色んなアニメキャラの短編集   作:ガンマン八号

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今回登場するキャラクター

テイルズシリーズよりあの子を出します。幼少期の描写などはなかったのであくまで想像です。

若干のキャラ崩壊注意!



テイルズシリーズ
転生先で調子乗ったら、不穏な空気が………?


お父さん、お母さん、最近「彼氏に振られたー!」と俺の部屋で暴れまわっていた妹へ。

 

とりあえず妹はぶっ殺す。Fateのフィギュアたけぇんだぞおい(*^ω^*)

 

じゃなくて、俺、なんか転生しました。交通事故に遭って「あっ、これ死んだな」とか思ってたらしてました。

 

神様にも会ったよ。ちなみにこんなやりとりした。

 

神様「ごめんw間違えて殺したww転生させるから許してちょんまげ(^з^)-☆」

 

俺「えっ?」←穴へと落ちていく

 

こんな感じでした。清々しいほど短いのにこれほど怒りを抱いたことはない。そしてたくさんの宗教家の方々が涙を流すであろう神の堕落っぷり。

 

そら日本問題多発するわ、根本あれじゃ。少子高齢化、自然災害、社畜増殖、財政赤字。

 

現実にゴットスレイヤー現れねぇかな………(遠い目)

 

しかし転生先も知らないまま転生させられた俺。転生っていってもクイズ番組で失格した奴みたいな扱いだったけど。

 

とりあえず現状を整理しようと思う。

 

まず見た目。なんか四歳児くらいにされている。あと鏡みたら「誰こいつ?」ってなった。しかも結構イケメンだと思う。福士蒼汰ゲームキャラにしたらこうなんじゃね?みたいな。

 

服装は布でできた簡素なものだった。靴も革靴のスニーカー。中世ヨーロッパの農民の子供を連想させる格好だ。

 

次に家の中の確認。見た感じはログハウスみたいに基本は木で作られていた。タンスや椅子、机。キッチンや冷蔵庫など生活に必要な物は揃っていた。

 

しかし電気製品にはコンセントなどはついておらず、代わりになにやら鉱石みたいな物で動いていた。どうやらこの世界の動力らしい。

 

家の中をひたすら回ったが自分以外の人間は誰もいない。つまり自分には家族というものがいないのだろうか?

 

おろ?よく見たら机の上に手紙があるではないか。どれどれーー

 

『やぁ、童貞くん』

 

殺すぞまじで。

 

『まぁまぁwちょ落ち着けwww』

 

うるせぇよ。ていうか手紙で会話すんな。

 

『とりあえず君を転生させたよ。身内とかはいないからそのつもりでね。まぁ、生活に必要な最低限のお金はあるから安心しな』

 

急に真面目な話だな。やはり、身内は誰もいないのか。しかしここはどんな世界なんだ?見たところ中世ヨーロッパみたいなところだが。

はっ!?まさか、Fateのアルトリアさんの生前の世界ですか!?

 

『違うけど?というかFateの世界ではないから』

 

はい、違ったー。しかもFateの世界じゃないのかー。少し残念だと思うが、まぁ、見方変えたら殺伐とした世界ではないことに感謝すべきか。

 

円卓の騎士とか闘える気がしねぇ。どいつもこいつも人妻好きだけど。終わってんなブリテン………。

 

あっ、だから滅びたのか。(違います)

 

『でも、殺伐とした世界というのは間違いではないかな?この世界、魔法とか魔物とか普通に出てくるから』

 

えっ、まじで?

 

『まじで』

 

ていうかなんで手紙で会話できてんの?

 

『神だから』

 

神パネェ。

 

『一応君にも魔法と剣を扱う才能を発揮させておいたから、簡単には死なないと思うよ』

 

ありがとうございます、神様。あなたに初めて心から感謝ができたよ。

 

『んじゃ、頑張れや』

 

あっ、待って。ここはなんの世界なんだ?

 

『すぐにわかるよ。一つ言っておくと、原作はまだ始まってないから安心しな』

 

あっ、手紙がちりとなって消えた。

 

ふむ、どうしたもんか。生活に必要な最低限のお金はあるらしい。当分は大丈夫だろう。家事を一応こなせるし、なんとかなるか。

 

まずはこの世界の情報収集をしよう。外の様子や人々の会話を聞いていたらある程度把握できると思う。

 

あっ、でも俺が知らない世界だったらどうしよう。これでも結構な数のアニメやゲームはやりこんでいるから大丈夫だと思うが、まぁ、その時はその時だ。

 

そういえば魔法と剣の才能を発揮させたと言っていたな。となると、教えてくれる人を探す必要がある。

 

剣は絶対に双剣、そして刀!これ譲れない!男はみんな双剣と刀が大好きなのさ!!

 

よし、松陽先生を探しだす必要もあるな!(いねぇよ)

 

とりあえず、外に出て様子を見に行くか。

 

では、新しい世界へ!俺、いっきま〜す!

