ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~   作:ギガス

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日常を謳歌するイッセー!
しかし闇の勢力の魔の手は未だに侵攻の手を緩めてはいなかった!どうする!イッセー!

【♪オーブの祈り♪】


第十五話:暴君参上!(タイラント)

駒王町外れの山奥

 

此処で現在かつてウルトラマン達に倒された怪獣達の怨念が集合し一つになろうとしていた。

 

-ニクイ!ウルトラマンガァ!ニクイィィィ!-

 

【くくく…手頃な駒になりそうだな?あの小僧を絶望に叩き込むのにな、ふん!】

 

-ニクイ!ウルトラマンガァ!ニクイィィィ!-

 

光が山を包む、そして光が晴れるとそこには!

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!-

 

かつてウルトラ六兄弟の内五兄弟を倒した最強の怪獣!暴君怪獣タイラント!

 

-グルルアアアア!ゴガアアアアアアン!-

 

【フフ…楽しみだ小僧お前の絶望に歪む顔を見るのがなぁ、くくくく…くははははははは!】

 

タイラントは町に向かい侵攻を始めた。

 

一方その頃イッセーは、

 

「いーくん!お待たせ!」

 

「大丈夫だよ、俺もさっき来たばかりだし(照)」

 

デートをしていた。

 

「えへへ、いーくん今日は何処行くの?」

 

「うん、この前ハヤタさんから映画のチケットを貰えてさ、それがこの前アイちゃんが見たいって言ってた映画のチケットだったから良ければ一緒に見たいなって思ってさ、駄目だったかな?」

 

「ううん!ありがとういーくん!すごい嬉しい!」

 

「ははは、よかったじゃあ映画まで少し時間あるから買い物でもしようか?」

 

「うん!早く行こう!」

 

イッセー達がデートを勤しんでいるときもタイラントは少しずつ町に近付いていた。

 

「はぁ…彼らの幸せを壊すのはやめて欲しいものだな?闇の存在よ…ふん!」

 

「ゴモラ」-グアアァン!-

 

「レッドキング」-キュアアアン!-

 

「これでエンドマークだ…フン!」

 

[フュージョンライズ!ゴモラ!レッドキング!ウルトラマンべリアル!]

 

その男、伏井出ケイの姿がウルトラマンべリアルの姿に変わると2体の怪獣をべリアルが飲み込みべリアルの姿が2体の特徴を合わせた姿の怪獣に変わる!

 

[スカルゴモラ!]

 

-グルルアアアア!ゴガアアアアアアン!-

 

スカルゴモラはタイラントに向かっていった。

 

「ふん…ここから先は通行止めだ!」  

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!-

 

(邪魔するなぁァァァ!)

 

「ぬ!?…普通のタイラントよりも力が強いな?!」

 

だが、スカルゴモラがタイラントに圧されていた。

 

「ぐ、だがまだ彼には色々と研究させてくれる要素があるのだ!それを摘まれてたまるか!」

 

しかし、スカルゴモラもやられてばかりではなく、武器の角や尻尾、拳でタイラントに対抗していく

 

「ふん!であああァ!」

 

だが!タイラントはまるで効いていないかのような様子でスカルゴモラを吹き飛ばした。

 

「グアアア!ぐっく…まさか此処までとは!く…ん?…!?くっカプセルが限界か仕方ない」

 

[フュージョンアウト!]

 

ケイはフュージョンライズを解除し戦線を離脱した。

 

「くっすいませんべリアル様」

 

ケイはまだ見ぬ主に謝罪を述べて、その場を撤退した。

 

-ニクイ!ウルトラマンガァ!ニンゲンガァ!コノセカイノスベテガニクイィィィ!-

 

その時イッセーもまた異変に気付いた!

 

「?!これは!」

 

「いーくん?どうしたの?」

 

「アイちゃん!今すぐに此処から離れるよ!」

 

「え!どうしたの?!いーくん!」

 

「怪獣が近づいてる!」

 

「?!分かった!」

 

そして二人はその場から走り出した!その時!ドッカーン!

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!ブオアアアアアア!-

 

タイラントがその姿を現した!

 

「あれは!タイラント!」  

 

「え!それってウルトラマンタロウに倒された怪獣でしょ!何でそいつが此処に!?」

 

「分からないでも…出てきたのなら…やるしかない!アイちゃんは隠れてて!」

 

「う、うん分かった!いーくん!無事に帰ってきて!」  

藍華が離れるとイッセーはオーブリングを取り出し自身の前に突き出す!

 

「ウルトラマンさん!」《ウルトラマン!》-シュア!-

 

「ティガさん!」《ウルトラマンティガ!》-チィア!-

 

「光の力!お借りします!」

 

《フュージョンアップ!》

 

-シュア!チィア!-

 

《ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!》

 

-フォロロン…ドシーン!-

 

《「俺の名はオーブ、闇を照らし悪を討つ!」》

 

オーブとタイラントの戦いが開始された!

