ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~ 作:ギガス
※小説のタイトルとタグを少し追加しました~
※誤字が有りましたので少し修正しました。
駒王町県境の廃墟
「うわあああぁ!」
空間をつんざくような叫び声が廃墟内に響いた。そして、空間に破れ目のような物が現れるとそこから一人の青年が飛び出してきた。
「痛ててててぇ!全く母さんももう少しましなところに出してほしいぜ、なぁドライグ?」
青年が自分の左腕に話し掛ける。
【あぁ、確かにな( ̄0 ̄;)紫も悪戯心を出さないで普通に開いてくれれば良いものを・・・・、ま、まぁ無事に出れたのだから良いではないか】
そう青年の腕から威厳に満ちた壮年の男性の声が響いた。
「ま!とりあえず今晩の宿を何とかしないとな?」
【そうだな、とりあえずは何処かに拠点を構えないとな】
二人がそう話し合っていると背後から、バキッ!っと言う音が聞こえたので二人は会話を止めてそちらに視線を向けると、
(旨そうな匂いがするぞ?甘いのかな?苦いのかな?まぁどちらでも良いか?喰らえば同じだ)
と耳障りな声が響いた。
「・・・・はぐれ悪魔か」
【あぁ、恐らく中級位か?】
二人がそう言うと、そのはぐれ悪魔が姿を現した。
(ん?なんだ?妙な気配がするなぁ、まぁいい、とっとと喰われろ!)
「・・・・ふん!」
青年が腕を軽く振ると、
(ぐぎゃああああああああぁ!)
はぐれ悪魔の悲鳴が廃墟に轟き、はぐれ悪魔が自身の体を見てみると、本来そこになければならない自分の腕が無くなっていた……、
(ば、バカなぁ!私の腕がぁ!一体何が?!)
「ありゃ?少しずれたか?頭を狙ったんだが」
【フム、どうやら彼方での感覚と此方での感覚が誤差を生んだんだろう、まあ心配は要らんよ相棒】
「ん、そっかさてと、おいお前」
(ひ、た、頼む!命だけは助けてくれ頼む!)
とはぐれ悪魔が懇願してきたのに対して青年は少し考え込んでから、応答した。
「う~ん、良いぞ、もうこれに懲りて人間を襲わないと約束してくれたら」
(ぁ、ああ、約束するもう絶対人間を襲わないと!《何てな、糞人間め油断したら次の瞬間喰らい殺してくれるわ》)
「おっし!んじゃ約束な、破るんじゃねぇぞ?」
(あぁ、《ふふふ、今だ!》死ねェェェ!)
「……はぁ、馬鹿が発動」
(何をごちゃごちゃとぉ!大人しく食われるが良い!)
次の瞬間、グチャっ!と何かが潰れる音と共にドサリっという音が廃墟に響き渡った。
「全く、そんなことを気付けないとでも思ってたのかこいつ?」
【所詮は中級の悪魔な上に元々そこまで賢い訳ではないのだろ。さて相棒此所を早く移動しよう】
「そうだな。何時までも此処に居たらこの町を勝手に自分達の領地だと思っている悪魔どもに見つかったら鬱陶しいからな」
青年はそういうとその場所を移動した。しかし、この青年此処でまさかの落とし物をしてしまったのだ、
「変ねぇ、此処にはぐれ悪魔のバイサーが居るのよね?朱乃?」
「えぇ、大公様からそのように聞いているわ」