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

なんて浮かれていた俺は実にバカだった。やらかした。死ねよ俺。

 

あっ、もう死んだのか。笑えない冗談だ。

 

外はRPGや最近の異世界物で見るような街だった。それも結構賑わっている。

 

あの創作物の中でしか見れなかった光景を目の前にして、興奮しすぎてしまった。はしゃいであちこち走り回ってしまった。

 

詰まる所、道に迷った。

 

ていうかマジでやばいぞ。俺、自分の家の住所はおろか、この街の名前すら把握してない。人に聞く事もできないとかなにそれ?どこの『街○ngメーカー4』ですか!?

 

定価で買っちまったよちきしょう!!

 

 

 

 

「うわぁ、化け物の子供が来たぞ!」

 

「さっさと帰れよ!気持ち悪い!」

 

「「「そうだそうだ!!」」」

 

あん?なんだね化け物の子とは?俺は受験があったから映画見に行けなかったぞ。

 

声からして子どもだな。しかも笑いながらのこのセリフ、複数人で誰かをいじめているな。

 

なんて、軽く考えながら声の先を見る。どうやら公園まで来ていたようだ。

 

そこには、泣いている女の子を取り囲み、木の棒を持って笑っている男の子が五人ほどいた。

 

女の子はうずくまり、顔を隠して泣いている。見れば体はボロボロで怪我をしている。

 

ーーうん、あいつら死刑ね☆

 

弁護士無しの裁決が出たところで、俺は公園へと入っていき、クソガキどもに近づく。

 

「オイ、なに女の子泣かしてんだ」

 

俺が声をかけると「あぁん?」とチンピラみたいな声を出しながら振り向くクソガキども。

 

あれ?どうでもいいけど、俺の声、梶さんになってね!?梶裕貴さんの声じゃん!超嬉しい!

 

「なんだよお前、見たことないな」

 

「こいつは化け物に育てられてる奴なんだよ」

 

「だから俺たちが化け物退治してやろうとしてんのさ!」

 

「わかったらとっとと消えろよ」

 

「それとも、お前も化け物退治するか?」

 

「ギャハハ!」と汚い笑い方をするウジ虫どもが。(もはや人間ですらない)

 

「あぁ、俺も参加するよ」

 

俺は近くに落ちている棒切れを拾う。随分と都合よく手頃な大きさの木の棒だな。軽く振ってみるが、これでいいだろう。

 

「えっ?」

 

その声は誰の声かなんてどうでもいい。俺は女の子の前に立ち、クソガキの一人を思いっきりなぎ払った。

 

これでも前世は剣道部だ。こちとら子供の時にアルトリアさん見て育ったんだぞ。

 

おかけで理想の彼女像アルトリアさんになって、結局彼女できなかったけどな(涙)

 

「テ、テメェ!なにしやがる!」

 

ようやく正気に戻ったのか俺に棒を向けるクソガキ共。吹き飛ばした奴は相当痛がっているのか、うずぐまっている。

 

すると後ろから「ふぇっ…?」という可愛い声が。どうやら女の子が状況を理解出来ず顔を上げたようだ。

 

女の子を見る。ピンク色のショートヘア、薄緑の瞳の実に可愛い女の子だ。

 

俺は女の子に手を伸ばす。女の子は殴られると思ったせいか、ビクッと体を強張らせる。しかし、俺は女の子の頭に手を置き、安心させるように優しく撫でる。

 

「大丈夫、絶対に守ってやるから」

 

女の子は怯えた表情から、だんだんと落ち着き、甘えるかのように目を細める。きゃわあああああああああいいいいいいいいい!!

 

あれ?そういえばこの子、どこかで見かけたような………まぁ、いい。今はこんな可愛い天使に傷をつけたこいつらを○○○することだ!

 

「オラァ!」

 

一人のガキが突っ込んで、俺に棒切れを振り下ろす。が、一直線すぎるしのろい。振り下ろされた棒切れを防ぎ、そのままそいつの腹に横払いを食らわす。

 

「胴っ!」

 

「ぐぇっ!!」

 

剣道でいう返し胴だ。俺はどちらかというと相手の技をいなし、一瞬の隙を返す戦法が得意だ。言い換えれば、自分から攻める戦法が苦手なだけなのだが。

 

もう一人もあっさりとやられたせいか、残りの奴らはぶるぶると震え出している。俺を恐れてるようだ。

 

俺は、自分の今出せる最大限のドスのきいた声を出す。

 

「………おい」

 

「「「ひいっ!」」」

 

「倒れてる奴ら連れて、さっさと失せろ。次またこの子いじめたらどうなるか……………わかるな?」

 

「「「すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

トドメの脅しをかけると、ガキ共は倒れている奴ら共々、我先へと逃げていった。

 