 

《ウオオオオラァ!ディアアア!》  

 

オーブの拳と蹴りがタイラントにヒットしていく…しかし!

 

-グオガアアアアアアアア!-

 

《!?グア!》

 

オーブの攻撃もまたタイラントには効いていなかった!

 

《く!このタイラントなんか変だ!》

 

[あぁ!明らかに頑丈すぎる!…!?まさか!]   

 

《ガイさんどうしたんだ?》

 

[かつて俺も自身が倒した怪獣と戦ったことがあるんだ、その時もそいつは俺の攻撃を執念だけで防いでいた。恐らく奴もその類いかもしれない]

 

《つまり、怪獣の怨念ってことか…》

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!-

 

『ウルトラマンンンンン!貴様らだけはァァァァ!』

  

《どうやら本当にそうみたいだな!》

 

[気を付けろイッセー!奴等は俺達ウルトラマンの攻撃に対して耐性のような物が付いてるようだからな!]

 

《分かったぜ!ガイさん!》

 

(相棒!ならばフォトンビクトリウムになれ!あれならパワーの面で奴と互角か有利以上に戦えるはずだ!)

 

《応!ふん!》

 

「ガイアさん!」《ウルトラマンガイア!》-デュア!-

 

「ビクトリーさん!」《ウルトラマンビクトリー…》-…シィア-

 

「大地の光の力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ!》

 

-デュア!シィア!-

 

《ウルトラマンオーブ!フォトンビクトリウム!》

 

《ジュアア!》

 

-フォロロン…ドッカーン!-

 

大地を揺るがしながらフォトンビクトリウムが立ち上がった!

 

《俺はオーブフォトンビクトリウム!闇を砕き光を照らす!》

 

オーブはフォトンビクトリウムにタイプチェンジするとタイラントに接近戦を挑んだ!

 

《ハァァァ!ディアアア!ジュア!》

 

先程まで効いていなかった攻撃が徐々に効いてきはじめてきた!

 

《よし!このまま押し切る!》

 

-ギュアアアアアアン!-

 

《?!グア!何だ!何が…あれは!?》

 

なんと!そこには背中からメルバの翼を生やし、頭部にゴルザの発射口、下半身にゴモラの脚等が追加された姿に進化した姿になったタイラントが居た!

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!ブオアアアアアアン!-

 

《なんだ、あれ…》   

 

[本当に怨念の塊だな、あれはもはやタイラントではない]

 

(あぁ、あれはもはや別の怪獣だ名付けるならディザストオーガと言ったところか…) 

 

ディザストオーガ…災厄の鬼正しく的を射ている名前だろう

 

《まだだ…まだ…俺は戦えるぞ!》 

 

オーブは立ち上がりオーガに向かっていった。

 

《ディアアア!ジュア!シュア!》

 

だがオーガの頑強なボディにはオーブの拳も蹴りも効かない、

 

《馬鹿な…全く歯が立たないなんて…》

 

-グオガアアアアアアアア!キエロ!ウルトラマンンンンン!-

 

オーガの口から稲妻を迸らせるとそこから最大の一撃…紅蓮豪炎波を放った!

 

《!ぐああああああ!》

 

-ドッカーン!…ピコン…ピコン…ピコン…ピコン-

 

オーブはその一撃を受けてビルにぶつかりカラータイマーが点滅を開始し始めた。

 

《ぐ…ぐあ…くそ力が入らねぇ…》

 

-ウルトラマンンンンン!ケス!ケシサル!キエロォォォ!-

 

そして、追撃の一撃を受けてオーブのカラータイマーはその鼓動を止めた…

 

《あ、ぐあ、あ、アイ、ちゃん…》

 

-フューン…-

 

光と共にオーブが消滅した。それにより人々の顔から希望が消えた…

 

「う、嘘よ…いーくん約束したじゃない…必ず帰ってくるって…いーくん!?」

 

オーブが破れた!人々の希望は潰えてしまうのか!イッセー!お前はここで終わってしまうのか!待て!次回!

 

次~回!

 

オーガに破れた俺は不思議な所に居た、その時現実世界はオーガのより蹂躙されていく!俺はまだ、戦える!頼む力を貸してくれ!アグルさん!ヒカリさん!

 

次回!幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝「剣の騎士(ナイトリキデイター)」

 

次回も見てくれよな!




はい!どうも!うぷ主のギガストリウムです!
今回はオーブの初敗北をお送りしました。これによりイッセーは更なる力を開放することになりますので次回もおたのしみにお待ちください!では!good-bye!

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