ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~ 作:ギガス
しかし!それをよしとしないリアス・グレモリーに呼び出されたイッセーと藍華!果たして二人を待つ運命は!
駒王学園オカ研部室
此処で、リアス・グレモリーはある人物を待っていた。
「遅い!」
が、いつまで待っても来ないのにリアスは苛立っていた。
「清雅を傷つけておきながら謝りもせずに!まさか帰っているのではないでしょうね!」
完全なお門違いなことで怒りを露にしていた。それに対して朱乃が、
「はぁ、リアス今回の事は完全に兵藤君が悪いですわ、無抵抗な相手を一方的に殴り付けたと言うではないですか?」
朱乃がそう言うが、偽物一番なこの無能には何を言っても駄目だろうととも思っていたのでとりあえず進言しておいたといった感じである。
「なんですって!じゃあ朱乃は清雅が何の理由もなく人を殴ったと言いたいの!」
ほらやっぱり、と朱乃は心の中で溜め息をついた。
「…、はぁですがこれは純然たる事実ですわ。彼の所属しているクラスの子達にも確認を取りましたし、何よりも被害者である八雲君の顔には明らかに暴行の後がありました。これで兵藤君が加害者では無いと言い切れますか?リアス」
朱乃の正論にリアスは何も言えなくなってしまった。
「…、で、でも!清雅だって何の理由もなく人を殴るわけないわ」
「だから、この場を儲けたのではないの?今回の一件の顛末を本人たちに聞くために」
「そ、そうね。確かに又聞きで判断するのはいけないわね」
「(はぁ、昔はこうではなかったと聞きますが本当にそうだったのかしら?)」
朱乃はこれから来るイッセー達に少し同情しながら、リアスの昔について疑問に思いながらも今回の一件が静かに終わらないだろうことを直感していた。
数分後
ガラガラ、
「すいません、遅くなりました」
イッセー達がやって来た時には、オカ研の全身(ギャスパー以外)が揃っていた。
「あ、俺達が最後でしたか?先輩」
イッセーの問いにリアスは米神をひくつかせながら、答えた。
「い、いえ、皆来たばかりよ」
そう言ったが実際は…、
「(人間風情が私を待たせるなんて!いい度胸しているじゃないの!)」
といった感じでイッセー達のことを侮っていた。しかし、イッセーにはその事が筒抜けであるためか、物凄い呆れた目で見られていた。おまけに藍華に関しては、
「(グレモリー先輩って、こんな感じの人だったんだ、やっぱり人って見かけによらないわねぇ)」
リアスの人間性を一目見ただけで把握してしまったのだ、
「所で、俺を殴り付けて来たあの兵藤ってのはまだなんですか?」
イッセーがもっともらしい台詞を言うとリアスから正直どうでもいいレベルの殺気を飛ばしてきた。
「あ、あらそれに関しては貴方がよく知っているはずよ?なんせ貴方が清雅を投げ飛ばしたんだから!」
リアスにそう言われていイッセーは頭に?を浮かべながら藍華に聞いてみた。
「え、俺あいつを投げ飛ばしたの?アイちゃん」
「う~ん、そうなんだけどあの時のいーくんはなんかいつものいーくんじゃなかったように見えるんだよねぇ」
「…(俺であって俺じゃない、か、もしかするとまたあのときみたいに…)」
イッセーはかつて自身を呑み込もうとした闇が自分の体を使って偽物に制裁を下したのだろうか?という考えが浮かんだが、すぐに否定した。
「(いや、あの時意識が無くなったときの感じはまるで父さんに抱き締められた感じに似ていた気がする)」
イッセーが思考の海に沈んでいると、
ガラガラ
「すいません!部長!遅れまし、た」
偽物のご登場である。
「清雅!目を覚ましたのね!」
「あ、はい!もう大丈夫です!」
無能と偽物のやり取りを見ながらイッセーはふと疑問に思ったことを朱乃に質問した。
「あのォ、姫島先輩つかぬことお聞きしますが」
「あらあら♪どうしましたか?八雲君」
「はい、あの二人って付き合ってるんですか?なんか雰囲気がただの後輩と先輩って感じに見えませんけど?」
「…、はぁ、あの二人の事はほっておいて構いませんわ、それでは八雲君今回の概要を話して頂けますか?」
「話すと言っても、俺途中から意識が無かったんで覚えてる所までしかお話しできませんよ?」
