紅魔女中伝   作:ODA兵士長

20 / 55
第20話 運命を操る程度の能力

 

 

『人間は空を飛べる』

 正確には、『"特殊な能力を持った人間"は空を飛べる』

 私はこの事に気がつき、認識した。

 実際にこの目で見ているし、疑う要素はない。

 なのに……

 どうして……

 

 

「––––私は飛べないのかしら?」

 

 

◆◇◆

 

 

「咲夜、悩んでいるようね」

 

 それは昼食前、お嬢様の部屋で告げられた。

 

「……え?」

「そうだ咲夜、偶には一緒に食事を取りましょう」

「一緒に……ですか?」

「ええ。貴女の分もすぐに用意できるかしら?」

「はい。それは可能ですが……」

「あら、私と食べるのは嫌?」

「……いえ、そんな事は御座いません。ご一緒させて頂きますわ」

 

 お嬢様から、食事の誘いを受けたのは初めての事だった。

 

 

◆◇◆

 

 

「いただきます」

「……いただきます」

 

 お嬢様の声に少し遅れて、私も手を合わせて言う。

 お嬢様は、そんな私の姿を見て微笑んでいた。

 私はなんだか、気恥ずかしさを感じた。

 

 今日のメニューはステーキだった。

 尤も、お嬢様は人肉ステーキ、私は牛ステーキという違いはある。

 それでも、2人で向かい合い、共に同じような物を食べている。

 そんな時間を共有するのは、初めてのことだった。

 お互いに無言で、フォークやナイフが皿に当たる音が時折聞こえる程度で、殆ど静寂の中で食事をしていた。

 そんなに長い時間でもなかったのだろうか?

 しかし私には、途轍もなく長い時間に感じられた。

 そんな長い静寂を破ったのは、お嬢様だった。

 

「運命ってね、難しいの」

 

 私にどういう反応がして欲しいのか、分からなかった。

 殆ど独り言のように呟いていた。

 そんなお嬢様が、言葉を続ける。

 

「私が一言違えただけでも……いいや、同じ言葉でもイントネーションや表情、仕草が違えただけでも、運命は大きく変わるわ」

 

 2人とも、まだ半分も食べ終えていない。

 しかし2人とも手を止めて、お互いを見ていた。

 

「だから、貴女にどんな言葉をかけてあげることで貴女の望む結果が得られるのか、私は考えていたわ」

「……」

「考えが纏まるのに時間がかかったけど、もう大丈夫」

 

 お嬢様は、フォークを肉に刺した。

 

「何かを成し遂げるとき、最も簡単なのは周りを使うこと」

 

 そして、ナイフで綺麗に肉を切り取った。

 

「自分は動かない」

 

 それから、フォークに刺さった肉を軽く持ち上げる。

 

「自分が動いているように見えても……」

 

 その肉を口に運ぶと、それをゆっくりと咥えた。

 

「……」

 

 少しの間その肉を噛み砕き、そして喉に流し込んだ。

 

「……本当は周りが動いているだけ」

 

 お嬢様は、フォークを置き、ナプキンを手に取る。

 

「自分は動いていないの」

 

 それで口を拭いながら、お嬢様は言った。

 

「それが一番簡単な方法よ」

「……?」

 

 私には、お嬢様の意図することが見えてこなかった。

 

「これ以上言うと、答えになっちゃうから。それはダメ、面白くないわ」

 

 お嬢様はクスクスと笑っていた。

 

「もっともっと悩んで頂戴」

 

 私は何も言えず、お嬢様はそれ以上何も言わなかった。

 再び静寂が訪れ、私達2人は綺麗に完食した。

 次に沈黙を破ったのは、『ごちそうさま』の挨拶だった。

 

 

◆◇◆

 

 

「珍しい参拝客ね」

「参拝客が珍しいんじゃない?」

「冷やかしに来たなら帰りなさいよ」

「差し入れなら持ってきているわ。賽銭もする」

「ようこそ、博麗神社へ」

 

 現金な対応をする巫女に心底呆れながらも、私は焼きたてのクッキーを霊夢に差し入れした。

 クッキーの入った箱の中は時間がゆっくりと流れるように操作しているため、本当に"焼きたて"だ。

 霊夢はにっこり笑ってそれを受け取ると、私を母屋の方へと招いた。

 

「今、お茶を入れてくるわ」

 

 私が居間に面した縁側に腰掛けると、霊夢はそう言って中に入ってしまった。

 少しだけ1人の時間が訪れる。

 私はここから見える景色を楽しんでいた。

 

 博麗神社は山の頂上にあるためか、空気がとても澄んでいて、見渡す限り空である。

 他にも妖怪の山等が見えることは見えるが、殆どが空の青色に覆われており、本当に綺麗な景色だ。

 ちなみに境内の方に行けば、幻想郷が一望できる。

 人里が遠く、参拝客はないが、もし妖怪のいない安全な道が人里に続いていれば、きっとこの景色を求めてくる参拝客も多くいるだろう。

 

