ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~   作:ギガス

25 / 92
ディザストオーガに破れたイッセー!失意にくれる藍華!
町には絶望が満ちつつある!イッセー立て!立つんだ!イッセー! 

【♪オーブの祈り♪】


第十六話:剣の騎士(ナイトリキデイター)

駒王町市街地

 

今ここに災厄は姿を現した。人々の希望ウルトラマンは倒れ、今は居ない人々には絶望以外残っていなかった…、

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!-

 

オーガの雄叫びが町に響き渡る。人々にはもう何も残されていない、まるでそう言い表すかのように、

 

「いーくん…嘘だ、だって約束したんだもん…必ず帰ってくるって…いーくん」

 

藍華はイッセーを失った悲しみからただただ呆然としていた。しかし、その時藍華の中にはもうひとつの感情が鎌首を持ち上げた…

 

「ユルサナイ…アイツダケハユルスモンカ…ウワアアアアアアァァァァァァ!」

 

藍華の体からとてつもないオーラが吹き出した!

 

【ブラック・オブ・カオスドラゴン!バランスブレイカー!】

 

藍華の左腕に黒い龍の腕のような籠手が出現した。

 

「ァアアアアアア!」

 

そして藍華を漆黒の光が包む、光が晴れるとそこには黒いボディに紅のラインが走る赤龍帝の鎧に似ているライトアーマーを装備した藍華が立っていた。

 

「…」

  

フッ

 

藍華の姿が一瞬消える…そして!

  

-グギャアアアアアアァァァァ!?-

 

オーガの叫ぶ声が辺りに木霊した

 

人々がそちらに目を向けるとそこには漆黒の翼で宙に浮きその手にはオーガの翼が握られていた!

 

「…ふ…フフフフフ…アハハハハハハ!コワシテヤる!」

 

正気を失っているのが一目瞭然である。オーガが苦しみ悶えるのを本当に嬉しそうに嘲笑っている。

  

「フフフフフ…イークンヲ、ヨクモイークンヲ!カエセェェェェ!」

 

嘲笑っていたかと思うと今度は怒りに身を任せてオーガに突撃していく! 

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!ブオアアアアアア!-

 

オーガもやられた分を返すかの如く雄叫びを上げると藍華【?】に突撃していく、

 

その頃イッセーは…、

 

「う、ここは?何処だ?俺は確か…!?そうだ!怪獣は?!」

 

「まぁそう焦るなボウズ」

 

「?!誰だ!」

 

イッセーは声のした方に顔を向けるとそこには二人の男性が立っていた。

 

「警戒しないでくれ俺の名前は芹沢和也、こっちの彼が」

 

「藤宮博也だ、よろしくなガイの力を受け継いだ者」

 

イッセーの前に現れたのはかつてウルトラマンヒカリと一体となったcrewGuysの隊長芹沢和也と地球の海の光であるウルトラマンアグルと一体となり、一時は人類を滅ぼそうとしたが最終的にはウルトラマンガイアと共に根源的破滅招来体と戦った戦士藤宮博也だった…

 

「貴方達が、藤宮さんと芹沢隊長だったんですね。お二人の事はガイさんと一つになったときに知っていました。ウルトラマンヒカリさんとアグルさんと一つになった強い心の持ち主だと」  

 

「ふっ俺はどちらかと言うとヒカリに体をあげたというのが正しいかな」

 

「俺も最初は人類を滅ぼそうと考えていたしな、そこまで畏まられると逆にむず痒いから普通に接してくれ」  

 

「わ、わかりました(ガイさんの記憶で見たけど本当にそうなんだな(汗))」

 

「さて、何故君が此処に居るのかについて説明しようか」

 

芹沢がそういうとイッセーは姿勢を正して聞く姿勢になった。

 

「まず君はタイラントの突然変異であるあの怪獣確か君の中に居るドラゴンの付けた名前で呼ぶとするとディザストオーガだったな」

 

「やっぱり、俺はやつに負けたのか…」 

 

「あぁ、だが、死んだわけではない、此処は君の精神世界だからな」

 

「え!ここが俺の?」

 

イッセーはそう言うと周りを見回した。そこはまるで幻想郷の霧の湖に似ている場所だと思った。 

 

「綺麗な場所だ…でも何でだろう何処か見たことがる気がする…でも何処で?」

 

「今はそれは置いておこう、イッセー君まず現状の説明もしよう」  

 

芹沢がそう言うと空間が歪みそこに映像が映し出された。そこには!なんと!自分が歯が立たなかったオーガがたった一人の人物に袋叩きにされていたのだ、

 

「な!あの怪獣をあんな簡単に!?でもあれは…!?まさか!」

 

「やはり気付いたかイッセー、そうだあの人物はおのよく知る桐生藍華だ」

 

「!?何で…アイちゃんが…それにあれってセイクリッドギアだよな…なんか俺のバランスブレイクに似ている」

 

「恐らく、君が奴に倒されたのが引き金になって暴走に近い状態で覚醒したんだろう」

 