「構いませんわ、大体の話はクラスの子達に聞いておいたので事実確認をするための場ですから」
「なるほど、分かりました。俺が気を失なった後の事はアイちゃんに聞いてください、アイちゃんお願いできる?」
「OK、それくらい御安いご用よいーくん」
朱乃は二人の様子を見てあることに気づいた。
「そう言えばお二人は幼馴染みか何かですか?お互いのことをあだ名で呼びあっているので不思議に思いまして♪」
「えぇ、アイちゃんとはお互い小さいときに出会ってからの付き合いですね。今では結婚前提で付き合っていますが」
「あらあらうふふふ♪そうでしたの道理で仲がよろしいと思いましたわ」
イッセーは朱乃に自身の母の幻影を見た。こうやって楽しそうに笑うときは大体相手をいじるときのドSの顔をするためである。
「まぁまぁ、朱乃さん今は今回の事の事実確認ですからね」
と金髪の少女が言うと朱乃も、
「うふふふ、そうですね。ごめんなさい八雲君からかったりして♪」
「は、はぁ、まぁ、母で慣れていますので大丈夫ですよ」
「…、そう言えば八雲君の苗字は変わってますね?八雲なんてそうそうある苗字ではありませんし」
「(ぎく!)そ、そうですかね!結構ありふれた苗字だと思いますよ?(や、やべぇ、もし母さんの事バレたら絶対に!めんどくさいことになる)」
「?まぁそうですねごめんなさい変なことを聞いて」
「いえいえ、俺は気にしてないので謝らないで下さい」
「うふふふ、そう言っていただけるとありがたいですわ」
「…、所であの二人は何時まで話しているんですか?」
そう、イッセー達が話をしている間もリアスは清雅にベッタリとくっつき話をしていたのだ、
「はぁ、リアス!」
「?なぁに?朱乃?」
「何ではありません、貴女が彼等を招いたのでしょう!」
「わ、分かってるわよそんなことでも清雅の体調の方が優先でしょう?!」
「はぁ、まぁ良いです今は時間を割いて来て貰っているのですから、早く終わらせてしまいますよ!」
イッセーはその朱乃の姿に感心した。
「(姫島先輩って、アイちゃんから聞いた通りすげぇしっかりした人なんだな、ってかこの人が部長の方がこの部も伸びるんじゃないか?)」
イッセーの思っている事は滅茶苦茶正論だった!しかし、この無能にはそんなことを言っても意味がないと思うぞ?イッセー
「ん?」
「いーくん?どうしたの?」
「いや、今なんか変な声が聞こえた気がしたんだけど、気のせいか」
いやいや!地の文を感づかないでよ!ベシッ!パタリ、
うぷ主は気にせず進めて行くぞ、
「まぁ、良いわさてと、八雲一誠君、桐生藍華さん貴方達を歓迎するは、悪魔としてね♪」
そう言うとリアス達の背中から蝙蝠のような翼が現れた!
しかし、イッセー達の反応はというと、
イッセーの場合
「なるほど、だから人間以外の気配がしたわけか、とういことは姫島先輩と塔城さん、そして木場さんは転生悪魔か?」
といった具合に特に反応無し、対して
藍華の場合
「へぇ、悪魔って本当に居たんだ、ちょっと以外かなぁ、私としてはよく本とかで見る化け物をイメージしてたけど」
二人とも反応薄!それにオカ研全員が何とも言えない空気になった。
「え、えっと八雲君は私達の事を初めから知っていたのですか?」
朱乃が躊躇しながらイッセーに聞くと、
「えぇ、知ってますよ?三大勢力のことも知ってますし、家の母がそちらの魔王の方とも友人ですし」
「え!いーくん!のお母さんって結構すごい人だね。魔王と友達なんて」
「まぁ、俺も入学するときの手続きで母さんがやってくれたからね。あ、でも入学試験はキチンと受けたよ」
リアス達は開いた口が塞がらなかった。その時朱乃があることに気づく、
「ん?待ってください、八雲…、!?まさか!」
「ど、どうしたの?朱乃?」
「八雲君貴方はもしかして、妖怪の賢者八雲紫様のご子息なのですか?」
「え、そうですよ?俺の母は姫島先輩がおっしゃっている通り妖怪の賢者八雲紫です」
イッセーの爆弾発言に朱乃はふらついた。
「朱乃さん!」
だが、何とか木場がそれを受け止めて何とか倒れずにすんだが、
「あぁ、なんてことなの…、兵藤君今すぐに八雲君に土下座してでも謝りなさい…」