「しかし、何処にもそれらしき気配はしませんよ朱乃さん」
「……、はぐれ悪魔以外の匂いがします。恐らく人の匂いです」
「!まさか人間にバイサーが倒されたというの小猫?」
と紅い髪強気な目付きの少女が小柄な少女に問いかけると
、
「分かりませんが、匂いに人の特徴を感じます。それにこれは……、恐らくドラゴンの匂いもありますね。」
小柄な少女がそう呟くと黒髪の少女が、
「確かにこの闘気はドラゴンのものですわ。しかし、今現在確認できている。ドラゴンを宿す神噐は会長の所の匙くんだけでしたかと」
そう朱乃と呼ばれた少女が話すと、紅い少女は、
「……、まぁ良いわ、ドラゴンの神噐を持つ子ならうちにもいるものなにも心配はいらないわ♪」
そう少女が呟くと朱乃は、
「……はぁ、リアス確かに此方にも
「あら朱乃貴方、清雅を信じないの?彼が見せたあの籠手は間違いなく伝説にある赤龍帝の籠手だったわ」
「いえ、別に彼を疑っている訳ではありませんわ。唯彼が本当に赤龍帝なら何故はぐれ悪魔に殺されたのかと」
「彼だって人間だったのだもの油断のひとつやふたつするわよ」
「……はぁ、あなたがそう思うならもうなにも言いませんわ」
「ふふふ、分かってくれたのなら良いわ♪」
と少女が微笑みながら言うと小猫がポツリと、
「……、これだから無能姫は」
と、リアスには聞こえない程度の声で呟いた。その時小猫が何かに気付きそれを拾った。その拾ったものとは名前が書かれたドッグタグだった。
「イッセー・ヒョウドウ?」
そのタグにはそう書かれていた。小猫はそれをリアスに見せようとしたとき、ドッカーン!と大きな爆発音が外から響いた。
「な、何!?」
「外からですわ!」
「見に行きましょう!」
「!」
そして、リアス達が外に出るとそこには恐竜のような顔立ちをした怪獣ゴルザが暴虐の限りを尽くしていた。
「なに、あれは……、」
「ま、まさか怪獣?」
「で、でも怪獣は約40年前のギャラクシアンウォーズの影響で姿を消したんじゃなかったですか?!」
そうゴルザを含めて怪獣と名のつく者達や星人等の異形の存在たちはギャラクシアンウォーズの影響で地球から姿を消したのだ、これには様々な要因があるのだが、今は割愛
「そ、そんなことよりも今は逃げるのよ!」
リアスの言葉に全員が頷きその場を離れた。一方その頃、
先程バイサーを一撃で沈めた青年は町の避難所に居た、
「くっそ!まさか怪獣が本当に現れるなんて!」
【相棒、余り苛立つな今はとにかく、如何にして奴を倒すかだ】
とドライグの言葉に青年は冷静さを取り戻すと、
「あぁ、そうだなドライグでもよ、いくら忘れられようと此所は俺の故郷なんだぜ?それなのに俺にはなにも出来ないのが悔しいんだ!」
【イッセー…】
その時!ドッガッシャーン!っとイッセー達がいる避難所の天井が崩れた。
「!?あ!危ない!」
イッセーがそう叫ぶとその先には一人の少女がいた。イッセーは人の波を押し退けながら少女に近付いていった。
「間に合えぇ!」
【イッセーェェェ!?】
ドライグとイッセーの叫びが重なった瞬間!ドッカーン!
