ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~ 作:ギガス
否!断じて否!である。
これは、居場所を奪われた赤き龍と光そして闇をその身に宿せし少年が本来のあるべき場所へ回帰する物語である。
プロローグ:奪われた居場所【修正】
俺は何もかも失った。両親も友達も帰るべき場所をすべて
あの偽物野郎にっ…奴は、いきなり現れて自分が両親の子供等とほざいたんだ…
俺は吼えた
「お前なんか知らない父さんと母さんの子供は俺だけだ!!」
と…しかし、両親から言われた言葉はあり得ないものだった!
「お前こそ誰だ!お前のよう奴なんて私たちは知らない、とっとと家から出ていけ!!」
と…俺は絶望した両親が俺を忘れ偽物を息子だと言ったのだ、俺はその場に居られなくなり家を飛び出したそんなわけない、俺は兵藤一誠だ!と友達の家に行き俺が分かるかと尋ねたが、帰ってきたのは俺を更なる絶望に突き落とす一言だった。
「はぁ?お前誰だよ?って言うか何で俺の名前知ってんだよ。何お前?ストーカー?気持ち悪ぃなぁ」
俺はその言葉を聞いた瞬間走り出していた。ただ、走って走って気づいた時にはボロボロの廃神社にいた、そこは神主が居なくなってから数百年経っていて神主を継げる人も居なかったため捨てられたのだと言われている。
「俺と同じだなこの神社は」
と呟いていた。何もかも失いもう何もない俺と同じだと、
その時、パキッ!と何かを踏み締める音が聞こえ俺はそちらに振り向いた。其処にいたのは人ではない異形、例えるなら蜘蛛と蜥蜴に人間の顔を混ぜ合わせたような化け物がいた、
「な、なんだ、あれ?!」
と俺は声を出したが、その化け物は此方に気づいていない様子だった。今の内に逃げようと考え足を動かした瞬間…ガツン!と足が其処に落ちていた木の枝にぶつかり結構大きい音が辺りに響いた。そして、足を踏み締める音が止まり、俺はそちらに振り向くとその異形が俺を見つめながらその血のように赤い口から恐らく涎だろうものを垂らしながら俺に襲い掛かってきた。俺はすべてがスローモーションに見えて頭の中で
【あぁ、俺は、ここで死ぬのかあの偽物野郎に一泡吹かせることと居場所を取り戻すことも出来ずに…嫌だ、俺はまだこんなところで死ぬ訳にはいかない!!俺はまだなにも成していない!俺はあいつに、あの偽物野郎をぶっ飛ばすまでまだ死ねない!】
俺の中でその思いが溢れた、その時!ドン!っと俺の中から光が溢れだしたその光にその異形はまるで怯えるように怯み俺はその隙を突きその異形に向かいその光をぶつけた、するとその光は異形をまるで焼き尽くすように異形の肉体を葬り去った。
「俺、助かったのか?あの化け物はいったいなんなんだ?ぁれ…急に眠気が……」
ドサッ!
俺の意識はそこで途切れた、だが、意識が消える寸前に見えたのは美しい金糸色に揺れる髪だった。
「この子が今代の赤龍帝…でも、見ていたけどそれ以外にもこの子は別の力を感じるわ。面白いわね♪この子…私が育てましょう」
とその女はイッセーを抱き上げて空間に出来た裂け目のようなものの中には消えようとしたとき、
「ちょっと!私を置いていかないでよ~(怒)」
と別の女性の声が響きその女も振り向くと、着物を着た桃色の髪をした美しい少女と言っても過言ではない女性がいた。
「ぁ、ごめんなさい幽々子!貴女のこと忘れてたわ…」
「もう~、忘れるのはないと思うわよ~、紫?」
「本当にごめんなさい…この子のことが最優先だったから(汗)」
と抱き上げているイッセーを見せる。
「あら?この子は?」
と幽々子が聞くと、
「今代の赤き龍を宿す子よ」
「なるほど…この子がねぇ?よく見たら可愛い顔をしているわね♪」
「こらこら(汗)この子今の消耗していて眠っているのだから起こしたらダメよ?」
「わかってるわよ~…でも、何故この子を幻想郷に?」
「この子から赤龍帝以外の力も感じたから、この子を連れ帰って鍛えるのよ。」
「あらあら、紫に目をつけられるなんてすごい子ね♪そういえばこの子の名前は?」
「分からないわ、この子が起きたら聞きましょう。起きたら色々聞かせてねイレギュラーな赤龍帝君♪」
その言葉とともにイッセーと二人の女性はこの世界から姿を消した。
この時はまだ誰も知りもしなかった。このイッセーが後に世界を揺るがす存在になるなど誰も知り得なかった。
プロローグ完
はい、というわけでプロローグ終了して次回から幻想郷でのイッセーの生活をお送りしようと思います。
まだ始まったばかりですが「幻想に舞い降りし朱き龍帝」をお楽しみください!!
※少し修正を入れてみましたこれで少しでも読みやすくなればと思います。これからもよろしくお願いします。