神様転生…○○主!?   作:七級フラグ建築士

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完結済み状態については後書きでご説明いたします。


エピローグ

駒王学園の旧校舎、そこのオカルト研究部部室に駒王学園生徒会長、支取蒼那が硬い表情で訪ねていた。

 

 

「リアス、少しよいですか?」

「どうしたのよ、改まって?」

 

 

相手は、そのオカルト研究倍の部長にして、蒼那の親友、また裏側の事情でも繋がりのあるリアス・グレモリーだ。

蒼那の様子に疑問を覚えたリアスだが、手渡された資料に目を通すうちに、表情は蒼那と同じように硬く、険しくなっていった。

 

 

「堕天使と教会、同時になんて何のつもりかしら」

「最近、近辺で堕天使の活動が活発化していることと無関係とは思えませんが、私にも……」

「それで、どうするの?」

「一応、上にも報告は上げておきますが、正規の手続きを経ている以上、拒否することはできないでしょう」

 

 

苦虫を噛み潰したような表情でそう答えた蒼那に、リアスもウンザリしたような表情になる。

 

 

「面倒事って重なるのね。出没するはぐれ悪魔祓い(エクソシスト)に、正体不明の悪魔狩り、それに……まあ、いいわ。で、あなたはどうするの?」

「私は警戒しつつ様子見ですね。不気味ではありますが、三大勢力の残り二つを同時に敵に回すなんて事態は避けたいですから」

「そうね。それが良さそうだわ。私もそうするわ」

 

 

駒王学園の二人の重鎮による密談は、お互いに頭を痛めながらも、何とか決着した。

 

 

―◯●◯―

 

 

『……オキナイト、コロシマス。……オキナイト、バラバラヨ』

 

 

俺はヤンデレボイスの目覚まし時計で目を覚ました。

目覚めはスッキリしているんだけど、昨日も深夜にはぐれ悪魔と戦って休息を要求してくる精神は、昨日のはぐれ悪魔よりも手強い。二度寝したい。

そんな精神に鞭打って、俺は制服を着て部屋を出た。

 

 

「あ、イッセーさん!おはようございます!」

「おはよう、アーシア」

 

 

くうっ!アーシアは今日もかわいいぜ!

これだけで二度寝を我慢したかいがあったって思えるぜ!

アーシアは帰るところがないらしく、あの日から俺の家にホームステイという名目で住んでいる。

最初にこの話を出したときは両親、特にお袋が不審がってたけど、俺はネゴシエーションの達人だ、と主張することで何とか説得できた。

ドライグさん、いつもお世話になってます。

そしてお袋よ、実の息子を誘拐犯呼ばわりはないんじゃないか?

「だってあなた変態じゃない」というセリフを否定できなかったのは我ながら悲しかった。

ドライグさんは大笑いしてたけどな。

 

ちなみに、レイナーレちゃんは俺の家に住んではいない。

それどころか、あの日にやるべきことをやってくるって言ってどこかへ行ったっきり連絡がない。

もう既に半月ほど経っている。

そりゃ、騙されてもいいって言ったけどさ……へこむ。

 

 

「イッセーさん!イッセーさん!聞いてください!」

 

 

ああ、嬉しそうなアーシアに荒みかけた心が癒されていく。

神器なしでも癒しを与えるなんてさすがはアーシアだ。

アーシアが天使だって言われても俺は驚かないね。

俺の彼女が堕天使だって知ったときも、そんなに驚かなかったしな!……ぐはっ。

 

 

「どうしたんだアーシア?」

 

 

自爆しかけた自分の精神をアーシアの方に向け直す。

癒されて即台無しにするとか俺はバカなのか!?

 

 

「それはですね!……やっぱり教えません!」

「なんでだよー。教えてくれよー」

 

 

もう、アーシアって一つ一つの動作がかわいすぎるよな!

それに、今のやり取りって恋人っぽ……何回同じ過ちを繰り返そうとしてるんだ俺は!?