瓦礫が崩れ落ちイッセーと少女を飲み込んだ、
-グアアアアアアアァン!-
ゴルザの雄叫びが辺りに木霊した。
瓦礫の中
「く、大丈夫?君?」
何とか少女を救うことが出来たイッセーだったが、瓦礫を抑えなければならなく身動きが出来ない状態に陥っていた。
「あ、あの」
と助けた少女が声を発するが、イッセーは、
「大丈夫!絶対助けて見せるから!」
と自分よりも少女のことを気遣っていた
「ぐ、でも何時までもこの状態が維持できるか分からないな」
【相棒!禁手を使え!そうすればお前だけでも!】
「バカ野郎!この子を見捨てろってのか!んなことできるか!」
【しかし!そうしなければお前の命が!何よりゴルザがまだ上にいるのだぞ!何時奴が此処に気付くか分からんのだぞ!】
「なら、あいつを俺達でぶっ倒せば良いだろう!この子を助けてからな!」
【こんの!大馬鹿ものが!…だが、それがお前らしいな】
とドライグが呟くとイッセーもまた笑いながら返した。
「そうだろ、此処で諦めたら赤龍帝の名が廃るってもんだぜ!」
イッセーの言葉に少女が驚きの声を漏らす。
「え、赤龍帝!?貴方が!?」
「あ、…まぁ言っちまったもんはしょうがねぇか、あぁ、俺が赤き龍帝ドライグ・ア・ゴッホの宿主イッセーだ!」
「貴方が本物の赤龍帝……」
少女が呟くと、イッセーは力を混めて瓦礫を押した。
「ウオオオオ!動けぇ!」
イッセーが叫ぶと瓦礫が少しだけ浮き一人分ならなんとか通れる隙間が出来た。
「よし!今だ!早く逃げるんだ!」
イッセーが少女にそう呼び掛ける。
「で、ですが!それだと貴方が!」
「良いから!早く!」
イッセーの気迫に負けて少女は彼の言葉に従うことにした。
「わ、分かりました。ですが、直ぐに助けを呼んできますから!」
「あぁ、分かったよ、さぁ早く!」
そして、少女を何とか逃がすことが出来たので、イッセーはひとまず安心した。
「よし!これで禁手を使えるぜ!」
【あぁ!行くぞ相棒!】
「応!バランスブレイク!」
【ウェルシュ・ドラゴン!バランス・ブレイカー!】
ドッカーン!!ととりわけ巨大な爆発音が辺りに響くとそこには朱き鎧を身に纏ったイッセーが居た、
「さぁてと、赤龍帝イッセーの第二陣だぜ!」
そうイッセーは叫ぶとゴルザに向かって突貫した。
【Boost!Boost!Boost!Boost!…】
「ウオラアアア!」
力を込めた叫ぶと共にゴルザの腹部に倍加した拳を叩き込んだ!ドゴーン!という爆音と共にゴルザが大地から僅かに体が浮いた。
「どうだ!この野郎!」
イッセーの言葉にゴルザは超震動波で返した、
「く、飛び道具とはやるじゃねぇか!」
【相棒、奴は背後からの攻撃に弱いようだ!そこを攻めろ!】
「応!任せておけ!」
そういうと、イッセーはゴルザの背面に回り込み特大の一撃を放った。
【Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!…】
「喰らいやがれ!オーバード・ドラゴンショットォー!」
そう叫ぶと共にイッセーの纏う鎧の胸部から魔力の砲撃が放たれた。それにより人々の視界は真っ白に染まった。
しかし、ゴルザは無傷だった。そして、イッセーは禁手が解けて、生身の状態になって膝を着いていた。
「ハァハァハァ、どんな体してんだこいつ、最大威力のドラゴンショットを受けてピンピンしてるなんて」
【相棒!危険だ!逃げるんだ!】
「悪ぃ、ドライグもう逃げるだけの力が残ってねぇ、」
イッセーがそう呟いた。
【!何を言ってるんだ!?相棒!早く逃げるんだ!】
「ハハハ……、無茶言うなよ、ドライグすまねぇ」
無情にもゴルザは止めの超震動波を放とうとしていた。そして、その時は訪れた。
-キュウアアアアアン!-
ゴルザの額からそれは放たれた。
「まだ、死にたくなかったなぁ、そういやあの子逃げれたかな?可愛い子だったな。ハハハ、何いってんだおれはこんなときによ」
《あぁ、全くだな》
「ハハハ、だよなドライグ」
【相棒、今のは俺ではないぞ?】
「え、」
その瞬間、光が世界に満ちた。
「う、此所はどこだ?」
気付いたときにはイッセーは真っ白な空間にいた。
《全く、あんな危機的状況なのに良く女の子のことが考えられるな。まぁ、君らしいかな?》
「だ!誰だ!どこにいる!」
《君の目の前に居るよ》
「目の前にって、え、」
イッセーが目の前に視線を向けるとそこには巨人が居た、その巨人の姿は夢の中で自分が見た光の巨人だったのだ、
紅いラインに黒とシルバーの体色をした。その巨人の名前をイッセーは知っていた。
そう彼の名は!
