ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~ 作:ギガス
この話は闇の中で機会を伺いながら期を待ち続ける闇の話
銀河にある果てしない闇が広がる空間
今ここに闇を纏った巨人にも見える人物が玉座に座っていた…、
【…ミツケタ…ワレノ器トナルノニ相応シイ人間ヲ】
闇は暗い空間の中で仄かに嘲笑った。まるで何年も探していた宝を見つけたかのように、
【ダレカオラヌカ?】
[ハハァ、倪下御呼びですか?]
闇が何かを呼び寄せた。するとそこに蒼い色の甲冑を身に纏った武人が現れた。
【ザムードヨ…ヤット我ノ器ガ見ツカッタ】
[!?誠で御座いますか‼倪下!]
【アァ、故ニ他ノ同胞達ヲ呼ビ寄セヨ!】
[ハハァ!今すぐに!]
ザムードと呼ばれた武人がすぐさま身を翻して玉座から退出すると、闇は静かに目の前にある水晶体に目線を向けて一人の青年を見つめた。しかし、その瞳は宝を見つけた以外の感情が見えていた
【フフフ…マサカ我ノ心ヲ奪ウトハナ…イッセーカ…フフフフフフフ、アァ、早ク我ノモノニシテシマイタイ、クククククク】
闇はただ、静かに暗く笑う
それから、数刻後闇とザムードを除いて四人の人物が現れた。
【皆良ク集マッテクレタ、心カラ礼ヲイウゾ】
(倪下…我らを呼んだのはザムードから聞いた通りならば、倪下の器に相応しい存在が見つかった為だと聞き及んでいますが?)
《その通りですよぉ~倪下ァ~僕らを呼んだと言うことはやっと動けるということですよねェ~僕らも~》
『サザーランドの言う通りです。倪下のお望みならば今すぐに!その人間を連れて参りましょう!この鉄血のバルドスが!』
<お前たち、そういきり立つな先ずは倪下のお話を聞いてから我らの身の振り方を決めなくてはならんだろう?>
[レイドラスの言う通りだ先ずは倪下が見つけた人間のことについて聞いてからだ]
ザムードのその言葉により他の三人は黙りこんだ、
【フム、マズハ何カラ話スカ、ソウダナマズハソノ人間にツイテ話ストスルカナ】
そして、ザムードを含め五人に倪下と呼ばれた闇は静かに自分が見つけた人間「イッセー」について話始めた。
【なるほど、確かにそれほどの闇を内在させているのであれば倪下の器に相応しく御座いますね。しかし、厄介者が居ますな】
<ザムードの言う通りですね。ウルトラマンオーブ星の聖剣の担い手にしてあのマガタノオロチを葬った最強クラスのウルトラ戦士>
《それだけじゃあないよォ~、もう一つ厄介なのはあの男の血を受け継いでいることだよォ~》
サザーランドとレイドラスがそう言うと、ザムードが言葉を放つ、
[しかし、もっと危険なのは彼がその闇に気付き抑制出来るようになった場合だ]
【ソノ心配ハナイ、アヤツハ自身ノ闇に気付クコトハナイ何故ナラ、アノ男ガイッセーヲ護ルタメニ力を使ッテイルタメカイッセーハ自身ノ闇ニ気付クコトガナイヨウニシテイルヨウダ】
[なるほど、ならば問題はオーブと他のウルトラ戦士が邪魔をしないかですな]
【ザムードノ言ウ通トオリダ、コレニヨリイッセーノ肉体ヲ依宿ニ我ハコノ銀河ニ再臨スルノダ!】
闇の号令に五人は闇に膝まずいて、言葉を放つ
[《<(『ハ!総ては我等が王の御心のままに!』)>》]
深淵なる闇が今動き出した。
次回予告
ハヤタ邸でウルトラマンの声を聞いた。イッセーとハヤタウルトラマンの口から語られる地球に起きている事態についての説明を受けたイッセー達、その渦中居るのが兵藤清雅だと聞きイッセーは気付かない内に心に闇を灯すことになる。
次回:幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝「憎悪(Hatred )」
はい!どうも!うぷ主のギガストリウムです。
今回は影で蠢く闇達についてでした。今回も何人か名前からわかる人物が居たと思うのでこれアイツじゃねとか思ったら感想欄にコメントお願いします。
では、また次回お会いしましょう♪
バイバイ