「ち、ちょっと!朱乃!何故清雅が謝らなければいけないのよ!」
「そ、そうですよ!何で俺がこいつなんかに!」
そう言ってイッセーを指差しながら、朱乃に反論した。しかし、イッセーはと言うと、
「姫島先輩、俺は別に気にしてませんよ?それに俺途中から記憶ないですし、そこまで気に病まないで下さい、それに母さんもそんな小さいことで怒ったりしませんよ」
イッセーにそう言われて、何とか気を持ち直した朱乃は、
「そ、そうですか…、ですが此方に非があるのは事実ですわ」
「そ、そうよ朱乃それに清雅が全て悪い訳ではないでしょう?」
「…リアス貴方は少し黙っていてください」
朱乃にそう言われてムッとした顔をしながら、朱乃に反論した。
「朱乃、貴女何時から私にそんな口が聞けるようになったの?貴方もよ八雲一誠君、妖怪の賢者の息子だからといってこの学園では私達悪魔がルールなの!それを肝に命じておきなさい!」
「…」
イッセーは黙っていた。しかし、少ししてイッセー?が言葉を紡ぐ、
「【はぁたくっ、さっきから聞いてりゃあ頭にのってんじゃねぇぞ小娘が、それにこの町は本来は天照達日本神話の所有する土地だろうが?それをてめぇらが勝手に自分達の土地と言い張っているだけだろうが?あ?違うのか?】」
イッセーらしからぬ物言いに藍華は一瞬戸惑うがすぐにそれが誰なのか気づいた。
「あ、あの貴方はもしかしてあの時の?」
「【あ?あぁ、さっきの嬢ちゃんかすまねえなまたこいつの体を借りて話させてもらってるぜ?】」
「えっと、それは私ではなくいーくんに言って上げてください、そのお義父さん?」
「【…、今なんつった?】」
「えっと、だからお義父さんと?駄目でしたか?」
「【はぁ、またか…こいつはこれで二回目だぞ、イッセー少しは女を落とすのを自重してくれ…】」
「?」
「【まぁ、そう呼びたければ呼んで構わねぇよ】」
「!ありがとうございます!」
藍華の喜びように少し気分が良くなったイッセーの体を借りた者は、もう一度リアス達に向き直る。
「【それで、てめぇは何が言いてぇんだ、赤髪の小娘?】」
「小娘ですって!」
「リアス!落ち着いて!それに貴方も煽らないで!」
「【ふ、悪い悪いその小娘の態度があまりにもムカついたもんでな】」
イッセー?がそう言うと朱乃はあることに気付く、
「貴方は誰なのですか?八雲君ではありませんわね」
そう言って警戒していると、
「【ほう、中々のオーラを持っているなハーフの少女】」
「?!何故のそことを!?」
「【息子も言っていたろ?気配で分かると】」
「…もしかして八雲先輩は気を感じ取れるんですか?」
小猫がそう言うと、
「【ん?あぁ、こいつも俺もそういった事は得意だからな、流石は俺の息子だ】」
と、イッセーの事を自慢の息子だというように言う謎の存在、
「っ!いい加減にしない!さっきから聞いていたら!貴方は何者なの!今すぐに答えなさい!」
リアスはそう言うと滅びの魔力を迸らせて、イッセーに向けて手を向ける。
「【はぁ、俺が何者なのかに関してはまだあいつら居ないからな、あいつらが来たときに話そう、だが、それではお前は納得しねぇだろ?】」
「当たり前でしょう!こちらの事を虚仮にしておきながら自身の事は話さないなんてふざけてるとしか言えないわ!」
リアスがそう言うとイッセー?は面倒そうに呟いた。
「【はぁ、仕方ねぇならこうしようや、俺とお前達で試合をするんで、それに勝った方が負けた相手に一つだけ言うことを聞かせることが出来るってのは?】」
「良いでしょう!それで構わないわ!何時やるのかしら?ハンデでいくらでも時間を上げるわ!」
「【あ?ハンデだ?】」
イッセー?がそう言うとイッセー?からとてつもない闘気を放った。
「ひぃ、な、なに!?」
リアスはその闘気に当てられて尻餅をついてしまった。
「【おい、小娘この俺様に対してハンデだ?舐めてんのか?あ?ハンデなんざ要らねぇよ!今すぐにやろうや!】」
イッセー?がそう言うとその右手に両端がメイスの形をした棒を取り出した。
「【俺の武器はこいつと、おい、赤蜥蜴起きろ】」
すると、イッセーの腕に赤い龍の腕のような籠手が現れた。
[ふん!俺の事をそう言うのは貴様くらいだろうな、皇帝よ?]