 そんなことを考えていると、霊夢がお茶を持ってきた。

 

「それにしてもあんたが1人で来るなんて、本当に珍しいわね」

「あら、この前も来たじゃない?」

「そうだっけ?」

「魔理沙の家を聞きに」

「あれは"来た"というより、"寄った"でしょ?」

「それもそうね」

 

 私は霊夢の淹れたお茶を(すす)った。

 そういえば、他人の淹れたお茶を飲むのは初めてかもしれない。

 お嬢様と此処に来るときは、私はお嬢様の側にお仕えしているだけで、霊夢のお茶を飲んだことはなかった。

 初めて味わうそのお茶は、なんだか違和感があった。

 でも、温かかった。

 

「……おいしい」

「メイド長に褒めて頂けるなんて光栄ね」

「……」

「で? そんなメイド長さんが、一体何用かしら?」

「聞きたいことがあるのよ」

「なに?」

「貴女、どうやって空を飛んでいるの?」

「さあ? 分かんない」

「分からない……?」

「じゃあ逆に聞くけど、あんたはどうやって時間を操ってんのよ?」

 

 私には当たり前のように時間操作ができる。

 それは呼吸をするが如く自然にできることだ。

 私には、その方法を説明する事はできない。

 

「……そうね。やはり貴女に聞いても無駄だったかしら」

「まあ、あんたが期待しているような回答は出来ないと思うわ。そういうのは魔理沙に聞きなさいよ」

「もう聞いたわ」

「へぇ。じゃあなんで私にも聞くのかしら?」

「振られちゃったから、魔理沙には」

「はぁ……?」

 

 あからさまに怪訝な様子を見せる霊夢を尻目に、私はもう一口お茶を啜った。

 そんな私の様子を見た霊夢は小さく溜息を吐くと、同じようにお茶を啜る。

 少しの間静寂が訪れ、そして私は言った。

 

「お嬢様が、仰ったのよ」

「……なんて?」

「自分は動かず、周りを動かす。それが何かをする時、一番簡単だって」

「へぇ」

「貴女はどう思う?」

「んー……さぁ?」

「さぁって……バカにしてるの?」

「別にそんなつもりはないけど。逆に、あんたはどう思うの?」

「私? 私は……吸血鬼(おじょうさま)らしいなって思うくらいよ。寧ろ、それくらいしか感じるところがないから、こうして貴女に意見を求めてるんじゃない」

「……あんたさ」

「なにかしら?」

「なんで"吸血鬼らしい"って思ったの?」

「そりゃあ、吸血鬼は自尊心の高い眼中無人な性格をしてるもの。当然、周りをこき使うのが好きでしょう?」

 

 霊夢は少し考えるように、視線を空へと移した。

 意味がなさそうなその行為が、なんだか意味があるように感じた。

 何か、特別なものを見ているような、そんな雰囲気があった。

 霊夢は少しして視線を私に移すと、無表情とは少し違う、心情が読めない表情で言った。

 

「……周りって、何?」

「は……?」

 

 私は口をポカンと開けていた。

 第三者視点ならば、本当に私の顔は間抜けに映っているのだろうと予想できた。

 

「そりゃあ、周りの人間……いや、周りの者達でしょう?」

「本当に?」

「……どういうこと?」

「もし本当に"周り"というのが、"周りの者達"という意味だとしたら……おかしいのよ」

「おかしい?」

「ええ。周りを動かすには、自分がまず動かなきゃいけないでしょ?」

「……貴女の言いたいことが分からないわ」

「周りを動かすには、自分が指示しなければいけない。もっと言えば、まず従えなければならない。こういった"使役"は、自分の動作でしょう?」

「……」

 

 霊夢の言うことは、なんとなく理解できた。

 しかし、"なんとなく"の域を超えない理解では、私は納得できなかった。

 

「まあ、いろいろ理屈をつけてみたけど、結局のところ私は違うと思うのよ」

「理屈をつけてみた……? 初めは、根拠なくそう思ったということ?」

「ええ。ただの勘よ」

「貴女の勘、当たるんでしょ?」

「毎回じゃないけどね」

「でも……さっきの理屈より、当てになる根拠な気がしてしまうわ」

「そう。それはどうも」

 

 私は再びお茶に口をつけた。

 それは少し冷めてしまっていたが、美味しさは保たれていた。

 

「ところで、他に何か言ってなかったの?」

「……お嬢様が?」

「ええ」

「それ以外は特に何も…………あっ」

「?」

「少し言い方が違うだけだけど、もう1つ理解出来ないことを仰ってたわ」

「なんて?」

「"自分が動いているように見えても、本当は周りが動いているだけ"」

「……ああ、なるほど」

 