「じ、じゃあ!アイちゃんはもとからセイクリッドギア保持者だったってことですか!?」

 

「あぁ、それにあれはかなりの力を宿したドラゴンだな、恐らく君のセイクリッドギアと同等の力を有しているようだ」

 

藤宮がそう言うとイッセーは映像に視線を戻した。

 

「ガァァァァ!キエロォォォ!」

 

「アイちゃん…駄目だ!それ以上力を暴走させたらアイちゃんの体が!」

 

だが、イッセーの悲痛な叫びは藍華には届かない、

 

「カエセェェェェ!イークンヲ!カエセェェェェ!」

 

「アイちゃん…くそ!俺には何もできないのかよ!」

 

「…イッセー君」

 

「?芹沢さん?」

 

芹沢は藤宮に視線を向けると藤宮はそれに頷いた。

 

「イッセー君、君は彼女を助けたいんだね?」

 

「…はい、彼女を…アイちゃんを助けたいです。でも俺は今何も出来ない」

 

イッセーが悔しげにそう言うと芹沢は、

 

「そう早まるな、なんのために俺達が此処に居ると思っているんだい?」 

 

「?…!?まさか!」

 

「ふ…そうだ、俺達の…アグルとヒカリの力を君に渡すために俺達が此処に来たんだ」

 

「でも、それをしたらお二人が!」

 

「はは…心配はいらないよ」

 

「あぁ、力を渡すと言っても全てを渡すのではなく一部を君に託すと言うのが正しいな」

 

「だから、心配せずにいってきなさい…イッセー君」

 

「…芹沢さん、藤宮さんありがとうございます!お二人のお力お借りします!」

 

藤宮と芹沢はイッセーに頷くとそれぞれナイトブレスとアグレイターを取り出す。

 

-カッシュン!キュピピピ!キンキン!-

 

「アグルゥゥゥゥ!」

 

-カッシュン!キンキン!-

 

二人はそれぞれウルトラマンヒカリとアグルに変身する。

 

「イッセー、君の覚悟確かに見せてもらった。俺達の力を受け取ってほしい」

 

ヒカリがそう言うとアグルが、

 

「ただ、一つだけ覚えていてほしい、我々の力をどう使うかは君次第だが、けっして闇に心を呑まれないでほしい、それが我々がただ願うことだよ」

 

アグルとヒカリの言葉を胸にイッセーは大きく頷くと、オーブリングを自身の前に突き出した!

 

「アグルさん!」《ウルトラマンアグル!》-ディア!-

 

「ヒカリさん!」《ウルトラマンヒカリ!》-ムン!-

 

「鋭い奴頼みます!」《フュージョンアップ!》

 

-フォア!ムン!-

 

《ウルトラマン!オーブ!ナイトリキデイター!》

 

-フォア!-

 

光の渦の中から新たなる姿に進化したオーブが飛び立つ!

 

その頃藍華は…

 

「ハァハァハァハァ…マダ、イークンの仇ヲトルマデハっ倒れちゃダメ」

 

暴走に近いバランスブレイカーだったためそれが今になって反動が体に表れたのだ、

 

-グオガアアアアアアアア!ギュアアアアアアン!ブオアアアアアア!-

 

そんな藍華の元に今まで袋叩きにされていたオーガが近付く、

 

「クッ…ウゴイテ!ワタシノカラダ!アイツダケハ絶対ニ私ガ」

 

だが、遂に限界が訪れ倒れこむ藍華…

 

「(あぁ、やっぱり私ってダメだなぁ、折角いーくんに会えたのにこんな形でお別れすることになるなんて、会いたいなぁもう一回だけでいいからいーくんに)」

 

-グギャアアアアアアァァァァ!グオガアアアアアアアア!

 

オーガはその巨大な拳で藍華を潰すために拳を突き出した!その時!

 

-キュイン!-

 

-グギャアアアアアアァァァァ!-

 

オーガの悲鳴が町に響き渡る

 

何時までも衝撃が来ないことに不思議に思った藍華は動かすのも辛いのを我慢し顔を上に向けるとそこには…

 

海のように深く、夜の闇のように蒼い姿のウルトラマンが藍華の前に立ちオーガのその拳をその手から発生させた光の剣で切り裂いたのだ

 

「俺はオーブナイトリキデイター…影を払いし、光の刃なり!」

 

そう!今ここに新たなる姿に進化した。ウルトラマンオーブナイトリキデイターが降臨したのだ!

 

 

今此処に!復活を果たしたイッセー!果たしてイッセーはディザストオーガに勝つことは出来るのか!?そしてディザストオーガを産み出したものは一体何者なのか!待て!次回!




どうも!うぷ主のギガストリウムです!
はい!今回はオーブナイトリキデイターの登場回と藍華のバランスブレイク形態のちょっとしたお披露目でした。
次回はナイトリキデイターによるオーガへの猛攻をお楽しみにお待ちください♪では!good-bye!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。