 

ああもう、飯食ってさっさと学校いこう!

 

 

―◯●◯―

 

 

あれから何度か聞いてみたけど、結局アーシアは教えてはくれなかった。

しかも、朝からはぐれ悪魔が出やがったせいで学校にも遅れそうだ。

ちくしょう。ついにあいつらは俺の日常を昼間まで侵食するようになってきやがったか!泣ける!

 

急いで教室に入ると、人だかりができていた。

真ん中にいるのは……アーシア!?と、レイナーレちゃん!?なんで!?

 

 

「あっ!イッセーさんが来ましたよ!」

「ふふふ。イッセー君、遅かったですね。お久しぶりです」

 

 

二人が人だかりをかき分けて俺の方へ近づいてきた。

人だかりを抜けて見えてきた二人が着ている服は……この学校の制服!?もしかして!

 

 

「おーいお前らー席につけー」

 

 

そこで、先生が入ってきたため慌てて席につく。

だけど、俺の頭のなかは一つのことでいっぱいだ。

 

 

「よーし。皆席についたな?それじゃあ、もう知ってると思うが、転校生のアーシア・アルジェントさんと天野玲奈さんだ。席は……兵藤の両隣が空いてるな」

 

 

二人が俺の方に歩いてくる。

そして、俺をはさんでイスに座った。

 

 

「ふふふ。驚いたみたいね。これからよろしくね、イッセー君?」

「イッセーさんと一緒の学校に通えるなんて、夢みたいです!これからよろしくお願いします、イッセーさん!」

 

 

松田と元浜が血涙を流して俺を睨んでいる。

 

マキナさん。あなたは俺を転生させる世界を間違えたようですが、俺、ここでハーレムができそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―◯●◯―

 

 

ちくしょー!桐生のやつめ、アーシアに変なことを吹き込みやがって!

純心なアーシアは全部信じちゃうんだぞ!

完全に愉快犯な目で俺たちを見て楽しみやがって!

悪意全開でからかってくる桐生には無邪気にからかってくるドライグさんとは、また別の厄介さがあるな。

 

二人を足して二で割れば……うん。もっと恐ろしい何かが生まれそうだ。これ以上考えるのは俺の精神衛生上よくないな。

 

 

「今日は楽しかったです!」

「まあ、悪くはなかったんじゃないかしら?」

 

 

俺がそんなことを考えていると、レイナーレちゃん改め玲奈ちゃんとアーシアは今日の感想を言い合っていた。

楽しそうに笑いあう二人……尊い!

これから二人と高校生活を送れるのか。

これぞ俺の想い描いていた青春じゃないか!

 

 

「きゃぁぁぁぁああああ!!!」

 

 

うわっ、何事だ!?

教室の各所から沸いている黄色い歓声の先を見ると学年一のイケメン王子、木場祐斗がいた。

言っておくと、俺はイケメンが大嫌いだ。

だが、今の俺には玲奈ちゃんとアーシアがいるから心に余裕がある。

視界にさえいれなければ……って、なんか俺の方に近づいてきてないか?

そして木場は、そのまま俺の前で止まって口を開いた。

 

 

「やあ、兵藤一誠君だよね?リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ。僕についてきてほしい」




これにて一章完結です。

思いつきで書いてみた作品でしたが、ここまでお付き合いありがとうございました。

本作を書いていて、作者の趣味で登場させたローマが感想欄のほとんどを占めていたのがとても印象的でしたw
ローマの偉大さを再認識した心持ちです。
やはりローマは素晴らしいですね。ローマ!

本作は奏者の皆様とローマの市民の皆様に支えられています!


さて、実を言いますと、私は原作を一巻しか持ち合わせておらず、この先の執筆について悩んでいるのです。

おぼろ気なアニメ知識で続きを書くか、原作小説を購入するまで更新をとめるか、とても悩ましい問題です。

結論が出次第、次話の前書きか後書きという形でお知らせしようと思っています。
完結済み状態は、それまでの暫定的なものでございます。
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