「脅しかけた俺が言うのもあれだけど、あいつら弱すぎないか?雑魚のチンピラじゃん。どんな教育受けてたのやら」

 

「あ、あの………」

 

俺が一人呆れていると、女の子が立ち上がり俺を見つめていた。子供だけあって、俺たちの身長差はほとんどない。まだ、俺のことを怯えているようだ。服の裾に手を握りしめ、なんとか震えを止めようとしている。

 

「そ、その。たすけてくれて、ありがとう………ございます」

 

「いいよ別に。俺が個人的にあいつら気に入らなかっただけだし。それより、怪我は大丈夫?」

 

「うん、へいき………」

 

「どこがやねん」

 

思わず関西弁で突っ込んでしまう程の嘘の下手さ。明らかにあちこち擦りむいており、血の跡もついている。

 

「ほら、早く治さないと。近くにお家とかある?」

 

「うん、ここからすぐのとこ」

 

そう言った女の子はおそらく自分の家のある方向に指さす。あいにく治療できそうなものを持ち歩いていない。ならばこの子の家に連れていくべきだろう。

 

「じゃあ行こうか。歩ける?」

 

「うん、だいじょ………!」

 

やはり無理をしているのだろう。一歩歩いただけで、痛そうな表情を浮かべ、目からは涙も出ている。

 

うむ、ならばここは男を見せるところだ。

 

よいしょ。

 

「わ、わわっ!」

 

俺は女の子をおぶっている。子供になっているせいで、自分の体格と同じくらいの女の子はやはりおも………いや違う!可愛い女の子に体重など存在しないのだ!

 

「無理すんなよ、おぶってやるからさ」

 

「で、でもめいわくかけちゃう………」

 

「さっきも言ったけど、俺が個人的にやってるだけだから。それに、困ったら誰かに頼らなくちゃ」

 

「………………いない」

 

「えっ?」

 

「たよれるひとなんて、いないもん」

 

そう言う女の子は本当に悲しそうで、寂しそうだった。俺の服を強く握りしめ、首から涙が溢れ、嗚咽がはっきりと聞こえてくる。

 

なぜだ?なぜこの子がこんな思いをしなければならないのだ。

 

気に入らない。

 

気に入らない!!

 

………よし、決めた。

 

「なら、これからは俺を頼りなよ」

 

「えっ?」

 

「俺に頼りなよ。まぁ、偉そうなこと言ってるけど俺にできることなんて限られてる。でも、なにかあったらいいな。話はちゃんと聞くし、困ってたら助けるから」

 

女の子から震えが、嗚咽が止まる。

 

「………ほんと?」

 

「本当」

 

「これからは、たよってもいいの?」

 

「どんどん頼ってくれたまえ」

 

「わたし………もうひとりじゃないの?」

 

「………あぁ、これからは俺がいる」

 

女の子からはなにも反応がなかった。泣くのをやめてくれたものの、今度は黙り込んでしまった。あの、おんぶしてるからどうなったのかの確認が難しいのですが。

 

「………えへへ」

 

「あっ」

 

後ろを振り向いた時、ちょうど女の子は初めて笑顔を見せてくれた。綺麗だと思った。この子、将来は美人になるんだろうな。

 

「ねぇねぇ!」

 

「うん?」

 

「きみ、おなまえなんていうの?」

 

すっかり元気を取り戻した女の子は俺の名前を聞いてくる。名前か、前世で使ってたゲームのプレイヤー名でいいか。

 

「エクト。エクト・パラオシス」

 

おい、そこの『厨二くせぇ』とか思った奴。剣道しようぜ?これでも全国大会ギリギリ逃した実力だぞ?

 

………なんかむなしくなってきた。

 

「エクトくんっていうんだ!」

 

女の子は俺の名前が知れてとても嬉しそうだ。おんぶされてるのも忘れて全体で喜びを表現している。ちょ、落ちるからやめて。

 

「わたしカノンノ!カノンノ・グラスバレー!」

 

そこで俺は「えっ?」と心の中で呟き、やがて納得する。どこかで見たことあるかと思ったら、面影がある。

 

「カノンノか。よろしくなー」

 

「うん!」

 

嬉しそうにしているカノンノを背負い、俺は指示に従いカノンノの家に目指す。そしてこの世界について理解した。

 

(テイルズオブザワールド・レディアントマイソロジー3の世界か)

 

この世界の正体を知った俺は浮かれていた。テイルズは自分の大好きなゲームだし、歴代のテイルズキャラたちと会えることにテンションが上がっていた。

 

だから俺は気づかなかったのだ。

 

「うふふ、エクトくん♪」

 

まさか、あのカノンノが濁った瞳で俺に微笑んでいたことに。




というわけで、カノンノ・グラスバレーの幼馴染?となった主人公の話です。
この話は結構続けるかもしれません。

さて、ここから作者の妄想が爆発する!

カノンノ、どうなっていくのか自分でも分からん。
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