ウルトラマンウィード~幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝~   作:ギガス

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遂に始まった!イッセーとコカビエルのバトル!
しかぁ~し!イッセーはまだ知らなかった自身の中の闇がどれ程力を持つのかを…


第二十二話:絶望降誕(ダークフュージョン)

「ハァァァァ!」

 

イッセーの叫びが学園に響く、

 

(は!ハァ!)

 

それに対してはコカビエルは楽しげに笑いながらイッセーとぶつかり合っていた。

 

(流石は赤龍帝だ!まさしく俺の求めていた強者だ!)

 

コカビエルのその言葉に対してはイッセーは、

 

「てめぇに気に入られても嬉しくもなにもねぇっての!」

 

そう言いコカビエルを吹き飛ばした。

 

(ぐ、くくくく、中々やるなぁ、あの聖剣使いと聖魔剣使いとは大違いだ!)

 

「聖魔剣?聖剣使い?なんのことだ!コカビエル!」

 

(お前の後ろにいるやつらを見てみろ!)

 

「なに?」

 

そう言われイッセーは後ろを振り返った。しかし、そこにはイッセーにとってかけがえのない人の一人紫藤イリナがボロボロの状態で倒れていたのだ!

 

「い、イリナちゃん?イリナちゃん!」

 

イッセーがコカビエルには目もくれずイリナに駆け寄る。

しかし、それをもう一人青髪に緑のメッシュが入った少女の聖剣使いが阻む。 

 

「待て!イリナに何をする気だ!」

 

「退け!」

 

イッセーはその少女を突き飛ばすとイリナに近付き抱き上げた。

 

「イリナちゃん!イリナちゃん!しっかりしてくれ!」

 

イッセーの声に重傷の少女イリナは薄く目を開く、

 

「イッセー、くん?」

 

「あぁ、そうだよ!僕だよ!イッセーだ!だからしっかりして!」

 

「よかっ、た。また会えた」

 

イリナはイッセーとの再会に涙を流していた。それもそのはずである。彼女にとってもイッセーはかけがえのない人であり初恋の人なのだから、

 

「帰ってきたら、イッセーくんは居なくて変わりに訳の分からない奴がイッセーくんの居るべき場所にいて私混乱しちゃって」

 

と苦笑い気味に呟く、

 

「イリナちゃん喋らないで喋ったら傷口に響く!」

 

イッセーがそう言うがイリナは続ける。

 

「でも、こうやってイッセーくんとまたあえて私幸せだよ」

 

涙を流しながらそう言の葉を紡ぐ、

 

「…、イリナちゃん待っててすぐに終わらせるから…」

 

イッセーは立ち上がると、木場に対して、

 

「木場さん、イリナちゃんを頼みます。」

 

「イッセー君?」

 

イッセーの瞳は怒り、哀しみ、憎しみ等の負の感情しかなかった。それに気付き木場はイッセーを止めようとしたがいきなりイッセーを中心に爆風が起きる。

 

そして、絶望は蘇る。

 

「ァアアアアアアア!」

 

イッセーの雄叫びが辺りを震わせる。イッセーの怒りが!

哀しみが!憎しみが!今ここに解放された!

 

そしてイッセーの精神世界でも、異変は起きた。

 

 

-イッセーの精神世界-

 

ザギが去ったあとべリアルは一人考えに耽っていた。

 

《奴の話から察するに奴はイッセーを乗っ取るつもりはないし、敵対するつもりも無いということになるな。まぁイッセーの害になら無いならなんでも構わんか…、?》

 

[ァアアアアアアア!]

 

《?!イッセー!どうしたんだ!一体何が!?》

 

イッセーの憎悪の雄叫びは精神世界にまで届いたのだ、そしてそれによりべリアルの懐に仕舞われていた二枚のカードが飛び出す!

 

《な!待て!》

 

べリアルが手を伸ばすが間に合わず、更には自身もまた引き摺られていることに気付いた。

 

《こ、これは!まずい!俺まで引きずり込まれたらイッセーに施されている封印が完全に解けちまう!》

 

べリアルはなんとか踏み留まろうと踏ん張るが健闘も虚しく、それに呑み込まれた。

 

《ぐ、糞奴に頼るのは癪だが少しの間任せたぞ!ザギ!》

 

そう言うとべリアルは逆にイッセーの雄叫びの聞こえる方へと飛び込んだ、

 

 

-現世-

 

「ァアアアアアアア!」

 

イッセーの雄叫びは様々な物を呼び起こした。地震、大豪雨、大竜巻等の世界中で異常気象を起こしていた。

 

しかし、それもすぐに収まった。

 

イッセーの雄叫びが止むとそこには漆黒に染まったオーブリングを握り先程までと全く違う姿になったイッセーが居た。そしてイッセーはもう片方の手に握った三枚のフュージョンカードを見つめるとその内二枚を取り出し残り一枚をホルダー仕舞う、

 

「ふん!」

 

イッセーの声と共に闇がイッセーを包む、  

 

「ザギ」

 

イッセーがそう言いカードをリングにリードすると赭と漆黒の光が現れやがて人型になる。

 

【ダークザギ…】-ウオオオア!-

 

そこに現れたのはウルトラマンノアを元に作り出された人造ウルトラマン『ウルティノイド』と呼ばれる存在であり、暗黒破壊神の異名を与えられた闇のウルトラマン『ダークザギ』が居た。そして更にイッセーがもう一枚のカードをリードする。

 

「父上」 

 

【ウルトラマンべリアル…】-ヴェア!-

 

そうイッセーの実の父にして、ウルトラの星始まって以来の最強にして最凶のウルトラマン、ウルトラマンべリアルが紅い光と共にその姿を現す、そしてイッセーは更に言の葉を紡いだ、

 

「絶望の闇の力を借り受ける…」

 

そう言ってイッセーが天に向かいダークリングを掲げリングが展開する。

 

【ダーク・フュージョン…】

 

絶望を体現したかのようなメロディが流れながら、ダークザギとべリアルがイッセーに重なるように一つになる。

 

【ウルトラマンオーブ…、ディザスター・アトロシアス】

 

今ここに絶望の闇が降誕する。

 

次回、幻想に舞い降りし光闇の朱き龍帝…

 

全てを破壊するイッセー君、僕たちにはなにもできないのか…、そんなときに闇を打ち破る無限の希望の戦士が蘇る!

次回 希望

 

 




はい!どうも!ギガストリウムです!
今回はイッセーのダークフュージョンアップとイリナとの衝撃的な再会をお送りしました。次回は変身したイッセーが同じく闇の力を得たコカビエルと戦います。更には彼がイッセーの窮地に駆けつけます。(まぁ予告のタイトルをみれば誰かは一目瞭然ですが( ̄0 ̄;))
では!次回までgood-bye!
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