 霊夢は納得したように呟くと、冷めたお茶を啜った。

 

「"周り"の意味が、やっと分かったわ」

 

 そういう霊夢は、少し微笑んでいた。

 そんな彼女を、私は少しだけ睨みつけた。

 

「……」

「教えてくれ、とは言わないのね」

「言えないのよ」

「どうしてかしら? ……ってのは愚問ね。負けず嫌いも大概にしたら?」

「ほっといてよ」

「面白みのない人間だと思ってたけど、案外あんたは面白い人間なのね」

「いきなり何?」

「なんでもない」

「はぁ……?」

「とりあえず、ヒントをあげるわ」

「いらないわよ」

「そう。じゃあ今から独り言を言うわ」

「なにそれ」

 

 霊夢は手に持っていた湯呑みを置くと、フワリと浮かび上がった。

 極自然に、なにも力を加えないで。

 ただ、浮かび上がった。

 そして見下すように、私に視線を落として言う。

 

「今動いたのは私かしら? それとも––––」

「……は?」

「なんでもないわ。ただの独り言よ」

 

 そう言うと霊夢は再び縁側に腰掛ける。

 一体今のはどういう意味なのだろうか?

 

「……そろそろ帰るわ。お嬢様の夕食を作らないと」

「そう」

「また来るわ」

「はいはい。好きにしなさい」

 

 ––––バチンッ

 

「……あいつ、能力使いすぎ」

 

 

◆◇◆

 

 

「パチェ。お邪魔するわよ」

「……いいところだったのに」

 

 咲夜が博麗神社を訪れていたその時、レミリアは図書館にいた。

 レミリアがこうして1人で図書館を訪れることは珍しいことではない。

 彼女が最も心を許せる存在であるパチュリーが、そこにいるからだ。

 パチュリーはそんな彼女を言葉の上では邪険に扱いながらも、その表情はとても穏やかなものだった。

 

「何を読んでいるの?」

「推理小説よ。もうすぐ犯人が分かりそうなの」

「へぇ、意外ね。パチェは魔道書しか読まないものだと思ってたわ」

「偶に息抜きを兼ねて魔道書以外も読むのよ。この図書館には、こういった小説以外にも、漫画や絵本なんてものもあるわ」

「そうなの……? そういえば私、パチェの図書館で本を読んだ事ないわね。なんだかんだ、貴女との付き合いは長いのに」

「何か読みたいものがあれば仰ってください、お嬢様」

 

 そう言いながらレミリア達に紅茶を差し出すのは、パチュリーの使い魔である小悪魔だ。

 

「じゃあ、漫画でも借りてみようかな」

「どんな漫画がよろしいですか?」

「んー、パチェ、オススメは?」

「そうね……レミィにはサスペンス系のバトル漫画とかが良いんじゃないかしら?」

「ああ、確かに! レミリアお嬢様なら、きっとお気に召しますよ!」

「ふーん。よく分からないけど、それで良いわ」

「分かりました。では、探してきますね〜」

 

 小悪魔はそう言うと、羽根をパタパタさせながら緩やかに飛んでいった。

 

「ねぇ、パチェ」

「なにかしら?」

「貴女は、どうやって空を飛んでるの?」

「……そりゃあ魔法よ。私には羽根なんてないもの」

「それってさ、結構魔力がいるものなの?」

「そんなことはないわ。魔力が多い方が安定はするけど、ただ浮くだけなら普通の人間が持つ程度の魔力でも十分可能よ」

「あの白黒みたいに?」

「ええ。まあ、あの子は普通の人間よりも魔力が多いし、大分安定して飛べていると思うわ。箒のおかげもあるけど」

「箒って、重要なの?」

「階段の手すりのようなものよ。あれば安定するというだけ」

「そう。でも、魔理沙は箒を操っているようにも見えたわ」

「そうね。だってあの子、ただ飛ぶだけなら箒の助けなんて殆ど要らないもの」

「……どういうこと?」

「箒を操ることで、彼女はスピードを上げることが出来るのよ」

「ふーん。なるほどねぇ」

「ところでレミィ、どうしていきなりそんなことを聞くのかしら?」

「最近の咲夜を見ていて思ったのよ。そういえば私達妖怪って当たり前のように飛んでいるけど、何故だろうってね」

「貴女には羽根があるし、私には魔力がある。少し考えれば分かることじゃない?」

「確かにそうかもしれないけど、そういうどうでもいいことを詳しく考えたり議論したりするのって結構楽しいことじゃないかしら?」

「下らないわ。時間の無駄よ」

「本当にパチェってば、つれないわねぇ。無駄にするだけの時間が、私達には与えられているのに」

「レミリアお嬢様、こちらの漫画なんて如何ですか?」

 