「【ハ!そう言われたくなきゃ俺様に勝ってからにしろや】」
[まぁいい、今回は俺も頭に来ているからな力を貸してやる。ただし!相棒の体なのからなあまり無茶なことはするなよ?]
「【んなこと、分かってるってのなにより俺がこいつに害を与えることをすると思うか?】」
[それもそうだな、まぁ一様な?]
「【任せておけ】」
ドライグと皇帝と呼ばれた人物の会話にその場にいた全員が驚きを隠せなかった。
「ま、まさか、貴方は赤龍帝なの!?」
「【あ?あぁ、確かに息子は赤龍帝だぞ、んでこの籠手の中に居るのが赤龍帝ドライグ・ア・ゴッホだ】」
[お初にお目にかかる悪魔の諸君、先ほどかなり悪意のある紹介を受けた赤龍帝ドライグだ]
だが、そこでリアスが待ったをかけた。
「ち、ちょっと待って!赤龍帝は家の清雅の筈よ!だって彼は赤龍帝の籠手を持っているもの!」
[何?それはあり得ないことだ元来聖書の神が作ったセイクリッドギアは一人の人間にひとつしか宿ることは無い筈だ]
「で、でも」
「【なら、そいつにセイクリッドギアを出させたら良いんじゃねぇか?そいつが本物なら問題ないだろ?】」
「そ、そうよね、清雅今すぐにセイクリッドギアを展開しなさい!」
「え、えっと部長実は最近セイクリッドギアの調子が悪いようで出すと偉い体力を持っていかれるんですよ、だからすいませんけどだすのは」
[ほう?それは珍しいな?セイクリッドギアとは所有者の気持ち次第で如何様にも力を増しもすれば弱くなりもする物だ、だがセイクリッドギアの不調は俺が神に封印されてから一度も聞いたことがないがなぁ?]
「せ、清雅冗談をいっていないで今すぐに出しなさい!」
「ぐ、(クソ!何とか言い逃れようと思ったのにこの無能姫が!余計なことを言いやがって、仕方がない今すぐに出さないと怪しまれるちょちょいと作って見せたらいいだろう)分かりました。来い!ブーステッドギア!」
清雅がそう言うと清雅の"右腕"にそれが現れた。
「ど、どうだ!これでも俺が偽物だというつもりか?」
[フム、良くできているな小僧ここまで良く模倣するとはな]
「ふん!俺の才能ならこれくらい、あ」
清雅はここで気が付いたのだドライグに嵌められたと、
「そ、そんな清雅は赤龍帝では無いの?」
「リアス、だから言ったではないですか、彼の話を鵜呑みにするのは止めなさいと」
「ち、違うんです部長!俺は部長を騙すつもりは微塵もありませんでした!(この無能は少し良いことを言ってやればすぐにコロッと騙されるからな)」
「なら、何故会ったときに赤龍帝だと偽ったの?」
「それは部長を喜ばせたくて、偽物でも赤龍帝が部長の所には居ると思わせることが出来ればと思ってそれで(さぁて、また騙されてもらうぜぇ?リアス?)」
腹の中ではこんなことを思っているとは露知らずリアスは清雅の思った通りコロッと騙された。
「私の事を思ってしくれたのね。ありがとう清雅」
涙ぐみながら清雅に礼を言うリアス、だが皇帝からすれば、
「【おい、いつになったら始めんだ!】」
痺れを切らしていた。
「悪かったわね。取り乱してしまって、それじゃあ始めましょうか?」
「【あぁ、だがここだと周りに被害が出る場所を変えるぞ、ヴェア!】」
皇帝がメイスのような武器を天に翳すと周囲の様子が変わり、そこは何もない空間に変わった。
「ここは?!」
「【ここはこいつの精神世界だ、その中でもかなり深層心理に近い場所だ】」
皇帝の声がした方に全員が視線を向けるとそこにはガーネット色と黒曜石色のコートを羽織ったイッセーが玉座に座っていた。
【さてと、さぁ始めようぜぇ!お仕置きの時間だ!】
皇帝の声と共に戦いが始まった!
はい!どうもうぷ主のギガストリウムです。
今回はあの方にでばってきたいただきました。
さてはて、一体どうなることやら、
では!good-bye!