須賀京太郎と彼女(仮)   作:みっくん

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原村和の場合②(別ver)

 

はら……じゃなかった和がうちで住む事になるにあたって、約束事が少々できた。

 その一つとして名前呼びになった。家族になるのだからと赤面しながら言われてしまった。

 あと和も食事当番に加わった。うちは母子家庭なので、母が仕事で帰ってくるのが遅かったので、家事はほとんど俺が肩代わりしていた。和も同じような家庭環境の為、料理は人並み以上に出来るとの事だ。あまり、人の手料理など食べたことがないので少し楽しみだ。

 明日の夕飯を彼女が作るという事でその日は終わった。

 

☆☆☆☆☆

 

 朝と昼は俺の当番なので、早起きして弁当におかずを詰めていく。ある程度は昨晩に作っておいたので、大慌てする必要がない。

 和の弁当が俺らの弁当と比べて小さく見えるのが新鮮だ。母は割と飯を食べる人なので、育ち盛りの俺と同じ大きさの弁当を持って行ってる。それと比べると和のは一回りも小さい。

 おかずである唐揚げや卵焼きをせっせと詰めていく。並行してごはんを茶碗に盛り付けながら、楕円型の皿に焼いていた鮭を盛り付ける。付け合わせに冷蔵庫から大根の漬物を取り出す。温めていた味噌汁を御椀に注いで完成だ。

 まぁ、家族となる初日の朝にはこんな物だろう。

 どちらかが起きてくるまでにお弁当を冷ましておくことにした。

 

 暫く座って朝のニュースを見ていると和がやって来た。

 

「お、おはようございます」

 

「おはよう。朝ごはん出来てるけど食べるか?」

 

「あ、はい。いただきます」

 

「ちょっと待っててな。今持ってくるよ」

 

 御盆の上に出来た朝ご飯を載せて、食卓テーブルへと持っていく。和は朝は着替えてくるらしく、制服を着こなしていた。俺は調理中に汚れたら嫌なのでエプロンを付けているとはいえ、パジャマのままだ。

 

「母さんは今日は遅い感じだな。じゃあ、先に食べとくか」

 

「そうですね。では、いただきます」

 

「いただきます」

 

 母を置いて飯を食べる。時間も今から食べ始めると出るのにちょうどいい時間になる頃だ。

 

 

 暫くして食事を終える。食後の茶を飲んだ後、着替えを済ませる。ハミガキなどのエチケットも済ませたら家を出る準備の完了だ。

 和に道案内をしなければならないので、今日は何時もよりも早めだ。

 

「お待たせしました」

 

「ん、じゃあ、行くか」

 

「はい!」

 

 二人で家を出て、通学路を歩く。つい先日まで只の部活仲間だったことだけを考えるに中々に異様な感覚だ。

 

「見覚えのある景色になったら言ってくれ。和の家がどの辺りかは俺は知らんからな」

 

「はい。それにしても、京太郎君ちの辺りはマンションよりも一軒家が多いのですね」

 

「あー、そうだな。この辺りはスーパーとかも少ないからなぁ。駅前の方に行けばマンションとかも良く見るな。となると、和の家は駅の方?」

 

「ええ。私の家は駅から5分ほどの場所です。今度行くことになるのですから、教えときますね」

 

 鞄からスマホを取り出して、地図アプリを開く和。自分の家の場所を見つけたのか、俺の隣に近づいてスマホを見せてきた。その時、不意に甘い香りを嗅いだ。いや、誰の匂いかは分かるんだけどさ……っていうか女子ってやっぱり男とは違うんだな。そんなことを頭の片隅で考えていると、立ち止まった俺に和が心配そうに声を掛けてきた。

 

「京太郎君、どうかしましたか?」

 

「……え?あ、いや何でもない。そ、それより其処が和の住所か」

 

「はい。今日の部活終わりにでも行ってみますか?一度行っておけば、覚えやすいでしょうし。私も帰り道覚えるのに良さそうですしね」

 

「あー、そうだな」

 

 そういう訳で期せずして放課後の予定が埋まった。





最近の悩みは地の文の書けなさと、セリフの区切りが大変なことですかね。
アドバイスあればお願いします。

次回は和視点で書いてみようかと思います。

誤字脱字・感想待ってます。
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