 2人がそんなことを話しているうちに、小悪魔が数冊の漫画を持ってきていた。

 

「どんな内容なの?」

「えっとですね……」

「人を精神世界に引きずり込んで喰べる者達と戦う人間の話よ」

 

 小悪魔が考えているうちに、パチュリーが簡潔に説明した。

 

「よく分からないけど、面白いの?」

「面白いですよ!」

「まあ、レミィは好きそうね。こぁにしては、中々良いチョイスじゃないかしら」

「わ、私にしてはって、どういうことですか!?」

「そのまんまの意味よ」

「ひ、酷いですよ、パチュリー様ぁ……」

「まあいいわ。少しの間借りるわね、パチェ」

「ちゃんと返して頂戴ね」

「大丈夫よ。あの白黒じゃないんだから」

 

 レミリアはその漫画を手に取ると、ヒラヒラと手を振って立ち去った。

 パチュリーは手を振り返し、小悪魔は微笑むことで対応していた。

 

 

◆◇◆

 

 

「やっぱり、味は落ちるわね……」

 

 私は妖精メイドの淹れた紅茶を飲みながら、呟いていた。

 咲夜が来てから、妖精メイドが仕事をするようになった。

 それが人間に負けたくないという彼女たちのプライドなのか、それとも咲夜に対する憧れや好意なのかは分からない。

 だが確実に、妖精メイド達は仕事ができるようになっていた。

 だからこそ、ある程度のことは妖精メイドに任せて、咲夜が外出することができるようになったのだ。

 それを私は、とてもいいことだと思っている。

 あの紅白巫女や白黒魔法使いとは、もっと交流を深めてほしい。

 その方が、私にとっても都合がいいのだ。

 

「……」

 

 だがきっと、咲夜は交流を深めるために外出している訳ではないのだろう。

 今の彼女は自分の為に、霊夢や魔理沙の場所を訪れているに過ぎない。

 結果として、交流を深めることにはなるだろうが……

 

「……」

 

 咲夜は今、空を飛ぶ方法を模索している。

 咲夜が空を飛べないことに関して、今まで不都合がなかった。

 だからこそ私は、咲夜が空を飛べることの必要性を見落としていた。

 それも全て、八雲紫の考えた『スペルカードルール』の所為だと言えよう。

 俗に言う"弾幕ごっこ"さえなければ、咲夜が飛べる必要は無い。

 それは偏に、飛べないハンデよりも、時間を操れるアドバンテージの方が大きかったからだ。

 しかし、ルールによって制限された戦いでは、時間を無制限に操ることは出来なくなる。

 それ故に、飛べないハンデが目立ってしまうのだ。

 

 今まで咲夜が『スペルカードルール』に則って、本気で戦ったのは、たった一度だけ。

 それは、紅霧異変の際に霊夢と組んで私と戦った時だ。

 結果を言えば、咲夜は勝利を手にしている。

 しかし、咲夜にとっては納得のいかない戦いであっただろう事は容易に想像がつく。

 だからこそ、戦いの直後に私に反抗的な態度を取ったのだろう。

 

 あの時の戦いは、殆ど私と霊夢の一騎打ちだった。

 咲夜も戦いに参加していたが、終始霊夢のサポート役に徹していた。

 その場で自分に何が出来るか彼女の中で考えた上での行動だったのだろう。

 実際、その行動は正解だった。

 しっかりと私を牽制出来ていたし、霊夢の援護も出来ていた。

 ––––しかし、美しくはなかっただろう。

 

 スペルカードルール上の決闘には、『美しさ』という点も大きな影響を及ぼす。

 放つ弾幕の華麗さや優美さが、勝負の鍵になることもある。

 それなのに、空を飛び、空中戦を行う私達の下で、地に足をつけて援護射撃をする咲夜は『美しさ』のカケラも感じさせなかった。

 結果としては確かに勝利である。

 しかしそれ以上に、咲夜の中には劣等感にも等しい敗北感が刻まれていただろう。

 だからこそ、彼女は今、空を飛ぶことに執着しているのだ。

 

 だがしかし、その執着さえも、私にとってもは好都合だった。

 本来、我々紅魔館の者達は既に異変を起こし退治されている、言わば負け犬の集まりだ。

 しかしそれでは私のプライドも許さないし、何より実力主義を否定する『スペルカードルール』が許さない。

 そのために、咲夜を使う。

 咲夜は我々の中でも唯一の人間だ。

 そして人間の枠に収まらない実力も持っている。

 

 つまり私は––––次の異変は咲夜に解決させる。

 

「それが私の為であり、お前の為でもあるんだ––––咲夜」

 

 私は小さくそう呟くと、不味くはない紅茶を飲み干した。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。