「ウルトラマン!?」
そうかつて地球を愛し、地球を様々な魔の手から守り抜いた。伝説の戦士【ウルトラマンオーブ】だった!
「な、何で!ウルトラマンが此処に!?」
《良く驚く子だな》
「だって、ウルトラマンは40年前から姿を消してしまったって聞いてたから、」
《あぁ、なるほど君達の間ではそういう風に言い伝えられているのだったね。だが、実際はギャラクシアンウォーズの際に起きた次元震動が原因で宇宙そのものが危険になったせいで、俺達ウルトラマンは星その物と融合してこの宇宙を安定させることにしたんだ》
オーブのその言葉にイッセーは驚きを隠せなかった。
「な、じ、じゃあ今幻想郷にペドレオンが現れたのももしかして……」
《あぁ、恐らく宇宙が不安定になっているせいだろう》
「クソ!それじゃあどうしようもねぇじゃねぇかよ!」
オーブは黙ってイッセーを見つめていた。
《イッセーと呼んでいいか?》
「え、あぁ、別にいいけど?」
《イッセー、俺と共に戦ってくれないか?》
「え?どういうことだよ?」
《あぁ、つまり俺と融合してウルトラマンとして戦って欲しいんだ、ダメか?》
オーブのその言葉にイッセーは考え込むと、決意を決めた表情をして、
「……、なぁ」
《ん?どうした?》
「オーブと一つになれば救えるものが増えるか?」
《……さぁな》
「さぁなって!」
《但し、それを出来るかは君の覚悟によって変わることだろ?》
オーブの挑戦的な物言いにイッセーは、
「っとうだよ!」
《ん?なんだ?》
「上等だ!やってやるぜ!オーブ!あんたの力を俺に貸してくれ!」
《ふ、あぁ、いい顔つきだ!行くぞ!イッセー!》
そしてイッセーの手にはオーブのカラータイマーを表した、変身ツール《オーブリング》があった。
《それを使えば俺と一体となることができる。最後の確認だ、いいんだな本当に?》
「あぁ、うじうじ考えるのは性に合わねぇからな!」
《……、よし!行くぞ!イッセー!》
「応!」
イッセーがオーブリングを前に突きだした瞬間周囲の色がまるで宇宙を表したような風景になる。
そして、
「ウルトラマンさん!」
《ウルトラマン!》(シュア!)
「ティガさん」
《ウルトラマンティガ!》(チィア!)
「光の力!お借りします!」
《フュージョンアップ!》
ディン!キュン!
(シュア!チィア!)
《ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!》
光に包まれたイッセーの姿が現れた時その姿は、
光の戦士ウルトラマンオーブへと変身していた。
現世
ゴルザはイッセーを仕留めたと思い浮かれていた。だが、イッセーが消えたその場所から凄まじい光の柱が現れた瞬間、ゴルザの顔から余裕の色は消えた。
その瞬間!ポロローン!
水滴が落ちるような優しい音色が響くと同時に光の柱が消えるとそこにいたのは!
[オーブの祈り]
星の聖剣を持ち幾多の姿を持つ光の戦士ウルトラマンオーブ!
「《俺の名はオーブ、闇を照らして!悪を討つ!》」
今此処に!伝説は甦った!否!新たなる伝説の始まりである!
はい!
どうも!うぷ主のギガストリウムです‼
いやぁ、やっとイッセーを変身させられました( ̄0 ̄;)
かなり急ピッチで作ったので少々これ変じゃね?と思うところもあると思いますが!
これからも、この作品を生暖かい目で見守っていただけたら幸いです‼
では❗また次回までさよーならー!