか見覚えあるんだよなぁ…。どこだっけ?あんな殺意高めの小学生なんて、インパクト強すぎてそうそう忘れないと思うんだけどなぁ……。

うんうん唸っていると

 

「あの、…大丈夫?」

さっきのモジャモジャ少年が上からのぞき込んで来た。

 

「えっ?あ、うん。大丈夫大丈夫。君こそ大丈夫だった?」

「うん、かっちゃんに殴られる前に君が助けてくれたから、僕はなんとも…」

そうかそうかと笑みを浮かべながら頷いていると、ふと思い出した。

ヒロアカの漫画での、主人公の幼馴染兼ライバルのあだ名を…。

 

「えっと…、君の名前って……?」

「僕?僕はね"緑谷出久"っていうんだ!」と満面の笑みで答えてくれた、可愛い!ってそうだけどそうじゃなくて!!

この少年…………

 

「しゅ…主人公じゃねぇぇぇぇえか!!!!」




出会っちゃったねぇ〜、主人公に。頑張れ陽ちゃん。私も更新頑張るから。
そのうちいいお友達できるからさぁ。
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