あと、京ちゃんこの話では麻雀部ではないです。
関西弁適当なのは許してください。生で聞いたことないんです。
荒川憩の場合①
「京ちゃんいますーぅ?」
放課後になり帰る支度をしていた所に彼女がやってきた。荷物を急いで適当にしまい、彼女のいるであろう教室前に出る。
「憩さん。俺に何か用ですか?」
「うん。京ちゃん今から大丈夫?」
「ええ。今日は部活がないので大丈夫ですが……」
「じゃあ、一緒に街に行きましょー」
彼女に手を握られ、そのまま引っ張られる。周りからはまたいつものが始まったとばかりの目を向けられる。
彼女の名前は荒川憩。三箇牧高校に在籍する2年生、つまり俺の先輩である。彼女との縁は俺が大阪に引っ越してきてからもう約5年となる。所謂腐れ縁だ。
昔から俺を引っ張って色々と遊びつれられたので手を握られるというのに恥ずかしさを感じられない。これが良いことなのか悪いことなのかイマイチ判断がつかない。
★★★★★
彼女に連れられて街にやってきた。放課後だからか制服姿の学生が多く見える。
「それで憩さん。俺らはどこへ行くのでしょうか」
「部活の買い出しだから、色々やね」
憩さんは麻雀部に所属している。しかもその実力は全国でも通用する。というか、去年の個人戦で2位になっていた気がする。
彼女はそれほどの実力を持っていながらも、部の仲間のために尽くしていたりする。その買い出しにはたびたび俺も連れて行かれる。今回もそのようだ。
彼女が手に持つメモ帳を頼りに必要なものを買い揃えていく。今回はどうやら合宿のための食材の買い出しのようだ。重い荷物は優先して俺が持つ。結構重いな。今回の合宿はどれぐらいの規模でやるのだろうか。
「合宿ってこんなに食材使いましたっけ」
「んーん。普段はこんなには要らないんよ。けど、今回は複数の学校と合同してやるんや。だから結構な量が必要なのですーぅ」
「へー、合同合宿ですか……楽しそうですね」
「京ちゃんもくるー?」
「あはは、遠慮しておきます」
麻雀部は女子の部しかないので俺が行くとなると確実に迷惑だ。てか、行けないだろう。
彼女と昔からいるので俺も必然として麻雀をすることは出来る。といっても初心者の域を出ないが。俺は麻雀みたいなジッとしてやるモノよりは外に出て体を動かしているほうが性に合うのだ。
「合宿は今週の土日に行うんよ。ちょうど今週は三連休みたいやからね。部長はんが前もって監督と話を進めてらしんよ。うちとしては皆と一緒に麻雀打てるのはすごく楽しみやねー」
ニコニコしながら憩さんは言う。彼女はニコニコしていることが多い。前に聞いたところ、暗い顔しているよりは元気な顔しているほうが物事が良くなる気がするそうだ。俺もそれを聞いて以来、少なくとも人前では暗い顔はしないようにしている。
「俺も三連休は部活詰めですね。予選がそろそろですし」
「応援に行って大丈夫?」
「勿論。憩さんが来てくれたら俺、頑張っちゃいますよ」
「なら行きますーぅ」
俺はサッカー部に入部している。中学からやっているので高校もスポーツ推薦でやってきたのだ。まぁ、最も三箇牧に来たのはそれだけの理由ではないが。一応ベンチ入りすることは出来たようなので、試合で出してもらえるように監督にこの連休中にアピールできたらと思っている。
雑談をしながら買い出しをしていると、いつの間にか全部そろったみたいなので学校へと戻る。
学校に戻ると麻雀部控室に設置されている冷蔵庫に食材を積めていく。今更思ったが、合宿の海上ってうちの学校なんだな。じゃなきゃ食材みたいな日持ちしないものは買わないか。
荷物をしまい、部活している皆さんに挨拶を終えると憩さんと別れる。
彼女はこのまま部活に参加するので此処までだ。
彼女からお礼と貰った飲み物を片手に自宅へと歩く。
お気に入り人数が30人突破しました。ありがとうございます。
それに評価10を二人からももらえてすごく喜んでます。というかこんな短いだけの駄文に評価を付けてもらえること自体嬉しいです。
次は今まで上げた誰かの②でも書こうと思ってます。